小林真 ブログ―カロンタンのいない部屋から since 2006

2006年開設の雑記ブログを2022年1月に市議当選でタイトル更新しました。カロンタンは40歳の時に飼い始めたねこです

「いずれにしても春」

2006-03-30 23:38:14 | 週間日記
CLで盛り上る毎日。遅くなりましたが、先週日記です。

20日(月)夕、中学の同級生計6名で深谷・串やに
21日(火)夕、豊里・永来でもやしそば
22日(水)よく働く
23日(木)午後にシャワー~アーセナル戦観戦後、何となく自宅映画『インファナル・アフェア』をみる。夕、上柴・喜楽で味噌ラーメン。昼の反動で塾で寝ているとM君が登場
24日(金)よく働く
25日(土)シャワー後に競馬。終わってもずるずる酒を飲み、だめな一日を。OBが頼んだ下請け作業の資料を取りに来るので塾に行くと、別のOB・K君登場。その後、I君、Y君も。ちょっと話して彼らは帰り、何となく力尽きて、その場で朝まで睡眠
26日(日)帰ってからずっと仕事。途中競馬に敗れ去っていったんシャワー。前夜録画のアーセナル戦が天候のため順延で、中古購入CD、Kinks"soap opera"初聴。やはりいいな。この時代のキンクスはそろそろ未聴の盤がなくなる。少し居眠りして蘇り、夜11時に自宅作業を進める身としては、めったに例のない胃腸や頭の具合のよさ。しかしこうなると、じゃあ、腹も減ったし少し飲むかと、体調のよさをキープしようという方向にいかないのはなぜか。のどごし生飲みうどん食べたらやはり寝てしまい、翌朝起きて作業

サッカーは、ビジャレアル:アトティコ、Rマドリー:ベティス、バレンシア:ビジャレアルとスペインを。まあ、CLの前週だからこんなもの。
こねこどもは基地から進出開始。その辺をうろつくようになりました。
桜の季節ですが、風が吹いたりの落ちつかない天気の毎日。しかし思えば、そんな不安定さも春の特徴で、爛漫の日ばかりではありません。
先日の伊勢正三大会から、最近は70年代の日本の音楽について考えることが多くなっています。といっても、頭の中にあるのを反芻するだけであまりきくわけではありませんが。スマップの番組にも出たという伊勢は今週のNACK5の新番組に出るそうできかねば。先日も『置手紙』という曲の歌詞がコード進行がいかにすごいか、自分にとってどんな意味があったか、またそれをどう語ってきたかについて、若者どもに長々と語りました。
その伊勢ではなく先月か、高校の同級生Y君とも話したさだまさし。『飛梅』の歌詞から引用させてもらえば、
「いずれにしても春」

(写真はふとん占領中のやつら。白黒ねこが3頭いますが、右上が昨年夏の暫定名ふくめんで、その他は1ヶ月のトリオのうち2名。本当はずいぶん大きさが違います)
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ロンドンは燃えているか~アーセナル、CLQFをユーヴェと

2006-03-29 03:07:25 | スポーツ
先週は調子よく更新を続けましたが、余裕でいたら週末にそのつけが。しかしそれも今日の夕方に片づき、今夜は今までにない最高の状態でCLの朝が迎えられそうです。
先週日記の番でしたが、今日は今夜書かねばならぬアーセナルのCLのことから。

思えば、レアルとの死闘だったベスト16。恐ろしく忙しく、録画しながらテレビのスイッチさえ入れればみられるのに背を向けて涙を飲んで原稿を書いたり、HDで息づくホットなゲームを尻目に電車に乗り込み、隣のサラリーマンの「夕刊フジ」が、塾でとっている夕刊が目に入らぬよう細心の注意で臨んだのに比べると嬉しくてたまらぬ。いや、幸福とはこういう時のことをいうのだ。

気分はすっかりハイバリー。さっきI君が来たのでブックメーカーでオッズを確かめたり、帰って今はロンドンからオンラインの Virgin radio をきいている。さっきスポーツニュースが始まってハイバリーとかいい始めたら、原因不明に音が途切れ、マンU、ファーガソンの話になっていた。よく聞き取れんのだからよろしく頼むぞ。

