レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

『拳銃無宿』第28話 「恋心」

2024年07月19日 18時49分09秒 | 西部劇

『拳銃無宿』第28話 「恋心」
原題:WANTED: DEAD OR ALIVE
1958年 米 28分
■監督:
 トーマス・カー
■出演:
 スティーブ・マックイーン
 モナ・フリーマン
 フィリップ・パイン
 リチャード・カーライル
 ウィリアム・フィップス

●あらすじ
ジョッシュは、おとり捜査のためニューメキシコ州の刑務所へ潜入した。
そこでトムと接触し、トムが盗んだ5万ドルの行方を追うため共に脱獄する。
その足で真っ先に妻のマーガレットに会い、金を取りに行こうと誘う。
隠し金の場所へ出発したジョッシュたちの後を追うのはジェニングス。
しかしトムに残された時間がわずかだったのだ・・・。
(DVDジャケットより)

★感想など
最近のエピソードは少し捻った脚本が増えてきたが、今回もまた捻ったプロットだった。
まず冒頭からジョッシュが刑務所に囚われていて監獄の中に居るのに驚く。
そこから「アルカトラズからの脱出」ばりに脱獄を実行するが、
その脱獄を何故か阻止せず見過ごす刑務官たち。
この導入部だけでもかなりワクワクするが、その後の展開もまた面白かった。
ジョッシュとトム、さらにトムの妻マーガレットと三人で行動を共にするが
何だかマーガレットとジョッシュが昔馴染であるかのような描写があり、これがまた話に深みを与えている。
話の内容的に敵とか登場しないのかと思っていたら、意外な敵が現れて、全体的に満足感が高い。
それにしても全くもって面白いテレビドラマだ。
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リオ・コンチョス

2024年06月10日 19時22分12秒 | 西部劇

「リオ・コンチョス」
原題:RIO CONCHOS
1964年 アメリカ 102分
■監督:
 ゴードン・ダグラス
■出演:
 スチュアート・ホイットマン
 リチャード・ブーン
 ジム・ブラウン
 ウェンディ・ワグナー

●あらすじ
職人監督ゴードン・ダグラスの傑作ハード西部劇。
男臭いキャストとビターな後味が心に残る作品で、本格的なウエスタンの醍醐味が味わえる。
ヘイブン大尉は輸送中に盗まれた銃を持っていたラシターを逮捕するが、
近くアパッチがメキシコ国境付近で銃の取引をすると推測し、
武器商人に扮してラシターらを引き連れ国境に向かう。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
タイトルとか内容から、てっきりマカロニ・ウエスタンかと思っていたらハリウッド映画だった。
舞台は南北戦争の後で、殺された妻子の復讐としてアパッチを殺しまくる元南軍兵士が逮捕されるが
解放の条件として北軍兵士と共に、消えた2000丁のライフルを一緒に探しに行くストーリー。
この北軍の大尉がこれまた無能で威張り腐ると言う、先日観た「地の果てから来た怪物」と同じ。
一方南軍側の少佐はクセのあるキャラクターだが、途中で思想が変容している様が面白い。
ストーリーが幾重にも捻ってあるだけでなく、アクション面もとんでもない事になっていて、かなりヤバい。
ロケ地もここはモニュメントバレーかなあ?
広大な風景もハリウッドって感じがしてスケール感があるし、アクション、ストーリーとどれを取っても面白い。
オススメの西部劇ですね、本作は。
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「拳銃無宿」 第27話 目撃者

2024年03月23日 17時50分39秒 | 西部劇

「拳銃無宿」 第27話 目撃者
原題:WANTED: DEAD OR ALIVE
1958年 米 28分
■監督:
 マーレイ・ゴールデン
■出演:
 スティーブ・マックイーン
 リー・バーゲアー
 サリー・プライス
 アルヘンティーナ・ブルネッティ
 サム・ハーン

●あらすじ
ジョッシュは、殺人犯カルロス・ドミンゴを捕まえ目撃証言者レオンの確認を得て、保安官へ引き渡した。
しかしジョッシュは、レオンが殺されるのを目の当たりにする。
唯一の目撃者レオンが殺されて、カルロスの罪を証言する者がいなくなり保安官は、
やむを得ずカルロスを釈放した。
正義のため勇気ある証言をした者が命を落としたことにジョッシュは憤慨する・・・。
(DVDジャケットより)

★感想など
久しぶりに「拳銃無宿」を鑑賞。
殺人の目撃者を殺したら、無罪となり釈放されると言う恐ろしい展開。
それに怒ったジョッシュが仕掛けた事とは。
正義の怒りに震えるジョッシュに惚れる。
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ライジング・スターの伝説

