6年3か月ぶりに、日本に伝わった、彼、中村修二の、「エリザベス女王 工学賞」受賞の報道。
サッと、出て。サッと消えた。
日本の国籍を、研究上の壁になるためもあり、すでに、米国籍を取得。国籍は、アメリカだが、「日本人」と書いた、共同通信の記事は、あながち、間違い・・・ではない。
かつての記事。 興味ある方は、お読みください。
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≪ 2014・11・3 掲載記事 ≫
あの、一時的喧騒は、一体何だったんだろう・・・・。
熱しやすく、醒めやすい、我がニッポン国民性。
わずか、一か月足らずで、過去のコトになりつつある「ノーベル物理学賞」日本人一挙3人受賞の話題。
そのうちの1人、中村修二。その兄弟のことを記事にしたいと想ったのは、彼の兄を知ってから。
まずは、なんたって、ホンマ、話しがメチャ面白かったから。
一問一答、というなら、もろ一問二答。
こちらの聞きたいこと以上に、分かりやすく、話してくれる。
改めて、書く。
そのヒトの名は、今をときめく「ノーベル物理学賞」日本人受賞者・中村修二の実兄でもある・中村康則(やすのり・写真左下)、62歳。弟・修二より、2歳上の長男。
この10月7日、すぐ下の弟、次男の中村修二が、小学生でも、その名だけは知っている、あまりにも有名な「ノーベル賞」をもらった。
んなもんで、実兄の彼にも取材陣が次々と押し寄せ、一躍脚光を浴びるはめとなっちゃった。
それも、いつもは四国にいるはずのヒトなのに、丁度受賞発表日に、東京近辺の「幕張メッセ」にいたという、奇跡的偶然も重なったものだから、なおのこと取材が集中。
加えて、私も、おっ!と感じたように、愛想が良い。
そのうえ、つたない質問にも、ていねいに、分かりやすく、それも、かなり本音で話してくれる。
いわゆる、話しが上手い人。
とりわけ、受賞決定翌日、ナマ中継で放送された、実兄として受けたテレビ・インタビューは秀逸だった。
相場通り、四国は愛媛県の田舎で育った、幼いころの想い出話しも入り混ぜて話していた終盤。
以前、再婚した妻がいながら、愛人と隠し子(女児。のちに認知)がいたことがばれて、一時期話題となった聞き手の元朝日放送アナの宮根誠司(51歳)が、中村康則の横に見えたモニター画面に興味を持ち、「ソレは、何ですか?」と、ひょいと、思わず聞いた。
待ってましたあ!とばかりに、実兄。
「これですか? コレは、我が社が、研究・開発した「3D 裸眼モニター・カメラ」というモノで、3Dの画面を見るためには、今までは特殊な眼鏡が必要だったんですが、コレはまったく必要が無い。まさに、裸眼のままで見える、新商品です」
ハッ!と気付いた、隠し子持ちキャスター。
「ソレって、コマーシャルですか?」
実兄、無言で、にやりと、微笑む。
いやいや、いやいやあ、やるなあ、このお兄ちゃん!
「3D」「裸眼」って、娯楽用かなあ?
この手の、飛び出して見える立体的「3D映画」って、日本では、セコイ作りの紙メガネ掛けて見なければならず、面倒臭い。そのせいもあるのか、実は、日本ではまったくヒットしていない。軒並み、大コケ。
そんな、損な、新規産業に、参入??
ともかく、ソレも見て、聞かなくっちゃ!
