レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

『ウルトラマンタロウ』第40話「ウルトラ兄弟を超えてゆけ!」

2022年12月13日 12時27分15秒 | 特撮

『ウルトラマンタロウ』第40話「ウルトラ兄弟を超えてゆけ!」
1974年 日本 25分
■監督:
 山際永三
■出演:
 篠田三郎
 名古屋章
 東野孝彦
 三谷昇

●あらすじ
第40話「ウルトラ兄弟を超えてゆけ!」正月休みを過ごす光太郎は、タケシ少年の自転車の練習を手伝っていた。
ウルトラ兄弟は、歴代怪獣の怨念と能力が合体した怪獣タイラントと激闘を繰り広げていた。
兄弟を退けたタイラントは地球に向かうが、光太郎は兄弟からのウルトラサインにも気付かず…。
(ひかりTVより)

★感想など
子供の頃に「ウルトラマン怪獣全百科」みたいな本を何冊か持っていた。
その中で紹介されていたタイラントは、物凄く魅力的な怪獣だった。
何せ過去に登場した怪獣たちの中から、それぞれで一番強力なパーツを集めた合体怪獣!
これにはとことん夢とロマンが詰まっていたよ。
そしてその強さも、またシビれたね。
幾多の激闘を勝ち抜いたウルトラ兄弟を次々と撃破していく無敵っぷり。
そんな子供の頃の気持ちは忘れる事は無かったので、久々にウルトラマンタロウを鑑賞。
まずウルトラマンタロウの主題歌ってイイよね。
昭和ウルトラマンの歌の中では一番盛り上がる感じで最高に好きだ。
今はすっかり無くなってしまったけど、子供のコーラスが入るのって割と好きなんだよね。
かの歴史的超大名作である「男たちの挽歌」の劇中歌にある、子供コーラス隊のあの歌も大好きで良くサントラCDで聴いてる。
お話の方は河原で自転車の練習をしている男の子をはげます東光太郎と、タイラント対ウルトラ兄弟の構成で進む。
まずこの子供パートがかなり鬼で、大人用自転車で練習している上に子役を何度も転ばす。
土の上は勿論、冬のロケで川の上で転ばさせてびしょ濡れにさせ、土手で焚火をして服を乾かすシーンまであるのには驚いた。
おまけにこの子供がもう止めたいと言っても絶対に聞かない東光太郎。乗れるようになるまで練習しろと言うスパルタぶり。
今の時代ならどれもこれもアウトになりそうな描写だけど、でも自分が子供の頃はこういった描写は普通だったし、またリアルだったよなと思う。
さて怪獣の方はまずウルトラマン達は一人一人登場する。
その際過去に怪獣と戦っていたシーンをダイジェストで流して見せてくれるのだ。
これが冒頭に出てくる35大怪獣登場になるのだが、面白いのがこの時のナレーター。
「1972年何月何日に戦った〇〇怪獣は~」みたいに、イチイチ放送日を必ず言うんだよね。
これは今観ると斬新だねえ。
でも何でこういった作りなんだろうと思っていたら、本作の放送日は1974年1月4日。
つまりお正月スペシャルと言ったところなんだろうね。
それならこの豪華な内容も納得。
この一本前の放送が12月28日で、餅つき怪獣モチロンってのも素晴らしい。(28日は餅つきの日だよね)
実はこうやってたまに昭和の特撮物をつまみ食いで観てみようかなとも思ってるんだよね。
子供の頃の大百科で読んだ事はあるけど観た事はない「ミラーマン」とか「ファイヤーマン」とか。
まあ優先度は低いけど、ボチボチ観てみようかな。
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ネイキッド・ソルジャー

2022年12月12日 21時34分58秒 | アクション

「ネイキッド・ソルジャー」
原題:赤裸戦士/NAKED SOLDIER
2012年 香港 93分
■監督:
 麥子善(マルコ・マク)
■出演:
 謝婷婷(ジェン・ツェー)
 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
 伍允龍(フィリップ・ン)
 黄秋生(アンソニー・ウォン)
 康佳琪(カン・ジャーチー)