相手はユーヴェ。まだ海外のクラブチームについてよく知らなかった頃、最初に好きになったのはプラティニがいたユーヴェだった。現在もデル・ピエロはじめ好きな選手は多い。だが欧州サッカーをよくみるようになってアーセナルの素晴らしいフットボールに出会って以来、ユーヴェはただのイタリアの名門でしかなくなってしまった。

強敵なのは覚悟の上だ。ホームの今日でさえ、ウィリアムヒルのオッズは、ユーヴェ2.50、ドロー2.90、アーセナル2.62 だ。
われわれがもうすぐ見るのが1ヵ月前のアーセナルなら、はっきりいってどうやれば勝てるのかあまりイメージはできない。しかしここ数週間、新生アーセナルは動き始めている。

正月頃、私は語ったものだ。ヴィエラの穴は大き過ぎた、ケガが多過ぎる、結局、若手が育ってない、メッシみたいなやつがなぜ来ない。だが、ヴィエラのことはともかく、残りはすべて撤回したい。

セスクが、センドロスが、フレブが急速によくなってきた。若手だけではない。アンリも少し前より明らかにいいし、ピレスやリュングベリらに若手を加え、昨年までの美しいリズムが戻りつつある。
さらにいえばレーマン。ファンを呆然とさせてきたドイツの大口叩きが、口だけでないことを見せ始めてきた。やつを見ていると、西部劇で主人公が酒場何かいうと、「ワーハッハッハ。こいつは愉快だ。~だってよー」などといい、その途端、C・イーストウッドみたいな主人公にバキュンとやられる、そういうキャラクターを思い出してしまう。はたしてどの映画でみたのだろう。米ブッシュ大統領にも似ているが、やればできるじゃないか、大口野郎。

そしてベルカンプ。あれは00-01シーズンだったか、ハイバリーでのユーヴェ戦の美しいゴールは忘れないぞ。本当に来シーズンにはその勇姿がみられないのなら、残りのゲームでみせてください。

おお、もうこんな時間に。夏時間で早まったんだった。UEFAコムでメンバーを確認。あれ、リュングベリがいない、デル・ピエロも。
何だか、まとまりなくつまらぬ話ばかりになったが興奮のあまりしかたない。そろそろ風呂に入らねば。

ロンドンは燃えているか。
新世紀、夢のように美しいフットボールを創造してくれたアーセナル、そしてプロフ・ベンゲル、残された仕事は勝利だけだ。
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『トカトントン』と「ララララー」の後に~上田紀行『生きる意味』

2006-03-24 05:41:51 | 読書
今日はこれまた久々の読書の感想。といっても半年近く前に読んだ本です。
ブログ用「下書き」ファイルに未レビューの映画、本、CDなどがたまっていて、年度末の道路工事のように片づけているのですが、それもまたどんなものでしょう。
まあ、ひとまず今日はこれを書こうと思って本を探して見つからず。アマゾンで目次を見直しつつ記憶をたどって書きますが、憶え違いがあるかも知れません。

【introduction】
肩書は文化人類学者の上田氏の文章は、新聞や雑誌で読んで気になっていはいました。『朝まで生テレビ』でも何度か。しかし一冊まとめて読むのは初めてです。
ど真ん中ストレートのタイトルはなぜか買う時には気にならず、読み終わってから、おおっと思った次第。

【review】
誰もが同じものをほしがらされているから空しい~人はそれぞれ~わくわくするには苦悩も必要~「内的成長」こそが「生きる意味」をつくる、と要約すれば、この本のメッセージはそう目新しいものではないかも知れません。
こういったいわゆる“人生指南本”をよく読むわけではありませんが、例えば諸富祥彦氏の本などを時に手に取ってしまうのは、同世代の人文系の学者がたどり着いたのは、どのような地点なのかという興味からです。
そして上田氏が現在行きついたのは、クールな話しぶりからすると意外なほど熱っぽく語られる「内的成長」というキーワードでした。「内的成長」。なるほど素晴らしい言葉です。これに気づかなくて不幸に感じている人は少なくないでしょう。

