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<リアル 大相撲 ルポ> 幕下力士・宇良(うら)。本日、4戦目の相手は、体重2倍の天風だったが・・

2016-03-18 14:53:17 | 相撲

 いやいやあ、NHKの実況アナは、宇良の心情的応援団かいな?

 ベテランの、刈屋富士雄アナ。

 宇良 対 天風(あまかぜ・十両13枚目)が始まる5番くらい前から、盛り上げる!あおる、あおるう~! ま、良く、取材してます。

  (NHK-BS 中継より、以下、同様)

 「今日の、宇良の一番、楽しみですねえ!」

 「相手の天風(あまかぜ)とは、体重倍近く、違いますもんねえ!」

 「さあ!宇良の取り組み、間もなくです!」

 花道を歩いて、宇良が姿を現しただけで、歓声と拍手が大きく湧いた。

 「やはり、大相撲ファンは、よく知ってます!」

 

 取材した藤井アナが、巨漢・天風のコメントをクチにする。コレが、笑える。

 「今日(の宇良)は苦手なタイプです。完全、アウエー状態でしょうし、ヒール役に徹するしかありません」

 宇良とは、初対戦。

 「(カラダの小さな)石浦関とかをイメージしながら、どっしりと取ること」

 「出過ぎずに、チカラを出す。もしも、もぐられた場合には、ソコから前に出てゆく。いずれにしても、(宇良関を)正面に置いて、勝負をしなければいけない」

 「思いっきり、行きたい」

 なるほど、なるほど。

 

 この天風。以前から、土俵上での2本指が、気になっていた。この巨漢で、このポーズ。ねっ? どことなく愛嬌漂うポーズでしょ?

 制限時間、一杯だ。

 

 ん?宇良。今日も、仕切り線より、後ろに大きく下がって、右拳を先に下ろした

 こんにゃろめ、何か、たくらんでるな?

 その狙いを、瞬時、読み取ろうとする巨漢。

 

 おおっ! 天風の目の前に、右の手のひら開いて出した宇良。と想ったら、も、も、もぐった!!

 

 天風目線からすると、め、目、目の前から消えた!いなくなっちゃった!

 

 

 と想ったら、宇良。パッとカラダをクルリと、大きく左へ半回転させて、素早く片足取り、カラダ全体を使って、半身になって足元不安定な体勢の天風をグイグイ、あららあ・・・押し出し。送り出しちゃった!!

 

 

 

  もう、文字通り、宇良(裏)ワザ!

 バッタリ!四つん這いの天風。そのまま、勢いで転げ落ちていった。

 

 いつもの様に、しっかり見届ける宇良。

 いかにも、悔しそうに唇を噛んで、勝った宇良と土俵上で交錯する天風。

 「送り倒し~~~~い!!」「宇良、勝ち越し!」

 刈屋富士雄アナの声が、はずむように一段と大きくなる

 宇良、どんな一番でも、勝ってガッツポーズなんてしない。笑顔も、あえてしない。相手に常に、敬意を表している言動、態度が良い。

 まして、ダヴァジャルガルのように、ダメ押しなんぞ、決してしない。その代わり、しっかりその両目で、勝ちを見届ける。

 花道から下がる時も、土俵に向けて、必ずしっかり、深く一礼。追う、番記者たち。

 あと一番勝てば、幕下2枚目という番付けから推して、十両入り確実だ。目下、幕下で4連勝無敗は、宇良ただ独りだし。

 「天風は、まさに空気と相撲を取ってしまったような」と、刈屋アナ。

 苦笑いして、花道を大股で去る天風。

 この宇良の勝負は、必ず、リテイクあり。それも、別のカメラで撮影した映像が流れる大サービスぶり。

 この宇良。

 今日の解説担当の不知火(しらぬい)親方も言っていたが、「基本がしっかりしているから、出来るワザなんですよ」と。

 本当に、その通り。キワモノ力士では、決して無い! 

 宇良は、囲み取材で言った。

 「嬉しいです」

 「作戦は・・・・ちょっと言えませんけど、想った通りの相撲が出来ました

 「日頃の鍛錬(たんれん)と稽古の積み重ねの結果が出ました」

 よっしゃあ! 控え目、控えめ。慢心は、おのれの最大の敵なのだから

 明日は、休み・・・・だよなあ。

 作戦は、また相手が決まった明日の夕方から練るはず。

 なんだかさあ、独自のデータブック、作成し続けているらしい。

 あと一年後、石浦との幕内名勝負、期待して見たいなあ・・・・・

 

 

 

 


<リアル 大相撲 ルポ> あの高見盛も大絶賛した幕下力士・宇良(うら)。大阪春場所・2戦目も詳報だい!

2016-03-15 19:17:01 | 相撲

 今日も、NHK-BSの、さじき観戦。

 宇良、昨日の取り組み後、鼻血が出ていたそうだ。

 ん? 少し、たどたどしい、しかし誠実そうなテレビ解説のしゃべりの声に、聴き覚えあるなあ。

 番組紹介を見ると、「振分親方(元・高見盛)」とある。なるほど、”和製・ロボコップ”と言われた、あの人気力士か。

 なに?

