レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

希望と絶望 その涙を誰も知らない

2024年03月08日 18時14分15秒 | ドキュメンタリー

「希望と絶望 その涙を誰も知らない」
2022年 日本 120分
■監督:
 竹中優介
■出演:
 日向坂46

●あらすじ
2019年12月。
グループ恒例のクリスマスライブにて、一年後の東京ドーム公演がサプライズで告知された。
夢に見た場所でのライブの開催を、メンバーとおひさま(日向坂46ファンの呼称)が同時に知り、
涙ながらに喜びを分かち合った。
しかしその後、状況は一変。
コロナ禍による活動の制限と環境の変化。体調不良によるメンバーの相次ぐ離脱。
中には、慣れない立ち位置によるプレッシャーに押しつぶされ、自分を見失ってしまうメンバーも。
さらに、誰にも負けないチーム力を誇ってきた日向坂46に、
個々の価値観や考え方に少しずつズレが生じ、定評のあるライブパフォーマンスは納得のいかない出来に。
大きな目標を前に、グループ内に不満や不安が充満。
メディアで見せるキラキラした姿とは違い、その中心部、
彼女たちが掲げてきた“ハッピーオーラ”に、薄暗いもやがかかり始めていた…。
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
乃木坂以外の他の坂道グループには、特に興味を持つつもりは無かったのだが
テレビ東京の深夜番組には、3坂道グループそれぞれの冠番組が、3つ連続で放送していた事を、つい最近知った。
そしてそれぞれの評判として、乃木坂工事中は昔は面白かった。むしろここ数年一番面白いのは日向坂の番組だと。
まあ乃木坂も日向坂も、1期生が在籍している期間が一番面白いのは変わりないようで。
しかし日向坂46で知っていた人は、松田好花だけであった。
朝のニュース番組に出てるからね。ただ別グループの松田里奈だっけ。
彼女も同じ番組の別の日に出演しているせいか、どっちがどっちかはごちゃごちゃしていた。
なんか顔や雰囲気とか、名前も似てるからね。
そんな程度の折、件の冠番組のMCであるオードリー若林と日向坂46メンバーの絡みをちらっと観てみたら
最高に面白かった。
メンバーに贔屓するところと、日向坂46のかとし事加藤史帆がオードリー若林にガチ恋している様とかが面白かった。
そして何となく不明だった改名のあたりとか調べてみたら、この子たち苦労人なんだねえ。
日向坂46の前身である、ひらがなけやきの頃からのエピソードが凄いよね。
どちらかと言うとその頃の方が興味あるが、本作はその後の話だね。
ひらがなけやきの頃の話は、本作より前に作られたドキュメンタリー映画の「3年目のデビュー」と言う方で描かれているのかな?
いつか観てみたいなあ。
とか言っても、いわゆる私は在宅止まりですけどね。
(この辺の言葉は、「推しが武道館いってくれたら死ぬ」が教えてくれた)
流石に若いアイドルのライブ会場に行こうとは思えないわ。
でも5月に予定されている、吉川晃司と布袋寅泰のCOMPLEX東京ドーム公演は、行くか悩んでいる。
前回の東日本大震災復興支援ライブは、やる事自体を全然知らなかったのもあるけど、後から知った時、行きたかったと思ったんだよねえ。
そこで今回のライブ。
どうしようかな。
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英雄ドラゴン ~ドキュメンタリー・オブ・ブルース・リー&倉田保昭~

2024年02月13日 18時57分59秒 | ドキュメンタリー

「英雄ドラゴン ~ドキュメンタリー・オブ・ブルース・リー&倉田保昭~」
2005年 日本 65分
■監督:
 浅井宏樹
■出演:
 倉田保昭
 李小龍(ブルース・リー)