と、ここで今の自分を考えて、氏のいう「空しさ」をほとんど感じなくなっていることに気づく。若い頃あんなに感じていた空しさに対し、ちょうどおかしなにおいがずっとかぎ続けていると気にならなくなってしまうように。
空しいなどと思う間もなく、おお、来週はチャンピオンズリーグベスト8だぜとか、早く帰ってにゃんどもなでようとか、明日はあそこのラーメンを食べようとか、そうやっているうちに今年も早3ヶ月が経とうとして驚くばかり。あほのようだが白状すると、私はたまに本気でこの世の中は竜宮城ではないかと心配するくらいなのだ。
これは一体どうしてか。20年ほど前の私にとって世界は空しさで充満していて、何をやってもしかたない、何をやってもつまらないと、同じくらいの本気さで考えていた。

特に若い者どもと接している時、彼らもやはりそういう空しさの只中にいるんだなあと思うことがよくある。正体はわからないけれど、常にまとわりつく空しさ。
そういえばそれは太宰治の『トカトントン』や、ゴダールの『気狂いピエロ』で歌われる「ララララー」という歌で表現されていたものに似ている。そしてかつての私は、自分の中のそういった空しさを、なぜか大事にしていた。

と、話は本の感想からずいぶんずれましたが、これもこの本のテーマである「空しさ」と「内的成長」から思い至ったこと。いい表現とは、多くのことを気づかせてくれる表現といえるでしょう。
今夜気づいた、感じなくなったのか、それとも慣れてしまったのかわからない空しさについては、これから少しずつ考えたいと思います。

(BGMは、Al Kooper "naked songs"。名曲 "Jolie" をはじめとするこのような音楽をきく時間は、少なくとも空しくない時間です)

10月11日読了 蔦屋熊谷店にて購入
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劇場でこそ興奮の音の旅~トニー・ガトリフ『愛より強い旅』

2006-03-22 17:16:56 | 映画
そういえば、映画の記事が滞っていました。今年は自宅であまりみてない割に劇場によく行っています。年内2本目だったこの作品を

【introduction】
『僕のスウィング』の記事も書いたトニー・ガトリフ作品はけっこうみていますが、劇場でみたのは初めて。
ドキュメンタリータッチということもあり、別にテレビで十分と思っていたのですが、まったくそんなことはありません。圧倒的な音楽に溺れるのは、劇場ならではでした。
カンヌでは監督賞を受賞。後でサントラも買いました。

【review】
意外にもストーリーがはっきりしていた『僕のスウィング』の後だけに、今回はどうなるのかと思っていたところ、若い男女がルーツを求めて旅をするロードムービーという素材は、いかにもガトリフらしい。小さいドラマもあるにはあるが、各地で出会う音の洪水に身を浸らせているとあっという間に上映時間という旅は終わる。
本作の舞台というか道程は、パリからアンダルシア、地中海を渡りモロッコ、そしてアルジェリアへ。これらの音楽を正しく語る知識は私にはないが、サントラのライナーをみるとキーワードはイスラム教神秘主義スーフィーで、私もアルバムは持っているパキスタンのヌスラット・ファテ・アリ・ハーンもスーフィー音楽なのだという。よくはわからんが、なるほど。
圧巻はサントラの最後に収められている「transe」。アルジェのスーフィー音楽をベースにガトリフが独自にアレンジしたというこの曲はすさまじかった。複雑なリズムの嵐に次第に高まり、やがてトランス状態に上りつめる人々。アワワワワワワ、アワワワワワワという掛け声は、日本の屋台囃子で提灯を持った人々の出す声にも似ている。お盆のような太鼓を持っているのに叩かず、ずっとくるくる回してしたオヤジはそうやれといわれてのパフォーマンスだろうか。
オープニングの主人公の局部アップ、サッカー場で踊り狂う恋人など、常に唐突に始まる演奏シーンを彩る、インパクト十分でも首をひねざるを得ない映像群はいつものこと。それより砂漠の隊列を捕えた大きなショットに、これまでのガトリフ作になかったスケールを感じ、かっこいーっ、と唸った。やはりこれも劇場の大画面ならでは。

