魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

Ψ(プシー)-おぢさんピーンチ!

2021年03月03日 | ワイン 2021

今夜の試飲はこれで。

 

2016 Ψ(PSI プシー or プサイ)

   (スペイン、リベラデル・ドゥエロ地区、テンプラニーリョ種メイン、赤、4千円程度)

 

スペインにはすご~くお高いワインがありますが、それは「ピングス」、「レルミタ」です。

それぞれ10万円コースです。で、「ピングス」の2ndワインが「フロール・デ・ピングス」

(Flor de Pingus)、そして3rdワインが、このΨ(プシー)です。テンプラニーリョ種94%、

ガルナッチャ種6%。WA(PP)93が付いています。ピーター・シセック氏が造り出します。

Ψはギリシャ文字でα、β、γの仲間です。

 

香りは、開けたては漢方のようです。時間が経つと変わってきてプラム、ブラックチェリー

などのフルーツに還元臭、酵母や土、キノコみたいでまろやかなありつつ、立ち昇る

シンナーや揮発性のものもあります。

 

味わいは濃厚ですがとてもなで肩で、すとんと落ちていくまろやかさ。ミネラリーで

石や岩のニュアンスを感じつつ旨味も感じることが出来ます。すとんと来るわりには

ニュアンスは結構あって、それは時間と共に豊かに変わっていく変化がまた面白い。

 

飲んだ感じではオーガニックかな?と思いましたが、実際はビオディナミ農法で造られて

いるようです。ピーター・シセック氏の思い入れがあるワインのようです。

調べてなるほど、ビオディナミだなあと腑に落ちるようでした。

 

 

 

ところで先日ある麺屋さんへ行きました。予想に反してすごい人気。

それが私の後から来店するのが全員女性ばかりで・・・男性はひとりに。

おぢさんすごく居心地悪い。焦りました。

こっそり撮った写真。

この状況は尋常じゃない。

 

食べた麵も、私の心のようにドロドロ。

24辛にしたらトウガラシの量が24倍増えるだけで、辛さはたいしたことない。

山のような量に(さらにおにぎりと唐揚げ2個付き)、山のようなドロドロ。大変だった。

女性に囲まれた中で、おぢさん泣きました。

 

 

 


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