レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

RRR

2023年12月30日 17時32分42秒 | アクション

「RRR」
原題:RRR
2022年 インド 179分
■監督:
 S・S・ラージャマウリ
■出演:
 N・T・ラーマ・ラオ・Jr
 ラーム・チャラン
 アジャイ・デーヴガン
 アーリヤー・バット
 レイ・スティーヴンソン
 アリソン・ドゥーディ

●あらすじ
「バーフバリ」シリーズのS.S.ラージャマウリ監督が贈るアクション大作。
1920年、英国植民地時代のインド。
英国軍にさらわれた少女を救おうとするビーム。
大義のため、英国政府の警察官となったラーマ。
熱い思いを胸に秘めたふたりは、親友となるが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
超楽しかった!
元々は劇中のナートゥ・ダンスのシーンを「イッテQ」で観たのが最初かな。
その時の超絶大ヒットしたインド映画と言う情報を知り、いつか観たいと興味を持った。
ですぐに本作を観ずに、同じ監督が本作より先に監督した「バーフバリ」シリーズを観ちゃう辺りが
いかにも自分って感じなんだけど、これが超面白くて大当たり。
この時点で本作に対する期待度満点だったんだけど、流石に上映時間3時間は少し躊躇してた。
だが観始めたらそんな事気にならない!
面白くて一気に最後まで観てしまう最高のエンタメ作だった!
では、どの辺が面白かったのか。
まず全編、クライマックスの連続みたいな描写が続く構成で、これが面白い。
だがただ単にクライマックスを続けたからと言って、何でも面白くなるわけではない。
本作がブッチギリで面白いのは、一つ一つのシーンにかける熱量がハンパない。
ちょっとしたシーンでも、盛り上がるBGMや歌と、全く迷わずに全力で突き進む突進力。
アクションシーンやCGも既成概念にとらわれない使い方をしているのが、逆にCGが新鮮に映るくらいのセンスの良さ。
と言っても決してオシャレ系映画ではない。
SASUKEに出るのが大好きそうな人たちが、全力で”力こそ正義”みたいな世界観で生き生きと躍動している。
そしてやっている事や脚本・演出がまんま「少年ジャンプ」の世界観。
「北斗の拳」「魁!男塾」「キン肉マン」「聖闘士星矢」の展開・世界観まんまを想像してもらえればOK。
映画を作るベースが「少年ジャンプ」で、内容はインド版「ドラゴン怒りの鉄拳」。
そこに男同士の友情を「男たちの挽歌」のように絡めてくる
最高に熱い映画です!
とにかくこの映画の熱量はハンパないので、観ても全く損はない事を保証します。
劇中のナートゥ・ダンスのシーンも、最高に難易度が高そうで最高に楽しくて、ここだけでも観る価値アリと言える。
どこかのレビューに、男同士が楽しそうにイチャイチャしている映画は最高に楽しいみたいなコメントがあったが
振り返ると正にそうかもと実感させられました。
「男たちの挽歌」しかり、そういった男同士のやり取りが楽しかった映画っていっぱいあるよね。
「ロッキー」シリーズのロッキーとアポロ。「あぶない刑事」のタカとユージ。
「ビー・バップ・ハイスクール」のトオルとヒロシ。などなど
まあとにかく最高の楽しい時間が過ごせて良かった。
だからと言って調子に乗って他のインド映画を観たりすると、痛い目にあうんだろうな。
観るのなら、本作の監督の映画だろうね。
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テキサスSWAT

2023年12月26日 18時39分15秒 | アクション

「テキサスSWAT」
原題:LONE WOLF McQUADE
1983年 アメリカ 107分
■監督:
 スティーヴ・カーヴァー
■出演:
 チャック・ノリス
 デヴィッド・キャラダイン
 バーバラ・カレラ
 レオン・アイザック・ケネディ