映画は06年1月17日 渋谷シネ・アミューズにて観。サントラは3月6日初聴
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Congratulations! You're the champion. ~WBC日本優勝

2006-03-21 16:56:39 | スポーツ
本日在宅で、仕事はあれどもWBC観戦。まずは何よりおめでとうございます、代表チームのみなさま。

初回の大量リードで緊迫感はなくなると思いきや、さすがにビッグゲーム。日本のエース松坂は、「調子が悪かったので、オールスター以上にびゅんびゅん行った」というコメントに只者でなさを実感。これまでの多くの国際経験に言及したMVPインタビューも、さすがと唸らされました。人の話をよくきく、松坂のインタビューには初期から感心しています。

とはいえ、あまりみていないながらもいわせてもらえば、真のMVPはイチローでしょう。狙い打ちの一ニ塁間打、すさまじい本塁突入など、やる時はやるを絵に描いたような、正に恐るべしやつ。
メダルを渡す米コミッショナー氏。ほかの選手には帽子を取るようにうるさかったのに、イチローには不問だったのは……まあ、そういうものでしょう。

ほかにも、ここぞという場面に弱い印象を払拭した松中、とどまるところを知らないロッテ組、これを機に年齢外れの大ブレイクなるかの福留と、シーズンをおもしろくする活躍はいくつもありました。

スカパー308での観戦で、現地コメンテイターにやたら「オー、カントク。サダハル・オー」と連呼されていた世界のホームランキングがいうように、「今の日本で最高のチーム」だった王ジャパン。日韓戦視聴率50%超はすばらしいですが、サッカー日本代表が初のW杯出場を決めた時、当時の塾の中学生が「どうもJリーグがつまらなくなっちゃんうんだよな」といっていたように、この盛り上りをレギュラーシーズンにどうつなげるかが課題なのでしょう。

チャンピオンズリーグと重なって新聞読めずでまったく把握していない審判問題、どう考えてもおかしい組み合わせ問題など、疑問の多い大会ではありましたが、選手たちの活躍は絶賛に値しそうです。シーズンでみせてくれよ、球児。

大会全体としては、"classic"と位置づけた、ハンク・アーロンらを前面に押し出すアメリカの演出に好感。同様の「メジャーの延長」との批判もあるかも知れませんが、"classic"とはそういうものではないでしょうか。

また、こうした競技の国際大会では、カルチャーギャップが鮮烈な楽しみ。私としてはバルセロナかアトランタのアジア予選で、攻撃が始まるとすぐに「0」を入れる合理的な韓国のスコアボード、タイミング完全アウトなのに一塁にフットスライディングする中国選手、そしてアテネ大会での20年ほど前の日本の中学校教員が着ていたような、下が赤に上が白のキューバユニフォームなどが思い出されますが、今回は1回の表、早くもピンチを迎えたキューバブルペン、名前は知らない投手ですが、左ピッチャーが2人並んで投げ込んでいるのを見て、「世界は広い」と驚嘆のサンディエゴ。

世界を制したカリフォルニアの夜空を映し出すテレビの側では、世界の片隅を形成する子ねこども。こっちも世界を豊かにすることでは変わらずで。

(放送の終わったテレビは消して、BGMには偶然昨日からパソコンに入っていた、Ry Cooder とキューバの Manuel Galban の、キューバ選手のプレーのように快感に満ちた "Mambo Sinuendo"。キューバのすご腕ミュージシャンたちは、自国代表のWBCを楽しんだのだろうか)
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日のびて子ねこの背丈のびる

