月日はもう釣瓶落しの11月もうっかりしてたらもう終盤。ひとまず月初めの記録は、もう確かでないのはしかたないですが進まねば。
●10月
29日(月)朝、成増駅前立ち食いそばで天ぷらそば
30日(火)朝から『エディット・ピアフ 愛の賛歌』~ラーメン+半チャーハンは駅近くブロンソン~キャネット買って駅ビルにOG・こんなで一 は発見
31日(水)昼、急遽の撮影~とんかつ優~さんま~晩は出張授業
●11月
1日(木)朝から原稿で、午後から映画2本立て伊勢崎MOVIX『題名のない子守唄』、シネマテークたさかき『ショートバス』~高崎・だるま大使
2日(金)晩は授業
3日(土)昼、撮影~晩は同級生Mト君一家と上柴・東華楼
4日(日)家で原稿+競馬
この週は映画3本もみたのでした。といってそれはもう1月も前のことで、前回記事には、Mixiの他、身近な人にも多くの心配いただいたので明らかにしなければなりません。10月23日の二つの「この一年でももっとも深くうなだれたこと」は以下の二点です。
1)OB・I君の結婚式で撮った写真が、ストロボ接点不良で約280枚中90枚しか残らなかった。
これについては、豪州から帰ってきた夫妻に謝って了解を得ました。多くのカットは他の誰かのカメラにもあるし問題はないのですが、いくつか自分のカメラでしか撮っていない絵があること、付き合いの長いI君はともかく、笑顔をつくってくれた新妻のYさんに申し訳なくうなだれました。
外部ストロボがおかしいならビルドインで撮るという手もあったはずですが、なぜだか気づかず。やはり自分のカメラで撮らねばならぬと、自己史上初の新品カメラを購入。23日のOB・Y君の結婚式で、夫妻の写真も撮りました。
それにしても写らなかった写真のための笑顔は、いったいどこに行ったのでしょうか。申し訳ない、I君、Yさん。すばらしい新郎新婦は、いいですよと笑うだけ。
2)春生まれのねこセグンドが死んでしまった。
忙しく動き回って帰ってきた朝。離れ玄関前で動かなくなっていたのです。
前の書き込みをみるとセグンドは、9月の初めに脚をけがしました。理由はわかりませんが、ねこがけがするのはめずらしくないので様子をみると、引きずるだけで元気。残暑の中もぽんぽん動いて、いつも、でかくなったなあとなでていたのです。
ですが内臓も傷めたようでよく下痢状態に。これはやっぱり病院に行かねばと思っていたのですが忙しい日々で行かずじまいでいたら、この日の玄関前で横たわっていたのです。
脚はもうよくなっていて跳び回っていましたし、下痢しているだけでほかはまったく心配なさそうでした。原因は胃腸ではなく、これまでにもオスばかりが突然死んでしまったようにFUSか何かかも知れません。いずれにしてもセグンドはただ玄関前に歩いてくることしかできず、そこで力尽きたようです。
玄関前にはいつもキャネットがありますからそれを食べに来たのかも知れないし、頼りにならない飼い主に会いに来たのかも知れない。だけど、やつはそこで息が果てていました。
外が好きで、まだ早いぞと何回家に入れても出てしまうやつは、記録的な暑さの夏の庭をタッタタッタと駆けていました。年長のねこたちににゅるにゅるとすり合わせ。そして私が行くと、どっかから出てきて下から見上げるその瞳は、燃える空気を空中でとどまらせる、静かな温度をいつも持っていました。
二つの出来事に共通するのは、「どうにかすればどうにかできたかも知れない」という悔恨です。私がこれまでもっとも多くのものを受け取った本の中の一冊である岸田秀『ものぐさ精神分析』によれば、「空間の起源は屈辱であり、時間の起源は悔恨」。そうだ、セグンドの場合にはその時その場所にいられなかった空間もある。でも、それはどうしようもないことで、前回のタイトルでいえば、「知らない方がいいこと」なんて一つだってないのです。
もう動かないセグンドを枯れたコスモスの端っこに埋めた時に撮ったのが、前回「コスモス過ぎ」の写真で、その時、畑で迎えてくれたのがセグンドの祖母であるティーでした。
………
そんなこんなで忙しい日々は続き、I君夫妻も交えて楽しい時間を過ごした23日も過ぎた日曜。岩田康誠アドマイヤムーンの見事なラストランをテレビでみた後、今年最初に、この地方の郷土料理、煮ぼうと製作を決意。麺はこれ以外にない高柳製麺を近所産直で買い、サトイモがなかったので街に出る。
真っ黒な夜空で気持ちよさそうに浮かぶ月を、帰ったら望遠+ストロボ植物で撮る作戦を思いつき、混雑の開店したてベルクでいろいろ購入した。
