goo blog サービス終了のお知らせ 

gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

《 リアル 大相撲 ルポ 》 日馬富士、独り横綱で、孤軍奮闘中! しかし、実は「ココ」が弱点や原因なもんで、千秋楽まで、まだまだ負ける要素、一杯

2017-09-20 17:41:41 | 相撲

  今場所。初日から、たった独りの横綱として、まさに孤軍奮闘中の、日馬(はるま)富士。

 3連敗のあと、なんとか、ぎりぎり持ちこたえていたものの、昨日10日目。

  伸び盛りの、21歳。12歳も年下の貴景勝(たかけいしょう)に惨敗。4敗目を喫した。

  観ていて・・・・・危惧した通りの負け方になってしまった。何度も、再生もしてみて、やはり、ココが負けてしまう要素だと、痛感。

  見事に、前のめりになったまま、土俵にバッタリ!

  顔と胸一杯に、砂をこすり付けた。

 「なぜ、負けたんだろう?」という想いからか、首を振りながらも、悔しさを顔ににじませて、花道を下がっていった。

  勝った貴景勝は、懸賞金の、とんでもなく分厚い束を手にして、初白星を挙げて、「頭が真っ白です」とクチにしつつも、内心、喜びで一杯。

  日馬富士の所属部屋である「伊勢ヶ濱部屋」の親方であり、自身も元・横綱の旭富士(写真右側)は、先日、写真でも分かるように、日馬富士の左右にぶ厚く2重にサポーターを巻いている、左右のひじの痛みが取れないことを危惧していた。 

 しかし、巻いてはいるものの、土俵上で、その痛みゆえに、明らかに今場所、負けた起因、原因になっているとは、とても見えない。

 実は、両足首、両足の裏、両足の甲の痛みが走り、そのために、立ち合い後、まったく、土俵に両足をべったりと付けて、腰をじっくりと降ろして相撲が一瞬も取れていない。

  常に、どちらかの足の裏が土俵から浮いている。相手力士からすると、転がせやすい。

  おまけに、先日の記事で、日馬富士の取り口の特徴として、挙げたが、立ち合いから、アタマから突っ込むようにしての前傾姿勢。

 なもんで、終始、前のめりに倒れる体勢が続く危うさ。

 足も、ズルッと滑っている。

 はずされ、いなされ、体をかわされたり、距離を置いて、はたき込まれたり、引き落とされたりすると、ひとたまりも無い。

  で、こうなってしまう・・・・・・・。

  足が浮いて、体勢がハスに成りがちな為、こう、簡単に寄り切られてしまう。

 こらえ切ることが、出来ない。ねばれない。土俵際の逆転が、出来ない。

 ウソだろ?

 そう、思われる方は、youtubeや、個人で録画済みであるなら、今場所の日馬富士の取り組みを、じつくりと検証する気持ちで観て戴きたい、

 横綱の責任としても、早く勝ちたい、決着をつけて安心したいという想いが先走り、いつもの前傾したままの早い取り口が悪い方向へと、連日、突っ走っている。

 結果、4敗。

 先日の記事では、彼のⅤサインをした写真を掲載してしまった・・・・。

 あんな危うい姿勢で、今場所、戦うとは予想だにしなかったもので・・・・。

 他に横綱が今場所いるのなら、いつもの日馬富士なら、途中休場しかねない結果と、内容。

 だが、今場所は、例え、残り全敗しようとも、休場は絶対に許されない窮状。

 ましてや、親方でもある、元・横綱の旭富士も、在位5場所目に、独り横綱で戦った経験があるひと。

 さらに、通算9場所で現役引退。

 内臓疾患という持病を抱えていたとはいえ、自身の考えは、おのれを律する厳しいものだった。

 「横綱に上がったら、負けたら引退しか、道は無いと、常に考えていました」

 「もし、ケガで止むなく休場した場合は、キチンと入院し、1日でも早く治すこと。ブラブラして、稽古を休むような姿勢ではいけない」

 「周囲は、厳しく自分を見ているんだということを、現役中は、常に意識していました」

 それゆえの、在位9場所での引退決断であった。

 モンゴル国籍の日馬富士は、親方のソレを、どこまで理解出来ているか、どうかは、分からない。

 だが・・・・ダヴァのように、舐め切った態度、言動だけは、決して、して欲しくない。

 今日の、相手は巨漢だけの逸ノ城。

 さて・・・・危惧される取り口を、また犯してしまうか、どうか・・・・・。

 

 ------------------------------------------------------------------------------------

 もはや、期待を裏切る、「ただのデブ」でしかない、逸ノ城。

 そのデカいだけの身体を振り回し、土俵の外へ出した。 

 だが、明日からは・・・・・・・


< リアル 大相撲 ルポ > 宇良、巨漢・天風相手に、イナバウワー真っ青の奇手出たあ!「たすき反り」。来場所、新入幕当確だが、欠点も増えてきた。原点に還らなければ、やがて・・・

2017-01-20 20:38:26 | 相撲

 今日の、大相撲初場所 13日目の、十両の取り組み、宇良(うら) 対 天風(あまかぜ)戦。

 相撲に興味を持っている人は、録画していたり、you tubeや、有料のスポーツ動画サイトなどで、この一戦をすでにご覧になった方も多いはず。

 が、あっと言う間の勝負!

 1度、観ただけでは、どこが、ど~なって、ああなったのか、よく分からないほど、素早い取り口だった。

 「たすき反り」という奇手。昭和27年1月場所に、たった1度あったのみ。

 それが、丸65年振りに甦った! もう、そのカラダの反りかえり。ウワ~、あの、イナバウワー、真っ青!

 どう、イナバウワー、なのか?

 写真でつなげば、ウワ~!と感じてもらえるかも?と。

 なお、画像は断るまでもなく、NHK総合テレビの大相撲中継からの、抜き撮りです。

  宇良。この日も、四股は、おざなり。美しくも何ともない、テキトーさ。

 立ち合いも、右こぶし、チョン付き。左、付かないまま

 

 さらに、ファンがサインを求めて、黒マジックと、色紙を手渡しした際、「マジックが黒く汚れていて、嫌な気持ちになった」と言う。

 ファンは、宇良だけでなく、他の力士にもサインを求めまくることが多く、そのあわただしいなかで、キャップを締めたり、取ったりするなかで、知らず知らずのうちに、汚れてしまったのであろう。

 一生に一度、本場所を観られればいいのが、一般の相撲ファン。

 そういう気持ちや事情を理解出来ていない、宇良。

 日々、以前は持っていたはずの感情を失い、慢心さ、思い上がり、横柄さが膨れ上がり、かつての誠実さが薄れてきている、宇良。

 四股や、立ち合いは、元に戻せるはずなのだが・・・・・。

 残念で、ならない。

 行司の「手を付いて!」を、無視するようになるとは・・・・・・。

 さて、勝負!左から、右へ、目を移して下さい。

      

     

 という一連の動き。

 ココまで反り返っても、倒れない、足腰の強じんさ!

 もっか、3敗を維持し、先頭グループに、今日のように、もぐり込んでいる。

 おそらく、現在、十両の筆頭に位置していることもあり、来場所の幕内入りは、ほぼ今日の時点で、確実と言って良いだろう。

 繰り返すが、言動、初心に還って欲しい!

 元に戻すのは今! 今でしょ!

 今のままでは、観て面白い、単なる奇手、珍技!力士ということだけで、注目されて終わってしまいそうだ。

 


< リアル 大相撲 ルポ > ん!? ポスト・宇良は、幕下の「霧の富士」だ!と想ったが・・・。いえいえ、強さや、上手さじゃなくって、コレ!がさあ・・・。[本日18日、取り組み]「最終戦情報も掲載」

2017-01-18 01:25:52 | 相撲

 先日のこと。初場所、4日目。

 三段目の、ある無名の力士が、うまく、NHK-BSの生中継の大相撲で映り込めば良いなあ、と想ってタイマー録画をかけておいた。

 その力士は、映らず。すでに、取り組みは、中継が始まる午後1時前には、終わっていた。

 おそらく、今場所で引退であろうと予測される力士なので、せめてこの目で、一度くらいは取り組みをテレビで観て置きたいと想ったからだ。

 そんな、引退するまで、youtubeでは観ることは出来ても、ただの一度もテレビにナマで映らないまま引退してゆく力士は、毎場所終了後、掃いて捨てるほどいる

 その力士もまた、初土俵から丸17年近く。すでに、年齢は35歳。白鵬こと、ダヴァジャルガの付き人も経験し、不評をかった。良い注目を浴びたことは、無い。

 自己最高位が、幕下1枚目。だが、そこまで。十両には上がれぬままで、ずるずる下がって、上がったり、下がったりの、エレベーター力士

 今年、おそらく経験するはずの、第二の人生は、大変な苦労と挫折が待ち構えている。

 これまでは、良くも悪くも、「ごっちゃん体質」で過ごしてきたし、過ごせてきた。

 しかし、世間の荒波は、容赦しない。まったくの、別世界。

 ただ、カラダのデカく、重いデブは、意外や社会では使い物にならないのが、これまで、多くの元力士が、いやというほど体験し、辛酸を舐めてきているだけに・・・・・。

 さて、幕下の取り組みを、仕方なく、ついでに再生しつつ、ある場面で、目が釘付けになった。

  おおっ! 左側の登場力士の四股(しこ)の、美しさ!

 左足先まで、きれいにスパーンと、伸び切らせていた。誰だあ? こんな四股をしこ、たま”魅せている”力士は?

  霧の富士(きりのふじ)? 知らないっ!