2006-03-20 12:09:31 | 週間日記
今週はレギュラーの月曜に。先週日記です。

13日(月)滋賀・草津に取材出張。18:00頃京都に戻り、1時間くらい新京極をうろつく。高校の修学旅行以来だが、こんな場所だったのか。夕食は関西でもラーメン。新京極付近で見つからず、もとの駅ビルに戻って上方ざんまい屋。新幹線~高崎線では、ずっとバッグに入っていた小浜逸郎『正しい大人化計画』、青木奈緒『うさぎの聞き耳』読了
14日(火)夕、同級生M君と市内のやきとん屋~M君自宅
15日(水)塾に仕事作業下請けを依頼のI君とY君、Hさん現る
16日(木)打ち合わせで市ヶ谷出張。その最中にWBC日韓戦。帰りは時間があったので新宿で映画ポール・ハギス『クラッシュ』。アカデミー作品賞は十分。帰り串揚げとラーメンは麺屋武蔵。新書2冊購入
17日(金)中古CD、Mike Oldfield "TUBULAR BELLS" 初聴。夕、引越したO君、車取引仲介のお礼にと日本酒を
18日(土)夕、塾にいるとY君現る。発泡酒から昨夜O君の持って来た日本酒に移ると途中で日本人アーティストの話となり、急遽の伊勢正三大会がそのまま朝まで
19日(日)昼、撮影。本庄・万龍でラーメン。帰ってWBC観戦も5点リードで眠る。残高400円投入の競馬スプリングS8千円が的中

いろいろあって楽しかった一週間。
サッカーは、アンリがすごくよくなってきたアーセナル:リバプールと、バレンシア:「壇ノ浦(c. by 金子達人)」を迎えて暗中模索のRマドリー、CL直後で気の抜けたユーヴェ:ミランと、各国リーグのビッグカード。
寒い寒いと思っていると、明日は早くも彼岸。日のびて子ねこの背丈のびる。

(写真は寝てたら枕もとにきた、ティーの子、トリオの一角。手前の黒いのもトリオの1名。その上の白いのはティーの前足です。
BGMは Tahiti80 "wallpaper for the soul"。春の風のように、どこまでもさわやか)
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Vengais. 藤川、多村。そしてクレメンス~WBC、全日本準決勝へ

2006-03-18 12:07:15 | スポーツ
まったくわかっていなかったWBC。
欧州サッカーをみていると、新聞のスポーツ欄が読めない。録画してあるゲームの結果をみるのを恐れて、スポーツ欄はばささっとスルーの毎日。ヤフーのトップページは右下に手をかざし、goo をホームにしているのも、ニュース欄に比較的スポーツ情報が少ないからだった。
仕事も忙しく、何がどうなっているのかわからず。アジアラウンドは少しみたが、2次リーグのゲームをみたのは、仕事の打ち合わせ先の日韓戦と、今日金曜の米墨戦だけだった。
いやはやどうして、おもしろい。野球の神様、サッカーにばかり現を抜かしてすみません。

まだ春だというのに、熱く燃えるアナウンサー。野球の実況が熱を持つのは全日本ならではで、アテネ前に阪神戦の解説をしていた星野氏が「いやあ、実況で思う存分応援できますね。楽しみです」といっていたことを思い出す。

藤川は2度打たれた。昨年1年間でも数えるほどしか負けなかったしなやかなストッパーは、その神通力を発揮できなかった。
多村の大ファールは惜しかった。韓国戦最終回のあの打球。何千万もの日本人に右手を突き上げさせたであろうその見事な放物線は、残念ながらポールの内側を通過しなかった。
ああ、これで終わった。しかたないと多くの人々があきらめ、悔しさをあらわにするイチローは日本男児のあるべき姿として絶賛された。

そして米墨戦。これがみられたのは、皮肉にもスカパー、チャンピオンズリーグセットに加入していたから。それにしてもモティベーションがないはずのメヒコと、王国アメリカがみせてくれたゲームは、これぞベースボールという素晴らしい内容だった。
繰り返すが、この時期というのにびゅんびゅん投げ込むクレメンス。National team が彼にとって something special であったことを思い出す。
そしてクレメンスに真っ向から挑み、臆することなきメヒコのあらくれ者たち。準決勝? ?Que has dicho?、そこにボールが来るからだとばかりに、ぶんぶんバットを振り回す。
そして私が驚愕としたのは、勝ち越し点を与えたショートゴロ。わずかの躊躇もなく、ファーストに送球したNYY、デレク・ジーターの姿だった。あの緊迫したゲームで勝ち越し点を与えることを何とも思わないかのような、物語性を欠いた、だからこそ美しいルーティンなスローイング。こんな時われわれ日本人に見える躊躇が、そこにはなかった。ショートゴロはショートゴロ。今はアウトを増やすのがインポータントだろ、So what? とでもいうような、限りなく純度の高い、あっという間の一塁送球。
日本人アスリートに欠けるのは、こうしたアティテュードではないか。ゲームが高まった瞬間に、なぜだか訪れる躊躇。サッカー全日本FW陣に例えばミラン、インザーギのような決定力がないのは、スポーツがスポーツ以外の何かになってしまっているからのように思える。