 「体幹が、良いですね」とな? よく耳を傾けてみると、なんと、花道からすでに入場してきた宇良(うら)について、高見盛は、そう評していた。

 確かに、そうかも知れないなあ・・・と、想っている間に、宇良が土俵に上がった。

 展開と所作が、幕下クラスは幕内と違い、短縮されていてスピーディ。トイレなんぞに行っていたら、一番が終っている。

 国技館に行ってる時は、2~3番、終わっているもん。その代わり、すんごい間近の桝席で、座って観られるけどね。

  (NHK-BS 生中継画像より。以下、同様)

 おお!高く、天まで届け!とばかりに上げた右足の所作の美しいこと。

 あらゆる年代の男女からの声援と歓声が、すごい。日ごとに人気が高まってきているのが、分かる。

  んでもって、左足も、スパーン!と、伸び切る。

  今日、宇良にとって2戦目の相手は、昨日の記事で紹介した通り、幕内経験者のベテラン玉飛鳥(たまあすか)だ。

 さあ、今日も、低く、か? 

  軍配、返った! ちなみに今日は、片手チョン付きながら、両手付いていた。それで、良し、と。

 やはり、また、頭から低くして入る。

 グイグイ、かまわず押してゆく玉飛鳥。

  宇良、右足を俵寸前まで伸ばし、残る。

  右へ右へと、回り込む宇良。見た目は、押し込まれているかのように見える。

  ああっ! 宇良、絶対絶命! 両足が、俵の上に乗っているう! 押す、押す!玉飛鳥

  あっ!宇良、サッと大きく右へ体をかわし、玉飛鳥のまわし掴んで、振りまわした!

 

 たまらず、玉飛鳥、土俵の外へ、うわああああああああ~、つんのめって、ごろりんこ!

  

  すんごい、宇良の体幹ぶりを、体感! 

 片足だけで立ち、ついには、つま先だけで立ったまま。玉飛鳥のまわしの上に手を乗せ、押し込んで、ダメ押しまで、しっかりしているんだもん!

 

 

 

  もう、キグレ・サーカスもびっくり!の妙技。

 これで、負けなし2勝目

 どうですか、この力士に興味持ちません?

 宇良の身長、大型力士が多いなか、わずか172センチ

 「もぐり込んだ時、大きな相手から、上から押されてもつぶれない。それでも、もぐり込んでいける。体幹がしっかりしているからだと想います

 体幹。カラダの中心、軸とでも言ったらいいか。

 そう、高見盛は取り組みを振り返って、解説。

 「あの体勢から右へ回り込んで、右のかいなを取って振り回した」

 「体幹がしっかりしていなければ、とっくに(宇良は)土俵の外に出てましたよ

 「右へ回って、片足だけで土俵に残ってる」

 「カラダの小さい力士の良い所を持っているから、ココまでやれているんですねえ」

 決まり手は、「引っ掛け」。

 わたしも、相撲に興味の無いヒトまで引っ掛けて、関心持たせたい。

 北の富士が本日、逸ノ城などに代表される、単なる大型重量デブ体形力士に、苦言を呈していた。

 「大きく、成り過ぎ!」

 「だから、直線の動きは多いんだけど、横への回り込みが遅い」

 聞いたか!聞いたか!? 単なる、巨大デブ力士たち。

 ちなみに、同じ幕下の有望株、石浦も、良いぞう!

 あの、プロレスラーも真っ青な、筋肉美。「目標は、舞の海さんです」と、言っている。

 小よく大を制す。大相撲の、最大の醍醐味だ。

 宇良の取り組みを終えて、NHKの実況アナウンサーが言った。

 「(場内を)沸かせました。お見事でした!」

 次いで、高見盛も感想を。

 「すごかったです」

 宇良。幕下は、全7番勝負。

 明日は、おやすみ・・・・でしょう。

 カラダのケアをしながら、いつものように対戦が予想される力士の取り組みをいくつも観て、研究と対策を、怠らないでください。


<リアル 大相撲 ルポ> 隠れ人気幕下力士・宇良(うら)。まげを結って、初登場。大阪春場所・初戦詳報

2016-03-14 18:57:57 | 相撲

 日ごと、場所ごとに、じわじわ、じんわりと、隠れウラ人気から、オモテ人気力士になりつつある、その名も「宇良」(うら)。

 実際、わたくしの記事でも、明らかにかつての強さは消え去り、取り口が日ごとに雑になると共に、弱くなってきた”悪童”ダヴァジャルガルを軽く超える検索数。

 厳しい指摘記事であったとはいえ、琴奨菊に対する、ネット上の記事検索数は驚くほど少ない。

 昨日の初日から2日目の今日も、汚い立ち合いに至る、のらりくら~りの、ゆっくり仕草。相手をいらだたせ、相も変わらずの両手を土俵に付けず、宙に浮かしたまま立ち上がっての勝負パターン。

 その印象からは、例え横綱に、無理やり、片八百長的に協会がならせ、仕立て上げても、一般への人気膨らみは望むべくもない。

 注目度も拡がる事無く、低いままで終始するであろう。まったく、相撲ファン以外の他人を惹きつける魅力が、琴奨菊には見受けられ無いのだ。

 それに較べ、この宇良。地元大阪開催の春場所とはいえ、通路にその姿を現しただけで、まず歓声が湧いた。

  (NHK-BS放送 生中継画像より。以下、同様)

  観よ! このりりしい、初のまげを結ったお姿を!

