King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ケニアマサイ

2011年12月12日 11時02分12秒 | 珈琲
誇り高き狩猟民族のマサイの名が冠された珈琲
です。

マサイは現代でも徒歩と追跡能力だけで獣を
狩れる民族だそうです。

そもそもその人の能力に気づかされたのは
『BONE TO RUN』のおかげです。

これを読んで、余計この高い豆も買う気に
なりました。

ケニアが昨今おいしい豆として注目され、
様々なブランドで輸入されていますが、
苦味の特長と奥深い味と香りが特長です。

値上がりが激しく、一時多かった単一農園物
が少なくなり、本来のグルメブランドだけが
買えるという状況が続きます。

その中で、ケニアレッドマウンテンは安定
していて安心のブランドでした。

それより高いブランドとしてマサイはずっと気に
なっていたものです。

小売値も1500円を超えて売られることが多く、
特別なブランドとして古くから認められている
ものでした。

ただ、なじみがなくどんな味なのかしるきっかけも
ありませんでした。

当然高いブランド珈琲など滅多に売れるものでなく、
自分の興味を満足させるのみとなる可能性が高い
のです。

レッドマウンテンは値段は1300円ですが、これは
ケニアAAの1100円と然程の差もなく、明確な差を
感じられます。

つまり、上級種としての価値を感じ易い例です。

ところが、このマサイはどうでしょう

1500円としたらレッドマウンテンよりさらに
うまくないと納得されないでしょう。

現在の珈琲業界の縮図をみるようですが、昨今の
スペシャルティコーヒーの売り方と買われ方を
見るようなお話になってしまいますが、実際、
うまいのかという事で問われれば、私はもっと
安くてうまいコーヒーを上げられます。

しかし、こと味に関しては人それぞれの感性と好みが
あり、一反に値段と味に並べられないものなのです。

高ければ何がうまくなるのかという合理的な説明は
誰にも出来ないのです。

それでもある現実的なコストが売る側にはあるわけで、
説明できなくても高く売る必要があるのです。

まあそれだけがスペシャルティコーヒーの存在でも
ありませんが、コーヒー好きにしてみればあれば
どんなものか試しておかねばなりません。

それにそれがマサイという民族の名を冠していると
なればなおさらです。

ひところよりは何々農園限定などという業奏な名の
コーヒーも減っては来ています。

それはそうする意味が減って来ているととるのが
普通でしょう。

色々ありますが、味については皆さんに判断いただくと
いうのが一番でしょう。

そのためには、お試価格というのは世に良くある手法です。

それはそこに実力を示す一端があるからともとれますし、
今回値下げするという意味に於いては、これはもっぱら
感謝ということにつきます。

年末年始のお客様感謝祭として、1500円を1380円とします。

興味があれば、ケニアAAとマサイを両方買って飲み比べて
みてください。

きっとその誇り高い民族の名を冠したコーヒーの実力を
しるきっかけになると思います。
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