さて、お立合い! 皆の衆! 読んで、くんなまし。
以前も厳しく指摘したのだが、相変わらず、本場所の土俵上での「立ち合い」のひどさは、目にあまる。
行司が、「手をついて!」と、繰り返し、力士に呼びかけているにも関わらず、両手付きの、神の儀式である「基本姿勢」が、デタラメのままだ。
勝負を本来、1人で裁く権利を持っているはずの、軍配を手にしている行司や立行司が、現実には、とても非力な事実も、よく知っています。
両国国技館で行なわれていた秋場所でも、それは依然として、変わらないままだ。むろん、キチンと神事の教えを守り、立ち合いで両手を土俵上に付けて、対戦相手力士の出方を伺う力士もいる。
しかし、本来、横綱として、下位力士に範を示すべき立場にある、「白鵬」は、右拳を付けるだけ!
そして、勢いを付けて立ち上がる瞬間に、ちょんと、左拳をお義理程度に土俵に付けるだけ。
神事を汚す行為を、恥と思っていないのだろうか?
勝つ前に、本来あるべき立居振舞、礼儀が必要だろう!
テレビでは、「解説者」と称する、舞の海など、元力士ですら、それを指摘しない。むろん、相変わらず、NHKの実況アナは、クチをつぐむ。むしろ逆に、スピード感溢れる相撲と、ヨイショする有り様。
以前、悪しき伝統として、「八百長」が蔓延していた時も、見て見ぬふり、聞いても聞かぬふり、知ってても知らぬふり、をし続けていた。
そして今や、この両手を付かぬ「立ち合い」までも・・・・・・・・
神事に基づいての基本姿勢である、「立ち合い」。
行司は常に「両手付いて!」と、厳しく、且つ、鋭く注意しているのに、いまだに無視!する力士が多い。
それは、驚いたことに、中学生力士ですら、そのザマだった。
今年、8月17日、18日と2日間にわたって行なわれた「中体連 相撲の部」の全国大会では、中学生が、手を付かないで平気で、立ち上がっていた。行司も審判も、注意もしない。取り直しなどさせず、平気で次々と相撲をとらせた。
こんな深刻な問題にも関わらず、文字通り「手つかず」のまま。
これは、大問題になりかねない! と痛感。この中学生の中から、おそらく「プロ」が、育っていくのだろう。今から、コレでは! そう思うと、背筋が、ゾッとし、凍った。
早速、記事にした。公開された直後から、驚くほどの反応がみられた。
アクセス数の意外な多さ。ということは、驚き、痛感し、次いで、「改心」「反省」し、指導者が、根底から指導し直して、まさに「仕切り直し」してくれるであろうと、・・・・・期待している。
次の地方大会、並びに、全国大会では、「改善」が見られる・・・・はずだ。勝負の結果以上に、礼儀が大切と教え込まれる年齢のはずなのだから。校長や、相撲クラブ代表も含む、指導者、顧問、監督らは、その辺りを当然、分かっているはずだ。断って置くが、柔道のように、しごきなどせずに指導して戴きたい。
それでなくとも、競技人口が、極めて少ないスポーツ&格闘技なのだから。
さて、プロの世界に、再び、目を転じると・・・・・・
今日も、デタラメな、さまざまな姿勢で、正しい立ち合いを無視して、終わった。そして、「立ち合いまがい」が、今日も横行しまくった。
白鵬などは、いつもいつも、片手付きで、勢いよく立ち上がり、相手をぶちかましている

見て見ろ!今場所の、2日目。左側の、「妙義龍」の立ち合いから、立ち上がる瞬間の姿勢を(写真・上)。
右側の「千代大龍」が、キチンと両手の拳を土俵に付けているのに対し、左側の妙義龍は右手の、それも拳の先を土俵上にチョコンと付け、左手は宙に浮かしたまま。
おまけに、右足の半分を何故か、これまた浮かしたまま。痛みがあるのか、ぶ厚くテーピングしているかかとの部分は、おかしなことに、逆に土俵上に接地したまま。
そして、このまま左手を土俵上に付けることもせず、立ち上がった!
