King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

脳に変な汁湧いてしまいます

2024年03月13日 23時58分00秒 | スキー
今日はタイミングを見据えて日帰りで草津にスキーに来ました。
3月南岸低気圧通過で雪が降っているスキー場は今まで暖冬と小雪に苦しんで来ましたが、インバウンドの外国人も居なくなった今、また絶好の新雪を味わえるのです。前回の最終日に新雪を滑り、もしかしたらと天候と日程を睨み狙って出掛けました。
前回久々の新雪でボロボロの敗退となったイメージに今回はファットスキーを携えての挑戦です。
草津の新雪は何度も滑っていますが今では火山ロープウェイは亡くもうあのパフパフは味わえないものと思っていました。
しかし、前回夜積もった新雪は久しぶりに転倒でなにもできないという難しさとうっかり踏み込んではいけない危険さを感じそれならばという闘志も湧くのでした。
というわけで久しぶりにファットスキーを取り出しワックスを入れたのですが、なんとも重たくごつい姿にこれに乗れるのかと思うのでした。前回友人に最新の板を見せてもらい持った時に私の板の半分くらいの重さにビックリしました。そして最新の板というのもレンタルしてみたらだいたい傾向と特徴は解りました。
そんな経験から私の持っている板やらブーツももはやコロナでまごまごしているまにすっかり時代遅れになっていたようです。
そんな意味でこの新雪を楽しむようにファットも持ち出したのですがこんな重たい板がそう易々操作できるだろうかと不安も感じつつの持参でした。
昔の板だから傾けたら回るというわけには行かず踏み込む、乗り込むという昔ながらの乗り口を思い出させてくれる変な懐かしさがあります。
最初はまごまごしましたが、そんなことより新雪と誰も踏んでないところを突っ込んで行くのでした。
草津は8時20分頃着いて着替えてリフト券売場で券を買うも前回と同様リフトは動いておらず雪は強い風と共に舞い果たして今日は滑れるのかと危惧するもまた相変わらず券売場のお姉さんは払い戻しはできませんと言うだけで今風が強くて運転してないとかの説明やいつ動き出すの説明も相変わらず無いのです。
リフト券を買ってリフト入口で待つも動きそうもないので動き出したゴンドラに乗りまたまた新車の香りのゴンドラに乗り前回はそのまま天狗の壁を滑りましたが、いきなりこの重い板であの急斜面ではとまだ誰も踏んでないコースを行くのでした。
思った以上に履いてしまえばこっちのもので乗り方も感じもつかめました。
しかし、リフトはなかなか動かずしゃくなげリフトが動いても青葉山は全く動いておらず青葉山で待機するも前回のように動き出さず一度天狗レストハウスでコーヒータイムとしました。
飲み終えるころアナウンスがあり動き出したというので青葉山に向かいますがしゃくなげにしろ青葉山にしろ横殴りの雪と風で今までに無いほど搬器が揺れます。
真冬の装備でもリフト上で風にさらされているだけだと寒さが募ります。
やっとたどり着いた青葉山を一本慎重に降りたらすぐ第二リフトもオープンしそちらに向かいます。
ここには前回突っ込んだらクラスト状ですぐに転倒しそれから先へ進むのを断念したコースがあります。前回はリフト上からその無様な姿をみんなが見ていて誰もその後そのコースには踏み入りませんでした。
今回はちゃんと武装済みなのでそのコースもいただきました。それを察知したのかいつもは誰も滑らないリフト脇に人が集まりだし、競って新雪を踏むのでした。
風で時により視界がなくなる真っ白の世界で足裏の感触を頼りにすすむと不思議な浮遊感のなかに漂っているような別世界にワープした感覚となり脳内にドパドパと脳内麻薬が湧くのでした。
ランニングハイとは違う脳が現実の世界にとどめようと必死の攻防の末、最後はこれだしちゃいましたというような心地のよさです。
新しく積もったのは20センチ足らずのものでたいした量ではないのですが、吹きだまったところは膝が埋まるほどあり突っ込むと胸くらいの雪煙が上がり雪のトンネルを行くようなところに風で雪が吹き付けワープしてるような感じと新雪の踏み心地がたまらないのです。
しかし、すぐに真似して入る人が続きフカフカ感はすぐに亡くなりお昼としました。
午後いつもの板を履いて青葉山にに上るも風はいっこうに収まらず
荒れた斜面を滑るといつもの筋肉のような板の反発を感じ、古いとは言えまだまだ機能は衰えてないと感じるのでした。
さらにその感じを確かめようと人のいなくなった時に大廻りをしようとした矢先3時過ぎにリフトは止まってしまいました。仕方なくそのまま4時まで下のリフトで滑ることなく帰ることにしました。
そしてなんと日本一の名湯の地にいてそれをスルーして今回は別の温泉に向かいました。
渋川から草津まで街道に温泉はたくさんありそれも源泉掛け流しという本格的なものがいくつもあるのです。
何度も通う草津ですが、いずれも道中の観光などしたことがなかったのです。
もちろん四万温泉や尻焼温泉は行ったことがありますが、川原湯温泉や岩櫃城温泉、小野上温泉ははいったことがないのです。
今回行ったのは上信道のインターの手前県道35号線を川原の方に降りたあづま温泉桔梗館です。草津から1時間程で着いて川沿いの広い駐車場には盛んに車が出入りしています。おもむろに入っていくとお帰りなさいと声がかかります。カウンターの女性に日帰り入浴お願いしますというとそうですねと答えられそもそも旅館ではなく日帰りの入浴施設なんだよと知らしめる答えでした。メンズディで400円だといいます。毎週水曜がそうなのかツキイチなのか定かではありません。湯船は6畳ほどの内湯と8畳ほどの露天風呂で露天風呂には全く屋根がなく開放的です。カランが7つほどでほとんどが埋まる感じに人がいて湯船には二人ほどいる感じでした。全て老人のお客様で、湯船に入った老人はそのまま動かず設備に同化すかのように気配を消し全く動かず物音も立てません。
お湯は伊香保温泉を極薄めたような色合いで香りも無しです。
休憩室がいくつもあり食事もとれるようで地元の老人の拠り所になってるようです。
こういう施設が秩父にも横瀬にもありましたが施設が古くなると改装されず取り壊されました。
秩父は元々鉱泉で沸かしな上に最近では地下から無理矢理掘り上げた温泉施設が幅を利かせ値段も高いのです。
しかし、群馬ではこんな規模で沢山の人に愛される施設がごろごろありしかも500円程度で源泉掛け流しという本物の温泉です。
そして便利な道路はどんどんでき帰りに高崎を通りましたが、またお店が増えて賑やかになった感じがありました。
そんな効率的魅力的な投資がされ人々をを引き付けるそんな循環を感じます。
帰ってその事を話すとじゃあ移住すればいいよと言われます。そんなことはとうに検討済なのです。そんな簡単なことではいそうしますよで済む話ならいいのですが。







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