んにしても、このヒト、かなりの商売人! 録画していた、この番組見てて、にやり感心。
いち早く、授賞者3人のなかで、唯一そのとき日本にいたということか、老齢の終身名誉教授の赤﨑勇が、生中継で記者会見していた。
バックに、「名城大学」という幕のロゴ文字が、どうカメラの位置を変えても映り込む仕掛け。もろに、狙いが、見え見え。
おんなじ「商売根性」でも、もろ出しは、ナンダかなあ・・・・・。惨敗ばかりのサッカ-日本代表の、試合後のボードに映りこむスポンサーでも、あるまいし。
さらに、今まで多くの教授に取材したので、体感で分かるのだが、お答えに意外性が皆無。失礼だが、面白くも何とも無い。よくいるパターンの大学センセ。
ちなみに、名誉教授って、何だか格式が高くって、すんごい偉そ~だけど、通例、教授を退官すれば、日本では、全員が名誉教授になっちゃう仕組み。
ちなみに、「名誉」代は、ビタ一文出ません! 0円です。
それと、非常勤講師と、客員教授なる、冠付きセンセの名称。
テレビのワイドショーでしたり顔でくっちゃべっているイージー(安易な)コメンテーターの肩書きに、この手の男女が目立つ。
だが、コレ、実は、たった1回講義しただけでも、その「箔付き名称」が、付いて回る。報酬は、その時の講義代1回ポッキリ。これまた、その時以外には、ビタ一文、もらえません。
だけど、その「箔」で、食える。しのげる。視聴者、だませる。
で、その会見。な~んだか、実態は「怪見」。
仕切り役が、早く、早く、終わらせ、幕を降ろそうという意識が見え見え。85歳と、老齢ではあるが、赤﨑勇が、体調悪いとか、疲れているという兆しは、チラリとも見えないのに。
宣伝したいのか? したくないのか? 大学だって、少子化のなかにあって、ある種の営利企業。
校名を広く知らしめたいから、激しい少子化のなかにあって、志望受験高校生、引っ掛けたいから、幕張ったはずなのに、なんだか一刻も早く、幕降ろそうとかかる。
なんじゃら、ホイ?????
何のために、やってるんじゃろ? 「名状」しがたい行為。
おまけに、会見途中で、ミエ見えの、あざとい電話が赤﨑勇宛に入る。掛けてきたのは、安倍晋三。
笑顔で、祝福の儀礼コトバを受ける赤﨑勇。
ありゃりゃあ・・・。仕様がねえ、爺さんだなあ。
だってさあ、安倍は、社内・社員(非正規・契約含む)の化学&科学技術研究者が、長年にわたって開発し、製品化した際の「特許権」を、当の技術開発者にでは無く、会社に自動的に帰属させようという法案化を進めている、いわばノーベル賞 物理学者、化学者の「敵」!
当の技術者に出す金額は、会社の気持ち次第、会社の一存に掛かっている、と言う、不当、デタラメ、テキトーなホーアン。
そりゃあ、あ~たは,今は、「名誉」が冠に付く、引退学者センセ。だから、その法案が通過・成立しても、痛くもかゆくもないだろうさ。
でも、これからの未来ある化学者の、身になれば、さあ・・・・・・・。
おまけに、成し遂げたのは、あくまで「青色LED」の「基礎理論」。
製品化まで、さらに一歩進んで実用化までには、中村修二のように、至っていない。
でもさ、あ~たも、昔は、現・パナソニックで、社員研究者やってたわけじゃん!
その「法案」。理不尽だ! 地道な長年の努力に対して、対価を支払わなくても良いなんて! 会社から支払って戴ける雀の涙金で、オシマイ。
な~んも言えない法案なんて、ふざけんじゃあねえぞ!
アンバイ(安倍)悪いこと、推し進めやがって この野郎!と、怒って、生放送にかこつけて、率先して抗議の声挙げて”叱るべき”立場。
なのにさあ、ニコニコ、にっこり・・・・・・・・。
ガッカリ!がっくり!
途中、女性記者が質問。あの国際的3大不正化学犯、国民の税金詐取詐欺犯の「小保方晴子」について、ノーベル賞受賞者に所感を聞こうと、試みた。
おうおう、おうおう!
見どころ、あるじやん! 聞きどころ、あるじゃん!
と、思ったら、赤﨑勇が、「ん? 質問が良く聞き取れなかったんですが・・・。小保方さんが??」
と、逆質問されたとたん、ネーチャン記者、オロオロ。で、ど~でもいい質問に変えちまった!
あちゃあ!
