住職の独り言

~ご縁に触れて~

出あい

2013年11月21日 | Weblog

~中外日報日報より~

「出あい」

私たちは、出あいと別れのくり返しの中に生きています。

 毎日、顔をあわせている人、たまにしか顔をあわさない人…。

日頃、私たちはどのような出あいをしているのでしょうか。

 「出あい」と言っても

「出会い」「出逢い」「出遇い」と文字に違いがあるように

「出あい」の中身がちがいます。

人と顔をあわす「会」。

その人とあえると思うだけで胸ときめく「逢」。

そして、その人との出あいによって私自身の生き方が一変する「遇」。

 仏さまの教えを聞くということは、

具体的にいうと教えに生きている人に出遇うということです。

そこに、私が確かなものとしてきた善悪の真偽の尺度に照らされ、

自身が問いとなる歩みが始まります。

 よき「出あい」を。

(真宗仏光寺派 大阪別院輪番 中井賢隆)

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