King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

蛍の夜

2009年07月03日 12時37分54秒 | 日々のこと
この時期、秩父の夜も蛍が見られます。

昔はどこでも見られた蛍ですが、わざわざ見に行かないと
みられません。

そんな貴重な蛍スポットなので、あまりどこだとか
どこどこで見たなんて書かないようにしていたんですが、
秩父市の観光のページなどでくわしく地図まで出ていますので、
秘密にするまでもないのかと最近は思います。

昨年は、湯布院で町の中を流れる川に普通に蛍が飛んでいて
たくさん見ることが出来ました。

それで秩父のホタルは見に行かなかったのですが、今年は
いくつも蛍スポットを名乗るところが新たに見られて
それではそのひとつに出かけてみようということになりました。

天気予報では、午後は晴れとなっていましたが、走ったとき
も降っていましたし、蛍を見に目的地に近づくほど雨は
激しく降ってきました。

秩父といっても場所は旧荒川村です。

道の駅の近くにハス園というのが出来ていて、夜は蛍が
飛ぶとネットで見ました。

道の駅について、車を置き、雨の中かえるの声を聞きながら畑の
中の道を歩きます。

どこにハス園があるのか、看板の矢印のままに歩くと
不自然なLEDの光が点滅するところがありました。

どうやらその光で蛍を誘っているようです。

随分明るく、不自然で目障りでしたが、近づいてしばらくすると
周りに蛍の光が見られるようになりました。

かなりの数が飛んでいます。

そして、その距離がいつも見に行くポイントより、近く
手のひらに蛍が乗るくらい、身近に見られます。

湯布院のホタルは随分でかいものでしたが、秩父の蛍は
平家蛍でその半分以下です。

昔見た蛍に比べると色が薄くなったような感じがします。
昔はもっと鋭い感じの光だったように思うのです。

虫かごに捕まえたりしましたが、最近は遠くから眺める
だけだったものが、これだけ身近に見られると幽玄な
雰囲気が立ち込めます。

今年の蛍見物は、濃いものとなりました。
コメント
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