●あらすじ
元海兵隊のテキサスレンジャー、マッケードはすご腕だが単独行動を好み、
上司はメキシコ系の同僚ケイヨを彼の相棒にする。
マッケードには元妻との間に娘サリーがいたが、ローラという美女と知り合うことに。
ある日、陸軍の兵器を運んでいた車両が武装集団に襲われ、それを目撃したサリーも大けがを負わされる。
一味の黒幕はローラの仲間ウィルクスで、彼はサリーを誘拐。
マッケードは怒りを爆発させ、敵の本拠地に乗り込むが……。
(WOWOWより)

★感想など
久々にチャック・ノリスの主演作を観たけど、B級アクションとして中々の傑作だった。
まず全体的にアクションが多めなのが良い。
とりあえず暴れておけみたいな作りが、非常に好感が持てる。
ギラギラとした暑さのテキサスを舞台にして、むくつけき男たちがひたすら暴れる映画は、
暑苦しい事このうえないくらい、痛快だ。
そして相手役がデヴィッド・キャラダインと言うのも、また良い。
本作のデヴィッド・キャラダインは、なんか若いし、きちんとカラテ・アクションをやっているのに驚いた。
デヴィッド・キャラダインがカラテ・アクションやってるのを初めて観たけど、ちゃんとできるんだね!
脚も上がって、アメリカ映画特有のあの内からくるっと回転させて相手の顎を蹴る、回し蹴りを披露してくれる。
まあデヴィッド・キャラダインとチャック・ノリスの共通点と言うと、ブルース・リーなのだが
その二人が共演している映画って、なんかイイネ。
個人的にはチャック・ノリスの一番の傑作と言える「地獄のコマンド」に次ぐ面白さと思っているが
脚本はかなり適当な出来栄えだし、肝心のカラテ・アクションも同じ動きを何度もやらせるので
見ていて又かと思わせるくらいレベルが低いが
制作陣にノリスの弟であるアーロン・ノリスの名前を見付けたので、後に繋がる作品だったなと思ってほっこりした。
まあとにかくチャック・ノリスかブルース・リーのファンなら、多分必見と言うことで。
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ライジング・スターの伝説

2023年12月25日 17時48分52秒 | 西部劇

「ライジング・スターの伝説」
原題:WHITE APACHE
1986年 西ドイツ/イタリア/スペイン 95分
■監督:
 ヴィンセント・ドーン
■出演:
 ローラ・フォルネル
 セバスチャン・ハリソン
 アルベルト・ファーレイ
 チャーリー・ブラヴォー

●あらすじ
『ラッツ』のヴィンセント・ドーン監督が手掛けたマカロニウエスタン。
山賊に襲われた身重の白人女性が、先住民のアパッチ族に助けられ、集落で出産した。
生まれた男の子は「シャイニング・スカイ」と名付けられ、首長の子として育てられるのだが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
比較的新しい時代に作られた西部劇。
出演者にローラ・フォルネルの名前を見付けたので、珍しいなあと思って鑑賞。
彼女はジャッキー・チェン主演の「スパルタンX」でシルヴィア役を演じていた女優さん。
「スパルタンX」のシルヴィアと言うと、ファミコン版で24週目(Xが24番目の数字なんだっけ?)クリア時に
いきなりジャンプキックでトーマスを倒してしまい、「うわあああ、シルヴィアが襲ってきたあ!」と言う
「ファミコンロッキー」の超有名シーンが思い出されるが、その元となった役を演じたいた人である。
あの当時の香港映画には決して登場しないスーパー美人で、娼婦お役どころなのもあわせて刺激的なシーンを連発し
劇中のジャッキー、ユンピョウのみならず、観客である我々をもどぎまぎさせたものだ。
そんな超絶美女だったローラ・フォルネルの主演作であるかのようなタイトルだが、実は違う。
主役は彼女と恋仲になる、アパッチに育てられた白人の青年だ。
赤ちゃんの頃からアパッチに育てられた白人の子が、アパッチから追い出され、さらに白人社会でも迫害され
執拗に主人公をイジメぬく悪党の嫌がらせに耐えながら、最後は爆発すると言う「ドラゴン怒りの鉄拳」パターンだが
娯楽性が弱い感じがあり、全体的に長く感じてしまう。
ただラスト・シーンは中々衝撃的ではあるが、そこまで頑張って観てとは、ちょっと言えないかな。
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クライモリ デッド・ホテル

