住職の独り言

~ご縁に触れて~

蜘蛛の糸

2024年06月29日 | 独り言
暖かくなり、蜘蛛(くも)をよく見かけるようになった。
退治症と思うけど、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を思い出しチョット躊躇してしまう。

「蜘蛛の糸」(くものいと)は、芥川龍之介の児童向け短編小説。
〈あらすじ〉
釈迦はある日の朝、極楽を散歩中に蓮池を通して下の地獄を覗き見たところ、罪人どもが苦しんでいる中にカンダタ(犍陀多)という男を見つける。
カンダタは殺人や放火もした泥棒であったが、過去に一度だけ善行を成したことがあった。
それは林で小さな蜘蛛を踏み殺しかけて止め、命を助けたことだった。
それを思い出した釈迦は、彼を地獄から救い出してやろうと、一本の蜘蛛の糸をカンダタめがけて下ろす。
暗い地獄で天から垂れて来た蜘蛛の糸を見たカンダタは、この糸を登れば地獄から出られると考え、糸につかまって昇り始める。
ところが途中で疲れてふと下を見下ろすと、数多の罪人達が自分の下から続いてくる。
このままでは重みで糸が切れてしまうと思ったカンダタは、下に向かって大声で「この蜘蛛の糸は己(おれ)のものだぞ。」「お前たちは一体誰に聞いて登って来た。」「下りろ。下りろ。」と喚いた。
その途端、蜘蛛の糸がカンダタの真上の部分で切れ、カンダタは再び地獄の底に堕ちてしまう。
(あらすじはWikipediaより転記)




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