レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

リオ・ブラボー

2011年03月31日 23時38分26秒 | 西部劇

「リオ・ブラボー」
原題:RIO BRAVO
1959年 米 135分
■監督:
 ハワード・ホークス
■出演:
 ジョン・ウェイン
 ディーン・マーティン
 リッキー・ネルソン
 ウォルター・ブレナン
 ペドロ・ゴンザレス=ゴンザレス

●あらすじ
颯爽たるファースト・シーンに初まり、計算されたアクションを散りばめた、歌あり恋ありの痛快西部劇。
保安官チャンスは、酒場のゴタゴタから人を殺したジョーという男を逮捕した。
ジョーの兄ネイサンは手下を集め、釈放を求めてチャンスを脅迫する。
チャンスはわずかな手勢で、ネイサン一派を迎え撃つが……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
とある本に「本格西部劇を観た事が無い人は、まず本作から観てみては」と紹介されていた作品。
そう言われては観ずにはいられない、とばかりに観てみました。
結論からすればイマイチでした。
ドラマとかキャラクターとかを中心に描くのがハリウッド製ウエスタンだとするならば
正に本作は決定版と言っていい作品なのかも知れない。
只、本作みたいな普通の西部劇な話を続けられても、私にはどうもあわないみたいだ。
ドラマで面白かったと感じたのは、「追跡者」とか「真昼の決闘」辺り。
後はやっぱりマカロニみたいな、アクションに徹した作品の方が好み。
別にドラマ的な話が嫌いな訳ではなくて、典型的なウエスタン話があわないのかも。
それとジョン・ウェインのキャラクターも駄目だった。
決して人をほめない。ほめる場面でもけなす。俺が一番など。
大昔の男像はそうだったのかも知れないが、今見ると拒否反応が出てしまう。
「黄色いリボン」でも、「謝るな。謝罪は弱さに繋がる」とか言ってたしな。
ジョン・ウェインは演じる役柄も、本人のキャラクターもタカ派と言われているらしいが
そうなるとジョン・ウェインが監督した「アラモ」とか観ておけば良かったかな。
まあ1~2年後くらいに、あらかたの西部劇を見尽くしたら観てみるかな。
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ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー

2011年03月31日 21時30分34秒 | アクション

「ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー」
原題:STREET FIGHTER: THE LEGEND OF CHUN-LI
2009年 米 97分
■監督:
 アンジェイ・バートコウィアク
■出演:
 クリスティン・クルック
 マイケル・クラーク・ダンカン
 ニール・マクドノー
 タブー
 クリス・クライン
 ロビン・ショウ
 ジョシー・ホー
 鄭佩佩(チェン・ペイペイ)
 
●あらすじ
世界的な大ヒット格闘ゲーム「ストリートファイター」の人気キャラクター・チュンリーを主人公にしたヒロインアクション。
チュンリーがストリートファイターになるまでの秘話をオリジナルストーリーで描く。
チュンリーの日本語吹替を仲里依紗が担当。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
ヴァン・ダムが「ストリートファイター」の続編を作るよと言ったらしいが
そんな発言は完全無視され、製作されたのが本作。
普通のB級アクションと化していて、ゲーム原作と言うのを無視すれば意外と楽しかった一品である。
一応、スピニング・バードキックも使うし、ラストの技は波動拳ぽいけど、春麗が使うから気功拳なのかな?
ベガ戦で見せた連続キックは天昇脚?
下手くそなワン・チャイの無影脚に見えたけど。
本作のベガは、悪役として割とアリには見えた。
キャラクター造型としては、どちらかと言うとギースっぽいけど。
バイソンは面白キャラとしても大活躍。
バルログは最初見た時はプレデターかと思いました。
所で肝心のアクション面は、ワイヤー使いまくりの今どきアクション。
ワイヤーの使い方も香港映画的なのではなく、「マトリックス」っぽいアレ。
でも春麗役のクリスティン・クルックは、果敢にスタントに挑み良く頑張ってると思う。
全体的に80年代アクション映画な匂いがして私は嫌いではないが、ゲームよりに見る人にはちょと辛いかも。
そう考えると、ゲームにかなり近付けたヴァン・ダム版は快挙と言ってもいいのかもね。
まあ結果は見事レレレ行きでしたが。
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カリフォルニア~ジェンマの復讐の用心棒

2011年03月31日 00時49分05秒 | 西部劇

「カリフォルニア~ジェンマの復讐の用心棒」
原題:CALIFORNIA
1977年 伊/スペイン 97分
■監督:
 ミケーレ・ルーポ
■出演:
 ジュリアーノ・ジェンマ
 ウィリアム・バーガー
 ライムンド・ハームストロフ
 パオラ・ボゼ

