King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

教訓的草津

2016年12月28日 23時55分54秒 | スキー
昨年のシーズン最初の滑りが草津でした。

それは長い間待ち続けた温泉とスキーの再開という
喜びの時間で楽しい思い出でした。

今回も早くその温泉とスキーの楽しさを感じたく
同じ時期に予約しました。

ただ、家族の予定が付かず私一人で行かなくてはならない
ことになり、色々と検索して満足のできる予約をしたと
思っていました。

というのは今まで温泉とスキーという人生最大の楽しみを
演出する宿にはどういう要素が必要でというのはよーく解って
いるつもりだったからです。

そして、重要なのは一人ではなくグループで泊まるというのも
重要なファクターであり、よい思いをしたいのなら一人は避ける
べきなのです。

一人でも楽しい思いをするのであれば同様の趣旨の人が集う宿に
予約して寂しくないようにしないといけないのです。

そんな旅もしてきましたが、そういう宿は新参者でも温かく迎えてくれる
雰囲気のある人気宿というのが各スキー場にはあり、みんな仲間意識も
強く、宿ごとに個性的な人が集うようになっています。

ただ、温泉とスキーということだとそれも限られていて設備的には
ホテル以外にはこの寒冷時期に泊まりたくないのが現実です。

一人でも受け入れてくれる宿というのは大きなかつては団体を受け入れていた
リゾートホテルやペンションで、どこもいつもの宿泊料金の1.6倍でひとりで
泊まると割高なうえに満足度は低いのです。

というわけで一人での肝心な点は一人の寂しさを紛らわすほどの食事で
あり、温泉です。

気にしたのは小さなペンションで寒さに震えてわびしい思いをしないこと
であり、検索でホテルを探し、三ツ星レストランで修業したステーキの
コースのあるホテルにしました。

これで一人での予約も一安心と思って出かけましたが、いざナビで行先を
入れたらペンションという表示が出て途端に不安に駆られました。

さて、いざスキー場に着くとロープウェイの駅に至る道が封鎖となっており
天狗センターに行くと満車状態でこんなにこの時期混んでいるのは初めて
見る風景でした。

そしてその原因がロープウェイが風で運転中止とのことで動いている
リフトは下の二本のみでした。

まあ、草津ではよくあることです。

ただ、果たして二本しか動いていないリフトに乗るべきか考えたら
これはどうしても無理がある気がして、しばらく駐車場で待機して
風がやむか様子を見ました。

二本しか動いていないにもかかわらずかなりの客が次々にリフト券を買い求め
なんとシーズンと同じ一日券の額をとっているのにびっくりです。

それにその日ケットしたサービスエリアの割引券など一月四日以降となっていて
完全なぽったくり状態なのです。

それでも誰も文句を言わず普通に券を買い求める人を見て日本は豊かな
国だと改めて思いました。かつて活気のある時代を経験した身からすれば
こんなほったくり状態は怒って暴れる人がでてそれを収めるために次回の
割引券や食事券などを配るのが常でした。

そんなこともなく、混雑した券売り場と行列のリフトと緩斜面のみの
営業に誰も文句も言わないのです。

なんとも悲しくなり、草津の街の散策とドライブに出て私は時間を
つぶすことにしました。

それも何度も来ているので別に特に行きたいところもなく、三時には
と宿に行くことにしました。

もっと早くチェックインできるか電話しましたが、誰も出ませんでした。

さらに着いてみると駐車場は斜めの狭いところで見るからにペンション
でした。

おどろいたことにエレベーターもなく最上階の五階の部屋のカギを渡され
温泉は一階なので何回も上ったり下ったりしなくてはなりませんでした。

スキーをしてないので体力は余っていますからいいのですが、部屋は
屋根裏部屋のようなベットに屋根が迫る息苦しいもので、さらに
ペンションの常として寒いのです。

リゾートホテルもそうですが、季節営業のホテルなども全館どこも暖房が
行き届いているというのはまれで寒い思いをするのです。

散々そんな経験をしているので宿の検索には気を使ったつもりですが
まさかの地雷を踏んだ気分でした。

さらに三ツ星レストランの味も怪しい食事で私以外は皆カップルで
食事会場は隣のテーブルもよく見える空間でまるで罰ゲームのような状況
だったのです。

コースもペンションで出るスープにニジマスにステーキというありきたりの
ものでした。

がっかりの旅行はこのままがっかりのまま終わるのでした。

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