●あらすじ
“和製ドラゴン”倉田保昭が、ブルース・リー、香港・ハリウッドアクションの真髄を語ったドキュメンタリー。
ブルース・リーの未公開VTR、倉田保昭主演作のアクショシーン解説などから、
70年代の香港映画から現在に至るアクションの歴史を紐解いていく。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
香港功夫映画界において、”ドラゴン”と呼ばれる事は最高の称号である。
この称号においても、”○○ドラゴン”みたいに他の言葉が付くパターンもあるが
称号的に最上位は只の”ドラゴン”であり、その称号を得ているのは唯一人ブルース・リーだけである。
だが一人だけ頂点にいるブルース・リーに対して、横に並ぶことが許されるドラゴンがいる。
それが“和製ドラゴン”倉田保昭である。
正直この“和製ドラゴン”と言う称号は、日本は勿論、世界でも通用する最高の称号である。
そんな二人のドラゴンの歴史を辿っていこうと言うのが、本作の狙いである。
倉田保昭へのインタビューを交えながら、懐かしい写真が次々と登場するが
ほとんど見た事がある写真ばかりだった。
そんな中珍しいかったのは、ブルース・リーのロングビーチ大会の映像。
有名なワン・インチ・パンチを披露した大会ね。
この動く映像観たの初めてかもと思った。
もしかしたら「ブルース・リーの神話」で紹介されていたかも知れないが、残念ながら覚えていない。
後半は倉田さんの過去作をたっぷり紹介するコーナーがあり、以下5作が紹介されている。
「帰ってきたドラゴン」(1973年)
「無敵のゴッドファーザー ドラゴン世界を征く」(1974年)
「激突! キング・オブ・カンフー」(1982年)
「ファイナルファイト 最後の一撃」(1989年)
「黄龍 イエロードラゴン」(2003年)
このうち「激突! キング・オブ・カンフー」だけ観てないんだよなあ。
傑作と言われているので、いつか観てみたいんだが。
まあとにかく、倉田さんとブルース・リーが大好きな人なら文句なく楽しめるであろう。
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いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46

2023年10月02日 19時12分45秒 | ドキュメンタリー

「いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46」
2019年 日本 120分
■監督:
 岩下力
■出演:
 乃木坂46

●あらすじ
2015年の「悲しみの忘れ方 DOCUMENTARY of 乃木坂46」に続く
人気アイドルグループ“乃木坂46”のドキュメンタリー第2弾。
飛躍の年となった2017年から、エース西野七瀬の卒業という大きな節目を迎えた激動の中、
改めて乃木坂46として活動していくことの意味を問い、
自分自身を見つめ直していく少女たちの葛藤と成長を映し出していく。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
観終わった時の感想は、「何これ」だった。
映画が始まってすぐに監督のモノローグから始まり、「ぼくはアイドルも乃木坂も一切知らない」
「だから何撮っていいかわからない。この映画のオファー受けるか迷った」だったかな?
とまあとにかく観ているこちらにしてみれば「そんな事知らんがな」って感じのノリの悪い始まり方で
「とりあえず何も考えず撮影だけしておこう」の監督の言う通り、何の脈略もない内容がただダラダラとひらすらに続く。
さらに音楽も乃木坂の楽曲使わないし、編集が超下手と言うか、ぶつ切りの連続だったり
白石麻衣のインタビューも喋ってる途中でぶった切るとか、単純に作りがダメ過ぎて観ていて不快でしかない。
そのうえドキュメンタリーと言いながら出てくるメンバーはほぼ3人と言ってよい。
映画の半分以上は西野七瀬の卒業について。後は同窓会とかベルギー旅行とか全く無意味しか見えない齋藤飛鳥のシーンと
これまた何が言いたいのか不明な与田祐希の3人だけが無駄にプッシュされていて、他のメンバーはほぼ登場しない。
かと言ってこの3人の良さを出しているかと言ったらそんな事はなく、むしろ悪い面ばかり強調されているような感じ。
例えば西野七瀬と与田祐希の二人が仲良いのは知っているが、本作だけみたら
与田祐希は西野七瀬の事を”お姉さん”みたいと言って慕っているのに、西野七瀬の方は与田祐希の事は”ペットみたい”と一蹴。
さらに西野七瀬は自身の卒業の事を与田祐希には事前に伝えていなかった。とナレーションが入り
その後に選抜発表の場で初めて聞かされた与田祐希の涙を映すなど、これだと完全に西野七瀬が嫌な奴に映ってない?
さらに前作のドキュメンタリーから続きになっている訳でもないし、まあこの3人の誰かが強烈に好きな人向けかねえ。
本作で良かったと感じられる箇所は、登場回数少ないけど強烈な印象を残した大園桃子と、4期生の始まりの所が見れたこと。
特に賀喜遥香はこの頃から輝いている印象があるね。
あとはバスラのセトリってあんなエグイんだって知った。
とまあ、そんな感じで。
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悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46