 今場所、幕下59枚目で、この日までに1勝を挙げていた。前場所では、3段目で5勝2敗を挙げ、幕下に上がったばかり。

  かつての宇良(うら)のような四股を、魅せてくれている。良いなあ・・・・。

 対する、宝香(ほうかほう)も、負けじと

  なかなかのもん、です。このまま、続けて欲しいと願う。おざなりな四股で済ます力士が、あまりにも多いので。

  顔はコレか、ほうか、ほう・・・と1人想う。

  霧の富士の顔は、こう。

  そんきょの、姿勢。彼、何故か、手のひら丸めて、上を向かせる。クセ、か?

 さて、仕切りは? 立ち合い時の、両手、両こぶしは?

  おおっ! きれいに、付いていた。

 対する、右の宝香鵬、✕!「ポスト宇良」も「ポストおもて」も、✕。

 で、勝負は?

  あざやかに霧の富士が、寄り切って勝った。 

   腰を落とし、慎重に、勇み足をすることも無く、2勝目を挙げた

 あの宇良でさえ、全くしなくなった、美しい四股。いまや、彼の中途半端なテキトー四股には、何の魅力もない。

 両こぶしを土俵に事前に付けることすら、立ち合いまで、しなくなってきた

 いったい霧の富士って、どんな性格、どんなカラーを持った力士なのだろうと、ツィッターを見ると、ありゃりゃあ!!

 軽~い軽い、今どきの22歳のノリを持った若者じゃんかあ!

 鹿児島県鹿屋(かのや)市出身

 あの、特攻で若い命が散った陸軍鹿屋基地がある、3度ほど訪れた、あの町の出かあ・・・・。

 だから霧島の霧、が四股名に入って「霧の富士」になった・・・・わけではない。

 所属する陸奥(みちのく)部屋が、「霧の」を歴代四股名に付ける慣習があるようだ、

 パソコンで見られる、身長、体重は、186センチ、119・3キロ

 が、録画しておいた10日日、1月17日。

 霧の富士の紹介では、実況アナウンサーが、身長が1センチ低く、185センチ、131キロと。

 ポスト宇良と想ったが、調べると、なんとその宇良と、戦っていた!

 you tubeで見ることが出来るので、関心を持った方は、ご覧になってみてください

 いとも簡単に宇良に右腕を掴まれ、振り回されて負けてます。

 他の2番も、you tubeで見られます。両こぶし、下ろしてないことが目に付いて・・・・。

 四股のさまだけ、ポスト宇良。あとは・・・・・将来性も、✕ではないが、△△・・・・・・・・・。

 5戦目の相手は、3段目筆頭の魁ノ隆(かいのりゅう)。

 どちらも、ここまで3勝1敗。今日勝てば、勝ち越しが決まる大事な一番。

  向かって左が、霧の富士。右足がよく上がってます。

  はいっ!左足も!です。パチパチパチ! 素晴らしい! 

  今日の顔は、こんなカンジ。

  立ち合いは、イマイチ、イマ二・・・・。右拳は付いているものの、左は微妙・・・・。

 勝負も、イマイチのまま、寄り切り負け。

 もう、この先は引退するまで、両腕をきれいに伸ばし切って、その後の四股も、見事にひっくり返りそうになるまで上げ切って、相撲本来の、あるべき美しさを、角界ただ独り、魅せ切って欲しい。

 な~んでか、すでに若い女性ファンがいて、「霧の富士ぃ~~~~!!!!」と、客席から声援が飛んでいるので、彼女たちが見惚れるような四股を、この先も、さらに魅せていって欲しい。

 立ち合い。

 北太樹(きたたいき)や、琴奨菊(ことしょうぎく)のように、引退するまで、ただの1度も両こぶし付かない、汚い取り口しか出来ない力士が多い。

 そんななか、それよりはマシではあるが、立ち合い、勢い付けてガツン!というタイプではないように見えるので、ならば、立ち合いもきれいにして、勝負し続ければ、ひそかに、じわじわと注目され、場所を重ねるたびに、話題になってゆく可能性は髙い・・・・・ように感じる。

 初土俵から、丸6年目。

 あと、千秋楽まで2番。

 3勝2敗を、5勝2敗にまで持っていってくれれば、来場所もテレビで、故郷の鹿屋でも、その、しばし見惚れる「四股」を見られる可能性は髙い。

 秘かに、期待してまっさ! サッカー少年だった、八藤秀幸(やとう ひでゆき)クン!

================================

 本日、1月18日、霧の富士、出ます!

 相手は、香富士。同じ3勝2敗同士。

 さあ、どうなりますことやら?

 そんきょの姿勢、四股。

 観てやって下さい! 

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 1分以上の攻防。

 土俵際、霧の富士、こらえにこらえたが・・・・巨漢の香富士に寄り切られて、敗戦!

 これで、3勝3敗。勝ち越しは、最終戦に持ち越しに。

 部屋で、稽古を指導している親方からは

 「3勝した時点で、もういいか、という気持ちになっているんじゃないか!」と、当人に、怒ったという。

 「ねばりが、無い」、「常に、腰高」、「自分から攻めて無い。受ける相撲が多い」と、弱点の性格、弱みを厳しく指摘されていた。

 さらに、残念だったのが、四股も今一つ、中途半端!

 おまけに、行司が「手を付いて!」と鋭い声を発しているのに、ソレを無視。

 両こぶし、まったく付かずに立ち上がってた。

 ダメだあ・・・・こりゃ!

 記事化するの、間違ったかなあ・・・・・・・

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~^

 < 2017・1・20 記 >

 今場所、霧の富士の最終戦。

 3勝して、3連敗。

 本日、勝って勝ち越しなるか?

 負けて、再び、三段目に逆戻りか?

 「立ち合いが、勝負」と、本人。

 そんきょ、四股の姿は、悪くはない。

 だが・・・・両こぶし、付かず。擦りもしない。

 立ち会い、自分の想いとは違い、受けて立つ姿勢に・・・・・。

 土俵際、一度、ねばって残ったものの、あっさり、小手投げうたれて、土俵に転んだ!

 あ~あ・・・・・・・・

 彼女なのか、今日も「霧の富士ぃ~~~~~~!!!」という、若い女性の声援が飛んでいた。

 その声援に応えるためにも、来場所、三段目に落ちても頑張れる?かなあ・・・・・

 将来性には、かなり疑問符がつく、土俵上の積極性の無さ!

 女への積極性を、闘いに転化出来なければ・・・・・・もう・・・・・


< リアル 大相撲 ルポ> 初場所、初日。宇良、旧しこ名・佐藤、そして、石浦。3者3様の勝敗。そして、ダヴァは、賞金、天皇の観てる場で、ぶん回し!

2017-01-08 21:14:56 | 相撲

 宇良(うら)。十両力士。

 まだまだ、相撲番記者にとって注目の力士のようで、勝ったあとの、コメントが、さっそく、ネット上に躍っていた。

  (NHK総合テレビ 大相撲中継画面 より。以下、同様)

 そう、1勝目を挙げた。写真、左側が、宇良。初日は、キチンと両拳を土俵に付けて、立ち上がっている。

 片や、右側の千代丸。見ての通り、このザマだ。当たり前の所作が出来ない、この手の素人力士が、あまりにも多い。

 「手を付いて!」と、この行司も叫んでいるというのに。

 大銀杏(おおいちょう)を、この日、初めて結ってもらったという、宇良。

 もぐる体勢から、瞬時に切り替え、正攻法に、低い姿勢から押しまくり、前へ前へと、一気に鋭く出て、下から押し上げ、土俵際へと運び、押し出した。

 

  「今年は、カラダを創りながら、正攻法の取り口をしてゆきたい」と、場所前にクチにしていた、という宇良。

 その通りに、白星を、まず、挙げた。今日は、だ。

 明日は、両拳を付かないかも知れない。いままで、そういうことが、繰り返されてきた。

 仕切りの際も、両腕、両足をキレイに伸び切らせて、高く上げ、四股を踏むことは、なくなった。その、どちらも、残念でならない。慢心が、にじむ。

 昨年、左手首を骨折。左手の甲も痛めているという。そこを痛める取り口に陥ったら・・・・・。

 今後、どうなるか、冷静に見ておきたい。

 次。本名を、しこ名にしていた「」。

 この初場所から、幕内入りをしたのを機会に、病気と想われる異常なやせ方をしたままの、かつての人気力士だった貴乃花・親方から、しこ名を、変えさせられた。

 むろん、佐藤貴信(本名)納得のうえではあろう?が。

 「今年中に、三役にまで上がりたい」という夢を抱いている、佐藤。

 その「佐藤」のまま、幕内上位に上がった方が、話題にもなるし、相撲を知らぬ子供にでさえ覚えられやすかったのに・・・・。

 なにしろ「佐藤」という姓。

 佐藤、鈴木、高橋、田中・・・・と続く、日本人トップの多い姓。

 なんと、189万4000人が、日本中にいると言われている。

 力士・佐藤で、横綱にでもなったもんなら、189万人の気持ちは、いかばかりであろうか!?

 オモテだって応援せずとも、内心は、職場、学校、近所でも、心秘かに胸張って嬉しいはず。それまでは、よくある姓で、感じることの無かった想いが、コロッと切り替わる。

 ど~んと、ファンが増える可能性が大きい。

 なのに、「貴景勝」(たかけいしょう)。はあ???

