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小林真 ブログ―カロンタンのいない部屋から since 2006

2006年開設の雑記ブログを2022年1月に市議当選でタイトル更新しました。カロンタンは40歳の時に飼い始めたねこです

サッカーにとって“エキサイティング”とはどういうことか

2006-06-26 13:50:51 | スポーツ
週明けですが、今日は決勝TMも半分が終わりいよいよ佳境のW杯。まだまだテレビの前に釘づけの日は続きます。

すばらしいのはアルゼンチンとスペイン。
メキシコ戦ではやっと待望の、はじけるメッシ、剛のテベス、柔のアイマールという自己命名、相手が真っ白になる“光の前線3原色”が実現。これぞサッカーというあふれるパスセンスに酔いました。すまん、サビオラ。
スペインはホアキン。日韓のアルゼンチン戦がベッカムのリベンジだったように、大活躍の韓国戦でPKを外したアンダルシアの英雄は、今大会もっとも活躍してほしかったプレイヤーの1人です。

勝ってはいるもののイングランドはよくない。ずっと心配だったジェラードとランパードの関係はじめ問題噴出。ルーニー下がり過ぎでFW不在だった今日のシステムは考えなおしてほしい。オーウェンが帰ったなら、なぜ17歳を使わないんだ。このままではスキャンダルだけが残るぞエリクソン。よくなくても何とかできるベッカムは、もうおしもおされもしない名選手です。

それにしてもポルトガル:オランダ。実はブックメイカーで初めて配当獲得の記念すべきゲームだったのですが、1回戦屈指の好カードがこんなかたちに終わったのは残念です。
なんでこれがカードだよといちいちいってもしかたありませんが、「主審にイエローカードを」とブラッター会長にいわれてもしかたないジャッジ。多くのファンが楽しみにしていたイングランド対デコが実現しなかったのが何より悲しい。

ブログで個人批判するのは好きではありませんが、NHKの実況陣もよくなかった。何度も名前を間違えるアナ氏に、中学生でもわかることしかいわない解説氏もひどい。ロスタイム6分に、「まだ時間はありますね」とは何だ。
こういう解説をきく時、いつもお気に入りの信藤健仁氏なら、WOWOWの柄沢晃弘アナならこういうだろうと、架空の実況に翻訳してしまう。
柄沢氏が「ロスタイムはあと6分! この6分の間にポルトガルが考えなければならないことはなんですか信藤さん」、信藤氏「見てください。オランダの攻撃陣ももう足が止まっています。けれどもポルトガルも、右サイドのミゲルをはじめもうそれを止める力は残っていない。こうなるとディフェンスラインのコントロールなんて効きませんから、1対1の力と力の勝負。あと6分、何が起こるかわかりませんよ」。

サッカーにとって“エキサイティング”とはどういうことか。
肩書きなど、放送局の都合などどうでもいい。みたいのは、神々に選ばれしアスリートのすべてがベンチでゲームを見守ることなくピッチを燃え尽きるまで走り回る姿であり、期待するのはそうして生まれる興奮をこれ以上ないかたちでテレビの前に届けてくれるプロの仕事なのだ。

+今朝、もっともさびしかったのは生粋のストライカー、ルート・ファンニステルローイ。どこに行くか知らんが、今年のシーズンに期待しよう

(BGMはこんな時期に昨日WOWOWでやっていたビートルズ特集から『バングラディッシュ』。ジョージの白いストラトがかっこいい)

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