King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

一瞬に秘める味

2012年07月01日 13時14分07秒 | 珈琲
珈琲の一番の旬は、焙煎後一瞬しかないのではないかと
最近思い出していたのですが、それを覆す事件がありました。

それは一か月以上焙煎後経った豆でした。

コロンビアサンチュアリオティビカという豆なのですが、
コロンビアの特長である酸味がかつては焙煎直後しか出ない
独特の物と思っていました。

ティビカ種のコロンビアは昔ながらの味で、スーとした
清涼感のあるのどに抜ける独特の酸味です。

これがこの豆には一瞬しか感じられないはずの清涼感と
特長が今でもしっかりとあります。

それなのに深いチョコレート感もしっかりとあり、甘味と酸味
がすばらしく、これ以上だとしつこく下品な感じるところの
ぎりぎりのせめぎ合いが続き後味はやはりコロンビアなの
です。

これを嫌いというコロンビアの酸味は強く主張していますが
やはりスーとする酸味と後味は魅了してやまないものを持って
いて、やはりコロンビアだと思う人もいるかもしれませんが、
酸味のだいご味から病み付きになるのではないでしょうか。

あの味が焙煎直後でなくてもこんなに明瞭に感じられるとは
ショックな事件でした。

神経質になり焙煎後のピークなどと気にするより、日々変わる
移り変わるその味を楽しむことがやはり正当なのかと思う
味わいです。

また配送等で出てしまいますので、試飲の際には一度問い合わせて
からが確実だと思います。

ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。




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