 ありがちな、むしろ、地味な、埋もれてしまいかねない、しこ名。

 本名が「貴信」で、「貴」が、偶然付いていたとはいえ・・・・。

 景勝は、戦国の武将、上杉謙信の息子、上杉景勝(かげかつ)から採り、親方が命名したとか。

 馬鹿な、余計なことをしたもんだ。あとで、後悔するはずと、景勝ならぬ、警鐘を鳴らしておきたい。

 その「佐藤」。今年は「一番、一番、キップの良い相撲を取りたい」と、抱負を語った。

  左側で、キチンと、両拳付いて、立ち合い。

 相手の、錦木(にしきぎ)。こいつも、手付かず、拳付かず

 佐藤、待ち切れず、思わず、突っかけるカタチに。

 待ったを、行司に命じられ、再び、文字通り、仕切り直し

 慎重に、立ちあがり、受けた姿勢の錦木に、逆に押し返され、佐藤が低い姿勢のうえ、両足が揃っていた。

 おまけに、場所前の九州巡業の稽古中に、左足首を痛めた影響で、こらえきれず、カンタンに押し出されて・・・・黒星に。

 白星のキップはもらえず、引き揚げる際の通路での表情は、ごらんの通り。 

  左足首痛。景勝ならぬ、軽症であればいいのだが・・・。

 次、石浦。彼は、本名の「石浦将勝(まさかつ)」のままのしこ名。このまんま、いって欲しい。

 彼は、昨日の7日。マクラーレンから、車、ではなく、化粧まわしを贈られたとニュース。

 今日、初日の相手は、右側、貴ノ岩

  石浦の、鳥取城北高校 相撲部時代の、1年後輩が、貴ノ岩。

 立ち会いは、石浦も、キチンと両拳付き。貴ノ岩は、✕。

 石浦、もぐったが、出足が弱く、土俵際まで押し出され

 

  浴びせ倒されて、黒星に。

 その直後、気になる仕草

  以前痛めたひざを、まだ痛めているらしく、浴びせ倒されたあと、きしんだのか、右手首も含め、どこか痛めたな!

 座り込んだ。んんん・・・・・・・。

 力士は、どこかしこか、必ずケガを抱えて土俵に上がっている。とはいえ、う~ん・・・・。

 さて、今日、初日は、いわゆる「天覧相撲

  天皇と、日本国を象徴する、たぐいまれなる母、「国母」が特別席から観戦

 後ろに控えたのは、八角・理事長こと、保志信芳、53歳。

 いままでも、白鵬こと、ダヴァジャルガルの土俵上の、あるまじき言動、所作、殺人ワザ取り口などを、めくらの如く、見逃してきた男。

 この日も・・・・。

 ダヴァ、よりにもよって、やりやがった!

 肝心の相撲の相手は、正代(しょうだい)。

 取り組み前から、ダヴァに対し、「びびっていた」「怪我せずに、帰ってきたい」という、だらしなさ。

 なので、あっけなく、ダヴァが、勝った

 両腕、両ひじに巻きつけている、殺人用サポーターは気になるが、初日は、実行せず。

 このようにして、対戦相手に、次々と恐怖感を植え付けている、ダヴァ。

 そのあとだ!

  懸賞金の束を、立行司から受け取ったあと、右手で鷲掴みにするなり

 大きく、右から、左へと

 

  ブン回し!!!!!!

 

 横綱以前に、人として、あるまじき、この所作を、斜め上から見ていたはずの、天皇陛下と、国母は、どう感じたであろうか?

 どうって、気にすることじゃないよ、と感じる人がいたら、こう書こう。

 例えて言うならば、あなたが、我が子や、知り合いの子供や、誰かに、お年玉をあげた直後、アタマも下げず、「ありがとうございます」の一言も無く、

 お年玉の入った封筒を、左右に大きくぶん回した!

 さあ、どう感じますか?

 不快に、感じませんか? 失礼、と思いませんか? 行儀が、なっていないと思いませんか?

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 おそらく、天皇陛下も、国母も、クチにこそ、保志信芳に出しておられないかも知れないが、胸中はいかばかりであったろうか・・・・。

 保志は、また、何も感じないんだろうなあ・・・・人としても、53歳なのに、成っていないもんなあ・・・・

 今場所も、駄馬ダヴァは、やりまくるぜえ!!!

 日本国の象徴の前でも、やれた! お墨付き、もらったようなモンだぜえ!!

 誰も、「直接」何も、注意、叱らないんだもん!

 悪ガキ、恐怖行為植え付け意識犯は、行く、往く。

 2017年も、突っ走るぜえ!

 

 おら、おらあ、どけ、どけえ!!!


< リアル 大相撲 ルポ> 十両の人気力士。宇良と石浦が、本日対戦!勝敗の決め手は・・・・・・

2016-07-18 09:06:54 | 相撲

 ひょいと、本日、7月18日。連休最終日の大相撲名古屋場所9日目の取り組み表を見たら、なんと、良(うら)と、石浦が対戦するのが分かった。

 この2力士については、今までも何度も記事化してきた。

 日ごとに、場所を重ねるごとに、仕切りの際、手足を伸び切らせず、四股で足を髙く上げられるはずなのに、上げ切らない。両腕をピーンと伸び切らせないようになってきた。

 全体に、テキトーになり、美しさが全く無くなってきた。

 さらに、立ち合い。両手、両こぶしを付いたり、付かなかったりと、日替わり定食、気分次第。

 基本を忘れつつあるとしか思えない。

 むしろ、佐藤が、必ず両こぶしを付けたのちに立ちあがっているのが、好ましい。

 どこか、この3力士をNHKも意識しているようだ。

 とりわけ、宇良。

 BSですでに取り組みが放送され終っているにも関わらず、地上波に中継が移り変わったあと、宇良の取り組みを入れ込んで流すことが、目立つようになってきた。

 石浦に関しては、その殆んどの取り組みが地上波に移ってから観られるのだが、取り組み直前に、それまでの3番ほどの取り組みを挿入。

 2人を視聴者に印象付けようという意図が、もろに透けて見える。

 とまあ、そんな背景があるのだが、おそらく、今日の対戦は地上波のナマ中継で観られるのではないか

 勝敗の決め手。表題には書き込んだが、正直言って分からない。

 どのようにもぐるか、差し合い、探り合いになるか?

 土俵際の攻防が見ものになることだけは確かだ。俵の上に片足の、それもつま先だけ残して、うっちゃるとか・・・・・。

 期待させておいて、あっさり、バッタリ引き落としで手を付く、3秒決着の大凡戦の可能性も捨てきれない。

 まあ、観て下さい。オモシロさ、胸ワクワクさだけは、ちょいとだけ保証出来ます


< リアル 大相撲 ルポ> 十両の力士・石浦の妙技。見よ! あっ!と驚く八艘飛びを!

2016-07-12 01:12:12 | 相撲

 もう、画像で確認してもらう他無い。

 十両力士、石浦の「八艘(はっそう)飛び」を。

 大相撲名古屋場所、2日目。

 相手は、星山。

  (NHK地上波 大相撲中継より)

 

  

 別のアングルで。

 

 

 

 

 

 勝敗? むろん、勝ちました!

 いやあ、八艘飛び。すんごい発想!


< リアル 大相撲 ルポ> 十両・宇良。初日、「突き落とし」で勝ちはしたけれど、片手落ちがなあ・・・。「佐藤」「石浦」はベスト!

2016-07-10 21:21:14 | 相撲

 木瀬部屋での稽古は、観に行かなかった。

 親方の壁が厚そうだし、観覧費を取られるのは、いまいち合点がいかないままなので・・・・。

 とはいえ、宇良のコトは気になっていた。

 今日の、名古屋場所の初日

 ファンの方は、すでに結果はご存じだろう。

  (NHK-BS 大相撲中継画像より。以下、同様)

 「突き落とし」で、宇良(うら)が、幕内経験者のベテランと言って良い「富士東」(ふじあずま)に勝った。

  改めて驚いたのが、カラダ全体が、ふっくらと丸みを帯び、太ってきたこと

  筋力トレーニングの成果もあるのだろうが、その代わりか、仕切り前後の足の上がり具合、腕の伸びが美しく見えなくなった。キレが、無い。

  さらに、立ち合いが、その他大勢の、並みの力士に成り下がってしまった。

 以前は、キチンと両拳を土俵に付けて、低い姿勢からもぐっていたのに、今日初日は、ひどい!

 右拳を付けただけ。左拳は、明らかに付けず、降ろさず、上体を起こしている。

 基本を忘れたのだろうか?

 慢心か?

 心から、ガッカリした。

  あとの取り組みで土俵に上がる、「佐藤」(写真右側)でさえ、キチンと両拳を素早く土俵に降ろして、付けているというのに・・・・・。

 

  日本人をタニマチ以外は、舐め切っている「旭秀鵬」(写真左側)は、前場所全休。立ち合いも、コレこの通り、両手土俵にいつも付かず。日本の協会のお達しすらも舐め切って、無視。

  で、あっさり、バッタリ!

 佐藤は完勝!

 取り組みにムラがある「石浦」も勝った。

  ラグビーの五郎丸歩ではないが、自身のルーティンは、きっちり守る。

  対戦相手を、なぜか、カラダを斜めにして、渋い表情を浮かべて、じっと見据える。

 その間に、これからの取り口を確認したり、変更を考えたりしているように思える。

  で、その次は。

  まるで猫や犬が、路上で糞を出した後、ソレを隠そうとするかのように、後ろに何度も何度も、土俵の砂を蹴る、蹴る、蹴る・・・・・・。単なる、クセか、ルーティーンか。

 石浦も、立ち合いは、この初日は正しく両手付き。

 

 すぐさま、阿夢露(あむ~る)に、体勢低くもぐり込んで、一気に!

