レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

「拳銃無宿」 第19話 護送

2021年03月02日 23時08分22秒 | 西部劇

「拳銃無宿」 第19話 護送
原題:WANTED: DEAD OR ALIVE
1958年 米 28分
■監督:
 トーマス・カー
■出演:
 スティーブ・マックイーン
 ライト・キング
 ブラッド・デクスター
 クロード・エイキンズ
 ビル・タネン

●あらすじ
1870年代開拓期のアメリカ西部を舞台に、
スティーブ・マックイーン扮するバウンティ・ハンター(賞金稼ぎ屋)ジョッシュ・ランダルの
孤高な戦いを描いた人気TVシリーズ!
オリジナルはモノクロだが、本シリーズはカラー・ライズ版である。
ポーカーで大勝ちした夜、ウイリアム・ポーと言う男に呼ばれたジョッシュ・ランダル。
訝し気味ながらも呼ばれた部屋に行ってみると、ランダルを雇いたいとのこと。
ショーニー・ビルと言う高額の賞金が掛かった男を捕まえてほしい。
270キロ先のコロラドに居るが、自分は左腕を銃で撃たれて怪我しているためランダルを雇いたいと言う内容であった。
何かきな臭いものを感じつつも依頼を受けたランダルだったが、翌朝出発前にポーから衝撃の告白を受ける。
「実はショーニー・ビルとは自分のことである」と。
先に金を払っていたランダルは金を取り戻すためにショーニー・ビルことポーをコロラドまで連れていくことを決意するが
そんな二人の後を追う謎のガンマンの姿があった。

★感想など
これまた面白い話だった。
いつもはジョッシュ・ランダルが格好良い役所が多いのだが、今回の話は違っていて
ウイリアム・ポーに最初から最後まで負けっ放しである。
冒頭の「自分がショーニー・ビルである」という告白のところからすでに完敗しており
さらにラスト・シーンで思いもかけないどんでん返しでさらなる追い討ちを食らうのである。
ここまで完敗するのもいっそ清々しく、ウイリアム・ポーあっぱれな感想である。
ネタバレになるからこれ以上は言えないが、最後までしてやられた感がある
まるで良質なミステリー小説を読んだ後のような清々しい終わり方でした。

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