明らかな「レッドカード」! 神事の儀式違反。でたらめ妙義龍!
これを「妙技」とは、言わせない!
くしくも、一番近くで、このでたらめ立ち合いを見ているはずの、杉山邦博(写真。妙義龍の真後ろの82歳の老人)
丁度、今から6年前。杉山が、初めて相撲界を、テレビのワイドショーなどに出演して批判。当時横綱だった朝青龍の、あまりにも目に余る言動などを含め、相撲界に対して、物申した。
とたんに、北の湖理事長が、激怒!
まあ、今まで、相撲界べったりでいたはずの子飼いのやつが、裏切りやがった!
とでも、思ったに違いない。
現役時代の北の湖を、長期密着取材したことがあるので、プライドが超高い!など、多少の性格は知っている。
例えば、相撲部屋の前で、「北の湖!」と呼びかけただけで、怒り、「今日の取材、中止だ!」などと言われた。
「横綱」、もしくは「北の湖関」と呼ばなければ、いけなかったらしい。
6年前。北の湖理事長は、すぐさま杉山に供与していた、「取材記者証」を没収するという、対抗措置に出た。
その「取材記者証」が無くとも、本場所を見ることは出来る。その代わり、入場料を払わねば入れないばかりか、今まで出入り出来た東西の力士控え室には、一切立ち入り禁止。
この上の写真の座り位置の溜まり席だと、年間予約をせねばならず、例え譲ってもらったとしても、3万円くらいが相場。
今まで、タダで自由に入れたのが、大金を払わねばならなくなった。
あわてふためいたと思われる、杉山。半ば、言葉をあいまいにして、協会ならびに理事長に謝罪。手打ちみたいなカタチと言えば、分かりやすいか。
再び、「取材記者証」を入手することが出来た。以来、角界、協会、及び力士批判に関しては、一切クチをつぐんでいる。
だから、目が見えないなら別だが、妙義龍のデタラメ立ち合いも見えてるはず。だが、クチが裂けても、デタラメか? あれでも正しいのか?という「意見」や「見方」どころか、「感想」すら、聞いても、絶対に言わないであろう。
実は、電話でではあるが、かつて杉山に「八百長」について、直接、問い質したことがある。
朝青龍の言動問題。そして、自分の携帯電話をへし折るまでして、八百長の依頼と、取り口の打ち合わせまでした証拠となるべき、送受信記録や、メール文を隠そうとした、多数の力士たち。
そんな一連の犯罪行為で、協会の存続そのものを揺るがした「八百長事件」。それが発覚した年の、ず~っと前だ。
その頃、わたくしは独自に八百長の、ド汚い深層の取材を続けていた。その過程で、長らく大相撲を見ていた杉山に、一応、聞いたというわけだ。
ど~でも良い、うんちくなんぞ、聞くつもりはなかった。なので、ズバリと聞いた。
ーーー長らく大相撲をご覧になって、取材もなさっていらして、八百長はあったと思いますか? 今も、あると思いますか? それとも、無いと?
「・・・・・・・・あるとも、無いとも、私は、言えません」
はあ? どちら、なんですか? はっきり、言えるでしょう? そんな、あいまいにせずに。
「ですから、言えません」
そうやって、長年にわたって、あいまいにして、注意すらしなかった。もし、気付いた時に、これ以上公然と行われるようですと放送で一言、言わざるを得ないんですけど・・・・とか、プレッシャーをかけ、思い切って協会に具申していれば、八百長は無くなっていたかもしれない。
NHKは,巨額のおカネも出しているんだし、その与える影響力は、協会に対しては大きいはず。なのに、一体、ナニしてたんですか!? 杉山さん、ホントに見てたんですか? 取材してたんですか?
そう、言った。
なにしろ、年6場所を、すべて放送収録し、1場所1億円もの莫大な放送権料を払っている。日本相撲協会にとっては、おいしく、大きな財源だ。そして、それはすべて、我々が支払っている受信料の中から、支払われていることは、いうまでもない。
協会に、物申す権利は、充分過ぎるほどある。
視聴者からも、言う権利は、充分過ぎるほど、ある!