激戦の末、クレメンスはジーターは敗れ去った。王ジャパンは、再びプレイボールをきく。
今回の報道で一番心に残っているのは、毎日新聞でやくみつるさんが紹介していた、王監督からの日本代表召集の手紙を、感動のあまり額に入れて飾ったという多村のエピソードだ。われら日本人に米・墨のファイティングスピリットはないにしても、手紙を額に入れるという丁寧な国民性がある。
ベースボールという不思議なゲームで、役に立つのはきっとそんな奇妙とも思える心情ではないか。
Vengais. 藤川、多村。そしてクレメンスには素晴らしきレギュラーシーズンを。

ところで、次の韓国戦はいつだろう。
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何だか恥ずかしそうな春

2006-03-17 16:31:41 | 週間日記
またも更新ままならず。ほぼ先々週日記になりました。

6日(月)恐らくこの日、CD『愛より強い旅』サントラ初聴。夕、豊里・永来でタンメン
7日(火)朝から原稿中、風呂に入れぬ毎日のため前日寝具洗ってふとんも干し、寝るのを楽しみにしていたふとん上でミューミュー聞こえるので何かと思って見に行くと、キャサリンから子どもが。胎盤とやらもしっかり確認。キャサリンは前も今回も隠れないで産んだ。頭をなでるとニャとレスポンス。夕、籠原・福龍で醤油ラーメン大盛。OB・I君に仕事手伝いを頼む
8日(水)塾、近所同級生の子ら出張授業の新展開
9日(木)上柴・辰巳で広東麺
10日(金)仕事「ビジネス」一段落。豊里・永来でもやしそば
11日(土)昼、撮影。夕、上柴・喜楽でワンタンメン。夜、意外な方向からミャーミャーいうのでみると、たんすの上でまだ1歳にならないタリトニーが子どもを。これにはびっくり。いつも距離を置いて活動しているタリトニーは、お腹も大きいようには見えなくて、そんな様子はなかったのに。世代的には、カロンタンの初曾孫。ほかの同世代牝ねこは、お腹触ってもお乳脹らんでいないので大丈夫かと思っているのだが
12日(日)昼、撮影。夜は高2・R君のテスト勉強で塾に

これまたずっと多忙の週で、記憶にあるのは原稿を書いているのとラーメンとチャンピオンズリーグと、子ねこが生まれたことくらい。それだけあれば十分でしょうか。
CLは大満足。愛しのアーセナルをはじめ、バルサはにっくきチェルシーを撃破、老獪ユーヴェに敗れたとはいえかっこよかったぞブレーメン、ミランは前回注目のインザーギさんの大活躍に胸熱く。というわけで、バルサ:チェルシー、ユーヴェ:ブレーメン、アーセナル:Rマドリー、ミラン:バイエルン、ベンフィカ:リバプールと、余暇はすべてCLに。
子ねこ、最初のトリオはすでにかなり進出を開始。寝て起きるとよく頭付近にいてミョ。おお、おお、いっちょまえではないかと頭をなでます。
あまり味わう時間はなかったけれど、すでにあたりを覆っているのは、雨が降ったり風が吹いたりで、何だか恥ずかしそうな春。

(写真はつい先ほどのねこ母子。タリトニーと真ん中ティーのお乳に子ねこ殺到。後ほど詳しくと思いますが、ティー、オディール、タリトニーは、共同体的子育てを実践しています。
BGMは Rufus Wainwright "want two"。ミュージックマガジン05年米ロックベスト1ということで数秒視聴の後購入しましたが、これが30年くらい前の欧州ポップのような気持ちよさ。一生の友となりそうです)
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ヒーターひまもてあまし、母ねこにわかに大忙し

