King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

クリスマス前に聞く、バッハ平均律

2007年12月09日 23時11分44秒 | 日々のこと
地元のデパートで、バーゲンとまで行かないものの、
クリアランスセールがあり、買い物に出かけました。
旅行に行くので服や下着を買いました。久々に駐車場に
入るのに順番待ちをする混雑でした。駐車場待ちというと
このでパートに買い物に行くときには、10年位前はいつも
日曜は駐車場に入れない状態でした。今では、滅多にそんなことは
ありません。

それだけ、消費の落ち込みとか小売不振とかスーパーのみが
生き残る状況になってしまったということでしょう。衣料品なんかユニクロとか
安い店がどんどんできて、デパートの価値というのがなんだか解らなくなり、
それでもデパ地下とか再開発地帯には、リニューアルしたデパートや
モールが人々をひきつけます。

駐車場の混雑はうんざりでしたが、地元のお店がにぎやかだったと
いうのは何かホッとするものがありました。

午後は、クリスマスの前に聞くバッハというポスターに引かれて
、ピアノリサイタル出かけたました。平均律を全て弾くという滅多にない
ものです。演奏者は、地元出身の高橋望氏で、ずっと演奏活動を
地元で続けているということで、私はこのポスターでこの演奏がはじめて
でしたが、こんな田舎でこんな危険なプログラムをなぜやるのかという
不思議と自分で平均律のCDを持っていても全曲を聴くことはなかなか
なくて、それも生で聴けるとなるとそれはうれしいことという興味津々な
気持ちで、出かけました。

生で聴くピアノは、それはそれは色々な表情があり、思った以上に
機械的なものに聞こえました。もしかしたらマイクで拾っているのかと
思うほど、振幅とか艶とか生なら感じるはずのものが伝わってこない
感じが不思議でした。会場は500人くらいの規模のもので、それでも
一杯になるのかと思うほど、前評判や切符の売れ行きもよくないようです。
私は前日に前売りを買いに行ったら、会場には切符がなくて前売り所の
喫茶店まで行ったら、本人が今持って行ったから明日当日買えといいます。

当日だと高くなるんじゃないかというと、俺がいいと言ったといえといいます。
なんとなく不安を感じながら、開演の10分前に会場に着くともうすでに
30人位の人が並んでいて、なかなか盛況です。もっと寂しい感じのつつ
ましいコンサートを予想していただけに、開演して会場がほぼ満員になった
のには驚きました。客層もいつものこの会場でやる催しにはお年寄り
ばかりが目立つのですが、今回は若い人から老人まで多種多様な人が
います。

途中ミスしたのか、3回ほど音が引っかかるような音が足りないような
音を聞きましたが、全体的にはすばらしい演奏でした。珍しいことに
演奏の前に何番といちいち教えてくれたことで、勉強になりました。
18番は特に印象に残りました。どれが喜びでどれが怒りなのかまで
解りませんでしたが、短調か長調かくらいは解りました。

地元出身で、海外でも修行した方が定期的に地元で演奏して
くれているというのは本当にありがたいことです。また今度聴きに行こう。
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