 

 

 2人は、自分の取り口で完勝スタート。

 とはいえ、冷静に見ると、やはり、佐藤が一番早く幕内に上がる地力がありそうだ

 宇良のカラダの柔軟さは、本日も、コレこの通り。

 

  突き落としで、勝ちはしたものの、実際は左に体勢をサッと変えての、はたき。

 危なげは無かったものの、まあ、さまざまな勝ち方が出来るという立証にはなった。

 にしてもなあ・・・・・「片手落ち」は、まさに片手落ちの、正しくない立ち合い!

 十両や幕内の取り組みの際、行司は、ハッキリと左右の両力士に叫んでいた。

 「両手、付いて!!」

 宇良。”宇良ぎる”なよ!

 人気の下落は、君が考える以上に早い!

 並みの力士に、人は支援・注目はしない。


< リアル 大相撲 ルポ> 十両の3力士。宇良、佐藤、そして石浦が、驚きの変貌ぶりを見せ始めた

2016-05-15 15:38:58 | 相撲

 う~ん・・・・・この3力士の変わりよう、変貌ぶりをなんと言えば言えば良いのだろうか・・・・。

 まず、宇良(うら)日を重ねるごとに、注目を浴び、十両土俵入りの段階で、一番の拍手と歓声を浴びている。

 取り組み中の、土俵での動きが他の力士に比べ、素早いこともあり、ほぼ必ず、別カメラから撮影した分が、大相撲中継で幕下時代から、意図的に流されてきた。

 だが、土俵に上がっての、四股。コレが、ひどくなった。はっきり言って、ぞんざい! まったく、チカラを腕や、足に込めていない。

 宇良和輝自身は、意図していないのかもしれないが、両腕をきれいに、スパ~ン!と、伸ばし切る

 また、四股では、足をきれいに、且つ、吊り下げ天井に向け、これ以上ないほど、高く上げ切っていた。前場所の様に、ストレッチの様に、出来ないものなのだろうか。

 土俵上での、声だし「ほう!」は禁止されたが、観客がその四股の美しい姿を見て、「ほう!」と、感心のため息をもらすのは、誰も止めない。

 宇良。強じんな足腰を持って、且つ、スポーツジムへ通い、筋力トレーニングに励んでおり、伸び切ることに、痛さも支障も無い、はずだ。

 あのていたらくぶりは、一体何なのだろう・・・・・・・・。

 慢心? まさに、手抜き、?

 タオルを差し出されても、汗をかいていないこともあり、片手の手刀を前に出して、断る。

 勝負が終わったあと。「下がり」を、やはり担当の若者に渡すときは、小さくペコリとアタマを下げて去る。

 礼節は、欠かしていない。

 取り組みへの研究は欠かさない。

 初日、「いつも必ず、宇良関は、右足を掴まえに来る」というクセを見破られたこともあり、14日の夏場所7日目には、真逆の左足。それも太ももをがっちりつかまえ、一気に土俵際へ持っていった。

 またも、大歓声が湧いた。

 別に、四股を売り物なんかに、してねえよ!と、反問するかもしれないが、他の殆んどの力士が、お前、足が痛いのか?と聞きたくなるほど、ちょこんと太もも上げるだけ。

 それだけに、奇襲速攻攻撃だけでなく、その立ち合いまでの姿にも、注目が注がれていたというのに・・・・・・・。

 さらに、立ち合い。右拳は先に付けて、左手は申し訳程度のチョン付き。これでは、正しい立ち合いとは言えない。

 日一日と、堕ちていっている。

 残念でならない。これで、負け越しでもしたものなら、一気に人気は下落してゆくことであろう

 次に、佐藤。宇良と共に、今場所、新十両に上がった、まだ19歳の力士だ。

 顔、いでたち、動きは、とても10代とは思えない。すでに、30歳台で、子供が2人くらいいても、おかしくない雰囲気を漂わせている。

 だが、今回挙げた3力士のなかで、最も有望株であることは、ほぼ間違いが無い。おそらく、3人の中で、一番早く三役入りするであろう。

 その地力、実力は備わっている。

 それだけに、立ち合いの汚さ、小ずる賢さが、気になっていた。格別、キチンと両こぶしを立ちあがる前に、相手より先に付けておいても、不利にはならない取り口と実力はあるのになあ・・・・・・・。

 ましてや、手を砂に擦らせたり、両手浮かしたまま立ち上がるなどは、もってのほか!

 そう想って、6日目の立ち合いを、録画しておいた取り口を観た。

 えええええええええええ~~~~っ!!

 きれいに、両こぶしを、行司の「手を、付いて!」という、激しく短い注意を聞く前に、土俵に付けて、腰を下ろしていたのだ!

 むろん、と言って良い。勝った。危なげも、いつもの通り、見られない。

 誰かに、注意されたのか? それとも、過日の注意記事を目にしたのか?

 まあ、たまたま? もう一日、見届けようと、昨日の7日目も、夜、録画再生して観た。

 おおおおおおおおおおお~っ!

 2日連続。キチンと、八角理事長以下、審判部の望み通り、事前に両こぶしを土俵にしっかり付けての立ち合い。

 さて、皆の衆、お立合い! お見事!

 そのまま、続けて戴きたい!

 立ちあがってからの突進力もあるし、時に、盤石の取り口もうかがえるだけに、唯一の汚点が立ち合いだけ。

 体重は、これ以上増やさない方が良い。動きのキレが落ちるから。

 2日あることは、3日ある・・・・・・

 そうあって欲しいと願う。

 そして、石浦。

 いったい、どうして、こうも成り下がってしまったのだろう

  前場所まで、キレイに手足を伸び切らせて四股を踏んでいたはず。

 なのに、今場所に入った途端、こんな程度の上げ方。

 右側が、石浦だ。

 相手力士との呼吸も合わせない。まったく、無視。マイペース

  相手が、すでにそんきょの体勢に入っているのに、石浦自身は、いつものルーティン。まるで、犬が糞尿後、そのあとを隠すかように、後ろに砂を何度も蹴り出し、そして、カラダを斜めに構えて(写真左上。右側)相手を見下ろし、これからの取り口を決めているかのように、いつも見える。

 また、体中を足から始めて、バシバシ、バシバシ、叩きまくる!

 血行が悪いのか、気合いを入れているのか。

 立ち会いの両こぶし付きも、日ごとにぞんざいになってきた。

 先日などは、相手が突っかけてきたため、再度の立ち合い、やり直しに。

 その途端、石浦。片手、チョン付きで立ちあがった!

 いやはや・・・・・。自分が、宇良に負けず劣らず、歓声を浴びているのは、いったいどのような起因や理由があるからだと、思っているのであろうか?

  6日目に決めた、「はりま投げ」のようなめずらしいワザを決めて、注目を浴びてはいるが、後が続かない。

 考えて戴けたら、と強く想う。

 ちなみに、この3力士ともに、本名をしこ名にしています。

===========================

 佐藤。15日のなかび、8日目。キチンと両拳付けて、立ち合い。強さも、良い。

 石浦チョン付き両こぶし。自分から引いて、墓穴を深く掘ってしまった。

 基本姿勢が、手本にならなくなってきた。並みの力士になってきたのが、残念でならない


< リアル 大相撲 ルポ>舐められてるぞ、八角理事長と審判部! 「宇良」と「石浦」を、お手本にしろ!

2016-05-09 15:58:13 | 相撲

 少しは、期待していたんだ。保志が、力士会の席上できつく力士全員に向かって言明した厳命を!

 立ち合い正常化が言われて長い年月。キチンと両手付いてから、立つこと。審判部(元力士)5人が、ちゃんと厳しい目を光らせます。

 相手を威嚇するような、ホウ!と言う声だしも禁止。「駄馬」による、必要以上の土俵外への突き放しやダメ押しも禁止する、と。

 ところが!5月8日から始まった夏場所を観てると、全然守られていない。

 それも、序の口からだ!

 5人はあきめくらか! 節穴だらけか!

 片手付き、じらすだけ相手をじらして、片すら付かないで立ち上がっているのに、5人は注意もしない。寝てるんだろうか!?

 さすがに、両手浮かしたまま、左右に飛んだ幕下のバカが、注意を2度も受け、、3度目の正直で、やっと事前に両こぶし付いたけれど・・・・・。

 行司は叫んでいる。「両手付いて!」と。だが・・・・・・・。

 保志、馬鹿にされてんだぞ!あんな理事長の言うことなんか、聞けるかよ! バカヤロー!!ということの一番いい例が、初日のダヴァジャルガルだ。

 片手付きだけで、立ち上がったの、見ただろう? 寝てたか、コラ!!!!

 確かに気にし始めた力士はいた。事前に両手、両こぶし付いて立ち上がった力士も、いるにはいた。だが、殆んどがしてなけりゃ、右にならえになること必至。

 すぐさま、元の木阿弥。誰も、明日から守らなくなるのは、目に見えているぞ!

 保志よ!八角さんよ!

 八角舐め切った、こんなデタラメが「発覚」しても、正常化か!あわれな、理事長!

 相撲ファンや、観客を舐めるなよ!

_____________________________________

 注目の宇良。

 計算した「押し出し」で、2日目は完勝した。

  (NHK-BS 大相撲中継より)

 

 石浦への、大歓声も嬉しい限りだ。

  (NHK地上波、大相撲中継より)

 

  左手をフル回転させての、張り手、バチ~ン!!

