King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

今月の季節のブレンドは

2018年10月01日 10時57分38秒 | 珈琲

史上初の計画運休という事で首都圏のJRが夜八時に全面運休すると

いう台風接近の昨日の夜から一夜明け、また夏のような蒸し暑さと

なっています。

先月末のごたごたしたの月末から一転、今はチューナップ後釜も本来の

力を発揮し、快調に豆を焼き上げています。

久しぶりの都内出張など気分的にもリフレッシュでき、やはり閉じこもってばかり

いるのは色々と弊害があるなと感じました。

さて、今月のブレンドは『紫萩』です。

実りの秋にふさわしく、一面広がる黄金の稲穂の絨毯のようなイメージがいつも

この時季のテーマですが、それにふさわしい言葉がなかなか見つからずありきたりな

実りとか錦秋とか秋麗とかそんなのばかりでした。

実は先月から秋のテーマは紫だと感じていました。

それはシャキッソの衝撃的な味から始まり、それを飲んだ時感じた紫色とすみれの

花の香りと紫のイメージがずっと頭から離れません。

そして、リンドウとか桔梗とか紫の花がずっとこの秋も続くこととスミレセフテンバーラブと

いう昔の歌など。そして気になったのが萩の花です。

毎年、秩父の野山で咲くこの花は夏の暑い時期から見事に秋の訪れを

告げているのに誰にも愛でられるでもなく、気づかれもせずに咲いています。

ただ秋の七草としてテレビなどでは映像として紹介され毎年花の姿は誰しも

見ているはずです。

ただ、それは新宿御苑などに咲く白い花の事が多いのです。

知らない人や関心のない人はこれを見て萩とは白い花なんだという刷り込みが

され、秋としての色も違ったものになっていないでしょうか。

私にはいつもそんな懸念があり、今月のブレンドを『紫萩』としました。

贅沢にスベシャルティの豆を使い豊かな秋を演出しました。


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