2023年12月22日 08時49分44秒 | ホラー

「クライモリ デッド・ホテル」
原題:WRONG TURN 6:LAST RESORT
2014年 アメリカ 91分
■監督:
 ヴァレリー・ミレフ
■出演:
 セイディー・カッツ
 アンソニー・アイロット
 アクィーラ・ゾール

●あらすじ
「クライモリ」シリーズのスタッフが放つスプラッターホラー第6弾。
山奥のホテルを訪れたダニーたち。
楽しいひと時を過ごしていた彼らだったが、宿泊しているほかの客が失踪したことを知る。
そんな中、ダニーの仲間もひとり、またひとりと姿を消し…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
またもや前作の設定は完全に無視して、新しい設定で作られている第6弾。
1から3までは何となく話が繋がっていた気がするが、
パート4からのシリーズは、例の殺人兄弟たちが登場するだけで
話の舞台も、登場人物も毎回関係ない感じになっている。
今回はストーリーが動き出すまでが遅く、開始から1時間くらいは話が進まない。
まあ話が進んでもあまりはじけないのは、本作の話の趣旨が殺人ではないからかな。
とにかくシリーズとしては一旦本作で終了。
この後は内容が全然違うリメイク作があるらしいので、その内観てみる事としよう。
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クライモリ デッド・パーティ

2023年12月22日 08時49分14秒 | ホラー

「クライモリ デッド・パーティ」
原題:WRONG TURN 5:BLOODLINES
2012年 アメリカ 91分
■監督:
 デクラン・オブライエン
■出演:
 カミラ・アーフウェドソン
 ロクサンヌ・マッキー
 ダグ・ブラッドレイ
 サイモン・ギンティ

●あらすじ
「クライモリ」シリーズのスタッフが放つスプラッターホラー。
小さな町のハロウィーンパーティに訪れた5人の若者たち。
だが、謎の男と喧嘩になった彼らは、男と共に保安官に捕まってしまう。
しかも、男は“奴ら”と共謀して殺人を繰り返す凶悪犯で…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
シリーズ第5弾だが、今回はいつもの彼らを養っている父親(勿論他人です)の存在や
いつもの彼らの兄弟設定と言うか、上下関係もなくなってるし
舞台となる街の名前が今までと違っているなど、最早シリーズ物とは言えない感じになってきた。
まあ前作の舞台も廃病院だったし、すでに「クライモリ」ではなくなっているな(笑)
今回はハロウィンの街が舞台となっており、どちらと言うと「パージ」シリーズのような雰囲気になっている。
被害者の殺し方も趣向を凝らしており、この辺は「ソウ」シリーズを意識しているのか?
と言っても別につまらないわけではなく、むしろシリーズで一番面白い作品だったかも。
殺し方がバリエーション豊かなのと、舞台が街なところに新鮮味がある。
さらに父親役のキャラクターが強烈で、ほぼ一人で話を引っ張る力があったのが大きい。
反面、女保安官がバカすぎて、数少ない仲間を次々に敵に各個撃破のチャンスを与え続ける無能っぷりと
間違った考えでも、自分の考えに固執し過ぎてどんどん状況を悪くさせていくのは
観ていて良い気持ちはしなかった。
しかしこの嫌なキャラクターが、きちんと殺されるのがこのシリーズの良いところでもある。
普通のホラー映画なら、生き残るキャラクターだからね。
ラストの絶望感も含めて、シリーズの中でも面白い作品であろう。
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