King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ピーンチ、ミルデッド

2012年11月05日 14時58分01秒 | 珈琲
焙煎をこなして、さて発送という段になり、
ミルが止まってしまいました。

下の受けの容器がしっかりとはまってなくて排出口が
詰まって止まりました。

電気を入れてもうんともすんとも言いません。

これは、アースが飛んだのだと思いました。

回転できずに過電流が流れ、回路保護のためにアース
なりの保護装置が働いたと思い分解を始めました。

このミルというのは簡単な構造で、分解は簡単です。

一応私も電気工学の基礎から各実験はやっていますし、
こんな簡単な構造の機械ならすぐに直せると踏んでまず
目についたビスを外します。

発送があったので慌てて手を付けたのですが、ここで
皆様の今後の参考にもなると思いますので、ご注意を
申し上げるとビスの頭が塗装してあるものは容易に
外してはならないということです。

これで私は大変な苦労をすることになりました。

うちのミルはみるっこです。

これは直流のモーターで歯を回してるという実に簡単な
構造です。

まるっきりスイッチを入れても反応をしなくなったと
いうことは、電気的な回路が逝かれたはずで、普通直ぐ
交換できるようにヒューズは目につくところについて
いるはずですが、プラモデルの大きな奴と同様の直流の
モーターとなるとヒューズではない可能性があります。

それが解ったのも下のケースを外すときにモーターの仕様
と電流などが書かれていたからで外れちるところを外せば
すぐにヒューズが現れると踏んだのがそもそもの間違いです。

最も開けてはならないモーターの穴のブラシ整流子の所を
とってしまい、これを再度はめるのにものすごい苦労を
しました。

このブラシの端子は炭素の電極を常にモーターの電極に
圧着させて置くもので、ばねがケースの中にあり底に
コードが付いた端子が入り、常に押されて電極に触れて
いるのですが、そのモーターの芯を抜いたことにより、
ケースに押し戻した端子を指で抑えつつ芯を入れるのは
至難の業でした。

これは何か特別な工具か入れ方があるに違いないと逡巡し
ましたが、まるで謎です。テープで留めてそれをピンセットで
とるという方法を思いつきやってみましたが、これだと
入ることは入り、一瞬電気も通じたのですが、ブラシ端子
が元の位置に行ってしまうともうピンセットなど入る余地は
なく、元の位置に戻せばモーターは復活すると解ったものの
なかなかこのブラシ端子を元に戻せません。

通常大きなモーターは炭素端子が減ったら交換できるように
作られているものですがこの形だと相当苦労します。

これはブラシが減ったらそれでもうおしまいというもの
なのでしょうか。

テープがだめなら糸で止めて押し込んでから糸を抜くという
アイディアを思いつき、やっとどうにか元に戻しました。

一応他の部分のネジを開け構造を確かめましたが、モーター
以外に変圧器や電気回路はなく、整流子らしきターミナルと
スイッチ部分の遮断器にリセットスイッチらしき白いポチが
あるだけでした。

買った時に機械全体の分解図を見た記憶がありますが、そも
そもその説明図がとこにあるか探すのが面倒で、いきなり
一番開けてはならないところを開けてしまったのが問題を
大きくしてしまいました。

結局、メンテナンス用に簡単にはずせるようになっている
挽き目ダイヤルの方も外してしまい、元のダイヤル位置を
割り出すのにも苦労しました。

よく中挽きはダイヤルの5とか、みるっこで言うと6とかデジタル
的に表現する人を見かけますが、このみるっこのダイヤルが
全国共通にあわされていると思っているのか疑問に思いました。

もう限界の所を1に合わせるのかそれても粗い方から合わせるのか
今でもよく解りません。

いつもの挽き目に合わせてダイヤルをそれに合わせて止めて
置きましたが、歯がぶつかるまでやはり一度は回してしまい、
こんなことを繰り返したら歯を切れなくしてしまうと思い
安全な合わせ方がきっと存在するのだろうと思います。

ただ、それが全国共通になさせれているか、どこのみるっこ
の5が果たして中挽きになっているのか非常に疑問です。

そんなことを思いつつやっとの思いで組み立て、一時は
近所のコーヒー屋にミルを借りに行こうかと思ったのも
回避され無事発送を済ませました。

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