住職の独り言

~ご縁に触れて~

源左さん逸話(2)

2014年04月12日 | Weblog

妙好人因幡の源左さん(鳥取県)

家で縄を編んでいた時、

ふと手を止めてじっと手を見つめている源左さんに

隣にいた奥さんが、「あんた、とげでも刺さったのかい。」

と尋ねると、「いいや」と、首をふって、また手を見つめていました。

しばらくしてお念仏をとなえながら、

「鎌や鍬なら使えばすり減って、1回や2回は修理して使えるが、すぐにダメになる。

それにひきかえ、このおらの手はなんぼ使ってもすり減るどころか、皮が厚くなって使いやすくなる。

なんとありがたいことかなぁ」

と、喜ばれたといいう。

 

※私の心臓も六十有余年一時も休まず動いている。

みんなみんな有り難い…合掌

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