杉山は、電話口で、怒った。
「失礼だよ!何を、言ってるんだね、君は!」
ですから、八百長を知っていながら、目をつぶって来たんじゃないか??と。
何やら、電話口で、杉山が叫んでいた。 ふ~っ・・・・やれやれ・・・・
そんないきさつが、あった。だから、あいまい謝罪のテンマツの行方も、容易に想像がついた。
さてさて、いかに、力士が、行司の「両手ついて!」の声を、無視しているか、具体例を、分かりやすく、さらに列記していきたい。
「星取表」ならぬ、「お手付き表」を、書いていく。
今場所の、2日目。幕内を取り上げる。
三段目や、幕下辺りは、もっとひどいのだが、いかんせん、文が長すぎると、読者の集中力が切れる。途中から、読むのを止めてしまう危険性がある。
それに、幕内力士のひどさを書いたほうが、一般にも、しこ名が、いくらか知られているであろうし、インパクトもあるだろう。そう、思った。
より、分かりやすくしようと、ちゃんと両手ないし、拳を付けて立ち上がる力士は〇。でたらめ力士は?。あいまいな手口を駆使する力士は△に、した。
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< 旭日松? 対 玉飛鳥〇 >
塩を多く手掴みして、上に高く放り上げるので、知られている、旭日松。右手だけ付いて、立ち上がったので?。玉飛鳥は、合格の〇。
< 舛ノ山〇 対 玉鷲〇 >
舛ノ山が、先に両手を付いて、待つ形に。じらして、遅れて付けた玉鷲だが、一応ギリギリ〇。
< 若の里△ 対 常幸龍〇 >
立ち上がる直前に、両手を、トン!と土俵に付いて立ちあがる若の里。勢いをつける手段に利用している。実は、この、あいまいな手合いが、力士に圧倒的に多い。対する、常幸龍は〇。
< 天鎧鵬〇 対 豊真将△ >
作戦?にせよ、ギリギリになって、両手付けた豊真将には、感心しない。
< 遠藤△ 対 佐田の富士△ >
新入幕の遠藤。右手だけ付けて置き、立つ直前両手付き。対する、佐田の富士も、右手だけ付けて置き、立ち上がる直前、左手をトン!付き。
共に、「イエローカード」処分だろう。2回やったら、今場所出場停止か、負けにするべき。
ともかく、「処分」を明確化しないと、力士は全員が全員、舐めてかかる。先の「八百長処分」が、良い例だ。
< 徳勝龍? 対 栃乃若〇 >
左手だけ付けて、立ち上がった徳勝龍。まさに、片手落ちの、?。これで「勝」てれば「徳」だわいと考えてるのなら、1発で「負け」にするべき。
< 豪風? 対 翔天狼? >
共に、左手だけ付けて、上体起こして、立ち上がった。2人共、やはり1発退場処分の、「負け」にするべき。そのように厳罰に処していくと、デタラメ力士たちは、あわてて両手付く様に、なるはず。「指導」「注意」だけじゃ止めない、したたかな部分を、持っている。
< 富士東〇 対 琴勇輝△ >
琴勇輝、立つとき、やっと両手付く。姑息なやつだ。
< 臥牙丸〇 対 嘉風?? >
嘉風、まったく手付かないで、立ち上がった。嘉風ならぬ、この「悪風」。1場所、出場停止処分にし、その月の給金無し、にするべき。
< 北太樹? 対 豊ノ島〇 >
北太樹、右手だけ付けて、平気で立ち上がった。当然、?!
< 阿覧△△ 対 旭天鵬〇 >
旭天鵬が、すでに両手をキチンと土俵に付けて、待っているのに、阿覧はギリギリまで待たせて、これまたギリギリに両手付く。こういう、神事の儀式を守れない奴は、阿覧限りの罰則を科すと良い。
旭天鵬の相撲に対する、真摯な態度には、いつも感心する。あぶない遊びも、一方で、しているけれど。
ある時、ひょいと、こう聞いた。
---ドルジ(朝青龍)と、白鵬。どちらが、性格良いですか?