  相手を土俵際へと押し込んで行き、

  見事に低い体勢で、腰を下ろしながら、確実に相手を押し出す。

 相手を、斜め、はすの体勢に持ち込んでいたら、もっと確実だったが・・・・

 この2人の立ち合い、きれいで正しいことを、合わせて申し上げておく

 「お手本」「見本」として、ダヴァにも教えてあげて欲しい!!

 明日3日目、宇良の相手、宿敵・佐藤とは! 

 う~~ん、雪辱、出来るかなあ・・・・・


大相撲 新十両の人気力士、宇良。本日夏場所初日。対天鎧鵬戦。危惧した通りの結果に・・・・・、

2016-05-08 15:57:59 | 相撲

 やっぱり、見事なほどに、宇良の取り口と、クセを研究され尽くしていたなあ・・・・。

 あっ!これから書き出す前に、一言、一行、お詫びと訂正を入れておかねばならない。

 十両の、それも下位となると、ほぼ毎日、地上波では宇良の取り組みは放送されません。申し訳ないっ! BSでのみ、となる可能性大です。

 さて、天鎧鵬(てんかいほう)との勝負。見事に、研究され尽くしてました。

 まず、決してアタマをもぐりこませないようにする。

 まわしを取るし、取らせる。がっちり、カラダを掴まえておく。

 「宇良(うら)は、必ず右足を取りにくる」

  その通りの展開に。クセ、見破られた

 やはり、早い展開にさせないこと。まわしを掴んで、じっくりとチカラ勝負に出た方が、巨体にとっては好都合。

 宇良は、今日も自ら引き、土俵際に誘い込む。投げを打たれても、片足で残り、踏ん張れるチカラは持っている。

 だが、今日のように、天鎧鵬が例え半身であっても、その重い体重を宇良にかぶせ、乗せての投げ合いとなると、宇良の体勢と足が崩れがちに。

 そして・・・・・投げる!

 よって、天鎧鵬の上手投げが、最後、決まる。

 

 明日からの相手も、相当研究し、対策を立てて土俵に上がって来るに違いない。

 茨の道は、まだまだ続きそうだ。

 だが・・・・宇良より小兵の「石浦」は勝ち、「佐藤」も初日から白星スタート!

 さあ・・・・・・う~んんんん・・・・・・・


大相撲 新十両力士、宇良。稽古不足のまま、5月8日から迎える夏場所。誰も書けない現状と、明と暗 

2016-05-07 21:30:08 | 相撲

 相も変わらず、宇良に関してのスポーツ新聞記事の類い。

 「居反り」(いぞり)など、珍しい決まり手、いわば奇手(きしゅ)を冠に必ず掲げ、サーカスまがいの力士のような書き出しと紹介から始まっていることが、残念でならない。

 元ゲテモノ・オカマのうえ、奇怪デブスな能町みね子なる者が、大相撲好きを自称して、NHKで6日夕方、宇良を紹介していたが、あまりのドシロートぶりに、あきれ果てた。

 キチンと調べたうえで、正当な評価をしろよ!

 と想う一方で、奇手を前面に打ち出さず、カラダは小さいが、足腰がとてつもなく強じんで、土俵際でしぶとく、片足の指1本で土俵の中にカラダを残し、相手の手足が土俵外に付くのを待つ・・・・などと書いても、果たして相撲に興味・関心が無かった人達が、これまで書いてきた宇良の記事に、喰いついてくれたか?どうか?となると、はなはだ自信が無い。

 しかし、他の記事とは一線を画して、独自の視点で事実を軸に書き綴ってきた、という自負は、ある。おかげで、毎記事、多くの検索数を数えるまでになった。

 あとは、宇良の勝負を直接、テレビや会場で観て、相撲に関心を抱いてくれりゃいい。そう想っている。

 なにしろ、新十両。1度だけ、優勝決定戦への運びが長引き、地上波で取り組みが映ったことがあるが、今度はしっかり15番。地上波ナマ中継で観ことが出来る。

 一方、立ち会いのデタラメさについての記事については、驚くほど!検索数が少ないが・・・。

 指摘し、長らく書き続けてきたのは、私だけではなかろうか。NHKは相変わらず、あえて無視と黙認の姿勢。

 すでに85歳にもなる爺さん、杉山邦博などは、八百長すら気づかずに、土俵間近でタダで長年見続けていたのには、直撃取材して、かつてあきれ果てたものだ。

 この爺さん、こう言ってのけた。

 「・・・・・八百長はあったとも、無かったとも、私の立場からは申し上げられません。節穴? 失礼ですよ、あなた! ちゃんと、観ていましたよ」

 相撲雑誌は、目をつむり、知らぬ存ぜぬ。タレントの舞の海周平は、ダヴァに叱られると、シュンとなる始末。番記者は、群れるだけ。指摘すらしない、ていたらくぶり

 まさか、ソレを読んでくれたわけでもなかろうが、八角理事長こと、保志が力士会で言明。厳命した通りにこの夏場所から、あるべき立ち合い。正しい立ち合いが実行されるのであれば、書いた甲斐があったというもの。

 ソレによって、ダヴァジャルガルの片手チョン付きも、両こぶし付かずの立ち合いも、何度もやり直しさせられるはず!

 むろん、必要以上の張り手や、ヒジでの顔面打ちエルボーは即刻、立行司ないし審判部が、強制的に止めさせるべきだ。

 大相撲は、相撲道に基づく勝負。プロレスでは、決して無い!

 いくら、日本に駐在している外国人記者全員が、大相撲力士を、「歌舞伎的様式、相撲レスラー」視。スポーツとは違うシロモノとして呼称し、認識していてもだ。

 また、いつもいつも姑息な間合いずらしで、相手のリズムとル―ティンを狂わせたうえで、両こぶし付かぬまま、不正な立ち合いをし続けてきた琴奨菊などは、全面修正を迫られるに違いない。

 そんな手口を使わねば勝てる確率は少ない、とても非力な力士であることは理解出来なくもないが、・・・・・・修正したら、なおのこと。横綱などには、到底なれないであろう。

  さて、予想した通り、関西(かんせい)学院大学を卒業して入門以来7場所目のスピード出世で、宇良和輝(うら かずき)は「新十両」になれたし、なった。

  新番付発表後の、地元大阪での宿舎で行なった記者会見の笑顔(写真左上)と、とつとつとしたしゃべりが、ういういしい。

 土俵際厳しく、ヒヤヒヤさせる結果や勝敗もあったが、この数場所、ほぼ実力が発揮された結果と言って良い。

 幸運や、ラッキ-さは、ほぼ無かった。日々積み重ねてきた、相手力士の傾向と対策を練った研究成果もあり、幕下までは実力通り。

 さあ、本当の勝負はこれからだ。

 今までは、1場所7番勝負。優勝決定戦で増えることもあったが、ソレは、文字通り番外。中1日や2日、休みがある間、カラダをいたわり、休めながら、相手の取り口を研究し、対策を練っていた。それに当てる時間も充分にあった。

 不要な、お誘い宴席も無かった。

 ところが、この5月8日からは毎日。休み無しの15日間。想像以上に、きつくなるはず。

 これまでの状況とは、まったく違う。同じ木瀬部屋にいた先輩力士が付き人として数人。身の回りの世話をしてくれる。金玉、チン棒以外は、全部ていねいに風呂場で、洗い流してくださる。

 給金も、毎月、約100万円もらえる。加えて、場所ごとの在位手当ても入る。

 今までも書いてきたように、天と地、とはそういうことだ。

 だが、出世したとはいえ、みんな「宇良」と気さくに、気軽に呼びかけている。それが良い。まだまだ、宇良は思い上がっていない。勘違い、していない。遠慮もしている。ずっと、そうしていて欲しい。

 部屋は大部屋から、晴れて「関取」となって個室に移った。とはいえ、そんなキチンとした格付けの広さでは無いんですと、木瀬部屋の力士が言う。

 先輩の幕内力士には、臥牙丸(ががまる)など数人。十両にも古参の先輩がいる。その臥牙丸とは稽古で、9番とって6勝3敗。うち、4連勝の時もあったとの報道。

 が、その内容をこの目で見ていないので、取り口、攻め方の成長具合が分からない。

 この木瀬部屋。

 前の親方が、暴力団と懇意となり、なかなか手に入りにくい本場所のチケットを大量に融通していた事実が発覚。

 親方が角界追放。とともに、部屋が無くなる危機も経験している。

 現在の2代目親方は、現役時、前頭筆頭までいった肥後ノ海。本名、坂本直人、46歳。

 彼が部屋で絶大なる権力を持っており、朝稽古見物も親方への事前申請と承諾が無ければ、観ることが出来ないという慣習になっている。

 それは、番記者も、同行するカメラマンも同様だという。

 その許諾の結果の産物が、掲載されている・・・・・というわけだ。

 気軽に他のいくつかの相撲部屋のように、見物は出来ない。もっとも、かつてはカネ寄こさないと、タダでは見せないと、竹刀を振り回して追い払う、元人気横綱だった故・朝潮などの親方もいた。

 カネ、金、ゼニくれ、の感覚は、育てた弟子のも受け継がれていた。小錦しかり。高見山しかり。

 高見山などは、親方となってカネがあるにも関わらず、自身の八百長の過去のことを取材に行ったら、開口一番、こう言われた。

 「なんぼ出す?」

 なもんで、稽古を見せない部屋があるなか、木瀬部屋は、まだマシなのかもしれない。

 3月の大阪場所の前、そんな御許可を得てでも朝稽古を観にいこうとしたが、連日の早朝の寒さのなか、バイクをブッ飛ばして行って着いてしばらくは歯がガタガタ噛みあわないなと想い、だらしないことに、めげて事前中止。