「中秋の名月」というけど、なぜか「中トロの名月」となり、今は初冬だから「しょとろの名月」かなどと考えながらJ-WAVEにはなぜか南美布が出てたかな。
で、調理開始。メンバーは、今回のテーマである、山梨ほうとうにはかぼちゃがよく使われるので、同じ甘いサツモイモと芽が出始めたジャガイモの自家畑出身者2名に、ベルク出身サトイモ、父親作、紫の何とかダイコンはスが出始めたので70円産直を補強、ほかに白菜、ぶなしめじ、豚肉をごま油で炒めて後は煮るだけ。おっとインゲンがあったので補強。麺を入れる前に前の畑にねぎを採りに行く。
ついでに月もカメラで採ろうと、ねぎの近く菊といっしょ撮影。構図をつくっていると、闇からティーが出てきて肩に乗ってじゃまをする。おお、やめてくれ、しょうがねえなとひざに乗せて、得意のファインダーみない撮影。ストロボはお日様よりまぶしいかティー。菊ももっと盛りの時にストロボで撮りたかった。でも内臓ストロボじゃ、まだまだだな。望遠は後回しにして、同時購入土佐鶴本格辛口といっしょに煮ぼうと食。うまい。望遠撮影は後日にする判断もなしに眠りに落ちる。
………
数時間後、目覚めて外に行くと、寝ているティーはまだ来ない。セグンドの背中のように真っ黒で小さな月を浮かべていたあの空はその向こう側に、こんな模様を隠してました。
============
Everything
Seems to bring
Memories of you
How I wish I could forget
Those happy yesteryears
They have left a rosary of tears
Your face beams
In my dreams
In spite of all I do
Everything
Seems to bring
Memories of you
~(Everything seems to bring) Memories Of You (Blake, Razafinkeriefo)
============
(BGMはロバート・ワイアット "compilation"。上に歌詞があるラグタイムのスタンダードという "Memories of You" は、26歳くらいにベスト5曲に入れてた)
【カウンターは後日補修】
※多くの写真がアップ可能な Mixi には画像豊富です。「カロンタンのエサ係」で検索できます
●10月
29日(月)朝、成増駅前立ち食いそばで天ぷらそば
30日(火)朝から『エディット・ピアフ 愛の賛歌』~ラーメン+半チャーハンは駅近くブロンソン~キャネット買って駅ビルにOG・こんなで一 は発見
31日(水)昼、急遽の撮影~とんかつ優~さんま~晩は出張授業
●11月
1日(木)朝から原稿で、午後から映画2本立て伊勢崎MOVIX『題名のない子守唄』、シネマテークたさかき『ショートバス』~高崎・だるま大使
2日(金)晩は授業
3日(土)昼、撮影~晩は同級生Mト君一家と上柴・東華楼
4日(日)家で原稿+競馬
この週は映画3本もみたのでした。といってそれはもう1月も前のことで、前回記事には、Mixiの他、身近な人にも多くの心配いただいたので明らかにしなければなりません。10月23日の二つの「この一年でももっとも深くうなだれたこと」は以下の二点です。
1)OB・I君の結婚式で撮った写真が、ストロボ接点不良で約280枚中90枚しか残らなかった。
これについては、豪州から帰ってきた夫妻に謝って了解を得ました。多くのカットは他の誰かのカメラにもあるし問題はないのですが、いくつか自分のカメラでしか撮っていない絵があること、付き合いの長いI君はともかく、笑顔をつくってくれた新妻のYさんに申し訳なくうなだれました。
外部ストロボがおかしいならビルドインで撮るという手もあったはずですが、なぜだか気づかず。やはり自分のカメラで撮らねばならぬと、自己史上初の新品カメラを購入。23日のOB・Y君の結婚式で、夫妻の写真も撮りました。
それにしても写らなかった写真のための笑顔は、いったいどこに行ったのでしょうか。申し訳ない、I君、Yさん。すばらしい新郎新婦は、いいですよと笑うだけ。
2)春生まれのねこセグンドが死んでしまった。
忙しく動き回って帰ってきた朝。離れ玄関前で動かなくなっていたのです。
前の書き込みをみるとセグンドは、9月の初めに脚をけがしました。理由はわかりませんが、ねこがけがするのはめずらしくないので様子をみると、引きずるだけで元気。残暑の中もぽんぽん動いて、いつも、でかくなったなあとなでていたのです。
