King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

春の宵に

2013年04月05日 09時56分31秒 | 珈琲
旅先の思い出から、またふと思い出していただき
自宅からご注文をいただくとああ覚えていてくれたんだと
いつのか出会いを喜んだりします。

特に春とか秋はそんな時期に当たるようで、またどこかに
旅行の計画を立てたり、花の便りに秩父の地を思い出して
いただいたのでしょう。

そんな方の注文は、とにかくお任せするから送ってくれと
いう感じのものが多いのです。

そうかと思えば秩父に定期的に訪れている方や、当店が
いつの間にかコースの一部になった方という方や忘れたころ
ふとやってきてくれる方とかも現れうれしい限りです。

この味にまた会いたくて出向いていただけるようになれば
本望というところですが、当店はそんな空間づくりまで手が
回らないので、あの店のあの席であの珈琲が飲みたいと
いうわけにはいきません。

実は、先日クラッシックモカマタリを焙煎したところ、飲んだら
湯布院の農家の二階を改造した喫茶店で飲んだ時のことを
強く思い出しました。

味より場所や雰囲気を記憶する方がはるかに強烈に記憶に
残る物です。

そして、人物との語らいとかその時に流れた空気を人との出会いより
場所と空気感を記憶するのです。

お店のお気に入りというのも味にはまっているとよく表現されますが、
接客サービスだとかお店の雰囲気の方が強く影響していることも
ままあります。

となるとやはり店づくりという課題が味づくりより重要となり店舗と
いう物の持つ存在意義を主張するわけです。

そんなことを豆の発送する度考えるのでした。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 更新しましょう | トップ | JKリフレと裏へ行く人たち »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

珈琲」カテゴリの最新記事