レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

バンテージ・ポイント

2009年08月30日 22時26分25秒 | サスペンス

「バンテージ・ポイント」
原題: VANTAGE POINT
2008年 米 90分
■監督:
 ピート・トラヴィス
■出演:
 デニス・クエイド
 マシュー・フォックス
 フォレスト・ウィッテカー

●あらすじ
シークレットサービスのトーマス・バーンズは、同僚のケント・テイラーとともに、
スペインのサラマンカで開催される首脳会談に出席するアシュトン米大統領の警護にあたっていた。
サラマンカ到着直後、大群衆を前に広場でテロ撲滅のスピーチを行うアシュトン大統領が突然、何者かに狙撃される。
パニック状態に陥った広場の中で、狙撃の瞬間を目撃した8人は……。

★感想など
これは傑作だ!
一つのシーンを登場人物毎に巻き戻して何度も展開し、その度に新事実が発覚していく。
脚本・見せ方が非常に凝っており、さっき観た映像が別の登場人物の時に、別角度にて登場する。
非常に練りに練られた映画である。
これは本当に凄いことだ。まさにハイリスク・ハイリターン。
上映時間が短い点も良いね。
ともすれば長くなりそうな撮り方で、2時間超えくらい普通にありそうだけどね。
まあとにかく観て損の無い作品。
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L.A.コンフィデンシャル

2009年08月24日 23時15分41秒 | ミステリー/犯罪

「L.A.コンフィデンシャル」
原題:L.A. CONFIDENTIAL
1997年 米 138分
■監督:
 カーティス・ハンソン
■出演:
 ラッセル・クロウ
 ガイ・ピアース
 ケヴィン・スペイシー
 ジェームズ・クロムウェル
 キム・ベイシンガー
 ダニー・デヴィート

●あらすじ
縄張り争いが激化する'50年代のロス。
街のコーヒーショップで元刑事を含む6人の男女が惨殺される事件が発生した。
殺された刑事の相棒だったバドが捜査を開始。
殺された女と一緒にいたブロンド美人リンに接近する。
彼女はスターに似た女を集めた高級娼婦組織の一員。
同じ頃、その組織をベテラン刑事のジャックが追っていた。
野心家の若手刑事エドも事件を追い、容疑者を射殺。
事件は解決したかに見えたが、彼ら3人は底なしの陰謀に巻き込まれていく。

★感想など
なんだか10周年とかで盛り上がっており、傑作との評判だったので観たかった作品。
内容は噂に違わぬ面白さであった。
それぞれの役者がいい味を出しており、演技派による演技合戦は見もの。
こういった作品って、観ていて嬉しくなるね。
ストーリーの方も、無骨な肉体派にしてトラウマを抱えるバドと、知性に偏ったエドの二人を対比させ
二人の激突・やがて和解・そして友情で結ばれるというのも、お決まりのパターンだが
観ている最中、そう感じさせない辺りが凄かった。
二人の上司役であるジェームズ・クロムウェルの演技も凄みと貫禄があって非常に良かったし
娼婦役ながら、安っぽくなく悲哀まで感じさせたキム・ベイシンガーも
いつものコメディ演技調ながらも、しまった演技もしていたダニー・デヴィートも好感度高し。
だがストーリー展開等が、役者の良すぎる演技に負けてしまっている感じもあったかな?
脚本も良かったんだけどねえ。
それ以上に役者陣が良かったという事かな。
とにかく一見の価値はある傑作! オススメ
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グリーンリバー・キラー/史上最凶の殺人鬼[後編]

2009年08月23日 23時18分09秒 | サスペンス

「グリーンリバー・キラー/史上最凶の殺人鬼[後編]」
原題:THE CAPTURE OF THE GREEN RIVER KILLER:PART 2
2008年 米 90分
■監督:
 ノーマ・ベイリー
■出演:
 トーマス・キャヴァナー
 エイミー・デヴィッドソン
 ミシェル・ハリソン
 ジェームズ・マースターズ
 ジェシカ・ハーモン

●あらすじ
20年間に渡り48人もの女性が殺害された米犯罪史上最凶の連続殺人事件「グリーンリバー殺人事件」を、
実際に捜査にあたり犯人を逮捕したデイヴ・レイカート保安官のノンフィクション小説を元に描いた2話完結ミニ・シリーズの後編。

グリーンリバー・キラーに連れ去られ、行方不明となってしまったヘレン。
その内ヘレンの存在に気付いたレイカート刑事だったが、一向に進まない捜査内容を反映してか
捜査員は一人にまで減少してしまった。
しかし執念を燃やすレイカート刑事は、最新のDNA鑑定を用いて、遂に犯人の特定に成功する。
やがて犯人の口から語られる衝撃の事実。
それは想像を絶する内容であった。

