住職の独り言

~ご縁に触れて~

アタッチメント

2024年05月14日 | 独り言

子どもは乳幼児期に母親から無条件に受け入れられ、愛される経験を通して母親(主たる養育者)とのアタッチメントを形成していきます。

アタッチメントとは不安をやわらげて安心したい”本当的欲求“

このアタッチメントが子どもの人格形成の基盤となり、成長と共にアタッチメントの対象は広がり、友人・先輩・恋人・夫婦…等々広がり、人は安心を求めて生きていきます。

究極のアタッチメントは阿弥陀さまですね。
人とは、いつの日か別離の日が来ますが、阿弥陀さまのご本願は生死を超えて私に安心を与えてくださる。
赤ちゃんが母親に抱っこされ安心するように南無阿弥陀仏・南無阿弥陀仏とお念仏しましょう。
その安心感は聞法によって、私におのずと具わる信心です。

観無量寿経に「仏心とは大慈悲これなり。無縁の慈をもつてもろもろの衆生を摂す」と示され、阿弥陀如来は迷いの衆生を救うために、おさとりの世界より南無阿弥陀仏となって顕現し、あらゆる衆生を漏らさず救う大慈悲心であり、仏の光にあうと、煩悩のさわりをはなれ、 身も心も和(やわ)らぎ生死を超えて往く。





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