小林真 ブログ―カロンタンのいない部屋から since 2006

2006年開設の雑記ブログを2022年1月に市議当選でタイトル更新しました。カロンタンは40歳の時に飼い始めたねこです

「テイエラ・ラクティーナ」の成立

2005-08-30 01:52:39 | 身のまわり
今日は久しぶり、まだ2件目の身のまわりです。

少し前、期末テストの頃だから7月か、塾で10年くらい使った急須を割ってしまう。とばっかたに置いた自分の不注意だが、長年使ったものと別れるのはさびしい。
ないと困るので、少しして掘り出し物はないかとハードオフへ。ほしいと思うような逸品は見つからず、また今度にしようと思いながらいまひとつの長め200円を持ち上げていると、おむすびころりんのようにふたが床に落ちてチャッ。きれいに二つになる。
これは困ったが正直にいわないと金のおの、銀のおのになるかもと、レジに行って話す。途中この本体と無事な旧急須のふたを合わせることも思いつく。
レジの中年氏、「落ちちゃったんならいいですよ」と心づかい。しかしそれも申し訳ないので、こっち(本体)は使えるので買い取りますよというと、では100円でというので、まんまと税込み105円で入手。
塾に行って旧急須のふた、そして事前に測ったにも関わらずすとんと落ちて未使用だったダイソー購入の茶漉しもぴったりはまる。シンデレラの王子もこんな気分だったか。
よくできたので訪れる人にお茶を淹れる度に説明していたら、「合わないヘルメットみたいですね。おもしろいけど」と好評。が、M君の母で同級生のHさんが「そんなにしなくてもひゃっきんでも売ってるじゃない」。それはそうだが。
きれいに割れた新急須のふたは、M君が持ってきたダイソー瞬間接着剤でほぼ復旧。しかし茶漉しとちょと合わず、貢献者M君の了承を得てその後も旧ふた使用を続け、M君の好きな紅茶も飲んでいる。
引退の危機に追いこまれたメンバーが組む新チーム。何だか予想通り最下位独走の楽天に似ていると、楽天急須、楽天ポット、いやここはイタリア風にポット・ラクティーノ、ついでだからイタリア語を調べると「急須」は女性名詞「テイエラ(teiera)」。確かイタリア語の女性名詞形容は「a」に活用するなということで「テイエラ・ラクティーナ」と名づけて愛用中。
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なだらかな前半、防戦一方の後半

2005-08-29 17:15:05 | 週間日記
先週の日記です。

22日(月):英プレミア、チェルシー:アーセナル、残念。
23日(火):同級生M宅へ。ウルトラセブン2本ほか、選挙の話など。翌朝猫カミーラが来て、お腹へこんだのを発見
24日(水):塾にOGのSさんと友人Jさん登場、その後OBのI、続いてOと来客多。テレビ、仕事、就職など多くの情報得る
25日(木):台風襲来。ずっと原稿
26日(金):引き続き原稿。夕、H酒店でのどごし生1箱と吉乃川ほか、何点か買い物。塾ではM君の夏休みの宿題のため、近くの公園でスーパー竹とんぼ飛ばす。その後、自営の同級生Mのところでバイトを始めたFが来てM君の母これも同級生Hさんの持って来たメイプルシロップメロンパンを食べて感動していた。FをM宅に送って帰ってまた原稿。終わって風呂上り、少しみた何とか杯バルサ:ユーヴェがまぶしい
27日(土):3時間寝て昼、撮影。帰りに翌日曜のバレー大会の練習に寄って、ネクタイを外し少々サーブ、レシーブ。塾に行ったらOB、Tが来て競馬と仕事の話。帰ってまた原稿
28日(日):3時間寝て昼、バレー大会で何もしない女子チーム監督と主審。後で同級生Kさんにきいて、ルールをよく知らなかったことがわかってびっくり。大事に至らずよかった。帰ってシャワーで競馬で的中せず。夕、以前に仕事をもらった福祉施設の納涼祭で好例の記録用撮影。職員との後片付けも、普段こういう共同作業に縁がないので新鮮。福引では8等タカシマレイコタオルセット的中。最近は競馬以外よく当たる。帰路集中豪雨で、帰って原稿残るもさすがに疲労困憊でいったんシャワーで睡眠。28:00何とか起きて取りかかるもペースいまいちで終わらず、朝資料をコピーしてクロネコ当日便で発送。結局さっき日曜40:00に完了。疲れ果てるも、きっ、と秋めいたまぶしい空は気持ちよく、たれ目と寝るふとんも干す。

とくに後半は第3次生活時間ほとんどなしの厳しい日々。途中からは首も痛くなってきた。
ねこどもは、カミーラのお腹がへこんだが、あたり調査するも発見できず。本体もうろうろしていること多く、子育ての気配薄。室内のティー新こねこ、引越しを重ね、春こねこにちょっかい出されるも順調のよう。たれ目は相変わらずだが、涼しいのがよさそう。
今週は自由が訪れそう。ゆったり過ごし、ちょこちょこ遊びたい。たれ目も抜糸できるといいな。

※写真は暫定名はちのじ(ティー春こねこの1頭)
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『マイケル・コリンズ』~リアリティを呼ぶ愛すべきちゃちさ