 また、先日。事前に朝稽古が観たいのですがと、連絡を入れたところ、稽古場の上がり座敷は、「ここ数日、親方の知り合いの方たちが多く来て頂いていて、1人も入れないんです」と、力士が申し訳なさそうに言う。

 報道によれば、宇良はこのところ、稽古には参加せず、すり足と、重いダンベルを手に、筋肉強化に努めている毎日だという。

 まあどこの力士も、この時期のケガを避けたいため、土俵に降りても「調整」程度で終えるのが通例なので、仕方が無い。痛い箇所は、急ぎ、治しておかねばならないし。

 

 この木瀬部屋では、つい最近まで朝稽古の見物と、その後のちゃんこ料理を食べられるコースが、6歳以上、1人8980円のコースで掲載されていた。

 また、宇良の「新十両 昇進祝賀会」。お1人様、1万5000円で呼びかけ、それなりに盛会と・・・・なったようだ。

 宇良和輝当人に、その儲けのうち、いくら、何割がもらえるのか。コレばっかりは、親方の胸三寸が、相撲界の慣例・常識になっている。

 しょっぱい(ケチな)親方だと、過去1円もくれないケースもみられ、あるとき、私にこぼした力士もいた。

 かつての横綱・隆の里も、ご祝儀もらっても、1円も付き人にあげなかった。

 かと思えば、大関までいった現役時代の千代大海のように、もらったおカネはすぐさま散財。付き人にあげたり、若いもんの飲み食いに全部使わせたりする、いつも気前の良い性格の力士もいた。

 もらった大型ランドクルーザー。キーごと、元・千代の富士こと九重親方が断りも無く自分の物にしてしまっていても、「そういうヒトだから」と、気にもしていなかった

 宇良もまた、このほかに4月28日、29日と、2日連続で、卒業した京都府立鳥羽高校、そして上記大学の、やはり祝賀会があり、東京と関西との往復多忙の日々。

 高校の後援会からは、校章を前面に出した化粧まわしと、明け荷をプレゼントされた。当時の相撲部の面々との集合写真では、いかに宇良が小さいか、を思い知らされた。

 現在、127キロ。スポーツジムに通い、食事の栄養面もLINEからの情報で学び、なお一層、胸板が厚くなり、筋力も増した。

 その間に、国技館での稽古総見もあった。

 夜、時間があればインタビューか、直撃短時間取材をと想ったら、お誘いの席があったとかで外出。

 後援会の設立、金一封、御車代。その他に、宇良個人のタニマチ、ひいき筋が急増、倍増。

 現金が、正装した羽織袴のフトコロ、付け人に持たせたセカンドバッグにどっさり束となって、押し込まれていったはず。

 連日連夜。お祝いの宴席に引っ張り回され、アタマを下げ下げ、祝福されまくり。嬉しい反面、確実に稽古の時間が激減していった。

 大阪場所の後は、そのまま地方巡業へ。コレは、いわば花相撲。チカラを入れず、ケガをしないようにと気を付けて土俵にあがり、シロートである観客に見せ場をそれなりに創り、土俵を降りる。

 いわば、本場所に向けての調整のための取り組み。

 宇良の本格的稽古は、帰京しての、この4月27日から。先程列記したように、満足に稽古らしい稽古は出来ていない。

 これまでの積み重ねを、8日からの夏場所で発揮する他無い。

 周囲。とりわけ力士たちは、宇良の想像を超える注目をしている

 姑息立ち合いの琴奨菊が、以前の記事で書いたように気にしていたし、稽古総見では、ベテラン安美錦に茶化され、遠慮していたら土俵に押し出された。

 その途端、観客から大歓声が湧いた。知っているのだ、宇良を! 知られているのだ、宇良が!

 宇良の一挙手一投足を、多くの十両幕内力士が見つめていた。明らかに、敵。明らかに、ライバル視。

 なかでも、同じ十両の石浦は、一番を終えたとたんの宇良に全身で抱きつき、次の相手を強力アピール!

 またまた、会場全体が湧いた。

 宇良より小兵(こひょう)の石浦。彼もまた、本名の姓をしこ名にして相撲を取り続けている。

 本場所で、是非是非、観ていただきたい。2人の、そんきょの姿勢の美しさ。そして、相撲界に2人しかいない、四股のきれいさ、美しさを!

 

  右が、石浦。左が、宇良。浦宇良対決は、十両名勝負と、今後語り継がれる取り口になるはずだ。

 石浦。身長173センチと、宇良と極似。体重こそ115キロなれど、その筋肉隆々の体型は、素晴らしく、無駄な肉、カケラも無し。

 年齢は、宇良より3歳上の26歳。宇良が序の口デビューした時は、石浦、すでに「関取」、立派な十両だった。

 だったが、以後の7場所。良くて9勝6敗。悪いと、真逆の6勝9敗。この体躯で、しぶとく幕下に陥落せずにきた。

 その間に、宇良がスルスルと、話題を背に駆け上がってきた。石浦なりの、「プライド」ギラギラ。

 似た、取り口。もぐってから、相手の動きを察知して、タイミング良く投げを打ったり、巧みに相手の体勢を崩して足技を駆使して勝ちを呼び込む。

 だが、十両の壁は、とんでもなくぶ厚い

  右の石浦が投げを打っても、しっかり俵に足を引っ掛けて残る強じんな足腰を持つ、左の宇良。

 会場が、湧き上がった。ダヴァなんか、駄馬。ホント、屁でもない人気ぶり。

 

 土俵を囲む関取たち。こんなのに自分の席を取られてはかなわないとばかりに、早いうちにつぶしてしまおうぜ!という視線、鋭くとがった視線。

 宇良に関しての研究と対策は、各自していた。

 そんな針のムシロのなかで、13番取って、9勝4敗は良い仕上がりと言えるかもしれない。

 だが、弱点ものぞいた。暴露された。

 一例を挙げよう。

 待ってましたよ!とばかりに、宇良にもぐらせる。が、そこで体重差と腕力を生かし、グイと押し込みながら、宇良の両足が揃った瞬間、下からぐわっと深くめくり上げて、一気に土俵際へ運び込み、寄り切る。

 宇良が考えるヒマを与えず、もぐられたら体重差で押しつぶす、はたき込み。

 宇良も、考え考え、相手によって取り口を、千変万化、変えていた。

 初日の対戦相手は、天鎧鵬(てんかいほう)。

 体重差54キロの、巨漢。十両2場所目ながら、幕内の経験もある。個人的なことを書くなら、昨年の9月、入籍。2歳年上の亜香利・夫人と、来月の6月4日に披露宴が待っている。おまけに、熊本県玉名市出身。

 偽善的な書き方をするなら、人気台頭力士に勝って、良いスタートを切りたいというところであろう。

 十両ならでは重量で、足腰が重そうだが、彼の着こんでいる鎧(よろい)は、意外と壊れやすく、もろい。

 この3年半ほどの取り組み、10番ほどをじっくりと見たが、勢いづいて向かってきたところを、引いてのはたき込みで、ばったり大の字に。

 サッと横に大きく体を入れ替えて、よろけたところを押し出される。

 宇良が、土俵際に呼び込んでおいて、カラダをクルリと入れ替えて、グイと土俵外へ押し出すなど、天鎧鵬相手には、勝機はあり・・・・・そうだ

 だが、人気の石浦。宿敵にもなりそうな、同じく新十両の佐藤など、観るコチラは面白いが、日々、休み無しに戦う宇良にとっては息つく暇もない夏場所になりそうだ。勝ち越し出来たら、万々歳と言っていい。

 宇良は、言う。

 「十両は、相手の実力が計り知れないので、気力、体力との勝負です」

 その通りの15番になるだろう。

 最期に、もう一度書きます。

 地上波で観られます。初日の天鎧鵬戦は、十両2番手です。録画してでも、見逃さないで 欲しい。

  

 

 


<リアル 大相撲 ルポ>最終7戦目。幕下力士・宇良(うら)対大輝。久々に「足取り」で十両取りへ(前篇)

2016-03-26 22:50:58 | 相撲

  同じ人物や事件・事象をじっくり追い続ける継続心が乏しく、あきっぽいネット記事ファンには、そろそろあきられてきた感のある幕下力士・宇良(うら)の、相撲界の裏側も散りばめた記事。

 だが、宇良にとって、今日は幕下時代の、いわば千秋楽。書き落とすわけには、とてもいかない。

 この書き出す、否、打ち出し始める時点で、すでに日本相撲協会からの「幕下力士の勝敗結果」は公表されているうえ、ネット配信のスポーツ新聞記事も2~3紙、いつものように発表されている。

 そのうえ、勝てば喜び、負ければ落ち込むという、単純な彼の熱狂的なファンが開いたフェイスブックには、断り書きが無いまま、NHK-BS相撲中継動画が、まんま載っている。

 ただし、ここんところ紗(しゃ)がかかっていて、とても見ずらくなっており、閲覧する気にもなれない。

 なもんで、まるで当方の、この記事。

 その中間に位置するかのような「紙芝居的 コマ撮り」画像。

 まあ、十両という「関取」に、宇良がなった段階でも、さらに書きたい!と、突き動かすモノがあったら、継続して記事化するでしょう。

 さらに、放送開始時刻にもよるけれど、うまくすれば、宇良の取り組みが、地上波でも流される日が近い。

 となれば、「紙芝居」と、弁士は不要。

 まあ、この記事そのものが「千秋楽」になる?かもしれない。とはいえ、木瀬部屋には赴き、一度はナマ宇良に接しなければ! そう想っている。

 真摯、誠実、マジメそう・・・・な言動と気持ちが変わらぬままか、はたまた、すっかり舞い上がって、ヨイショされまくって、自制心を失い、もらうことが当たり前という、「ごっちゃん体質」が匂い立つように成り果てていたら、サラバを告げて、記事のトーンが厳しい視点に流れるであろうし・・・・。

 今日も、支度部屋には多くの番記者が、取り組み前も後も、宇良の回りを何重にも取り囲んでいたほどだからね。

 まあ、前説は、このくらいにして、と。

<前編 終了>


<リアル 大相撲 ルポ> 幕下力士・宇良(うら)。一転、明日の7戦目、宿敵・大輝に勝てば新十両に!