●あらすじ
「ラスト・シャンハイ」で監督と主演を務めたバリー・ウォンとサモ・ハンが、
今度は製作と主演で再びタッグを組み、ニコラス・ツェーの妹としても知られる
ジェン・ツェーをヒロインに迎えて放つポリス・アクション。
監督は「ブラック・シティ 黒白森林」のマルコ・マク。
インターポールの敏腕捜査官ロンは、麻薬組織の血の報復に遭い、
家族を殺害され、唯一生き残った娘も誘拐されてしまう。
やがて誘拐された娘は冷徹な女ボス、ローズによって洗脳され、
殺人マシーン“フェニックス”として育てられる。
15年後、ローズの新たな動きを察知したインターポールでは、
引退していたロンを相談役に迎え、捜査を開始するが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
誘拐された娘が殺し屋として育てられ、15年後に自分の命を狙って再会する。
中々のヘビーな設定の映画だが、その辺は割とあっさりと解決しちゃう辺りがいかにも香港映画だね。
二人が再会するまでは結構重いトーンで進むのに、再会して「私が父親だ」と娘に告げた瞬間に
過去の事はすっかり忘れて共闘し、悪の元凶を倒しましょうと言う展開の速さには、ちょっとウケてしまった。
サモハンの義理の娘も何かしがの設定があるように見せかけて、本物の娘が出てきたらすっかりアクション要員にされてしまうし。
まあこの辺の肩の凝らなさはいかにも王晶(バリー・ウォン)って感じだし、
動作導演はサモハンのブラザーである元奎(ユン・ケイ)と、まるで古き良き香港映画時代を思い出させる布陣。
オススメです。
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blue

2022年12月09日 12時00分43秒 | スポーツ/青春/アイドル/ラブストーリー

「blue」
2001年 日本 116分
■監督:
 安藤尋
■出演:
 市川実日子
 小西真奈美
 今宿麻美
 仲村綾乃
 高岡蒼佑

●あらすじ
高校の3年に進級し、周囲がそれぞれの進路について考え始めた頃、
桐島カヤ子はひとつ年上のクラスメイト、遠藤雅美のことが気になっていた。
去年、何かの理由で停学し、カヤ子と同級生になった雅美は大人っぽく、物静かな女の子。
カヤ子はそんな彼女に惹かれていく。そして、思い切って雅美を昼食に誘う。
これをきっかけに2人は親しくなっていった。
ある時、カヤ子は合コンで知り合った少年とそのままホテルで関係を持つ。
ところが、その少年が親友の憧れの人だったことから、親友に激しくなじられ落ち込むカヤ子。
そんなカヤ子を雅美は海に誘ってくれた…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
小西真奈美が目当てで観てみた作品。
主演の市川実日子ってどこかげ聞いた名前だなあと思って顔を見たらすぐピンときた!
「カムカムエヴリバディ」のベリーさんじゃん!
あれも良い役だったから、これは中々良い二人の組み合わせの映画だねと思いながら観始めたんだが
これは辛かった!
無音で何んでもないシーンをひたすら引きで撮り続ける。
例えばカメラ固定で二人が海まで歩いていくシーンを3分くらい無音でただ撮り続ける。そしてそのシーンに意味はない。
こんなのが延々と続く。全体的にこの映画が何を伝えたいのかがさっぱり分からない上でそれだ。
さらに悪いのが肝心のシーンは全然キチンと描かない。
例えば少年とホテルに行ったシーンまでの流れ。
1)学校で女友だちから飲み会やろうよと誘われる
2)アイス屋みたいところの前でひたすら座っている
3)居酒屋で飲み会のシーン
4)いきなりホテルで二人。市川実日子帰ろうとする
5)腕だけのアップで少年が無言で腕をつかむ
これで終わりである。なお各シーンの繋ぎはブツ切りで意味不明。
これだけの描写なので二人がその後どうなったのか全然分からない。
話の流れ的にそのまま何もなく帰ったのかと思ったら、どうやらしていたらしい。
しかしそれが判明するのはこのシーンから1時間半くらい経過してからである。
不要な物は多く、必要な物は全然足りないと言う、まるで安いカップラーメンみたいな内容。
昔の邦画ってこんなんばっかりだった気がするから、この頃の邦画嫌いだったんだけど
最近のは割と面白くなってきた感はある。
トータルとして洋邦問わず、90年代と2005年くらいまでの15年間の映画は、どうにも自分にはあわないなって感じはする。
だが2006年作の小西真奈美主演「UDON」はまだ観てないんだよなあ。
まあこちらはスタッフ的にまだ観れそうだが、同じ2006年の「天使の卵」ってのは本作と同じ匂いがして危険そうだなあ。。。
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『バクマン。』第17話「天狗と親切」