んなもんで、結果、ど~でもいい、ご答弁に。
2人目の、天野浩(あまの・ひろし)教授。受賞決定直後の、フランスの空港での対応ぶり。
人柄がクッキリ浮かび上がり、興味そそられた。
だが、このヒト。先の、やることなすこと、あんばい(安倍)悪いことばっかりしまくっている晋三バカに帰国したあと、招かれた官邸まで出向いて会って、ニコニコ、ニッコリ。
技術・開発・研究者に報いる「特許権」という、代償を払わないアタマしかないバカに、苦言を呈し、修正を求め、抗議しないばかりか、ただただ嬉しそうな、お姿に・・・・・・・。
車いすテニスの国枝慎吾そっくりの顔、ほころばせて。
ダメだあ、この人も・・・・・。妻に、「ノーベル賞授賞式で着てゆく着物を買ってね!」と、テレビ撮影時にせがまれて、「はい」と返事してしまう、人の良さは、滲み出ていたが・・・・。
やっぱり、ダントツ興味有りなのが、中村修二。
先に書いた法案。受賞後、一時、日本を訪れた際、「反対どころか、猛反対です!」と、ハッキリと、もの言って、アメリカへと帰国していった。
よしっ!
いつしか、ノーベル賞もらえた人にも、「文化勲章」と、「文化功労者」の栄誉が、自動的に与えられる慣習となっている。
なもんで、文部科学省から、中村修二と、天野浩にも、事前に打診あった。
そう、実は、絶対に事前口外しないことを条件に、戴くか、拒否するか、どうかの、「内示」なるものがある。
いつ聞き質したか?については、「お答えできない」と、担当者。
ま、1か月くらい前だそう。もらった人たちを、調べたら。
2人は、受諾。
オカミからではあるが、「日本最高の賞」と、中村修二は、とらえた。
実は、終生年金がもらえる。つまり、死ぬ年まで、一括振り込み。年間、350万円。つまり、2人は、死ぬまで、毎年350万円がもらえる仕組み。
11月3日に、文化勲章。4日には、文化功労者の受賞式がある。
国民にとって、やることなすことアンバイ悪いコトばっかりしまくっている愚か者と、今日3日、おんなじ皇居のフロアには立った。
しかし、イチベツもくれず。ロクに顔を会わせることは無いまま、式は終了。
「あんたの法案。アタマにきてますよ!猛反対だよ!」と、面と向かって言ってのけるチャンスすら、無かった。んん・・・・・・残念!
有れば、この法案のおかしさが、国民に白日の下に、明らかになったのに・・・・・。
赤﨑勇・爺さんは、すでに3年前から、350万円もらっているので、今回は対象外。
さらに、もらえるおカネでいうと、「ノーベル賞」。
受賞者には、1つの賞で、日本円に直して1億4000万円もらえる。が、今回3人が受賞。
一番重責を担った人が多く分け前をもらえる権利がある。だが、今回は、確執を残さないようにと、4700万円づつ分けた・・・と、巷間、秘かに伝えられている。
つまり、今年、総額、総計、5050万円が振り込まれる流れ。
さて、中村修二。
最初、その名前を見た時、誰だろ?と。
しかし、「日本の司法は、腐り切っている!」と、拳を机に叩きつけて、怒りの、熱い!熱い想いに満ちた記者会見をした際の顔写真(写真下)を見た時、ああっ!と、思い出した。
そうかあ・・・あの、あのヒトか!
超輝光青色ダイオードで、青色LED照明を企画・発明も絡めて、見事に商品化。
なのに、企業の社員研究者として、もらった報奨金、一万円札、たった2枚!ぺらの、ぺら。吹けば飛んでく、2万円。
しかし、だから怒って、その特許権の譲渡と、対価の増額を求めて、自分がかつて長年勤めた、四国・徳島県阿南市の会社・日亜化学工業㈱相手に訴えたわけではない。
判決が、200億円を支払えというものであったのは、当然ともいっていい。
というのも、裁判所が認定した、先の青色LEDの収益たるや、優に604億円を超えていたのだから。
そこを、勘違い、誤解して欲しくない。「守銭奴」「私利私欲」などと言うヤカラもいたのには、ビックリした。
自分が独自に、または率先して、技術・開発研究、製品化に加わっていたら、そう言うだろうか? 自分の得た代償を得たいと思うのは、当然ではないのか?