2023年09月25日 18時55分45秒 | ドキュメンタリー

「悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46」
2015年 日本 119分
■監督:
 丸山健志
■出演:
 乃木坂46

●あらすじ
“AKB48の公式ライバル”として結成3周年を迎えたアイドル・グループ“乃木坂46”初のドキュメンタリー映画。
メンバーたちへの密着ロングインタビューと母親だけが知っているエピソードの数々を通して、
メンバーそれぞれの思いや覚悟を明らかにしていく。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
人間って変わるもんだなあと、最近実感しております。
当ブログを見て頂ければ分かる通り、ほぼノージャンルに近い状態で色んな映画を観ている私ですが
若い事からほとんど興味がなかったジャンルが「アニメ」と「アイドル」です。
アニメに関しては、元々中学生くらいになれば自分も周りも自然と卒業していくものだったので
興味が他に移っていったのもあり、そのまま観なくなったのが一つ。
もう一つは若い時に私に散々アニメオタクの嫌な面をぶつけまくってくれた友人の影響で
アニメそのものが嫌いになったと言うのもありましたね。
でもまあ純粋に実写の映画の方が好きだった事は間違いなく、そういった面でも触手が動いていなかったと言う感じですかね。
しかし最近は興味が出てくれば割と気軽に観るようになってきたのは、やっぱり一重に子供の影響が強いですかねえ。
子供がアニメを観ている時に、子供が幼い頃は共通の話題が出来るようになるのと、一緒にごっこ遊びもできるように
親子で一緒に観たり(一緒に観る時間も大事ですよね)、ちょっと調べてみてそのアニメの情報を仕入れたりして
そういった積み重ねで段々アニメにも慣れていったのかな。
一方「アイドル」に関しては、10代の頃は自分の年齢に近いアイドルには興味はあったけど
自分が社会に出て働きだすと、次に出てくる新しいアイドルってすでに年下なので
なんかその辺ですっかり興味を無くしましたね。
まあその頃は画面で見てるだけのアイドルより、目の前の女性との恋愛の方が断然楽しかったしね。
そうこうして今に至り、何故今更アイドルなのかと言うと、これまたきっかけは子供かな。
最初は去年の年末くらいかなあ。YouTubeでたまたまGirls2と言うグループの曲を観たのがキッカケ。
Girls2とは、数年前にプリキュアの実写版みたいな「ガールズ戦士」シリーズと言うテレビ番組があり
それに主演していた少女たちが結成したパフォーマンスグループ(アイドルではないらしい)
なんか耐性が無かったせいか彼女たちのダンス・スキルにビックリしてしまって、すっかり彼女たちの曲にハマっていった。
最初は曲のMVを観てただけだったんだけど、次第にGirls2のYouTubeチャンネルで色々やってるのを観ていたら
バラエティ番組みたいに面白くて、気付いたら彼女たちのラジオも聞くようになってた。
このおかげで若い女の子達の事が少し分かるようになり、子供たちがギャルピースやった時に、すぐにギャルピースと分かれるようになった。