2006-03-11 17:00:18 | 週間日記
多忙で更新滞り、先週日記、というよりもう先々週日記になってしまいました。

27日(月)原稿と塾の普通の1日。夕、深谷・餃子一番でラーメン・半チャーハン・餃子
28日(火)郵便局、スピード違反の反則金の関係で警察、資料探しに図書館と、公共機関デー。図書館は月末とかで休みでギェー。それから中学校時代、またその後の学校勤務時代にお世話になった先生の旦那さんが亡くなったので同級生M君と自宅へ。話を聞いて、向学心など考えさせられるところ多。その後M君、妻子とともに飲食
1日(水)CD、Rufus Wainwright "want two"初聴。これはよかった
2日(木)起きて近くにいるトリオと違うところからミューミューいっているので見ると、カミーラの子どもがいた。やがて机下に基地をつくる。同級生M君が、7段雛飾りをつくるというので手伝いに。めったにしない作業を楽しむ。塾でテスト勉強に励んでいると、次の仕事の作業頼んだM君が登場
3日(金)昼頃、シャワーを浴びてアーセナル戦をみていたら、ひざにかけていた毛布からオディールが飛び出し、お尻のあたりから黒っぽい小さいやつがにゅめにゅめ。深谷・昇竜でもやしそば。塾に大学卒業で帰郷のOB・I君現る
4日(土)昼、撮影。夕、籠原・福龍で味噌ラーメン大盛
5日(日)昼、撮影。夕、深谷・餃子一番セット。夜、今週も叔父とともにNHKスペシャル「巨樹 生命の不思議」。やはりすごい

というわけで、こねこさらに登場。今週にはキャサリンも産みました。家の中であちこち引越繰り返し。にぎやかです。
サッカーはブラックバーン:アーセナルのほか、CL 1st leg PSV:リヨン、ベンフィカ:リバプールをちょろちょろ。
この後、今週はまた起きてる間、風呂上りサッカー以外ずっと仕事というハードな状態を迎えましたが、まどろむような暖かい日が多く、この冬購入のカーボンヒーターがひまもてあます時間が増えました。その代わりにわかに忙しくなったのは母ねこどもです。

(写真は基地から出てもらったティーの子1頭とオディールの子1頭。2週間差があれば、けっこう大きさは違います。BGMはジョイス83年作『カリオカの午後』。晴れた午後にはぴったりです)
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突破せよ、とアーセナルは言われた

2006-03-07 11:26:54 | スポーツ
仕事山積み、こねこ続々の春は騒がし。
とはいえ心は欧州で躍る、UEFAチャンピオンズリーグ、ベスト16、2nd leg です。

夢を見ているようだった 1st leg。
チェル:バルは今季サッカー界最高のゲームの一つ。いや、メッシはすごい。代表のクロアチア戦でも大暴れで、もはや手をつけられないといった感じです。今のバルサにこの10年に一人の若者がいるなら、鬼に金棒ならぬ妖怪に座敷童子いや、ペナルティーエリア荒しといったところでしょう。
意外だったのはブレーメン。昨季までの印象ではあんなに攻めまくりのチームではなかったので驚いた、すごいすごい。芸術的な完成度を誇るユーヴェ守備陣からホームとはいえ3点。得点はともかくあれだけボールを持てたのが驚異で、あんなではヴィエラもたじたじです。ミクーがよかった。
愛しのアーセナルは上々。地元スペインでのレジェスはまるで別人のようで、中にロッペンが入っているかと思いました。後半引き気味でしたが、もはや贅沢はいっていられません。もうこれしか残っていないハイバリーが燃えるぞ。
それにしても、あのRマドのスカスカ中盤は何か。ペレス辞任で揺れるギャラクシー。ジダンがベッカムがロベカルが、そしてラウルが悲しい。「やつらはいつも10人で試合をしている。ロナウドはキノコ狩りにでも行ってるんじゃないか」というマドリーのファンのセンスには驚かされましたが、水曜がサッカーの一つの時代の終わりを告げることになるのかも知れません。
追い込まれたゆえの巻き返しがこわいミランと、契約で揺れるバラックが暴れそうなバイエルン。おっと、セリエでここ5ゲーム7点と蘇ったインザーギの旦那の逆襲も忘れちゃいけない。ほかどれも見逃せないゲームばかり。才能の吹き溜まりインテル、奮闘するリヨンにもがんばってほしい。
いずれにしても明日からの2日間、テレビの前で最高の時間が過ごせそうです。その前に仕事を何とかしなければ。
突破せよ、アーセナル
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一雨ごとに

