King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

春新たな時空へ

2024年04月15日 12時26分23秒 | 珈琲
昨日は全力ライブ後、私も脱力してしまいなにもできずにただ店頭でお客様の応対をするだけで仕事を済まし、ネットで泉谷しげるの最近の足跡などを調べていました。
それはなぜ彼は小さなライブハウスを回るどさ回り的な仕事をしているのか。他によいよ仕事がなくなってテレビにも出れないようになり地方の小さなライブハウスを回るライブ活動なのか、それにしても80人そこそこのハコに月三回出たところでたいした収入にはならないだろうし、色々経費やら予定やらやりくりしてまでライブだけやり続ける意味はと考えてしまうのです。やろうと思えばもっと規模の大きい会場で大きい都市を中心に回るとか2000人規模の会場を定期的にまわすとかした方が効率よいのでは思えます。周りに人がいればそんな会場でのコンサートツアーを組んでくれるはず。
そうすればチケットも安くなり人も集まりやすくなります。しかし、あえて少ない入りのハコで数をこなすのは一人でやれるとか他の人の手を借りずにファンと直の交流ができるといったメリットを優先しているのだと思います。大きなチャリティーライブに参加したり有名アーティストのゲストもこなしているのはメジャーどころと交流も失ってないと示すためだと思われ、でも、先週の甲府ではチケットが前売り完売してないというファンとしては心配な影もあります。
ライフではテレビの俳優業は仕事を選んでいるようなことと朝が早いので嫌いだともいっており今の月三回の全力ライブが一番気楽で楽しくファンと世間からの認知も失わずと行ったところなのかもしれません。
ただ、ライブを聞いていて最初こそ度肝を抜かれるロックサウンドですが、どの曲もコードもへったくれもなく馬糞つかみのネックをつかんでかき鳴らす音に段々新鮮味も迫力も面白さもなくなり、また似たようなセットリストなら来年も来たとして聞きたいだろうかとも思えてきます。逆にもっと音響のよい施設で他のアーティストとバンドでの音も聞いてみたいなと思ってきます。
そうなると事前に活動内容をチェックして希望にかなうイベントを待ってチケットをゲットしなくてはならず、高齢化したファンとしては一番面倒なそしてそこまで熱心なファンでもないことを自覚します。たまたま近くに来てくれたときそんな苦労せずチケットがとれたら参加してもいいといったそんな人を対象としたどさ回りなのでしょうか。
それにしてはよくやるよとそんな身入りがあるのかと最初の検索の入口に戻ってしまうのでした。
つまり来年も来てくれたら参加するのだろうなあと。
忌野清志郎亡きあとライブに行きたいアーティストはこれといって存在せずロック魂とかテイストとか清志郎イズムを感じさせる人もいないのですが、ふと知った冨田麗香はそのカブァ能力と歌唱力演奏技術も泉谷しげるとは別物です。それなのにこちらはメジャーでは知られていない路上歌手の扱いでまあかの世界の厳しさ、売れるということの意味を考えます。忌野清志郎もヒット曲がほしいとずっといっていました。テレビには出ないものの全国にファンを持ちライブ活動をするシンガーソングライターはいます。昔のアーティストはあえてテレビは出ないでライブだけという人は多かったのですが、今やネットで誰でもスターになれる可能性がありプロ並み機材も必要ないのです。そんな発表する側のハードルが下がったのに我々世代にはライブに行きたいと思わせる人はあまりに少ないのです。
それでも今回の生音のロックサウンドを浴びてまた夜にはいつもより長い90分のランニングをしてまた季節を体で感じ豆を焼いていこうという気持ちを沸き立たせるのでした。


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