レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

キャデラック・カウボーイ

2023年07月11日 18時13分31秒 | 西部劇

「キャデラック・カウボーイ」
原題:SUNSET
1988年 アメリカ 108分
■監督:
 ブレイク・エドワーズ
■出演:
 ジェームズ・ガーナー
 ブルース・ウィリス
 マリエル・ヘミングウェイ
 マルコム・マクダウェル

●あらすじ
出演作品のほとんどが西部劇という人気俳優トム・ミックス。
彼は、世に言う“OK牧場の決闘”で有名な保安官、あのワイアット・アープの伝記映画に出演することになり、
アドバイザーとして参加することになったアープ本人と対面を果たす。
意気投合する2人。
映画の撮影も順調に進む中、ひょんなことから殺人事件に遭遇。
2人はコンビを組んで事件解明に乗り出すことに。
(ザ・シネマより)

★感想など
ブルース・ウィリスが「ダイ・ハード」でブレイクする直前の出演作。
そのせいかビデオ化はされているがDVD化はしていない。
西部劇ではお馴染みのワイアット・アープが登場する設定も面白いが、
ブルース・ウィリスが演じているトム・ミックスと言う役も、実在した西部劇スターだったらしい。
内容の方はハリウッドが大好きなバディ物なんだろうが、
まず主役二人が仲良くなっていく過程の描写がほとんど無かった気がする。
だから何でこの二人がそこまで信頼しあっていると言うか、そこまで相棒感を出しているのかが分からなった。
こうなるとこういった話には中々ノレなくなってしまうのだが
それでも全体的にゆるい作りも相まって、なんとなく最後までまったりと観れてしまう面白さはある。
何せ西部劇感も、ミステリー要素もコメディ要素もアクションも全てどこかちょっとユルい軽さがあり
逆にその軽さが80年代ぽくて良い感じである。
80年代ぽいと言えば、本作はコメディ風味に似つかわしくないくらいにアクションシーンが凄い事になっている。
冒頭の西部劇撮影シーンで場所と馬のチェイスと言う、西部劇ではお馴染みのシーンがあるのだが
ここでのアクションシーンが、ハリウッドでは珍しいくらいのスタントをやっていて
まるで当時の香港映画のような激しさにビックリした。
まあそれ以外にもやたらに若く見えるブルース・ウィリスも含めて、中々の佳作と言えよう。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« パージ/大統領令 | トップ | 悪魔の手毬唄 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

西部劇」カテゴリの最新記事