2006-03-01 10:55:09 | 週間日記
水曜で月がかわりましたが、先週日記です。

20日(月)10代~20歳頃よくいっていた常盤・キムラという店へ移転してから初めて約20年ぶりに。当時よく食べていたスタミナ焼肉定食を食べようと思ったのだが、なぜか和風ラーメンというのを頼んでしまう。帰りに蔦屋で仕事の資料のほか、ミュージックマガジン、レコードコレクターズ、ナンバー、スタジオヴォイスと雑誌大量購入
21日(火)深谷・まるよしで野菜いっぱいまるよしラーメン。原稿書きながら寝てしまう
22日(水)新たな仕事の打ち合わせで錦糸町へ。昼にハッスル・ラーメンでランチセット。帰路、菅野聡美『〈変態〉の時代』読了。塾に帰り仕事しているとT大学3年のOB・T君が来てフランス語の課題手伝いと就職相談。ちらかり放題につき辞書など塾内紛失でネット辞書使うが、どれも意外に活用が万全でなく探すのに一苦労。大学は仏文専攻、教員免許もフランス語なのだが、ぐーたら学生だったゆえまあこんなもの。その後、T君腹がへったというので籠原・福龍大盛ラーメン
23日(木)仕事「日本史」終了。CL見つつフィギュア待つも寝る
24日(金)起きて録画の女子フィギュア。荒川静香パーフェクト、スルツカヤ C'est la vie. ミキティ潔し、村主なるほど、アメリカ勢多彩。やはりM・クワンがみたかった
25日(土)CD、Yann Tiersen and Shannon Wright初聴。競馬観戦語、夕、中学校の同級生K君宅に
26日(日)撮影キャンセルでゆったりの土日。競馬、PO馬エイシンテンリュー2勝目。馬単も当るが、いつもと違う買い方をして取れなかった中山記念が惜しい。夕、以前神田三省堂で話をした英会話学校勧誘女性から電話。ひとまず逃れたが、「そうー」とかいいながら黙り込むという新たな勧誘電話テクニックに恐れ入る。夕は叔父宅に行き、帰ってNHKスペシャル矢沢永吉観、好企画。それからサッカーに興奮した後、目がさえたので自宅映画・成瀬『流れる』を途中いったん寝て翌朝観了。豪華女優陣の渋い競演を十分味わう

待ちに待ったCLウィークゆえサッカー多数観戦。スペインのバルサ:ベティスに始まり、CLはRマドリー:アーセナル、チェルシー:バルサ、バイエルン:ミラン、ブレーメン:ユーヴェ。どれも好ゲームの上、好きなチームがいい折り返しで大満足。残りも今週少しずつ。
06最初のティーこねこ3頭は暫定的に“トリオ”と呼ぶ。ふとんの中に3日いた後、パソコン空き箱に引越し。ほかの妊ねこもお腹重そう。
風が吹いたり雨が降ったりの中、今日から3月。一雨ごとに、とはいいますが、前の道路を走る車の水をはじく音が一月前より少し暖かくなったような気がします。

(写真は昨夜、近所の巨大しろくろにゃん窓より侵入にびびってスピーカー上に避難の3頭。左から暫定名こびっちゃ、暫定名覆面、正式名ちょうちょ。やつらをみていると、不思議でならなかった「時計の中に隠れた子ぶた」の気持ちがよくわかる)
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