2016-03-25 23:48:36 | 相撲

 春場所最終戦に当たるのが、学生時代からの、よりにもよって「宿敵大輝(だいき)とは!

 この大輝は、埼玉栄高校、日体大と、優勝数々。相撲のエリートコースを歩んできた。昨年の春、大学を卒業し、プロ入り。

 そう、宇良(うら)と同期だ。

 大学時代、一度対戦し、その時は宇良が勝った。

 そして、序の口時代。その時も、宇良が勝利。大輝にとって、初めて序の口で負けた力士が、宇良だった!

 だが、序二段の優勝決定戦では、今度は大輝が勝ち、そして今年の初場所では、共に幕下でぶつかった。互いに優勝を目指して、5勝1敗同士。

 

 宇良が、八枚目。そして、大輝が十六枚目。

 

 

 軍配が照明に当たって、きらめいた!

 大輝、身長182センチ、体重150キロと、宇良に比べて2回り大きいのに、宇良より低い体勢で突っ込んだ! 

 そこを見て取った宇良。少しカラダを引き、はたき込み、大輝があわてた瞬間!投げを放ち、理知的な勝利をつかんだ。

 

 これまで、宇良の通算、3勝1敗

 取り組み後、宇良は、こう言った。

 「大輝クンには、序二段の時、見事に攻略されたんで、今日は勝てて良かった」

 その大輝と、26日、よりにもよって、またも5勝1敗同士で対戦するとは!

 この勝負、共に絶対に負けられない一戦になった

 幕下優勝こそ、先日宇良に土を付けた佐藤が7戦全勝で奪い去った。

 その佐藤が、十両入りの可能性があるとの噂。

 というのも、一転、今の十両力士から5人ほどが幕下に陥落するという情報が飛び込んで来た!

 それと入れ替わって、誰が新十両になれるのか!?

 宇良が、幕下二枚目。そして、大輝が八枚目。

 宇良が勝てば、ほぼ間違いなく、5人枠のなかに潜り込めるが、負けて5勝2敗にでもなったら、候補者ズラズラリ。しっちゃかめっちゃかの大混戦となる。

 大輝にしても、勝てば「宿敵」宇良とは3勝2敗に引き上げられるし、自身の十両入りにも可能性が開いてゆく。

 さあ! さあ!さあ、さあ、さあ!!!

 聞けば、大輝の趣味は、パソコンやスマホで大相撲の動画を観ることだという。

 宿敵の取り口の研究と攻略は、どのような成果となって勝利に結びつくか!?

 「幕下」と「十両」

 待遇と境遇は、天と地、天国と地獄。

 幕内では、私がすでに先場所後に記事化したように、「琴奨菊は、よくて10勝どまりであろう」と予想したが、13日目で、8勝5敗。本当に、よくて10勝が、現実に迫った。

 それにしても!

 鬼畜の如きダヴァジャルガルの、汚く、危険な手口。

 両手付かず、左手で対戦相手の顔をぶっ叩き! そして押さえつけておいて、すぐさま右の腕とひじで相手のアゴと目の下を、勢い付けて突きあげ、ひねりぶっ倒す!

 あまりに危険で、汚い手口だ。

 いまや、悪役のプロレスラーですら、ガチでやらない手口。

 あのぶ厚いサポーターの下に、なにを隠しているのか!?

 危険極まりない! 頭部に与える影響も大きい!

 普通の神経を持っている力士なら、痛いから患部をサポーターで覆う。

 だが、鬼畜の駄馬ならぬダヴァは、痛くもないのに証拠隠しのぶ厚いサポーターを巻く。

 清く、正しく、美しい力士の立ち合いと、きらめく輝きの真剣勝負を私は見たい!

 3月26日、午後2時半頃。大阪府立体育会館。

 宇良 対 大輝。

 火花散る「宿敵」

 5度目の勝負、日本国民、必見です! 

 

 


<リアル 大相撲 ルポ> 幕下力士・宇良(うら)の、昨日6戦目。勝誠との激闘期待は「肩透かし」に

2016-03-24 15:02:24 | 相撲

 ありゃりゃあ・・・・・・・・。そ~ゆ~取り口になるわけ?

 かなりの激闘、両力士の激しい差し合いを期待していただけに、いやあ! 見事に「肩透かし」を喰らっちゃったカンジ。

 というのも、宇良の対戦相手となった「勝誠」(しょうせい)のことを、検索しまくっていて、気付いていたから。

 驚くほど、宇良に似ていたのだ。

 勝誠という力士。まず、土俵に上がってからの所作が、宇良に負けじと美しい。日本人男性の四肢(しこ)を、きれいに伸び切らせると、これほど美しく見えるとは!

  (NHK-BS 生中継画像より。以下、同様)

  本日も、左側に立つ勝誠。このように左足を上げ、きれいに伸び切らせる。むろん、右足も同様にスパーン!と上げ切り、まさに四股(しこ)でシコを踏む。

  右側が、宇良。やはり、同じくらいの高さまで上げ、いつもの様に伸び切らせる。

 さらに、この勝誠も、力士としては小柄。身長167センチ。体重130キロ。

 宇良、173センチ、122キロ。目に見えて、大きな差は無い。

 おまけに、勝誠の得意技、「居反り」と記載あり。以前の取り組みを観たら、腰の強さ、粘り腰が際立ち、投げをうたれても、態勢を崩しながら切り返しを最後の最期まであきらめない。宇良に、似てるう~っ!

 さらに、低い飛び込み姿勢から、もぐって活路を見いだす取り口も似ていた。

 違うのは、キャリアと、境遇。

 勝誠、あと2か月で30歳になる。奄美大島出身で、高校は山口県の「響(ひびき)高校」に相撲留学。

 なので、本名の「福永」の後に付けたしこ名は、「薩摩響」(さつまひびき)にした時期もある。かつては、豪栄道(現・大関)のライバルの時代もあった。

 そう、幕下入りするまでは、さっさっと勢い良く駆け上がっていった。だが・・・・・すでに59場所。10年近く、幕下に居座り続けている。自分の意思とは関係無く・・・・・。

 番記者ではないが私,大相撲を取材してきた年月は長い。

 その結果、知った事実のひとつに、素質と実力が一枚抜きん出ている力士なら、殆んどが幕下までは昇っていける。

 だが、「その先が難しいんです」と、どの下位の力士も、全員言うのだ

 その例にもれず、想いを込めて「勝誠」というしこ名に変えても、十両には手が届かぬまま。だからこそ、プロのキャリアがまだ乏しい宇良に、何としても勝って、名を挙げてやる!という想いは強かったはず。

 続行か!? 引退か!? 自分のこの先の相撲人生の見極めの時期に、差し掛かっている勝誠。

 精神的にも激闘になるかも!?と期待したのは、そ~ゆ~ことがあったから。

 ちゃんこより、コーヒーとワッフルが大好きという、意外な一面にも好感が持てた。

 

  ここまで、共に4勝1敗同士。

 闘志あふれる勝誠の、宇良を見るまなざし

  この直後、宇良は前日まで考えていた取り口を変えたと、取り組み後、語った。

 「相手のみなぎるような雰囲気というんですかね。ソレを見たら、前日まで考えていた普通の策や作戦では、いけないな、と」

 「いかに、落ち着いてやれるか? それが、勝負の分かれ目だなと想った」

 片や、勝誠。

 「おそらく、(楽に低く相手のフトコロに)入れないでしょう。だから、動き回ることをしていかないと」と、対戦前に語っていた。

  立ち会い。左の勝誠は、先にキチンと両こぶしを土俵に付けて宇良の出方を待つ。

 一方の宇良。珍しく、まるで琴奨菊や、ダヴァジャルガルのように、土俵の砂を両足で何度も蹴って、待たせながら、相手の間合いをずらせ、変更後の作戦を考えているフシがのぞく。

 宇良。まず右こぶしを先に土俵に付け、立ち上がる寸前、左手をトンと付いて体を立ち上がらせた。

  おおっ!勝誠がアタマ下げて突っ込む。珍しく、受けた宇良

 「相手が低くきて・・・。すぐワザを掛けること、出来はしたんですけど」

 「自分自身、中に入られた経験が無いので、一瞬、ヒヤリとしました」

 入れないと想っていたはずの勝誠も、動き回らずに作戦変更。

  いつものように低く入り、後頭部を宇良のフトコロに付けた勝誠。

 ところが、受けずに引いた宇良。右へと大きく回りながら

  右手を勝誠の脇に深く差し入れ、左手は勝誠の肩の辺りを上から強く力一杯押さえ付けて、素早く自分の動きに引きずり込ませてゆく。

 

 

 もう、勝誠。カラダのバランスを失い、両足が揃って浮きかげんになる。

 そこを瞬時に見て取った宇良。

 

 

  思いっきり引きずりこんで、勝誠、あわわわわ、バッタリ!

