King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

反転

2017年12月05日 09時40分07秒 | 珈琲
お祭りの喧騒から一転昨日は静かな夜となり、
寒さが一段と際立ち奥秩父の山には雲がおり
立つような雪の降りかかるさまが見られました。

秩父盆地では雨になりましたが、冬の足音は
確実に高まり、深まっていくようです。

珈琲の需要もこの季節に高まるわけですが、
意外とその核となり中心をなす味のイメージを
持つ人が少ないのが気になります。

珈琲好きは自身の好きな香りにも敏感です。

本物の珈琲の香りがすると珈琲があるんだと
期待が高まります。

そういう香りのお出迎えがある事業所というのは
たとえ仕事で訪れた地でも望外の喜びを持って
訪問と仕事の成功が約束されたような期待を持ちます。

ところが、実際出かけた先で珈琲が飲める機会は
減っていて、中にはインスタントコーヒーを出して
金をとるところもあり、まがい物ばかりが幅を
効かしているのです。

長野の小さいホテルやペンションなど普通に及第点の
ものが出てきてさもそれが普通のことのようになされている
ものがいかにどれだけの人と接して鍛えられ練られたもので
あるか普通に珈琲が香り本物の珈琲で出迎えられるという
当たり前のことがなされることが実に貴重に思えてくる
経験が小規模の宿が存続される理由なのだと知る瞬間です。

ファミリーレストランのドリンクバーのようなものを作り
サービス向上をなしたかのような事業所が多くなる中、
解る人には解るというものを理解し当たり前にできると
いう実力は確実に存在し、人に認めさせる力があるのです。

またあそこに行きあの場所で珈琲を飲むことを想像しただけで
幸福な気分になり、またあそこに行けるんだぞと思うと
わくわくするそんな気にさせる珈琲を準備してもらいたい
ものです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« レッドマウンテンとガヨマウ... | トップ | 惑星ソラリスの登場 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

珈琲」カテゴリの最新記事