他にも若い女の子達がわちゃわちゃやっているのを楽しめるようになったのがデカイかな。
そうしてアイドルに耐性が付いてきた時に、YouTubeで乃木坂46が出ている「乃木坂工事中」を観たのかな。
最初はBOOWYで検索していると、乃木坂工事中出てくるんだよね。復習で復讐ってやつ。
続いて黒石さん関連を観てみたのかな。
この時点で乃木坂46の知識って、白石麻衣は知ってた。
前にゲームの掲示板のような物をやっていた時にブラウン麻衣とか緑石麻衣とか名乗っていた人がいたから。
後は乃木坂ってテレビ番組で女子プロレスやってたやつだっけとか?
確か主演のハリウッド珠理奈って人が、プロレス界でも評価高かったのは知っているから、
そのプロレスドラマはちょっと興味はあったけど、観てはいないんだよね。
まあそんな感じで乃木坂工事中を観始めたら、バラエティ的に面白い番組で
気付けば次々に新しい物を観ていた。
そうする内にちょっとずつメンバーの顔と名前を覚え始めてきた。
ただ歌は一曲も聞いてないんけど。
乃木坂を観始めたのはまだ今月からだけど、結構最近知る事になったのが西野七瀬と言う子。
この子にはシビれたねえ、あまりに可愛くて!
アイドルにハマる気持ちが初めて分かったよ。
西野七瀬が現役で自分が20代前半くらいだったら、握手会とか行った気がする。例え10時間くらい並んだとしても。
しかし好きになってから気付いたのは、数年前に「ハコヅメ」と言うドラマがあって、
これも子供が好きで観てたので一緒に観てた時に、西野七瀬は凄い可愛い子だなとは思ってたんだよね。
勿論当時は乃木坂とか知らないから、若い女優さんの一人くらいにしか思ってなかったし、名前もすぐ忘れちゃったけど。
まあ別に今からいわゆる”推し活”とかは一切しないけど、西野七瀬は女優に転身したようで色々なドラマ・映画に出ているようだから
これから色々観ていこうかなとおもった訳ですよ。
そこで最初に選んだのがこの作品!
映画じゃないけど。
でもまあ乃木坂46の結成から描いてくれているので、後から知るにはちょうど良かったかも。
本作の主演は、ほぼ生駒里奈って感じだね。
今YouTubeにある乃木坂工事中の動画は古いのは無いので、西野七瀬や生駒里奈が出ているものって少なくて
生駒里奈がどういう人かもほとんど知らなかったんだけど、本作を観ると生駒里奈に興味が出てくるね。
ただ本作の内容って何故か暗くて、そこまでアイドルの裏側を見せる? って感じだった。
割とみんな暗い過去を背負っていたのもビックリしたし、松村沙友理のスキャンダルもあそこまで見せるんだって。
実際本作で描かれる松村沙友理って、全然良く描かれてないね。
まあ活躍するのってこの後なのかな?
このドキュメンタリーは続編もあるらしいから、そちらに期待ですかね。
まあ長々書きましたが、これからは西野七瀬押しで!
(しかし私は飽きっぽいからいつまで続くか知れないが)
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カンフースタントマン 龍虎武師

