スウォーズマン／剣士列伝

「スウォーズマン／剣士列伝」
原題：笑傲江湖/SWORDSMAN
1990年　香港　117分
■監督：
　胡金銓（キン・フー）
　徐克（ツイ・ハーク）
　程小東（チン・シウトン）
　李恵民（レイモンド・リー）
　金揚樺（アンドリュー・カン）
■出演：
　許冠傑（サミュエル・ホイ）
　葉童（セシリア・イップ）
　張學友（ジャッキー・チュン）
　張敏（チョン・マン）
　袁潔瑩（ファニー・ユン）
　元華（ユン・ワー）
　林正英（ラム・チェンイン）
　午馬（ウー・マ）
　韓英傑（ハン・インチェ）

●あらすじ
明朝時代の中国。
朝廷に受け継がれる武術の秘伝書『葵花寶典』が宮中から盗まれる。
やがて秘伝書を巡る争いは、宮中で権力を握る宦官や苗族、崋山派を巻き込んだ争奪戦へと発展し…。
（洋画★シネフィル・イマジカより）

★感想など
以前、これのパート２と３を観ていたので、是非観たかったパート１。
感想としてはイマイチ面白くなかった。
武侠片自体がイマイチ乗り切れないのも原因かも。
主演のサミュエル・ホイは、以外に剣術シーンも頑張っていて良かったが
サミュエルが歌うシーンが多いのは、本業のせいもあるだろうね。
本作ではあまり気付かなかったが、ファニー・ユンは結構可愛いよ。
それと午馬は、やっぱり時代劇が似合うねえ。
映画としては、東方不敗が登場して無茶苦茶な感じの続編の方が面白い。

聖闘士星矢 真紅の少年伝説

「聖闘士星矢 真紅の少年伝説」
1988年　日本　76分
■監督：
　山内重保
■声の出演：
　古谷徹
　鈴置洋孝
　橋本晃一
　堀川亮
　堀秀行
　潘恵子
　広川太一郎

●あらすじ
地上を粛清しようとする太陽神アベルたちに星矢たちアテナの聖闘士が立ち向かう。劇場版第3作。
『週刊少年ジャンプ』創刊20周年、通巻1000号記念として企画され「まんがまつり」に入らない独立した長編として製作された。
地上を悪で汚した人類に天罰を下すため、太陽神・アベルが現れた。
彼は全能神ゼウスの息子で、アテナ（沙織）の兄であった。
神の横暴から人類を救うために、星矢らアテナの聖闘士たちはアベルに戦いを挑む！
（東映チャンネルより）

★感想など
今回の話のパクリ元は、冥王ハーデス編かねえ。
死んだはずの黄金聖闘士が敵によって蘇り、星矢たちと戦うんだからねえ。
今回の見所は、紫龍と氷河が黄金聖衣を着たことくらいかねえ。
他には一輝が登場するなり敵の一撃を食らい、最後までそのままだったこととか。
ちなみにこれは面白いとは思いませんでした。
なんか星矢とか暗いし、音楽が変だし。
他の劇場版より長いのも、ちょっと辛く感じる要因かも。
熱くない聖闘士星矢なんて価値がないぞ。

運命のボタン

「運命のボタン」
原題：THE BOX
2009年　米　115分
■監督：
　リチャード・ケリー
■出演：
　キャメロン・ディアス
　ジェームズ・マースデン
　フランク・ランジェラ
　ジェームズ・レブホーン

●あらすじ
得体の知れぬ訪問者・スチュワートから
「24時間以内に箱のボタンを押せば、100万ドルを進呈。その代わりにあなたの知らない誰かがひとり死にます」
といくつかの条件を告げられたルイス夫妻は悩んだ結果、大金を選択。
だが、その決断にはある代償が伴い……。
（ぴあ映画生活より）

★感想など
最初、あらすじを見た時には凄い面白そうだと思って、凄く観たかった作品。
観た感想としては、アイデアはいいんだけど脚本がイマイチ。
途中のオカルト・ネタとか、全然いらない。
あの辺端折って、100分くらいに収めていたらもっと良かったと思う。
と言うか、テンポが良くない。
伏線は沢山あるんだが、そのほとんどは明かされないまま。
これって要するに、謎解きは続編でねってことか？
人間の本質を突いたテーマは凄く興味深いんだが、娯楽作としては今いっぽ。
但しラストは中々面白い。
でもそこに辿り着くまでが、非常にカッタルイけどね。

決斗!一対三

「決斗!一対三」
原題：THE LAWLESS BREED
1952年　米　83分
■監督：
　ラオール・ウォルシュ
■出演：
　ロック・ハドソン
　ジュリア・アダムス
　ヒュー・オブライアン
　リー・ヴァン・クリーフ

●あらすじ
西部に実在したガンマン、ジョン・ウェス・ハーディンの自伝を基にしたアクション西部劇。
テキサスを舞台に、拳銃一つで各地を渡るガンマンの活躍を描く。
（TSUTAYA DISCASより）

★感想など
リー・ヴァン・クリーフ目当てだったが、予想外に面白かった。
と言っても、リー・ヴァン・クリーフは登場して10分くらいで殺されちゃうんだけどね。
でもまあ、台詞があったから良しとするか。
邦題と内容は一致していない。
観る前はクライマックスの一対三に向けて話が進んでいくもんだと思っていた。
当時のハリウッド映画だから、一対三では絶対に勝てない。止めろと周りが制止するのも聞かず的な。
だが全然そんな事無くて、一人の男の人生を描いた作品だった。
主人公のガン捌きがマカロニちっくだったのが、以外に面白かった点。
以外とオススメです、これ。

ブロブ／宇宙からの不明物体

「ブロブ／宇宙からの不明物体」
原題：THE BLOB
1988年　米　95分
■監督：
　チャック・ラッセル
■出演：
　ケヴィン・ディロン
　ショウニー・スミス
　ドノヴァン・リーチ
　リッキー・ポール・ゴールディ

●あらすじ
宇宙空間のかなたから人工衛星とともに落ちてきた生命体“ブロブ“。
それは、アメリカの田舎町で平和に過ごす人々を次々と飲み込み力を増大させていった……。
Ｓ・マックィーン主演で作られた「マックィーンの絶対の危機」のリメイク作品。
最新のSFXを駆使したスピード感あふれる映像が秀逸。
（ぴあ映画生活より）

★感想など
主演のケヴィン・ディロンは、あのマット・ディロンの弟である。
監督がチャック・ラッセルと言うことで、前回の「タンク・ガール」に続き、
またもや「エルム街」監督繋がりとなってしまった。
オリジナル版は相当昔にテレビでちらっと観たような記憶しかないが、結構面白かったような記憶がある。
そのリメイク版には大して期待してなかったんだが、これがいかにも80年代なノリだったので嬉しくなってしまった。
モンスターのブロブも怪獣並みの大暴れをしてくれ、こちらも期待以上。
ホラー・ファンも、怪獣映画ファンも楽しめる快作と言えるのではないだろうか。