DIARY yuutu

yuuutunna toki no nikki

「時の中で・・・・」オマル・ハイヤーム『ルバイヤート』(102)、岩波文庫:《反論》やがて無になるとしても、この世は幻・絵空事でない!よく見よく聞き上手に語らないと、君はこの世でひどい目にあう!

2019-08-22 11:37:31 | 日記
時の中で何を見ようと、何を聞こうと、 You see something while time passes. You hear something while sounds appear.
また何を言おうと、みんな無駄なこと。 And you say something. However, all of them are vacant.
野に出て地平のきわみを駈けめぐろうと、 You run and run toward the end of horizon in a vast field.
家にいて想いにふけろうと無駄なこと。 You think and think about something in a house. However, both of them are vacant.

《感想1》生きて感覚する(見る、聞く)こと、語ることはすべて無駄だ。行動することも、思索することも無駄だ。つまり人生は全体が無駄だ。死ねば何も残らないからだ。死は君に何も残さない。君の消滅だから。君は無になる。
《感想2》君が無になるから、君の人生が無駄と結論できない。人生はその最中は無でない。人生は感情、欲望、意図にあふれ、また共同に生きる者たちもいる。さらに君の感覚も君にとって決定的だ。感覚のリアリティ!君は車にはねられ、病気になり、苦痛の感覚に見舞われる。悪夢が君を襲う。
《感想2-2》意味世界が共同に生きる者たちから提供され(Ex. 学校、資格、理学、工学)君の人生行路を決める。また想像と虚構と人工物(Ex. 文学、演劇、芸術)がともに体験される。
《感想2-3》共同に生きる者たちの物(身体)としての圧倒的な存在(リアリティ)。例えば、軍隊の物理力、銃弾・爆弾で君の身体が破壊され・吹き飛び、戦車に君の身体が押しつぶされる。
《感想3》君が無になるからといって、君の人生のどこが無駄なのか?人生はその最中は圧倒的なリアリティだ。これが主観的には執着、煩悩だ。客観的には共同に生きる者たちの物(身体)としての存在(リアリティ)、悪意、恐喝、憎悪、暴力であり、彼らが使用する武器・兵器・物理力だ。これらは、無駄な役立たずの幻・絵空事でない。
《感想3-2》君はこの世が無駄でなく、脅威をもって存在することに圧倒される。君は、よく見、よく聞き、上手に語らないと、この世ではひどい目にあう。この世は生きている限り無駄であることがない。恐るべき人生
Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『円山応挙から近代京都画壇... | TOP | 不安と後悔!転んでもただで... »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | 日記