住職の独り言

~ご縁に触れて~

源左さん

2024年05月17日 | 独り言
因幡の源左 (足利源左。鳥取市。1930年(昭和5年)2月20日往生)
江戸時代後期の天保生→18歳の頃、父親と死別する際に、遺言「おらが死んだら、親様をたのめ」と言われお聴聞が始まりました。

ある日、山へ牛とともに草刈に出かけ、五束の草を刈り取って、四束を牛に担がせて一束を自分で担いで帰ろうとしていたが、重くなってその一束も牛に担がせたとき、阿弥陀仏にすべてを任せると良いのだということに気づき信心獲得。

ある日、突然の雨にあって帰り、住職に「えらいめにあったのお」と言われて、「鼻が下に向いて付いているでありがたい」と言ったと言う。
源手次の寺(真宗での檀家寺)は、鳥取市青谷町の浄土真宗本願寺派願正寺。

★私が死んでら親様の所~わたしゃこのまま死ねばいいだけ。
 「このまま死んで行きさえすりゃ親(阿弥陀仏)の所だけんのう。
こっちは持ち前の通り、死んで行きさえすりゃええだいのう」
(源左)

私は落ちるよりしかたない。だが親さんが助けて下さる
 「おらなぁ、落ちるより他にゃないだいな。だが、なんとしたことか親さんが助けるっておっしゃってのう」
(源左)



コメント
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