「そりゃあ、白鵬関だよ。相撲に対する態度が、マジメだもん。ドルジ? う~ん、あまり、言いたくないなあ(笑)。わかるでしょ? 聞かないでよ(笑)」
< 豊響△ 対 安美錦? >
豊響、上体起こす時、勢い付けて、両手、トン!付き。付けば良いってものでは、無い。イエローカード、1枚贈呈。3枚溜まると、来場所、出場停止! 笑いごとでは無い。そのくらい、厳しくしなければ、何でもアリに、成り下がる。八百長、氾濫時のように。
安美錦、右手だけ付けて、勝負に出た。この男、いつもそう。いわば、片手落ちの「常習犯」だ。
< 時天空? 対 魁聖? >
時天空は、仕切り線から遠く離れて、「立ち合いもどき」の姿勢。相手の 魁聖は仕切り線前。しかし、2人とも、左手だけ土俵に付けて、立ち上がる。行司も、勝負審判の任に当たる親方連中も、手を挙げて、止めず。あ~あ・・・・・・
< 妙義龍?? 対 千代大龍〇 >
先述した、上の写真で、明らかに分かるように、妙義龍は、右手。それも指先だけ接地させただけで、立ち上がる。相撲を舐めてるというか、相撲の神を冒とくしていると言うべきか。そのうち、バチが当たるだろう。
< 隠岐の海? 対 豪栄道? >
隠岐の海は、右手ちょん付き。かたや、豪栄道といえば、両手ちょん付き。どっちも、レッドカード、額にペタリと貼って、両国界隈を、ヒモ付けて歩かせたい。
< 稀勢の里?? 対 栃煌山? >
右手、付くどころか、擦って立った稀勢の里。一方の、栃煌山は、左手突いただけ。どちらも、ひどい。
< 宝富士△ 対 琴欧州△ >
どちらも、立ち合いの姿勢にならず、互いに、じらし合う。やっと、両手付いたのは、宝富士。琴欧州は?と、目を転じると、とりあえずか、左手を付いておいて、立つ瞬間、右手をちょん!姑息。この漢字の意味分かんない? 琴欧州。休場中に、調べな!
< 琴奨菊? 対 碧山〇 >
すでに碧山は両手を付いて、正しい立ち合いの姿勢になっているのに、待たせる琴奨菊。やっと、腰を降ろすと、左手ちょん付きで、立ち上がりやがったあ!
< 高安? 対 鶴竜△ >
高安、右手だけ付いて、立った。鶴竜の方は、ギリギリまで手付かず。直前に両手付く。
<白鵬△ 対 勢△ >
白鵬は、いつも、両手付かない最低の横綱。右手だけ付けておいて、左手、ちょん付きで立ち上がる。勢もまた、右手ついて、左手は擦るだけ。
< 松凰山? 対 日馬富士〇 >
この日、最後の取り組み。松凰山は、右手付いただけ。一方の日馬富士は?と言えば、この日はキチンと両手付いていた。日替わりなのが、困る!
ここまで書いても、熱烈な相撲ファンは、言うだろう。たまたまじゃないの?と。ひいきの引き倒しに、この手合いは多い。
まったく「国技」では無い大相撲だが、会場、そしてテレビで見ても、立ち合いのスピードがとてつもなく早く、まるで全員が、キチンと両手付いて立ったように、ごまかされて、見えがち。
しかし、キチンと事前に両手付けてたか、どうか?は、本人が、一番良く知っている。
それは、相撲部屋の稽古場でも、そう。
だが、コマ送りで見ると、デタラメや、あいまいな、ごまかし様が分かる。1度、試されるといい。
では、さらに、もう1日。アトランダムに、6日目のを、書く。
よく分かって欲しく、写真を何枚か、添える。
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< 豊真将?? 対 若の里△ >
左手付いただけの、豊真将。かたや、ガッ!と、出るときに両手、やっと付く若の里。
< 常幸龍〇 対 佐田の富士? >
常幸龍は、まさに「常」に両手を付いて、相手に立ち向かう。好感が、持てる。佐田の富士は、右手だけ土俵に付け、左手を擦って立ち上がった。彼は、いつも左手を擦るか、トン!と突いて、立つ。明日から、親方の、厳しい指導が望まれる。
< 豪風? 対 旭日松〇 >
この日の旭日松。相変わらず、手掴みした塩を、天井に向かって放り上げていたが、なんと、両手をキチンと付いてから立ち上がった。この力士、その日の気分で、片手付いたり、両手付いたり。やれば、出来るのに、もう・・・・キチンと、毎日しろよ!