例えば、書籍の印税、作詞・作曲の印税のように・・・・・。
後輩の技術者には、心、奮い立たせる判決だった。
改めて、そこに至った推移を調べると、事実経過は、以下のようなことになる。
中村修二。徳島大学の大学院を卒業し、企業の入社試験を受ける。が、すでに、大学院1年生の時に、学生結婚していた身。
ちなみに、妻は日本人。昨年離婚したなどという怪文も見られたが、文中に、「照明」を「証明」などと打っておいて、間違いに気付かないという駄文だったので、にわかに信用出来ない。
兄の康則によれば、「現在、弟には、娘が2人いるよ」とのこと。
ちなみに、遅筆ゆえ、もたもたしている間に、週刊文春が、修二当人に取材。独自に、数年前に離婚。昨年、新たに日本人の新妻をめとったと、記載。且つ、娘が3人いると。
??? まあ、いいか・・・・。
3人目は、再婚した女性の連れ子であったようだ、
で、徳島大学大学院を卒業後、大企業の京セラにも、内定をもらったそうだが、家族の事情で、断念。
大学院時代の研究室の多田教官の推薦で、すでに入社試験が終了していた、地元徳島県阿南市にあった、べンチャー企業、日亜化学工業㈱を受けた。
そこで、創業者で、当時社長であった小川信雄と意気投合。
研究者としての中村修二の力量を買い、やがて、当時の日本円に直して、総額5億円もの、開発・研究・製品化にまで持って行ける巨額を投入させてもらった。
これが、今回のノーベル賞につながった。
だから、今回の受賞直後の会見で、「創業者社長には、感謝している」と、言ったほどだ。
入社した時は、開発課に配属され、改造の現場で技術を学んだ。これが、後年、生きた。赤色、次いで青色ダイオード製品化に向けての実験に必要なモノの改造も、自分なりに手がけた。
実験器具の殆んどは、手作り。本来、かかるべき経費を、安く済ませている。
フロリダ大学へ、丸1年間、留学。
これは、修二のたっての願いで、と報じられているが、実は会社そのものの規定路線。1人、すでに派遣留学の枠が、あらかじめあった。
そこで、自由闊達に研究・開発出来る環境が、アメリカにあることを身を持って知る。
加えて、資格がモノ言う、狭い器量の世界であることと、研究開発者を、軽視する日本との社風の差を、痛烈に感じる日々ともなった。
アメリカでは、「それじゃ奴隷と同じじゃん」とさえ言われた。
帰国し、社の厳命、「売れる商品の研究・開発」に没頭する。
閉鎖的な体質。陰口は、無数にたたかれた。
しかし、ついに「青色LED」の製品化にこぎつける。
このことにより、日亜化学工業は、それまでの年商が、一挙に10倍になった。
総額トータル5億円もの、いわば「先行投資」の元は、軽~く取り戻した、はず。
なのに、会議に出ない。電話にも出ないで、開発・研究に没頭したことが、陰口となって、これまた10倍に跳ね返ってきた。
研究者と、事務員や営業マンは、本質的に違う!っちゅうに、おんなじ目で見てくさる。
とはいえ、我々の税金で研究開発発見詐欺発表を行ない、いまだ、のうのうと生きて、年間2900万円もの税金年俸を、だまし取っている小保方晴子のいる、理研の犯罪は許せない!
まさに、解体すべきだ! 1日どころか、1時間でも早く! そして、国際的詐欺犯逮捕へ!というのが、一般常識、世間の常識!
