キック・アス

「キック・アス」
原題：KICK-ASS
2010年　英/米　117分
■監督：
　マシュー・ヴォーン
■出演：
　アーロン・ジョンソン
　クリストファー・ミンツ＝プラッセ
　マーク・ストロング
　クロエ・グレース・モレッツ
　ニコラス・ケイジ

●あらすじ
ＮＹに住むデイブは、コミックオタクでスーパーヒーローに憧れる平凡な高校生。
ある日、インターネットで買った自前のスーツとマスクで、自分もヒーローとして勝手に街で活動を開始。
何の特殊能力も持たない彼は、初出動のときにあっさり犯罪者にやられるが、
その捨て身の活動がネットで話題になり“キック・アス”の名で一躍有名に。
やがて高度な訓練を受けた美少女ヒーロー“ヒット・ガール”と
その父“ビッグ・ダディ”の力を借りて、犯罪組織に立ち向かう！
（TSUTAYA DISCASより）

★感想など
最初はカッタるくてつまんねえなあと思って観てた。
もう観るの止めようかと考えていたその時“ヒット・ガール”が登場した。
そこから急に面白くなってきた。
もうとにかく“ヒット・ガール”がキュートで可愛いんだよね。
アクションもこなして且つ殺戮のオンパレード。
“ビッグ・ダディ”の格好なんてバットマンまんまだし、
途中からキック・アスの方も面白くなってくる。
また最初からちょいちょいはさんでくる映画ネタが、いかにもオタクって感じで好感が持てる。
タランティーノみたいな感じじゃなくて、いかにも小ネタ風に挟んでくるのが良かった。
ただタランティーノっぽかったのが、クライマックスで“ヒット・ガール”が素顔で敵陣地に入る時の音楽。
あれ何かのマカロニ・ウエスタンで使われていた曲だよな。
曲に聞き覚えはあるんだけど、使用されていたタイトルなんて全然思い出せない。
まあ万人向けではないけれど、ある程度のレレレ好きな人の琴線に触れるのは間違いないかもね。
劇中ニコラス・ケイジが娘に質問する問題。あなたは答えられますか？
「ジョン・ウーの長編第一作のタイトルは？」
ヒントは、武術指導が成龍です。

カウボーイ

「カウボーイ」
原題：COWBOY
1958年　米　92分
■監督：
　デルマー・デイヴィス
■出演：
　グレン・フォード
　ジャック・レモン
　アンナ・カシュフィ
　ディック・ヨーク

●あらすじ
グレン・フォード、ジャック・レモン主演、
『決断の3時10分』のデルマー・デイヴス監督が手掛けたウェスタンムービー。
“自主性”を強く持つ西部時代を背景に、東部からやって来た青年・フランクが、
憧れの地・西部でその精神を成長させていく。
（TSUTAYA DISCASより）

★感想など
西部劇とは言え、中々興味深いあらすじだったね。
まあ一言で西部劇って言ってるけど、西部で展開される話なんて無限にあるからね。
無いのはSFくらいか。（厳密に言えばあるけど）
そう考えると、想像通りのラストも痛快で楽しく終われる。
バリエーション豊富な西部劇の一つとして、押さえておくのはアリかもよ。

スマイリー

「スマイリー」
原題：SMILEY
2012年　米　99分
■監督：
　マイケル・ギャラガー
■出演：
　ケイトリン・ジェラード
　メラニー・パパリア
　シェーン・ドーソン
　アンドリュー・ジェームズ・アレン

●あらすじ
インターネットに潜む肉仮面の殺人鬼“スマイリー”の恐怖を描く。
インターネットのチャット上であるワードを3回タイプすると呼び出すことができる
殺人鬼・スマイリーの都市伝説を知った大学生・アシェリーは、同居人のポロシーと確かめることに。
（TSUTAYA DISCASより）

★感想など
これハリウッド映画なんだね。
てっきりカナダ映画かと思ってた。
低予算なんだろうなと思わせる作りと脚本だが、出来も低予算ってわけではない。
ただ途中で簡単にオチが読めてしまうのと、いくつかの謎を残したままなのは良くないかも。
しかしヒロインの女優さんが、かなりころころと変わる表情は見物。
正直彼女一人でもっているところはある。
まあ全然オススメはできないが、興味があれば。

ミニミニ大作戦(2003)

「ミニミニ大作戦(2003)」
原題：THE ITALIAN JOB
2003年　米　111分
■監督：
　Ｆ・ゲイリー・グレイ
■出演：
　マーク・ウォールバーグ
　エドワード・ノートン
　シャーリーズ・セロン
　セス・グリーン
　ジェイソン・ステイサム
　ドナルド・サザーランド

●あらすじ
カリスマ窃盗犯チャーリー率いる犯罪プロ集団は、
ヴェネチアのマフィアが金庫に隠し持つ3500万ドル相当の金塊を強奪。
ところがチームのNo.2的存在であるスティーヴが裏切って金塊を独り占めし、
さらにチャーリーにとって父のような金庫破りの名人ジョンまで殺してしまう。
それから1年後。
ロサンゼルスで合流したチャーリーたちは、父親ジョン譲りの腕を持つ娘ステラを仲間に加え、
スティーヴから金塊を奪い返す計画を練る。
（ザ・シネマより）

★感想など
この間観た「メカニック」同様、リメイク作の方がはるかに面白かった。
どちらもオリジナルを上手く換骨奪胎していて、現代的なアレンジが上手くいっていた。
アクション部分のパワーアップよりも、むしろ脚本が圧倒的にこちらの方が上。
加えてシャーリーズ・セロンの美しさと、ジェイソン・ステイサムの安定感も堪らない。
こうなってくるとジェイソン・ステイサムの作品は、レレレ的に外れがないなあ。
全作制覇いくか？
まあとにかく「メカニック」同様、こちらもリメイク版は普通にオススメです。

ミニミニ大作戦(1969)

「ミニミニ大作戦(1969)」
原題：THE ITALIAN JOB
1969年　英/米　100分
■監督：
　ピーター・コリンソン
■出演：
　マイケル・ケイン
　ノエル・カワード
　ベニー・ヒル
　トニー・ベックリー
　ラフ・ヴァローネ

●あらすじ
2年の刑期を終えて出所した泥棒チャーリーは、イタリアのトリノで400万ドルの金塊を強奪する仕事に取りかかる。
服役中の泥棒仲間ブリッジャーの助けを借りたチャーリーは、
コンピュータや車の運転など各分野のスペシャリストを結集し、
マフィアに脅されながらもイタリアへと乗り込む。
彼らは夜のトリノを停電させ、さらに交通管制センターのプログラムを麻痺させる。
そしてそのスキに金塊を強奪し、警察とマフィアから逃げ回る。
（ザ・シネマより）

★感想など
久々のリメイクVSオリジナル企画。
まずはオリジナルからだが、英国風の薫りが全編に漂っているのが特徴か。
しかし話の方はこれまたカッタルイ感じになっていて残念。
全体的にコミカルな要素を取り入れているが、英国調ギャグは結構キツイもんがある。
クライマックスのカー・アクションはアイデア取り入れているなあって感じなんだけどね。
イマイチだった。