ゴボウ(牛蒡)
Arctium lappa
キク目キク科ゴボウ属
ユーラシア大陸原産の二年生の草本。日本列島では北海道の一部にのみ野生品が見られる。根葉は束生し、大型で長い柄があり、葉身はやや心臓形、縁には鋭い歯がある。葉の全体がやや波打ち、つやはなく裏に灰白色の綿毛が密生する。夏に分枝した茎先に紫色まれに白色の管状花からなく多数の頭花をつける。頭花は球形、総苞片は針状で先がかぎ状となる。
日本へは薬草として中国から伝わったとされているが、根を食用にするために品種改良がなされ、様々な品種が栽培されている。一般的に、ゴボウは春に播種し、その年の秋から冬にかけて収穫する。収穫せずに冬を越す(低温春化処理)と、翌年の6月中旬以降に花を咲かせる。
友人から、「畑で放置したゴボウが花を咲かせた」との連絡を受けたので、見せてもらった。草丈は2m以上あった。見た感じ、アザミの花に似ているなと思ったので、調べてみたら、ゴボウ属はアザミ亜科アザミ連とのことだった。
2024年7月1日 神奈川県横須賀市
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