King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

マグロの高値落札の狙い

2019年01月05日 14時02分06秒 | 日々のこと

毎年初セリでホンマグロが高値で落札されますが、ここのところ

いつもニュースで見る顔は同じ顔で異変なしの感じですが、値段は

バカ高でそんなのでいいのという感じです。

 

ついでに疑問はさらに出てきて、なぜいつも同じ会社が落札という事で

名前が出るのかという事です。

 

普通、セリに参加するには仲卸の資格のある人しか場に立てないのです。

なのに誰が落したかなんてのはそもそもニュースに出ていい話ではないのでは

ないのかと思います。

 

落としたのはどこかの仲卸でそこから小売りされる先がすしざんまいなら解りますが、

今年は会社名が前面に出ていつもの社長の顔もそれと一緒に出るのですが、日経では

前評判では一番入札に他の会社も参戦するとあおるような記事があります。

 

それが元気寿司だというのですが、秩父地域にもかつてあったすしチェーンですが、

いつの間にかなくなったかこの会社のイメージです。

 

そして、またあの魚が映るといつも思うことは、昔うちの母が店頭で魚をさばく

姿です。

 

どこの家庭でも神棚があり、そこに昔は鮭や赤かぶなどを吊るしていました。

 

そして、吊るされた荒巻鮭はうちに帰って来て、さばいてくれと注文が入ります。

それを切り身に切り分ける姿を今の時期そばでよく見守ったものです。

しかし、私が小学校高学年になるくらいからその姿はなくなったように思います。

そもそも近所にスーパーができ当店で荒巻鮭やマスを売らなくなったことも

ありますし、今荒巻鮭自体を店で見かけることもなくなりました。

 

枝に餅を刺したものも最近見かけませんし、風物なんて時代時代でこうやすやすと

変わるものなんだと感じます。

 

それなのに人口減でもお祭りは地域の伝統などと言いなかなかなくならずいまだに

わけもなく続いていたりします。

 

先日テレビで『ファウンダー』をみて、マクドナルドとして残ったのは店のシステムを

見てびっくりしてチェーン展開を持ちかけた人物が創業者として生き残ったというのが

蘇ってきました。成功の秘訣はシステムでも着眼点でもなく、名前の響きとセールスマンと

してのねばりだと言っていました。

 

ビジネスの世界で頭のいい奴や学歴を誇るものはごろごろいても勝ち残るのは粘り強い者

だけだと。ありきたりの成功物語より世界的に名の売れた企業がこんな形で生まれたのかと

実にあっけないことに正月に見て心に残る話でした。創業者の素晴らしいシステムや経営理念や

素材から店のカラーなど誇るべきものが実はビジネスとしては広めるシステムとか違う視点や

法理問題があり、それを制したものが創業者として残れるという厳しくも空しい世界が

ビジネスなんだという事です。


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