  仕切りのサマも、相変わらず美しい。四股を踏み、足を空高く、伸びきったまま上げてゆく姿も、言うこと無し!

 「宇良~~~~っ!」「宇良っ!」「宇良、宇良あああああ!!」

 まわしは、漆黒。

 歓声が飛び交う。おじさんに混じり、まだまだ、実際には少ない「ス~ジョ」の姿と声。

 ただ、少し言うならば、立ち合い。

 彼にとって初日となった、本日、春場所2日目。

 右片手付きだけで、終わった

 今や人気もガタ落ちし、十両落ちして再出発を図っている遠藤も、アマチュア時代は、キチンと両手を土俵に付けてから、勢い良く立ち上がっていたのに、プロデビューした途端、片手チョン付きや、ぶらぶら宙浮かし。

 ましてや、宇良。

 今日のような、考えた末の取り口ならば、両手、両こぶし、キチンと土俵に付けて然るべき!

 今後、文字通り、「注視」したい。片手付きは、中止して欲しい!

  さて、対戦相手は、同じく幕下2枚目の、阿炎(あび)。

 だが、顔は共に、2枚目では無い。

 阿炎とは、むろんしこ名。その名は、阿炎政虎(あび・まさとら)。所属部屋の親方が、命名。

 「勝負の時は、修羅のごとく、のように燃えて欲しい」という、熱い想いを込めて付けたそうな。おうおう!カッチョ、いいじゃん!

 が、本名は堀切洸助と、まあ、平凡。

 まだ21歳ながら、すでに十両在位を一場所経験している。埼玉県越谷市出

 本割りでの対戦は無いが、実況アナウンサーによる取材によれば、大相撲総見の場で、2度対戦。

 「たぐり寄せるのが上手いと聞いていたので、試しに右をたぐらせ、次いで左もたぐらせてみたら、上手いし、強いことが分かった。なので今日は、突き放して、(得意の強く早い)ツッパリで、攻めようと考えています」などと打ち明けていたという。

 さあ、勝負!

  うわああ!ケツをこちらに見せているのが、宇良。

 このように、低く低く、ひたすら顔も上げず、攻め続けた

 やっぱり、そう来たか!というカンジで、阿炎、突き離し続けるが、宇良、この姿勢で、両腕前へ突き出し、手探りで突き進んでゆく。

  阿炎。張り手、ツッパリを、宇良に阿炎せ続ける! 叩く!張る! かと想えば、カチ上げ、アッパーカット!

 バチン!バチン! バチバチバッチ―ン!!

 痛さをガマンしながら、宇良、おおっ! 一気に前へ!

 

 勝ったあ!!!!

 決まり手は、「押し出し」

  賞金は・・・・・・無い・・・・・

 無いが、ホッとした表情の宇良。

 なにしろ、この取り組みを観に、相撲を彼に指導した鳥羽(とば)高校相撲部の田中監督が来場していたのだから、負けるわけにはいかなかった!

 一礼し、花道を去る時、

  いってえ! 痛いなあ、ずいぶん阿炎せやがったなあ・・・・と、アゴや頬に手を当てる宇良。

 とりあえず冷やして、また勝負だ!というところ、か。

 まずは、詳報を、お送りしました。

 そのうち、スポーツニュースや、ワイドショーで、取り上げられるんじゃないかなあ。確かに、スージョの関心度は、日に日に盛り上がってて、高いんでね。

 

 なお宇良、明日も出ます。

 相手は、幕内にも長くいた玉飛鳥。と言っても、今、東京都郊外にある精神病院に入れられている飛鳥と違って、クスリはやっていません。

 玉飛鳥も、すでに1勝しており、幕下筆頭の地位にある。

 今は、付き人無し。給金、無し。

 一日も早く、十両どころか、幕内に戻って、良い想いをしたいはず!

 出番は午後2時40分くらいかな。

 この場所で、勝ち越せば、宇良は、ほぼ十両に上がれるはず。

 給金ももらえるし、部屋も変われる。押しいれの隅にチョコンとある荷物と共に、大部屋から脱出できます。

 玉飛鳥は、ベテランだ。

 さあ、田中監督と祝杯を挙げながら、対策考えましょうね。

 飛鳥あ・・・・・当たるの、少し早いなあ、なんて想いつつ・・・・・・