2022年12月09日 12時00分36秒 | アニメ

『バクマン。』第17話「天狗と親切」
2010年 日本 25分
■声の出演:
 阿部敦
 日野聡
 早見沙織
 矢作紗友里

●あらすじ
アシスタントとしてエイジの仕事場を訪ねた最高は、
手塚賞2回入賞の実績を持つ福田と、ベテランの中井の2人に出迎えられる。
エイジに「何故ここにいるのか?」と聞かれるが、正直な気持ちを話した最高を歓迎するエイジ。
「CROW」第2話のアンケート順位が4位に落ちてしまったことをきっかけに、
急きょ第5話の修正を手伝うことになった最高たち。
福田の意見を素直に取り入れ、自分のものとしていくエイジの圧倒的な能力を目の当たりにしながらも
最高は秋人のために何かをつかんで帰ろうと、決意を新たにする!
(NHKアニメワールドより)

★感想など
今までと違い新たな展開って感じだったが、これが悪くなく面白かった。
アシスタント二人との四人との関係も四者四様で楽しかったし、
プロアシスタントの中井さんが、今後何かキーマンになってくれそうな期待感があった。
今回の話で新妻エイジのキャラクターに新たな側面が描かれたし
新たな漫画家ライバルとして福田と言う個性的なキャラも登場してきたから、今後が楽しみかもね。
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893愚連隊

2022年12月08日 18時03分52秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「893愚連隊」
1966年 日本 88分
■監督:
 中島貞夫
■出演:
 松方弘樹
 天知茂
 荒木一郎
 高松英郎
 三島ゆり子
 稲野和子
 ケン・サンダース
 近藤正臣
 遠藤辰雄

●あらすじ
白タク、ゆすり、たかり、スケコマシとあらゆる小悪事をシノギにし、
親分なしの乾分なし、あがりも仲間で平等に分配する民主主義をたてまえに、
カッコよく、でっかく生きて行く、通称893愚連隊。
“ネチョネチョ生きる”戦後派チンピラたちに、出所したばかりの戦中派ヤクザが加わり、
暴力団相手から一千万を奪い取る大勝負に挑む!
当時新進気鋭の中島貞夫が自身の手によるオリジナルの脚本を元に、
親分子分の縦の関係や義理人情の定型化された物語から解放され、
チンピラたちのエネルギッシュに生きる姿に共感を込めながらクールに描きだした傑作群像劇。
舞台となる京都の街中をオールロケーションし、
ハンドカメラを多用したドキュメントタッチで描かれる愚連隊たちのリアルな生きざまは、
当時の熱い世相に生きがいを求められない人々の共感を呼び、中島貞夫監督の出世作ともなった。
(東映ビデオより)

★感想など
各人が若い頃とは言え、松方弘樹と天知茂に近藤正臣まで加わった愚連隊は豪華そのものである。
そう言えば天知茂と近藤正臣の共演は初めて観たかなあ。
何せ二人は明智小五郎と神津恭介と言う、日本三大名探偵のうちの二人だからね。
この二人の明智役と神津役に加えて、金田一耕助の日本三大名探偵勢ぞろい映画が作られていたらさぞ楽しかったろうなあ。
トラベルミステリーで有名な西村京太郎の小説で名探偵シリーズと言うのがあって
以下4人の名探偵が主役でパート4まであるんだけど、そんな感じの作品があったらなあ。
・アガサ・クリスティのエルキュール・ポワロ
・エラリー・クイーンのエラリー・クイーン
・ジョルジュ・シムノンのジュール・メグレ
・江戸川乱歩の明智小五郎
なおこのシリーズの第二作である「名探偵が多すぎる」は、上記四人に加えてさらに相手役として
モーリス・ルブランのアルセーヌ・ルパンと怪人二十面相がタッグを組んで挑むと言う、さらにわくわくする話なのだ。
興味があれば是非読んでみてください。
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