ほぼ日刊、土と炎、猫と煙突

白く燃え尽きた灰の奥深く、ダイアモンドは横たわる。

タイムリミット

2008年05月31日 01時30分52秒 | 古い日記
金庫話(と言うのか?)の典型的なパターンはこうだ。

まずは、怪しい風体の老人。

さらに、それを尾行し続ける刑事。

(チクショウ。諦めるもんか)

彼は、あと一ヶ月で時効になる○○事件の容疑者を追っていた。

やがて……
「子供が古い金庫の中に閉じ込められた」
という「妙な状況」が二人の前で生じる。

こっちも時間的に猶予が無い。
あと10分もすれば酸欠で子供は死ぬ。
泣き叫ぶ母親。

(仕方が無え)
怪しい風体の老人は、自分の正体がバレてしまうのを覚悟で、
100年前の金庫を開ける。刑事の見ているその目の前で。

「開いたぞ!」
この辺、感動のシーン。(省略)

後日談。

「やっぱり、お前だったんだろ?」
「はあ? 何の事ですかね?」
「○年前の○○事件さ。あの金庫を開けられるのは、お前以外に考えられん」
「……」

ここで時効成立。

俺が知っている範囲ではO・ヘンリーあたりが元祖だったと思う。

金庫

2008年05月30日 00時36分20秒 | 時事メモ
[米ワシントン州ロングビュー 5月23日 AP]

1人の鍵師が159年前の金庫の解錠に成功した。
この金庫、MIT(マサチューセッツ工科大学)の専門家でも扉を開くことができなかったという。

約2時間半で解錠に成功したのはロングビュー在住の鍵師トム・ゴーハム氏。
マニピュレーションと呼ばれる高度な技術を使用して金庫のダイヤルを回し、
ついに正解の数字を探り当てた。

「忍耐力、そして集中力を切らさないことが大切です」とゴーハム氏はコメント。

アストリアにある缶詰工場で改築工事を行っていたところ、
重さ約1トンの金庫が見つかった。
このため、工場のオーナーは何とか傷つけずに
金庫の扉を開けたいと考えていたという。

他の鍵師が14時間かかっても解錠できなかった様子、
そしてMITの専門家も失敗する様子がテレビで放送され、
これらを見たゴーハム氏が同工場に連絡した。

来月の役員会が終わるまでは金庫の中に何が入っていたのか発表しない、
と工場のオーナーは話している。

159年前:
マルクスとエンゲルスが「共産党宣言」を発表。
アメリカではビリー・ザ・キッドが現れ、日本は幕末。

それにしても、オチの無いニュースだ。

コピペ野郎

2008年05月27日 21時53分57秒 | 古い日記
インターネット上の公開情報を引き写しただけの
「コピー・アンド・ペースト(コピペ)」でないかをチェックする
パソコンソフトを、金沢工業大学教授が開発した。

コピペは学生のリポートなどで横行しているとされ、
先生らには朗報になりそうだ。

金沢工大知的財産科学研究センター長の杉光一成教授が今年2月に特許出願した。
来年にも市販する予定という。

 電子データで提出された文章をソフトに入力すると、
翻訳ソフトに使われている「形態素解析」という技術で、
文章を文節や単語に分解。それぞれの文節や単語をネット検索し、
類似した文章がネット上で見つかれば、URLを表示して知らせる。
複数のリポートを比べて、学生同士が写し合っていないかチェックすることもできる。

 杉光さんは一昨年、学生に課したリポートを読んでいて、
学生2人の表現が似ていることに気付いた。
共通する文章をネット検索したところ、あるブログからの引き写しとわかった。
同僚もコピペに悩んでいると知り、昨夏、開発に着手した。

 杉光さんは
「先生が不正を見抜く技術を持てば、学生には大きな抑止力になるはず。
安易にコピペできなくなれば自分で文章を考えるから、学生のためにもなる」
といっている。(山口智久)

以上、asahi.comからコピペ。

学生時代のレポートは本の写しだったけど、
全然バレなかった……と思っているオサーンは沢山いるだろうなあ。

せめて「書き写す」努力くらいはしろよ。

ロハスな即売会

2008年05月24日 23時56分43秒 | 古い日記
「随分、うすっぺらいでんなあ。生地は?」
「エル○スのスカーフで使ってるモンと同じでっせ」
「何でそんなモンあるん?」
「ウチは原反ごと持ってはりますねん」
「でも、夏場は涼しくて良さそうやな」
「野良着にどや?」
「まあ、250円やしな」

「このバックは?」
「ロゴが入る前のシャ○ルぞな」
「なんか……ファスナーがYKKでっせ」
「アホ! こっちのが防水仕様でランクが上や」
「そりゃ、ええ。実用的やな」