2023年07月31日 18時08分51秒 | ドキュメンタリー

「カンフースタントマン 龍虎武師」
原題:龍虎武師/KUNGFU STUNTMEN
2021年 香港/中国 91分
■監督:
 魏君子(ウェイ・ジェンツー)
■出演:
 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
 袁和平(ユエン・ウーピン)
 甄子丹(ドニー・イェン)
 錢嘉樂(チン・カーロッ)
 火星(マース)
 元華(ユン・ワー)
 徐克(ツイ・ハーク)
 元德(ユン・タク)
 劉偉強(アンドリュー・ラウ)
 曾志偉(エリック・ツァン)
 程小東(チン・シウトン)
 梁小龍(ブルース・リャン)
 劉家榮(ラウ・カーウィン)
 董瑋(トン・ワイ)
 袁祥仁(ユエン・チョンヤン)
 徐小明(ツイ・シウミン)
 吳思遠(ウー・スーユエン)
 唐季禮(スタンリー・トン)
 熊欣欣(ホン・ヤンヤン)
 鍾發(チュン・ファト)
 元秋(ユン・チウ)
 李海生(リー・ホイサン)
 魚頭雲(ユエ・タウワン)

●あらすじ
世界に衝撃を与えた香港アクション映画の歴史に迫るドキュメンタリー。
ブルース・リーをはじめとしたアクションスターたちの活躍と彼らの攻撃を受け、
時に代役を務めたスタントマンの激闘、そして香港映画の光と闇を映し出す。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
これずっと観たかった作品なんだけど、実際観てみたら
想像の1,000倍は素晴らしい映画だった!
元々香港映画と言えばスタントと言うくらい、世界的に有名だったが
そのスタントを洪金寶(サモ・ハン・キンポー)を軸にして時系列で構成したその作りが最高だった。
かつて香港には4つの京劇を教える学校があった。
から始まり、それぞれの学校の有名出身者たちが次々と子供時代に体験した京劇学院での生活を振り返る。
そして李小龍(ブルース・リー)の登場と功績に触れる。
と言うより、子供の頃京劇習ってたけど京劇に未来は無かった。どうしよう。
そこにブルース・リー登場。香港映画の在り様を大きく変えてしまった。スタントマン万々歳。
と言う流れが最高に格好良すぎる。
しかしブルース・リーが急逝すると、その後2年間は香港で功夫映画は作られなくなった。
この証言を梁小龍(ブルース・リャン)もするところが素晴らしいね。
このスタントマンとしての仕事が無い2年間は、ジャッキーも両親がいるオーストラリアに帰っていたくらい。
だがその後オレと劉家良(ラウ・カーリョン)の二人が香港映画界に功夫映画を蘇えさせたぜとか
自身のヒット作である「少林寺怒りの鉄拳」でコメディ功夫を流行らせたのもオレ。
ジャッキーの「スネーキーモンキー/蛇拳」はその後。オレを真似たかは知らないけどね。
と胸を張って証言する、サモ・ハンが最高過ぎる!
この後も、火星(マース)、鍾發(チュン・ファト)、魚頭雲(ユエ・タウワン)等、1980年代前半に
良く活躍していた彼らの証言も楽しい。
そして「プロジェクトA」の時計塔から落ちるシーンで、ジャッキーが怖くて落ちれないから
最初に落ちて見せたのはマースだったとか、「サイクロンZ」のクライマックスでベニー・ユキーデに周し蹴りするのは
映画上ではジャッキーなんだけど、これがスタント丸わかりで、そのスタント・ダブルをやった
錢嘉樂(チン・カーロッ)が出てくる辺りから、どんどんと香港スタント世界の狂気に触れていく。
ここからは「省港旗兵・九龍の獅子/クーロンズ・ソルジャー」で、7階の高さからスケートリンクに背中から落ちるスタントとか
「ファースト・ミッション」で工事現場のビル7階から、爆破と共に落ちるスタントとか
他にも命が幾つあっても足りないスタント・シーンが目白押しで出てくる。
だが真に恐ろしいのは、当時スタントをやっていた人達。基本的にはみんな50代以上だろうが
本作に出てくる人たちは皆口を揃えて、当時を肯定しているところ。
「運が悪かったらもう3回は死んでたよ」とか「下半身不随になった仲間はいる」とかのエピソードを
みな笑顔で語り合うのだ。
だがそれを今の常識で否定してはいけない。
1970年代の香港と言う国の情勢や、国民の事情。
それらを加味してスタントしかできない・だから命を懸けるのだ。
と正に命がけで映画を作っていた彼ら。
そしてその情熱によって作られた映画を、心から楽しんでいた世界中の観客たち。
もうあの頃の香港映画のような危険な映画は作られないかも知れないが
あおの危険で熱すぎるくらい熱くて最高に楽しかった香港映画を観ていた時の気持ちを蘇えさせてくれる映画。
そんな作品だ本作は。
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