ですが内臓も傷めたようでよく下痢状態に。これはやっぱり病院に行かねばと思っていたのですが忙しい日々で行かずじまいでいたら、この日の玄関前で横たわっていたのです。
脚はもうよくなっていて跳び回っていましたし、下痢しているだけでほかはまったく心配なさそうでした。原因は胃腸ではなく、これまでにもオスばかりが突然死んでしまったようにFUSか何かかも知れません。いずれにしてもセグンドはただ玄関前に歩いてくることしかできず、そこで力尽きたようです。
玄関前にはいつもキャネットがありますからそれを食べに来たのかも知れないし、頼りにならない飼い主に会いに来たのかも知れない。だけど、やつはそこで息が果てていました。
外が好きで、まだ早いぞと何回家に入れても出てしまうやつは、記録的な暑さの夏の庭をタッタタッタと駆けていました。年長のねこたちににゅるにゅるとすり合わせ。そして私が行くと、どっかから出てきて下から見上げるその瞳は、燃える空気を空中でとどまらせる、静かな温度をいつも持っていました。
二つの出来事に共通するのは、「どうにかすればどうにかできたかも知れない」という悔恨です。私がこれまでもっとも多くのものを受け取った本の中の一冊である岸田秀『ものぐさ精神分析』によれば、「空間の起源は屈辱であり、時間の起源は悔恨」。そうだ、セグンドの場合にはその時その場所にいられなかった空間もある。でも、それはどうしようもないことで、前回のタイトルでいえば、「知らない方がいいこと」なんて一つだってないのです。
もう動かないセグンドを枯れたコスモスの端っこに埋めた時に撮ったのが、前回「コスモス過ぎ」の写真で、その時、畑で迎えてくれたのがセグンドの祖母であるティーでした。
………
そんなこんなで忙しい日々は続き、I君夫妻も交えて楽しい時間を過ごした23日も過ぎた日曜。岩田康誠アドマイヤムーンの見事なラストランをテレビでみた後、今年最初に、この地方の郷土料理、煮ぼうと製作を決意。麺はこれ以外にない高柳製麺を近所産直で買い、サトイモがなかったので街に出る。
真っ黒な夜空で気持ちよさそうに浮かぶ月を、帰ったら望遠+ストロボ植物で撮る作戦を思いつき、混雑の開店したてベルクでいろいろ購入した。
「中秋の名月」というけど、なぜか「中トロの名月」となり、今は初冬だから「しょとろの名月」かなどと考えながらJ-WAVEにはなぜか南美布が出てたかな。
で、調理開始。メンバーは、今回のテーマである、山梨ほうとうにはかぼちゃがよく使われるので、同じ甘いサツモイモと芽が出始めたジャガイモの自家畑出身者2名に、ベルク出身サトイモ、父親作、紫の何とかダイコンはスが出始めたので70円産直を補強、ほかに白菜、ぶなしめじ、豚肉をごま油で炒めて後は煮るだけ。おっとインゲンがあったので補強。麺を入れる前に前の畑にねぎを採りに行く。
ついでに月もカメラで採ろうと、ねぎの近く菊といっしょ撮影。構図をつくっていると、闇からティーが出てきて肩に乗ってじゃまをする。おお、やめてくれ、しょうがねえなとひざに乗せて、得意のファインダーみない撮影。ストロボはお日様よりまぶしいかティー。菊ももっと盛りの時にストロボで撮りたかった。でも内臓ストロボじゃ、まだまだだな。望遠は後回しにして、同時購入土佐鶴本格辛口といっしょに煮ぼうと食。うまい。望遠撮影は後日にする判断もなしに眠りに落ちる。
………
数時間後、目覚めて外に行くと、寝ているティーはまだ来ない。セグンドの背中のように真っ黒で小さな月を浮かべていたあの空はその向こう側に、こんな模様を隠してました。
============
Everything
Seems to bring
Memories of you
How I wish I could forget
Those happy yesteryears
They have left a rosary of tears
Your face beams
In my dreams
In spite of all I do
Everything
Seems to bring
Memories of you
~(Everything seems to bring) Memories Of You (Blake, Razafinkeriefo)
============
(BGMはロバート・ワイアット "compilation"。上に歌詞があるラグタイムのスタンダードという "Memories of You" は、26歳くらいにベスト5曲に入れてた)
【カウンターは後日補修】
※多くの写真がアップ可能な Mixi には画像豊富です。「カロンタンのエサ係」で検索できます