King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ニセコの思い出

2009年02月11日 23時23分35秒 | スキー
ニセコを滑った感想を書いていきます。

昨年滑った富良野やトマムから、北海道のスキー場がどんなものか
大体のイメージはできていました。よく聞くダイナミックで規模大きな
すべり応えのあるコースというものが、実際にはどんなものか、
どんな感動を与えてくれてどんな失望へとつながるかよーく解った
つもりでした。

そして、決して過度な期待を抱いてはいけないこと、コンディションは
日々変わり、一日や二日で決してその魅力は決定できないし、一度受けた
欠点は中々取り返せないということも知っています。その上で、一度
訪れただけでその魅力をどう味わったかなんてのは伝える方が無理で
いいときかされた身には、よほどいい思いをしないと評判ほどにもないと
言うことになります。

最初のニセコのイメージは、他の北海道のスキー場と同様にリフトは
おんぼろで遅く、ただ広いだけでリフトは遅く、とても雄大なゲレンデを
その広大なすべり心地を堪能するという気持ちにはなれませんでした。
それだけリフトに乗っている時間ばかりが長く、滑りはあっという間で、
豊富な雪はやわらかいものの、青森のように軽いとは言いがたいもの
でした。

ゲレンデへの送迎も便が少なく、自由度が少なく、いつでもどこへでも
送迎してくれた八甲田山の対応が懐かしく思いました。他の温泉にも
送迎してくれ、思いのほか温泉宿が多いニセコでは、路線バスや温泉めぐり
のバスの案内は多いものの、自家用車がないとその移動は極端に限られた
ものになります。

結局、私は宿にした昆布温泉の宿からスキー場以外はどこにも出かけ
ませんでしたが、宿の温泉とスキーだけで十分な滞在でした。宿の客は
スキー場と同じく海外の客も多く、コロラドから来たグループはほぼ
私と同時期にチェックインして帰りも同時期でした。つまり5泊6日の旅で
皆テレマーカーでした。オーストラリアからのお客はボーダーが多く
ゲレンデ全体でもやはりスキーヤーの方が多いようでした。

リフトゴンドラでは、ほとんどが海外からの客と乗り合わせましたが、
お休みどころでは日本の年寄りが多く休んでいます。話したそうな人には
積極的に話したところ、皆何時間もの長旅でニセコにやってきてそれも
雪を愛しているからといいます。初めて来たという人より、二度目
三度目の人のほうが多く、日本人と同様にスキーと温泉を愛していました。

コロラドのお客は、温泉は好きだ。リラックスできるとはっきりと
onsenと発音しました。この時点で、彼らがなぜコロラドからロサンゼルス
へ飛び、そこからコリアへ行き、そこから千歳と長旅をしてきたか、まるで
解りませんでしたが、私が空港から三時間もかかったことを嘆いたら、
自分たちはこんなにトランジットしてきたんだぜと旅の様子を話してくれ、
私のスキースタイルを気にしていました。

私がただのゲレンデスキーヤーで、それなら秩父から8時間もかかってきた
ことを悔いたかのように話したのも納得したのでしょう。スキースタイル
のほかにどこをメインに滑ったのか聞いて来たので、ヒラフメインと答え
ました。彼らもそうだといいます。ゲレンデの至る所にオフピステはあり、
広大なゲレンデでは、例え何本もトラックが残っていてもまだまだパウダー
状態という方々でパウダーは味わうことができます。

しかし、何度も言いますが八海山の深雪を知ってしまうとこんな最初の
日の雪なんて新雪の内に入りません。それにニセコ初日は風と雪で、寒い
だけの日となりました。昨年の山形蔵王や富良野に比べたら全然まだ暖か
な日でしたが、リフトに乗っている時間は今まで最長な感じでした。
久々にシングルリフトにも乗りました。どのリフトも極端に遅く、さらに
風のための減速もあり、寒さにさらされた日になったのです。

二日目には雪もやみいい天気となり、やわらかいパウダーを味わうこと
になりました。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« あっけなく | トップ | ニセコの思い出そして »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

スキー」カテゴリの最新記事