 決まり手は、「肩透かし」。

 あれれえ~・・・・・見てた私の気持ちも「肩透かし」状態に。

 これで、宇良。6戦目を終えて、5勝1敗になり、30歳間近の幕下ベテラン力士の勝誠は4勝2敗に後退。来場所もまた、幕下にとどまることになりそうだ。

 だが、宇良もまた、そうなる可能性が大きくなりつつある

 というのも、現時点で十両で負け越しているのは、翔天狼(しょうてんろう)ただ1人だけ。その1人枠をめぐって、十両入りが争われる。

 幕下で6勝全勝しているのは、先に宇良に勝った19歳の佐藤と、14枚目の大岩戸など2人いる。佐藤はまだ19枚目なので、今場所、例え優勝しても十両入りは無い

 ちなみに、昨日。佐藤は「押し出し」で勝っている。

 さらに、宇良と同じく5勝1敗の戦績の幕下力士は、10人以上いて、星のつぶし合いの取り組みが組まれている。

  宇良自身、佐藤に負けたことは、「とても悔しかった」と言う。

 この十両入りの、混戦状態。

 宇良も、「どうですかねえ・・・・」と、不安をもらす。

 「佐藤クンに負けた時点で、(来場所の十両入りは)無いなと想ってしまって・・・・」

 力士なら、誰でもまず十両入りしたい背景を最後に書いてしめくくる。

 幕下力士に、給金は出ない。もらえるのは、手当てとして、毎月15万円程度。

 序の口、序二段、三段目となると、事実上、支給は無いに等しい。そのため、実家から仕送りをしてもらっている者は多い。

 相撲部屋住み込みのため、衣食住費は不要だが、10代の若者のなかには、夜、こっそり部屋を抜け出してコンビニに行き、御菓子、飲み物、パン類など買い込み、児童公園のベンチに座って飲み食いしている力士をしばしば見かけた。

 片手には、スマホ。親や友人や恋人に電話して、稽古の辛さをこぼしていた。

 そんな彼らも将来十両となると、「関取」と晴れて呼ばれ、付き人が付く。

 給金は、一気に7倍もの毎月、103万6000円もらえ、さらに、9月と12月には、2か月分に当たるボーナス的なおカネが支給される。

 さらに、地方場所の巡業に行くことにより、「出張手当て」までもらえる。

 それまで知り合いが創ってくれていた「後援会」も拡大。もらえる領収書無しの金額も、ど~んと跳ね上がることが、常識だ。

 宇良ならずとも、なんとしてでも、一場所でも早く十両入りしたいのが、お分かりになるであろうか

 ましてや、先の勝誠の想いは、さらに強いはず。

 みんな、頑張れ!

 そう強く想う。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 明日、25日。幕下十九枚目の佐藤と、同十四枚目の大岩戸の、6勝全勝同士の優勝決定戦が行われる。

 どちらが勝っても、十九と十四枚目のため、来場所の十両入りは無い。

  かすかな光明が差す十両入りのためには、二枚目の位置に入る宇良は、26日(土)に行なわれるであろう7戦目の最終日には、なんとしても勝っておかねばならないのだが・・・・・。

 

 

 

 

 

 


<リアル 大相撲 ルポ> 日ごとに人気高まる幕下力士・宇良(うら)。本日、5戦目。「佐藤」相手に・・・

2016-03-21 21:09:18 | 相撲

 あああああああああああああああああああああああああああああああああ~っ!

 宇良(うら)が、負・け・た!

 砂糖ならぬ「佐藤」は、甘くなかった。甘く見てはいなかったと想うが、佐藤の、その取り口、その運び方。驚くほど宇良を研究していたとしか、想えない。

 そのくらい、佐藤の取り口は冷静そのものだった。

 う~ん・・・・・お見事! 座布団、10枚、あげましょう!

 取り組みの、前。

 「新弟子の皆さんに聞いたら、宇良のような相撲をとりたい。場内を沸かせる相撲をとりたい、という声が多かったですねえ」

 「宇良!すでに、4戦4勝で、本日勝てば、十両への可能性があります」

 「対 佐藤戦。楽しみですねえ」

 あおるわ、あおるわ。まるで、連日特設の「宇良コーナー」。

 本日も、意図的にNHKの実況アナウンサーが解説者に、水を向け、宇良(うら)についての感想を聞きまくる。

 アナは、太田雅英。解説するのは、元・北勝力の谷川親方

 (NHK-BS 中継画面より)

  先日の取り組みの天風(あまかぜ)戦の映像を流す特待ぶり。

 「相手の動きを止めてから、変わってますよね」と、谷川。

 「何してくるか、分からない。体付きにしても、良い体、してるんですよねえ」

 「上半身の胸の盛り上がりが良い。逆三角形の体、してますよね」

 「自分の良いところを加えて、勝っていった方が良いですね」

 佐藤も、4戦4勝。埼玉栄高校を中退してまでして入門。しかし、出身は兵庫県。ということは、もろ、特待生だったと分かる。全国に数校。そのテの高校、大学がある。

 ちなみに、宇良のいた鳥羽高校は、無い。

  宇良が、花道に姿を現した瞬間から、画像を流す。

 「(体の)バランスが良いってことは、いろんな動きが出来るってことなんで」

 「(体の)鍛え方、知っている」

 「自分の体を良く知っている証拠でしょうね」

 谷川親方も、絶賛に近いほめ方と、注目ぶりだった。

  さあ、佐藤と共に、土俵へ上がった宇良。もう、場内、大歓声だ。しこ名を読み上げる、場内アナウンスだけで拍手が! 

 いやいや、いやあ。少し、盛り上がり過ぎで、ないかい?

 「(佐藤と)体重、40キロ、違います」と、太田アナ。

  右、宇良。左、佐藤。

 両手付き、出方待つ、宇良。

 仕切り線より幾分下がり、宇良の出方、疑心暗鬼で見定めようとする佐藤。

 軍配、返った!!

  やっぱり、低く入って、フトコロに潜り込もうとする宇良。しかし、両手で激しく突いて、入らせまいとし続ける佐藤。

 う~ん、佐藤。甘くない相手だわい。シュガーない。

  突いて、もぐり込もうと何度も試みるが、佐藤、腕を伸ばして突き返す。

 宇良。腰を深く折りたたんだまま、両腕を目一杯伸ばして探りまくってく、るりと位置、半回転させて変える。

  また、探るが、入り込んでいけない。まわし掴まれたら、まずいんで、腰を目一杯引いて戦う他ない。

 佐藤。まったくあわてず、冷静に対処。無理に攻め込んで、墓穴を掘らないようにしつつ、さらに、宇良の次のテを伺う。

 あせらず、あわてず。

 人気、歓声、もろにアウエーのなか、冷静。宇良の、裏ワザ研究。オモテだってしてきたな?

 うわっ!宇良っ!

  何てことを! 自分から、ズズッ!と土俵際まで下がった。その昔、舞の海が試みたテだ。

 が、だからといって、佐藤、突っ込んでいかない。行って、クルッ!とカラダかわされ、はたき込みなんて食いたくないもん!

 ありゃ!? ダメだ、この作戦。また、元の位置に修正し、もぐろうとチャレンジ!

  う~ん・・・・・、宇良、オモテから入れない。また、クルリと回って位置変えて、まるで、両者、腕の引っ張り合い、引き込み合い。

 

 やっと、もぐれた!

 その途端!今度は、待ってました!とばかりに、上からグシャッ!と、思いっきり押しつぶす佐藤。

 そうしながら佐藤。宇良の上半身をがっちりと両腕で上から抱え掴み、且つ強力に40キロ差を生かして押さえ、いつもの宇良の一気の足の運びより早く、土俵のふちを、うまく回りこみながら

 

 投げるように、且つ、潰れかけた体勢の宇良を、つんのめさせるかのように、はたき込んだ! 

  う、う、上手いっ!宇良の裏ワザ、つぶしちまった!

 が・・・・・・勝った佐藤に、万雷の拍手・・・・・無し。

 さっさと、花道、引き揚げてった。世の中、佐藤、甘くは無いなあと痛感した・・・・・かも。

 これで、佐藤、5勝。が、幕下9枚目なもんで、十両昇格は、まだまだ。

 にしても、この佐藤。宇良より、4歳年下のまだ19歳。対策を一緒に練ってくれた先輩がいたらしい。

 かたや、宇良。明日は取り組み無し。残る2番で、2勝すれば、十両入り間違いなし。

 十両とは、うまく言ったもんだ。十両ならぬ給金が、手当てされたうえ、重量では無い小兵にも、付き人が付く。

 幕下に陥落すれば、おカネは無し。付き人もバイバイ。お風呂で背中も髪も足も胸も、その日から、自分で洗わなければならない。

 敗戦後の宇良。

 「自分の出足を相手から、うまくさばかれました。今日は、いつも以上に勝ちたかったから、とても残念です・・・・・」

 「残る2番。いつも通り、やっていくだけです」

 人気力士に勝った佐藤に、取材陣は・・・・・・少ない。

 「今日は絶対に! 負けたくなかった! 例え、長い時間かかって水入りになったとしても、じっくり相手の出方を見て戦うつもりでいました」

 今後は、佐藤のように、宇良の取り口を研究しまくって向かって来る力士が、次から次へ出てくるであろう。その壁をどうやって飛び越えていくか!? ぶち破っていけるか!?

 さらに、興味が湧いてきた。