ほぼ日刊、土と炎、猫と煙突

白く燃え尽きた灰の奥深く、ダイアモンドは横たわる。

☆☆☆

2004年12月18日 00時49分04秒 | 古い日記
フランスには、自動車のタイヤで有名な
(その他、ホテルの☆付けや、キャラクターでも名高いが)
「ミッシェラン」という企業がある。

知名度とその規模に於いては劣るが、
同じゴム繋がりで、避妊用具などで有名な「オカモト」
という会社も、ご存知の方は多いだろう。

その二社の合同事業で、「ミッシェランオカモト」という
企業が近所に出来たのが、事の発端だった。
その社員寮が俺の家のすぐ隣に出来た。

さらに、この街は「英語教育特区」となったせいで、
英語教師として、アメリカ人も何人か渡ってきた。

「何かあった時、連絡が一本化できるよう、
 外人は一箇所に集めろ」
と市は思ったのか?うちの町内は、外国人がとても多くなった。

まあ、それは本題と関係ない話なので、ここまでにする。

ミッシェランは多国籍の社員から成っており、
俺の家の隣の寮(といっても独身寮ではなく、結構立派な建物だ)
には韓国人の一家もいる。

その家のご主人は「英語完璧、日本語ダメ」だったが、
奥さんの方は少し日本語が話せた。

どれくらい日本語を勉強したのですか?

と聞いたら、「韓国にいた時、三ヶ月です」
と答えたので、正直愕然とした。

在日3年のアメリカ人とほぼ同じレベルの日本語だったからだ。

日本人なら、日常会話程度の韓国語を習得するのに1年必要、
と聞いた事がある。欧米の人に比べると、かなり早いらしい。

逆に言えば、
「日本人は英語などの欧米言語をマスターするのには不利」
と言う事だろう。

さらに逆に言えば、
「欧州系言語を習得するのに、倍以上時間がかかっても、仕方が無い」
とも言える。

また、話は変わるが、「日本人で海外生活が長かった人」
と話でいると、妙な事に気付く。例えばこんな感じだ。

「エーと、日本語で、何でしたっけ?あれ。
 子供で羽がはえていて、空飛ぶの。エンジェルの...」
「天使ですか?」
「それだ!それ。天使だ。教会の屋根に天使の絵があって...」

いや、エンジェルくらいは日本語になっているよ、と思ったが、
本人はえらく真剣に考え込んでいたのが印象的だった。