「こっちの300円のアロハはなんや?」
「西陣織だす。京都に出荷した着物の分の余りで作りましたがな」

北関東某所。この地では「ブランドの威光」など皆無だ。
むしろ「世界のあちこちを無駄に飛び回って
作られた製品を売っている、ユ○クロで買う人の方がセレブである。

その他にも

’80年代(今もそうかも知れないが)
ドイツに行った人が良く土産に買ってきた
ゾーリンゲンの刃物は実は新潟の燕市で作ってたとか。

世界的に有名な○○社の△△は、
××氏が選別して○○社に納品しているので、
一番いいやつは全部××氏の自宅にあるとか。

信じるも信じないも自由ですが……誰にも言っちゃダメですよ。

○○銀座

2008年05月23日 22時38分35秒 | 古い日記
明治維新以来、煉瓦造は「文明開化の象徴的な建造物」であり、
日本の近代窯業はそこから始まった、と言っても過言ではない。

しかし、そのモダンな建物の致命的な欠陥が露呈したのは
濃尾地震によってであった。

以下、Wikiからコピペ。

建築物では、名古屋城の城壁や、
宿場町の江戸時代からの建物の被害は言うまでもなく、
欧米の技術で作られた近代建築でさえ、長良川鉄橋の落下をはじめ、
耐震構造になっていなかった橋梁や煉瓦の建築物などが破壊されたため、
この地震によって耐震構造への関心が強まり、研究が進展する契機となった。
また、この地震後に震災予防調査会が設置された。

コピペ終わり。

さらに大正12年の関東大震災により、
「煉瓦造=耐震性無し!」
は決定的となり、やがて「鉄筋コンクリートの時代」が幕を揚げる。

……ちなみに関東大震災で瓦礫と化した都心の煉瓦は、
当時は下町の未開発地区だった「戸越」で埋め立てや道路の舗装に再利用され、
その場所を「戸越銀座」と呼ぶようになった。

日本国中にある「○○銀座」はこの「戸越銀座」が第一号である。

さらに余談であるが、
「これらを○○銀座と呼ぶのはどうか?」
と昔から思っている例を挙げておく。

台風銀座:
沖縄とか九州。台風の通過点で被災地になりやすい所。

漂流銀座:
日本海に突き出た石川県など、何かと漂着物が多い所。

マンホール銀座:

言いたい事はわかるが……

メガ骨董

2008年05月18日 22時59分57秒 | 古い日記
昔はヘビーメタルバンドを率いてブイブイ言わせていた
お隣さん(鮨屋)は引越しで忙しい。

そんな最中、俺は偶然ゴミ捨て場で巨大なラジカセを拾う。
しかも、奇跡的にほぼ完全に作動する。

SHARP GF-1000(1982年発売)

幅が80cmはあって、とにかくデカイ。

しろたんが隠れ家にする程にデカイ。

昔懐かしいマイク入力と「オーバーダビング」の機能が付いているので、
これでデモ・テープとか作っていたんだろうか?



売れる程、奇麗じゃねえなあ→ヤフオク

ラストザムライ

2008年05月17日 23時06分23秒 | フィクション
G県K市生まれの有名人、タイガー森

日本の剣道家にしてフェンシングのアメリカ代表監督。

「人種差別さえなけりゃ、モリが最強だった」
と当時の関係者は語る。

バロン西に比べると知名度は低いが、彼も第二次世界大戦の犠牲者である。

しかし……超、レア画像だな。(誰も知らねえって)


カード、お断り

2008年05月16日 23時24分02秒 | 時事メモ
以下、コピペ。

私はまず、電車の発券カウンターのようなところに並ばせられて、3万元(約40万円)を払わせられた。
そこではクレジットカードが使えたのがせめてもの幸いだった
というのも中国ではほとんどの病院が、現金の前払いを求めてくるのだ。

とても不愉快な経験だったが、ただの不愉快で済んだのだからまだマシだ。
多くの中国人にとっては、生死を分ける深刻な問題なのだ。
中国の人たちは、たとえ命に関わる深刻な病気でも、
たとえ子どもでも、治療費を前払いするまでは医者に診てもらえない。
(……後略)

(フィナンシャル・タイムズ 2008年8月29日初出 翻訳gooニュース) リチャード・マグレガー

リチャード・マグレガーが何者かは知らないが。
要するに中国の病院では
”何人たれとも”最初に「現ナマ」を預けないと、診療を受けられない。
という恐怖の実体験である。

そう言えば……
ある中国人の若者が言っていた事を思い出したので、以下に記す。

彼の高血圧の祖父が倒れた。
運悪く夜中だったので、現金の持ち合わせが無い。
銀行のキャッシュカード・コーナーも閉まっている。

仕方が無いので病院で貯金通帳を見せ、
「自分は支払い能力がある事」を説明したが、
医者は相手にしてくれない。

結局、手持ちの現金(日本円で数万円)を差し出し、
「どうか、この金額でできる範囲でお願いします!」
と頼んだら……
「脳梗塞。すぐに手術しないと命にかかわります」
という診断だけはしてくれた。

「で、どうしたの?」
「医者の診察は正しかった」
おじいちゃん、そのままお亡くなりになったらしい。
「……酷いねえ」
「ああ。俺たちの命なんて安いモンさ。人口多いし」

彼(中国人)はその他にも
「火事になっても現金出さないと、消防車は帰ってしまう」
とか、色々と妙な事を口走っていたが
(それが原因で大火事になったら誰の責任だ?)
全部、本当の事なのかも知れない。