金庫話(と言うのか?)の典型的なパターンはこうだ。
まずは、怪しい風体の老人。
さらに、それを尾行し続ける刑事。
(チクショウ。諦めるもんか)
彼は、あと一ヶ月で時効になる○○事件の容疑者を追っていた。
やがて……
「子供が古い金庫の中に閉じ込められた」
という「妙な状況」が二人の前で生じる。
こっちも時間的に猶予が無い。
あと10分もすれば酸欠で子供は死ぬ。
泣き叫ぶ母親。
(仕方が無え)
怪しい風体の老人は、自分の正体がバレてしまうのを覚悟で、
100年前の金庫を開ける。刑事の見ているその目の前で。
「開いたぞ!」
この辺、感動のシーン。(省略)
後日談。
「やっぱり、お前だったんだろ?」
「はあ? 何の事ですかね?」
「○年前の○○事件さ。あの金庫を開けられるのは、お前以外に考えられん」
「……」
ここで時効成立。
俺が知っている範囲ではO・ヘンリーあたりが元祖だったと思う。
まずは、怪しい風体の老人。
さらに、それを尾行し続ける刑事。
(チクショウ。諦めるもんか)
彼は、あと一ヶ月で時効になる○○事件の容疑者を追っていた。
やがて……
「子供が古い金庫の中に閉じ込められた」
という「妙な状況」が二人の前で生じる。
こっちも時間的に猶予が無い。
あと10分もすれば酸欠で子供は死ぬ。
泣き叫ぶ母親。
(仕方が無え)
怪しい風体の老人は、自分の正体がバレてしまうのを覚悟で、
100年前の金庫を開ける。刑事の見ているその目の前で。
「開いたぞ!」
この辺、感動のシーン。(省略)
後日談。
「やっぱり、お前だったんだろ?」
「はあ? 何の事ですかね?」
「○年前の○○事件さ。あの金庫を開けられるのは、お前以外に考えられん」
「……」
ここで時効成立。
俺が知っている範囲ではO・ヘンリーあたりが元祖だったと思う。