2023年12月25日 17時48分52秒 | 西部劇

「ライジング・スターの伝説」
原題:WHITE APACHE
1986年 西ドイツ/イタリア/スペイン 95分
■監督:
 ヴィンセント・ドーン
■出演:
 ローラ・フォルネル
 セバスチャン・ハリソン
 アルベルト・ファーレイ
 チャーリー・ブラヴォー

●あらすじ
『ラッツ』のヴィンセント・ドーン監督が手掛けたマカロニウエスタン。
山賊に襲われた身重の白人女性が、先住民のアパッチ族に助けられ、集落で出産した。
生まれた男の子は「シャイニング・スカイ」と名付けられ、首長の子として育てられるのだが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
比較的新しい時代に作られた西部劇。
出演者にローラ・フォルネルの名前を見付けたので、珍しいなあと思って鑑賞。
彼女はジャッキー・チェン主演の「スパルタンX」でシルヴィア役を演じていた女優さん。
「スパルタンX」のシルヴィアと言うと、ファミコン版で24週目(Xが24番目の数字なんだっけ?)クリア時に
いきなりジャンプキックでトーマスを倒してしまい、「うわあああ、シルヴィアが襲ってきたあ!」と言う
「ファミコンロッキー」の超有名シーンが思い出されるが、その元となった役を演じたいた人である。
あの当時の香港映画には決して登場しないスーパー美人で、娼婦お役どころなのもあわせて刺激的なシーンを連発し
劇中のジャッキー、ユンピョウのみならず、観客である我々をもどぎまぎさせたものだ。
そんな超絶美女だったローラ・フォルネルの主演作であるかのようなタイトルだが、実は違う。
主役は彼女と恋仲になる、アパッチに育てられた白人の青年だ。
赤ちゃんの頃からアパッチに育てられた白人の子が、アパッチから追い出され、さらに白人社会でも迫害され
執拗に主人公をイジメぬく悪党の嫌がらせに耐えながら、最後は爆発すると言う「ドラゴン怒りの鉄拳」パターンだが
娯楽性が弱い感じがあり、全体的に長く感じてしまう。
ただラスト・シーンは中々衝撃的ではあるが、そこまで頑張って観てとは、ちょっと言えないかな。
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ダンス・ウィズ・ウルブズ

2023年08月20日 18時42分47秒 | 西部劇

「ダンス・ウィズ・ウルブズ」
原題:DANCES WITH WOLVES
1990年 アメリカ 181分
■監督:
 ケヴィン・コスナー
■出演:
 ケヴィン・コスナー
 メアリー・マクドネル
 グレアム・グリーン
 ロドニー・A・グラント
 ロバート・パストレッリ

●あらすじ
ケヴィン・コスナーが自ら製作し、監督した野心作。
1863年、南北戦争の激戦地。
その自殺的行為から英雄となり、殊勲者として勤務地を選ぶ権利を与えられたジョン・ダンバーは、
かねてより興味を持っていたダコダにあるセッジウィック砦を望んだ。
彼は、愛馬シスコと野性の狼と共に、不思議に満ち足りた日々を送り始める。
そんなある日、ふとした事からインディアンたちと交流を深めるようなったダンバーは、
やがて、インディアンに育てられた白人女性と恋に落ちる……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
これレンタルビデオ屋に置いてあった、デカイ箱が印象的で良く覚えているなあ。
確かパッケージの色が緑と茶色の二種類あったんだけど、きっと字幕版と吹替版の色だろうね。
あらすじとかこの上映時間の長さから長い間敬遠してたんだけど、
最近何か気になる感じが強かったので、ふと観てみた。
確かに長いしストーリーの進み方もゆっくりなんだけど、これが割と退屈せず最後まで観る事ができた。
この長さと言い、ケヴィン・コスナー監督作と言うのも「ワイアット・アープ」の二の舞いかと思ったが
そんな事はなくて良かった。
CGが一般的では無い時代なので、バッファローの大群のシーンとか迫力が凄かった。
それと全編を通して雄大な風景も素晴らしかった。
ただ冒頭の展開が説明不足かな。
主人公であるケヴィン・コスナーのキャラの過去が全く描かれていないから、
何故あの自殺行動を取ったのか。そして何故過疎地を目指したのかが描かれていないから
そもそもこの物語への導入が不明。
さらに赴任先の上官がケヴィン・コスナーを見送った後に突然ピストル自殺したのも、理由がさっぱり分からないんだけど。
まあその後の話は観ていれば分かるようになっているんだけどね。
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