対する豪風は、左手だけ付いて、立ち合いを済ませた。
< 遠藤? 対 栃乃若〇 >
話題先行の遠藤。6日目も、右手だけ付いて、立ち上がる時、左手をちょん付き。正しく直すのは、「今でしょ! 今!」
栃乃若は、いつも両手を土俵に下ろし、鋭く立ち上がる。合格点を挙げられる、数少ない力士だ。
< 徳勝龍? 対 舛ノ山? >
徳勝龍、この日は、勢いつけて、両手、トン!付き。舛ノ山は?と言えば、右手付き。少し、左手を浮かして立ち上がる。
< 天鎧鵬〇 対 翔天狼? >
天鎧鵬は、基本的に神事の決まりごとを、キチンとこなしている。対する翔天狼、お前、夏祭りの太鼓叩いてんのか?
まず左手を付き、今度はそれを高く上げて、右手を付いて立ち上がった。なんじゃあ? 遊んでんのか??
< 玉鷲? 対 琴勇輝△ >
玉鷲は、左手付き。琴勇輝は、勢いつけて、ト~ン!と、両手付いて、玉鷲に向かっていった。
神事の儀式を、ダッシュの、はずみにしてはいけない。
< 富士東〇 対 玉飛鳥〇 >
どちらも、基本的に両手をキチンと付いての、正しい立ち合いをしている。日々、気分と作戦?で、デタラメやってるやつらは、見本にして欲しい!
< 臥牙丸? 対 豊ノ島〇 >
臥牙丸は、左手で付き、右手で、トン! と土俵を叩き、向かっていった。豊ノ島の立ち会いは、正しくキレイ。
< 時天空? 対 阿覧? >
時天空(写真右側)は、いつもゆ~っくりと、相手をいら立たせるまで立ち合いの姿勢に、入らない。ギリギリに、両手を擦って、立った。
阿覧(写真左側)は阿覧で、左手だけ付き、立ち上がる寸前、伸ばした右手の指先だけを付けた。お前らさあ、相撲の神様をバカにしてない? 立ち合いってもんを、軽視してない?・・・・・・・。

< 嘉風〇 対 安美錦? >
嘉風。なんとこの日は、両手ついて立った。やれば出来るのに、いつもやらない。幼稚園児以下だ。
安美錦は、相変わらず、右手のみ付けて、立った。
< 豊響? 対 旭天鵬〇 >
豊響は、左手、トン!付き、立ち上がり。旭天鵬、39歳は、キチンと立ち合い姿勢。美しい。
< 宝富士△ 対 北太樹? >
宝富士、両手を擦って立つ。片っぽの、北太樹は右手だけ付けて、左手は宙に浮かしたまま。
< 魁聖〇 対 千代大龍△ >
2日目は、両手をキチンと土俵に下ろしていた千代大龍。この日は、両手、トン!付きのザマ。魁聖はなんと、この日は、まとも!気分次第で、コロコロ、日替わり??
どの力士にも言えることだが、「立ち合い」を作戦展開のための具には、して欲しくない。「立ち合い」は、そういう類いのモノでは、本来、無い!
< 妙義龍? 対 勢? >
2人とも、右手だけ付けての、立ち合い。「両手付けて!」の、行司の声は聞こえないのだろうか? 耳、悪い? 病院、行け!
