ほぼ日刊、土と炎、猫と煙突

白く燃え尽きた灰の奥深く、ダイアモンドは横たわる。

ブロガーズ・ハイ

2007年02月18日 10時52分51秒 | 古い日記
ランナーズ・ハイという言葉がある。→クリック

言葉にはなっていないが「ライターズ・ハイ」という物もある。(と思う。)
それはまた「ブロガーズ・ハイ」とも言えるかもしれない。

それは「『問いかけるべき疑問』を社会に投げかける。」というような、
「薄っぺらい目的意識」からくるものでは無い。

「自分の内面的苦悩を吐露する。」言い換えれば
「臭い靴下を脱いで、相手に嗅がせる。」ような迷惑行為でもない。

(変態が多いから、それでいいんだけどな。)

「書く事そのものが目的」という境地に達した者だけに訪れる「ハイ」である。

あ、それから...。

「新聞は下から読む」とか何とか...「効率の良い情報収集術」とやらを
したり顔でぬかす利口者にはわからねえだろうから、
以下は読まなくていいぞ。

以下、2月17日8時1分配信 スポーツ報知から抜粋。

東大副理事が痴漢で逮捕!

調べに対し「眠っていたので…」と話していたが、
女性は「明らかに手が前後に動いていた」と主張。
竹原容疑者も
「徹夜続きで疲れていた。眠ってしまい、目が覚めたら、女性の太ももを触っていた」
と容疑を認めたという。同容疑者はすでに送検され、釈放された。

竹原容疑者は日本の最高学府・東大の副理事。
中学時代から卓球でならし岡山大卒業後、リクルートに入社。
「ホットペッパー」の立ち上げにもかかわり法務部長、常務取締役を経て、
04年4月、国立大法人化に伴い東大にヘッドハンティングされたという。

担当は渉外、広報で、企業や学生相手にセミナーなどを開催。
就職支援組織も運営しており一部では「東大のカルロス・ゴーン」とも呼ばれていた。
インターネット上でも学生に対し様々なアドバイス。
「新聞は下(広告)から読む」と持論を展開していたが、
自身は女性に対しても“下から”責めてしまったのが命取りとなってしまった。

記者が「どんな気持ちでこの記事を書いたか?」多くは語るまい。

人は...この「麻薬の様な快感」が忘れられず、また文章を書くのである。

地上の星(番外編)

2007年02月05日 21時34分09秒 | 古い日記
「何だ?随分興味があるみてえだが、生コン屋になりてえのか?」
「いいえ。そういう訳じゃあ。只、知りたいだけです。」

ブログの取材、なんて言ったってオサーンにわかる筈無い。

「で、何が訊きたいんだ?」
「いわゆる『CR工法』について...」

何がヒットしたんだか?ここで、いきなり話が遮られた。

「あ?CR工法だと?そんな事よりTRFだよ。TRF。知ってるか?」



ハァ? この人、どこで憶えてきたんだ?そんな事。

「ダンス・ユニットのティー・アール・エフ...なら知ってますけど。」
「それ、人気あるの?」
「昔はともかく、今はどうでしょうねえ。」

正直、俺も良く知らない。

「あの連中、『電撃ネットワーク』と違うのか?」
「いえ。『TMネットワーク』なら多少関係ありますが。」

そういう事は○君に訊いてくれ。

「なんだ。ヤツラ、お尻から花火を噴射するのか?と思ったら...。」

アムロの亭主(もう分かれたか。)がそんな事する訳無い。

「歌が長げーよ。ずっと聞いてなきゃならない。踊りも上手いと思わない。」
「...。」

一体、何で見たんだろう?俺には想像もつかないけど。

「CRだよ。で、10箱出たのに3箱も飲まれちまった。結局7箱。」

...やっぱり、パチンコですか?→CR.TRF
一応→CR機
「CR工法」は結局、良くわからなかった。

-あとがき-

上記の様な理由で「地上の星」(課題)の取材は頓挫した。(★)

そんな訳で今日は休みます。

オサーンが行く。

2007年02月03日 00時45分19秒 | 古い日記
オサーンが言う。

「昨日TVで、『壬生義士伝』やってたんだ。」
「...新撰組の?」
「そう。新撰組の話って訳じゃないんだけどね。ああ。中井貴一が出てた。」

確か「壬生浪士組」というのがあって、それが「新撰組」の前身だったと思う。
そう。京都で「会津藩の預かり」になる前の義勇軍みたいな集団。
要するに正式な組織じゃなくて、成り行き的に集まったような連中だ。
その辺から察するに新撰組成立以前の物語なんだろう。そう思った俺は訊いた。

「『壬生義士伝』って言うと、芹沢鴨とかが出てくる訳ですか?」

「違うよ。『新撰組』の末期の方の話だな。」

そうなのか。良く知らないけど。

「東北の田舎の方から出てきてさ。脱藩してから『新撰組』に入隊するんだ。」

ふむ。で、主人公は脱藩して浪人になったその男なんだな。

「最初に斉藤一(はじめ)と試合をして、互角に戦い認められるんだ。」

なるほど。斉藤一と言えば新撰組の中でも「沖田、永倉」と並ぶ剣豪だ。

「でもね。その後、斉藤との確執は最後まで続くんだよ。」

ふーん。そんな人物がいたのか。東北から出てきたって事は会津藩なのかな?
いや、新撰組は「会津藩の預かり」なんだから脱藩してそこに入るのはおかしい。
ちょっと興味を持った俺はオサーンの話の途中で訊ねた。

「それ、実在の人物なんですかね?その脱藩して入隊した人。」

「そうだよ。TVの解説にそう書いてあった。」

「へえ。知らなかったなあ。何て名前ですか?」

「何が?」

「いや、その『壬生義士伝』の主人公。」

「だ・か・ら!」

何故かオサーンは怒ったように言う。

「最初に言ったろが?」

「え?」

名前、言ったっけ?ちゃんと聞いてなかったかな?俺?

「主役は中井貴一だよ。話のわからんヤツだ。」

「知らないの?佐田啓二の息子さ。」

(...コリャ マイッタ。)

もういい。もういいや。

吉村貫一郎や浅田次郎もどーでもいい。でも、一つだけ教えて欲しい。

俺が真剣に考えても思いつかない「ボケ」が何故、とっさに出てくるんですか?

ここをクリック→壬生義士伝

ここをクリック→吉村貫一郎

ひょうちゃんが行く

2007年02月01日 22時55分08秒 | 古い日記
「あの、私、今、ちょっと困っていて。
 家のお風呂の扉が壊れて開かなくなっちゃったんですよ。
 …(中略)…
 今からお邪魔してお風呂に入りに行ってもいいですか?」

突然かかってきた電話の声の主は、女…というか少女だな。

不思議なのは、ちょうど風呂が焚き上がったこの時を、
狙い済ましたように電話してきた事だ。

(コイツ...どっかで見てるのか?)

混乱した頭の片隅で俺はそんな事を思った。いや、思ってはいたが...。

さらに「大きな疑問」の前にその「小さな疑問」はかき消された。

「...ところで、君は誰?」

「○○です。テヘへ(笑)」

うーん。なんか複雑だ。俺は一応、他人だ。

女子高生ならもう少し、遠慮して恥ずかしそうに言えよ。