King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

飯綱、戸隠総括

2019年02月28日 09時38分56秒 | スキー

長野のスキー場というと八方界隈と草津の向こう側の志賀から野沢温泉と戸狩温泉

木島平などの地域、黒姫、信濃インターから北、妙高高原とは経験しているものの

上信道高速の左側のこの飯綱高原と戸隠は空白として残していた地域で私のスキー空白地図の

目立ったピースと言えるかもしれません。今回それを埋めることができたのですが、

また今回も昨年の竜王と同じ現象を感じています。

それは霊仙寺湖を見渡す天狗の湯の露天風呂からの絶景にしろ、飯綱高原の一番右端のリフト途中にある

大岩の姿とか、きれいに串抜けになった戸隠のゲレンデなど印象に残るシーンに接する度、あれ

これはいつか見た風景だなあと既視感に捉われるのです。

それは夢の中の光景だったリ、かつて友人と連れ立って訪れた地のひとつだったり、ここも

以前来ているのではという観念が湧いては消え強烈な初体験の鮮烈なイメージというより

ここもあああることだよねと予定調和を抜け出せない、人に指定されその課題をこなしたような

仕方ない感じがしてなんか納得いかないような気がしてしまうのはなぜでしょうか。

 

そんな私の頭の中のわだかまりはさておくとして、三つのスキー場を体験してまず思うのは

日本の行政とか地方の施策として地域振興の担い手の第三セクターという官民共同の企業体と

いう限界というか既得権力者のなす行為の限界をみるようなオリンピックの輝かしき遺産として

今メダルの偉業を残す選手の名を付けたコースを持ち地元民や地域の人たちにも愛される施設である筈の地が

何か触れてはいけないもののような扱いになってしまっているようなもどかしさも感じたり、

今に始まったわけでないスキー客離れと近い地域に三つも自治体系経営の持ってしまった地形的

気象的現象など有効に対処し繁栄できるはずなのに運営とか企業体の限界を感じさせる全体のセンスなど

如何ともしがたいものが固く複雑に固まったさまを見ているような気分になるのがこういう

地方のスキー場なのです。施設的には非常に使いやすく設備も整っていて安いしこんな利用しやすいもの

があるのになぜもっと活用しないのかと逆に思ってしまうほどもったいない感じがするのです。

外国人も大挙して押し寄せないし人も少ないから逆に大雪の次の日に狙ってきてみようかという

他の地域に住む我々スキーヤーからすればまた雪の良い日に来てもいいスキー場と記憶するも

果たして他の志賀や野沢や八方を差し置いてまた来るかはやはり温泉にしろ魅力が足りない

印象は強いのです。しかし、新幹線や高速の設備は整っているので後はもう一押しはみんなで

協力し合えば容易に用意できることであり、さらに発展させる方向で運営団体の今後の頑張りに

期待したいという気持ちでいっぱいで今旅行を振り返っています。


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