King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ベトナムの時代

2009年02月20日 23時02分29秒 | 日々のこと
長野から帰って、夜洗車をしたのに予報では
深夜より雪が降り、昼間雨で夕方に晴れるとのことでした。
そして、律儀にもそのとおりの一日となりました。
雪道を走った車は、下回りまで洗車を掛け長旅を
ねぎらったばかりですが、今日はまた雪の中を走る
ことになりました。

これだけまとまった積雪は、この冬初めてではないで
しょうか。5㎝ほど積もっています。天気予報では8㎝と
言っていましたが、お昼近くには霙から完全に雨になり
天気予報どおり午後には日が射したので、雪はどんどん
減ってしまいました。

しかし、これは走りに行くにはコンデションが悪いし、
ジムにも行く気になれず、完全休養日としました。

今朝の新聞で、このところお気に入りの鳥羽博道氏の
履歴書を読んで、ドトールがフランチャイズとなる佳境
の話を興味深く読みました。一番気になったのは、一杯の
コーヒーのためにアメリカの最高級ホテルに泊まりに
行ったところではなく、その後の最高の味のコーヒーが
日本でも作れることを証明した後、その豆と味がどこでも
味わえるようになったのかということです。

モスは先日ニセコに行った時に、久しぶりに食べました。
そのメニューにコーヒーの特別のものがあるのを知って
いますが、所沢で注文したところさしたる味ではなく、
ましてこういうチェーン店にコーヒーを飲みに来る人も
少なく、注文されることもまれなのではと推測されます。
となれば、淹れる方も思い入れもなくなり、余程コーヒー
好きのオーナーがいるとか、特別なこだわりがない限り
お荷物的なものになっているのではと感じました。

まさかこのコーヒーが、あのわざわざニューヨークまで
出かけて作った味のものではないよなあと考えながらこの
記事も読みましたが、この記事の面白いところはあの
コーヒーが飲みたいと出かけて飲んだところその味で
なかったというところです。

味なんてそんなものというところと、コーヒーは淹れる人や
その時の豆のコンデションや飲む人の気分などでいくらも
変化するということでしょう。

アメリカはコーヒー消費量世界一で、生産国はブラジルと
言う記事が今日の新聞にありました。そして生産国の第二位
に浮上したのがベトナムだということでした。

しかし、ベトナムのコーヒー豆というのを見たことがありません。
そもそも、国別のこの豆の識別も実に大雑把で、最近はよく
有機栽培の豆とか無農薬コーヒーとか出ていますが、産地で
も特級から普及品といった差があるはずなのに、大雑把な国の
なでの選別しかされていない不満を不思議をずっと感じていました。
その答えが先日の『NIKKEI』の記事に見つけました。

それはまだ一部のことで、まだこれだけ普及したコーヒーなのに
流通や消費のされ方には大きな謎が付きまといます。
私の世代だと最高級で味も一番なのはずっとブルーマウンテンで
したが、今はそれはもう通用しないようです。今でも、お店で
豆を買うときには、ブルーマウンテンのストレートがグラム単価で
は一番高いのですが、それが一番うまいかとか一番高級かというと
そうでもなくなっているのです。

そんな意味で、先日のキューバはとてもおいしかったですし、
いつも飲んでいるブラジルは、最近なんか物足りない感じで
どこかでまた違う味のコーヒーをなんてよく思うようになって
います。
コメント
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