★感想など
後編は前編の続きなせいか、流石に面白かった。
やはりクライマックスは犯人の独白であり、それはある意味想像通りと言うか
通常では理解出来ない内容である。
犯人が捕まり、物語としては終了する。
この長い物語を通じて感じたのは、真面目に作られているという事。
エンタメに走る事なく、被害者や遺族への感情を大事にしている事を痛感する。
全体を通して悲痛な物語ではあるが、観る価値は充分にあると言えよう。
いつかDVDにはなると思うので、その際に鑑賞してみては?
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グリーンリバー・キラー/史上最凶の殺人鬼[前編]

2009年08月22日 15時19分55秒 | サスペンス

「グリーンリバー・キラー/史上最凶の殺人鬼[前編]」
原題:THE CAPTURE OF THE GREEN RIVER KILLER:PART 1
2008年 米 91分
■監督:
 ノーマ・ベイリー
■出演:
 トーマス・キャヴァナー
 エイミー・デヴィッドソン
 ミシェル・ハリソン
 ジェームズ・マースターズ
 ジェシカ・ハーモン

●あらすじ
20年間に渡り48人もの女性が殺害された米犯罪史上最凶の連続殺人事件「グリーンリバー殺人事件」を、
実際に捜査にあたり犯人を逮捕したデイヴ・レイカート保安官のノンフィクション小説を元に描いた2話完結ミニ・シリーズの前編。

1982年、シアトル郊外を流れるグリーンリバーで女性の全裸死体が発見される。
地元の捜査官デイヴ・レイカートが捜査を担当することになるが、犯人の手掛かりが掴めないまま、
同様の手口で殺害された女性が次々とグリーンリバー付近で発見され、全米を揺るがす一大事件になっていく。
その頃、グリーンリバー近郊に住む二人の少女ヘレンとナタリーは、彼女たちの不幸な境遇を逃れるかのように夜の街で遊ぶようになり、
そこで一人の不審な男と出会う。
一方、証拠が得られず行き詰っていた捜査陣に、有名な連続殺人鬼で収監中のテッド・バンディから捜査協力の申入れが届くのだが…。

★感想など
DVDが出てると思ってた。
「アンドロメダ・ストレイン」はDVD出てたよな。
と言った訳で、DVD未発売の作品で、映画ではなくTVシリーズの前編である。
グリーン・リバー・キラーと言う、有名な犯人のTV化らしいが、私はその人知らなかった。
テッド・バンディは聞いた事あったけど。
実話を基にしている為、ストーリーがどうとか言ってもしょうがないんだが
この前編は二人の主人公の話をクロスさせて進んでいく。
まず一人は主人公のレイカート刑事。
彼は全編を通して主役なのでこれはいいが、もう一人の主人公ヘレンはどうにもだれてしまう。
そんな中、中盤で妊婦の白骨死体が発見される辺りで盛り上がりを見せ
ヘレンが犯人の車に乗って、どこかに連れ去られるシーンで後編に繋げる。
この前編だけでも面白く、早く後編が観たいと思わせる辺りは期待が持てる。
こういったジャンルが好きな人には、オススメ出来る作品と言えるだろう。
コメント (2)
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ベルベット・ゲーム 偽りの守護者たち

2009年08月20日 22時56分51秒 | サスペンス

「ベルベット・ゲーム 偽りの守護者たち」
原題:借兵/SET TO KILL
2005年 香港 88分
■監督:
 麥子善(マルコ・マック)
■出演:
 黄浩然(レイモンド・ウォン)
 寧静(ニン・チン)

●あらすじ
投資銀行に勤めるコニーは、ある日マネーロンダリングの口座を発見、その日から何者かに命をつけ狙われるようになる。
上司で婚約者のビリーと更に口座を調べていくと、資金の一部が消えていることが発覚。
銀行の評判を気にする彼は、警察に届けず黒社会に彼女の警護を要請する。
こうして派遣されてきたのは、コニーの元恋人・ニック率いるボディーガードたちだった。
次々と張り巡らされた罠からコニーを守るニック。次第に元恋人たちの距離は近づいていく。
そんなある日、ビリーに呼び出されたニックは、意外な取引を持ち掛けられるが…。

★感想など
中途半端な印象だねえ。
最初の方の映像でやたら凝った様な映像が出てきたが、これは結構頂けなかった。
中盤はだれだれだったし、ラストに向けてはどんでん返し×3くらいで、もう何が何だか。
もっとシンプルにすれば良かったのにねえ。
色々とやり過ぎで、且つ消化不良な感じ。
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