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「山中(ヤマナカ)や菊はたおらぬ湯の匂(ニオヒ)」芭蕉(『奥の細道』)(42):山中温泉に入れば、菊の葉を摘んで聖なる露を飲まなくても、不老長寿を得られる!

2018-10-19 11:10:55 | 日記
「山中(ヤマナカ)や菊はたおらぬ湯の匂(ニオヒ)」
Bathing in Yamanak hot spring that smells good, you can get eternal life even though you don’t break off a leaf of chrysanthemum and drink sacred dewdrops on it.

《感想1》山中温泉をほめた句。宿屋和泉屋の主人久米之助(クメノスケ)への挨拶吟。
《感想2》謡曲『菊慈童』は周の慈童が菊の露を飲んで700年の不老長寿を得たと謡う。山中温泉の湯には、菊を折り取って露を飲まなくてすむほどの薬効があると芭蕉が詠んだ。
《感想3》良い湯の香する山中温泉に入れば、菊の葉を摘んで聖なる露を飲まなくても、不老長寿を得られる。洒落たほめ方だ!
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