カネをもらったら、「結果」をキチンと、出さねばならない。それが勤めだ。民間企業責任者や、大学院研究者は、皆、乏しい予算のなかでやりくりし、工夫している。
中村修二もまた、売れる商品研究開発目指して、日々技術も理論も、さらに学んだ。小川信雄の、絶大なる信用と、理解があったればこそだが、修二なりに自信もあったようだ。
そして・・・・・青色LEDを、商品化させた!
やがて、体調不良と病により、理解を示してくれた創業者社長が引退。息子たちを押しのけ、何故か長女の娘婿で、新社長の小川英治に代わった。
なんと、中村修二の築き上げた業績は無視され、名称こそ「研究所」ではあるが、閑職、窓際族に追い込まれた。
何も出来ず、なにもさせてもらえず・・・・。
実は、新社長は「青色LEDの開発・研究をやめろ」と言ってきていた当人。
もし、やめていたら、現在の”日亜”は、無い。
しまいには、「まだ、会社にいたのかよ」「まだ、辞めてないのかよ」と、嫌がらせのように、言われ、肩叩きされた。
想像してみて欲しい。あなたが、そんな立場に置かれたら・・・。
そんななか、東京大学から客員教授のハナシが来た。心許す、常務に相談。自分としては、機密・技術漏えいを疑われるのも嫌だし、迷った末、断ろうと思っている、と。
常務は、中村が、そんなひどい状況下に置かれているにも関わらず、会社への忠誠心を感じたと言う。
だが、ついに、たまりかねて、中村は娘の後押しもあり、退職を決断。
1999年12月27日、年末の終業日。この日をもって、約21年間勤め、辛酸を舐めつくした会社を退職。
次の年の2月。誘ってくれたアメリカの企業や大学の中から、現在のカリフォルニア大学 サンタバーバラ校の教授に就任した。
その時点では、嫌な想いをし尽くした前の会社ではあったが、200億円もの、特許に関して、自分の業績の取り分としてふさわしいと起算した金額を求めて、日亜化学工業㈱を訴える気は、無かった。
だが、その年の5月。”日亜”のライバル企業の傘下にある「クリーライティング社」の、非常勤研究員に就任したとたん、なんとその年の12月。それ以前に、日亜の社員が、わざわざサンタバーバラ校にまで来て、「契約書」に、サインしろ!と、しつこく迫ってきていた。
むろん、断った。怒りを、ぶつけて。が、しかし・・・・・。
”日亜”から、予想だにしない訴えが、中村の元へ舞い込んだ。
「企業の機密・秘密漏えいの疑いがある」というもの。
会社員技術者のため、東京大学の客員教授の誘いを受けたにも関わらず、先の理由で断った人間が、機密・秘密漏えいをするであろうか・・・・
それ以前、中村修二が退職した時点で、”日亜”は、クリーライティング社の日本国内代理店の住友商事を「特許侵害」で、提訴。
以来、日亜は、提訴を乱発してゆく。
「豊田合成」「クリーライティング」・・・・。
ところが、次々と、全て、ことごとく敗訴してゆく。和解へと、持ち込むのが、精一杯。
中村も、当然の如く、勝訴。
東京地裁で、200億円を支払えという判決。そのなかで、日亜は、604億円を、青色LEDの製品化によって、収益を挙げたと、認定された。
なのに、一転、日亜が控訴した東京高裁で、「和解」により、なんと約8億4000万円に、大幅減額で落ち着かされる。
それも、うち対価は6億円と、認定。残りは、延滞遅延金とされた。
たった100分の一に、された。
さらに、中村が得るはずの特許権を、日亜が全面放棄という暴挙にでた。
それも、青色LEDは、偶然に発見されたに過ぎないものと、日亜は主張。
「アタマにきた!」
そう、中村修二は、かつて記者会見で、怒りを込めて言った。
もし・・・・もし、”日亜”が、猜疑心を抱き、石持てアメリカまで追って、訴えを起こさねば、8億4000万円強の巨額を支払う必要は、無かったであろう。
「日亜」の小川英治が、石持て追い払い、さらに、その身を徳島県に居ずらい様にして、潰しにかかったのは、実は中村修二だけではない
<前篇 終了 >