●あらすじ
南北戦争直後のミズーリ。
伝説の早撃ちガンマン“カリフォルニア”は、軍のコックと身分を偽りマイケルと名乗っていた。
彼は、故郷へ戻る兵士ウイリーと旅を続ける。
だが、ウイリーは南軍狩りの一味に殺され、マイケルは彼の死を家族に伝えた。
ウイリーの姉ヘレンはマイケルを気に入り、二人は結婚する。
が、彼女が悪党一味にさらわれたため、彼は一味に潜入する。
ボスの信用を得るため、不本意ながら一味と金を強奪。
ボスが気を許した瞬間、彼は一味を倒しヘレンを取り戻す。
最後のボスとの対決は、銃は使わず、主人公が釘の刺さった板で相手の心臓を貫くという異色の展開。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
マカロニ後期の作品。
ゆえに作風が変わっており、結構異色な作品である。
まずマカロニなのに銃撃戦が少ない。
主演のジェンマが敵を倒す際は(僅か三人だが!)、何故か銃を使わず素手で倒す。
功夫映画ブームを受けてそうなっているのかと思いきやそんな感じでもなく
ファイト・スタイルはいわゆるハリウッド風の喧嘩アクション。
ストーリー展開もどこか物悲しく、全盛期のマカロニ・ウエスタンとは全然違っていて
期待通りにはいかない。
実際この頃のイタリア映画界ではマカロニ自体そんなに作られてなかったと思う。
ブームがとっくに過ぎ去っているのに作られる作品と言うのは
中途半端で面白くない作品が多いが、本作もそんな感じ。
音楽がセルジオ・レオーネの「ウエスタン」でしつこいくらい使われていた
ハーモニカのメロディをまんまぱくってたのが、イタリアっぽいくらいか。
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名探偵再登場

2011年03月29日 23時38分57秒 | コメディ

「名探偵再登場」
原題:THE CHEAP DETECTIVE
1978年 米 92分
■監督:
 ロバート・ムーア
■出演:
 ピーター・フォーク
 ドム・デルイーズ
 シド・シーザー
 ニコル・ウィリアムソン
 アイリーン・ブレナン
 
●あらすじ
推理ドラマのパロディ「名探偵登場」の姉妹編で、
今回は「マルタの鷹」と「カサブランカ」をモチーフにしたハードボイルド・コメディ。
秘宝をめぐるトラブルに巻き込まれる私立探偵ルー・ペキンポーを描く。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
前作との繋がりはなく、コメディ仕立てのミステリーな所は同じ。
今回はハードボイルド小説をモチーフにしている。
ピーター・フォークが無駄にもてる辺りとかは、意識的にそうしているに違いないと見た。
この手のジャンルを読んだ事がないのでいまいちのれなかったが、コメディとしては面白い。
元ネタがハードボイルドだけに、犯人探しとかは二の次なので
前作以上にジャンル・ファンでなければ楽しむのが困難になっている気がする。
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名探偵登場

2011年03月29日 23時20分43秒 | コメディ

「名探偵登場」
原題:MURDER BY DEATH
1976年 米 94分
■監督:
 ロバート・ムーア
■出演:
 ピーター・セラーズ
 ピーター・フォーク
 デヴィッド・ニーヴン
 マギー・スミス
 アイリーン・ブレナン
 トルーマン・カポーティ
 エルザ・ランチェスター
 
●あらすじ
億万長者トウェインから招待状を受け取った5人の探偵は、霧の立ちこめるビクトリア調の豪邸に続々と到着した。
しかしホストから“時計の針が真夜中の零時を告げる時、このダイニング・ルームで誰かが殺されるだろう。
この殺人事件を解いた者には世界一の名探偵の名誉が与えられる”と告げられるや、
邸の出入口と窓には全てロックがされてしまった。
一体犯人の目的は……?
豪華キャストで描くミステリー・コメディの快作。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
昔から観たいと思っていた作品の一つ。
てっきり真面目なミステリー調なのかと思っていたら、べたなコメディだったのにはびっくりした。
まるでコントみたいなコメディ演出には、最初はとまどったが
慣れてくれば、これはこれで面白いかなと思うようになっていった。
「ホット・ショット」シリーズとか、「絶叫計画」シリーズもコメディ部分は本作と同じような感じだったから
アメリカのコメディ映画って、全体的にあんな感じなんだろうか。
このままコメディのみで突き進むのかと思いきや、ラスト数分間はミステリー・ファンを唸らせる作りなのが手堅い。
ミステリー・ファンとコメディ・ファン。双方が楽しめる作品だと思うし、
脚本の出来もいいと思うが一般向けはしないかな。
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