King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

幻想曲の夜

2009年02月22日 13時21分21秒 | ライブ・コンサート・展覧会
このピアニストのピアノを聞くのももう五回目になります。
はじめ街中に貼られたバッハ平均律のコンサートというものを
みて、こんな田舎で平均律だけの全曲コンサートなんてどうした
ことかと思い出かけてそれ以来、高橋望のリサイタルや出演が
あると聞きにいくようになったのです。

こんな田舎で本格的ピアノの生演奏を聞けるなんて大変幸せな
ことといつも感じます。
それに伴う少しの不満もいつも必ず感じるのですが、結局満足感
の方が強く、多少の不満は目を瞑ることになります。

昨日の夜は、バッハ、モーツァルト、シューマンの幻想曲ばかりの
リサイタルです。

いつも思うのは、前半は全般的な展開と、後半で佳境に至る
曲の醍醐味を堪能する感じの構成が多く、今回もそれぞれの
音の仕組みを考えていたら最後まで幻想曲は結局こうだよと
言うものを畳み込まれて終わった感じになりました。

いつもの体中に曲が流れるような感動と衝撃より、今回は
あっという間に終わってしまった、いつもより物足りない
そんな感じもしました。

夕食に向かった外はあまりに星がきれいで、とても寒い
日でした。
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海の伽耶琴

2009年02月22日 12時11分03秒 | 読書
日々、目のかゆみやくしゃみ鼻水がひどくなり、
薬を使っているものの、今年は効いている感じが
しません。こうなるといつも熱ぽい、ぼーっとした
感じでとても不快です。

スキー場ではこういうことがなく、やはり花粉の
威力に恐れ入ります。薬は年々新しいものが出ており、
治療法も毎年色々出ています。私の点鼻薬、目薬と、
クラリチンの三点セットももはや古いのでしょうか。

もう数週間前になりますが、日経新聞に本の批評の欄に
『海の伽耶琴』のことが載っており、読んでみようと
探したら、ネットでは注文できず、何でか調べてみたら
これは2000年の発刊ですでに在庫切れとなっているとの
ことでした。

検索すると復刻で投票されていました。そんな本が何で
いまさら新聞に触れられるのか、その記事の真意を改めて
気になりました。最近の歴史ブームと大河ドラマによる
戦国時代の脚光により、異説というかあまり注目されない
韓国へ派兵した武将の生涯のそれもまた異例の集団の話を
是非紹介したかったのと、韓国ではこの本がテレビで紹介
され、取材班が日本に来たりして注目されたという経緯
らしいです。

しかし、日本ではその本を読むことができないと。

最近の本の移り変わりというか出版界のその時に売れるだけ
しか作らず在庫にしないという本の賞味期限がどんどん短く
なり、本の持つ性質も変わりつつあるという印象を持ちました。
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