< 稀勢の里〇 対 碧山〇 >
二人とも、呼吸合わず。立ち合い、合わず。しかし、体勢、良し。
<松鳳山△ 対 琴欧州? >
松鳳山、勢いつけるための、両手トン!付き。琴欧州、左手のみ。
<琴奨菊? 対 高安〇 >
琴奨菊も、太鼓叩きパターン。左腕を大きく上に上げて、下ろしたら、今度は左手をトン!付きして、右手擦って立つ。遊んどんのか?
高安。今日は、両手付き。なんじゃあ?
< 豪栄道? 対 鶴竜△ >
豪栄道は、右手だけ。鶴竜は?といえば、両手を土俵に擦っただけ。
< 白鵬? 対 栃煌山〇 >
写真左側が、白鵬。右手は仕切り線に付けてはいるものの、左手は、見ての通り、浮かしたまま。立ち上がる瞬間、左手をトン!付きで、ダッシュ!が、いつものやり口。
相手の栃煌山(写真右側)が、キチンと両手を付いているというのに・・・・。
このザマで、優勝したと騒がれても、バカバカしい気がするのは、私だけだろうか・・・・・・・。勝ちゃあ良いってもんじゃない。本来、しなければならない作法を、ハナっから無視しちゃあ、ただの、筋肉デブだ。
< 隠岐の海? 対 日馬富士△ >
日馬富士は、両手で、トン!付き。隠岐の海は、右手のみ。
こんなひどい立ち合いが、連日、堂々とカネ(入場料)をとって、場所中、行われている。
スピード感があるから、フツーに見ていると、気付かれない。それをいいことに、まあ、記事のまま、土俵上で平気で展開されている。
デタラメは、北の湖もそうだった。勝負審判にあたる元幕内力士、全員もそうだった。正しくやっていたのは、双葉山にまでさかのぼらなければならない。
調べていて、さすが双葉山! と、感心した。
このぐらいで、目くじら立てて・・・・と思う人には、先の記事でも書いたが、やはり陸上100メートルの競技選手の、スタートのスタイルを想い浮かべてもらうのが、やはり、1番ふさわしい。
全員、同じ姿勢。アレを、それぞれ、勝手に崩して、スタートラインに立ったら、それでも良いですか?
全員が同じ条件で、競技に臨むから、スポーツとして、成り立っているのです。
且つ、ズルして、1度でもフライングしたら、それで失格!
オリンピックなら、4年間掛けた努力が、一瞬にして水の泡です。
そのくらい、厳しくしなければ、すぐ舐めてかかる。たかをくくるのが、力士の本心です。
いくつかの部屋にも通ってきた経験もあり、他人様より、詳しい。
こんなアンフェアな、デタラメな姿勢が、いつまでもまかり通っては、いけない。
トン!付き、ちょん付き。果ては、擦り擦り、夏祭りの太鼓叩き・・・・・
こんな「片手落ち」の悪癖を、「手付かず」のまま、放置しては、いけない。
例え「国技」なんかじゃなくとも!
さあ、全員を「相撲教習所」に招集して、一からやり直しだ!
中学生力士に、全員、正しい見本を見せてくれ!模範を、全員、見せてくれ!
中学生時代、朝稽古の後通った中学校で、いつも授業中、居眠りしていた北の湖敏満自ら、言うべきだ。
「私は、恥ずかしいハナシ、ちゃんとやってこなかったことを、お詫びする。改めて、君たちには、明日から、キチンと本来のやるべき「立ち合い」を、実行して欲しい」と。
デタラメ、テキトー、「立ち合いまがい」から始まる、相撲は、もう見たくない!
勝ち負けの行方や、展開が、ガラリと変わるかもしれない。白鵬の連勝は、ブツブツ切れる可能性もある。
しかし、正しい、有るべき姿勢に、本来の「立ち合い」を、戻さねばならない。
さあ、そこの、お立合い! そう、思いませんか?
相撲ファンを自認する、そこのあなた! そう思いません??