2005-08-25 23:58:33 | 映画
【introduction】
『クライング・ゲーム』のN・ジョーダン監督が描くアイルランド独立運動の英雄の伝記。恋愛あり、友情あり、裏切りありの盛りだくさんの内容で、思ったより普通のつくりです。ジュリア・ロバーツも驚くほど普通で控えめ。なおタイトルに「ちゃち」と書きましたが、映画全体はがっちりした本格作品です。

【review】
主人公マイケル・コリンズはよく知らなかったのでずいぶん前に読んだ『物語 アイルランドの歴史』を引っ張り出してみたが、扱いは小さかった。あまり史料のない人物なのだそうだ。
N・ジョーダン監督映画らしい緊迫感、リアリティあふれる作品。こういう映画に友情や恋愛が入ると全体に陳腐になることが多いが、本作の場合人物像や事件の理解を深めるのに役立っていて無理がない。独立戦争前となると、やはり交渉、かけひきが大事なのだななどと学んだことも多い。
圧巻はラグビー場のシーン。見た目はやけにちゃちでとことこ出てくる装甲車、まったくわけがわかっていない民衆などをエンターテインメントとは異なる方法で描き、内から始まる戦争の恐怖を伝える。
かつて『地球から2000万マイル』をみて、怪獣のちょうどいい大きさが妙なリアリティを感じさせて驚いたことがあったが、本作ではまたちゃちさがリアリティにつながると発見。ああ、そういえば53年版の『宇宙戦争』でもこぽこぽいう見るからにつくりものの岩石にやけに心ときめいたが、同じことだろうか。よくできた最近のハリウッド産武器では、何だか嘘っぽくて反対のチャチさを感じてしまうのだ。

1996年アメリカ ニール・ジョーダン監督 133m イマジカで収録 8月2日観
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バーンスタインの『ヤング・ピープルズ・コンサート』第1話~“啓蒙”の幸福な時代

2005-08-23 05:10:07 | 音楽
【introduction】
スカパー解放デイにクラシカジャパンでオンエア。10年くらい前かNHK-BSでやっていたのを、当時フジの『音楽の正体』や『キーボード・マガジン』のセミナーで音楽理論を学んでいたこともあって興味深くみたので、ただでみられるならと収録。この第1話は初見でしたが、シリーズ全体のスタンスをうまく示していてすばらしい1時間でした。

【review】
バーンスタインは好きな指揮者。数年前買ったストラヴィンスキーの『春の祭典』のそれまでにきいたのとまったく違うダイナミックさに心奪われ、以降ブックオフなどで安く売っているアナログをけっこう買った。ロック的ともいえるメリハリが魅力と思える。
そのバーンスタインがヤング・ピープル向けにクラシック、というか音楽全体のすばらしさをニューヨーク響で伝えるという、何とも贅沢な企画。MCバーンスタインはNY響をターンテーブルに使ったDJのようだ。
この第1話では、音楽は物語ではなく一つひとつの音の連なりの快さだということを『ドン・キホーテ』『田園』『展覧会の絵』などをテキストに説く。アポロン的な詩と違ったデュオニソス的な音楽を語ったニーチェの『悲劇の誕生』、音楽にひたる幸福を強調した小林秀雄の『モーツァルト』など音楽の秘密を解き明かす名文は多いが、やはり音が入ると説得力が違う。
10年前に何本かみた中で記憶に残っているのは、『旋法ってなに?』でキンクス『ユー・リアリー・ガット・ミー』をピアノで弾いていたこと。バーンスタインが伝えたいのはクラシック音楽でなく、「音楽」なのだ。
カメラも絶妙。音の一つひとつに顔を輝かせたり反対に退屈したりする子どもたちの表情はよくとらえてスリリングだし、指揮台、ピアノの前のバーンスタインも魅力たっぷりだ。マイクを着けたままの指揮なので、ウーウーウウウーウーというバーンスタインのうなり声もきけておもしろい。
思うにこのすばらしさは、1958年という時代も大きい。画面に現れるのは当時の、そして今はナイスミドルになっているだろうアメリカのいわゆる“勝ち組”たちだろうが、大衆にまだハイカルチャーだったクラシックを啓蒙しようという“良心”に満ちて、幸福な空気を感じる。
いいかえれば、知らないことが知らないことだった時代の解放感。50年近く経って知らないことは増えているはずなのに、今はすべてを知っているような気がしてしまうのはなぜだろう。
例えば現在日本で寺内タケシ氏がやっている高校のエレキ。今はメインストリームとはいえないロックも、大衆化されたものである以上こういう空気は生まれないだろう。みたことなくて失礼だけれども、社会と音楽の関係からそう思う。
と、思い出したのは、
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/bebe/kakusa/archive/news/2005/08/20050801ddm004040150000c.html
の新聞連載。これまた実際にみていないで失礼ながら、トヨタのエリート校に殺到する“勝ち組目指し親子”に感じる違和感は、このカーネギーホールのオーディエンスが持っているものを持っていないからだと思う。
それはヤング・ピープルにとっての「音楽」、勝ち組目指し親子にとっての「知識」。つまり得たいものに対する欲求の純粋さではないだろうか。勝ち組目指し親子にとっての知識は勝ち組になるための道具でしかないように思える。
そういえば小沢征爾も同じような企画をやっていたし、調べると佐渡裕という指揮者もやっているらしい。小沢のは一度ビデオにとったので探してみよう。小曽根真のジャズ啓蒙活動も似ているように思える。
どれもいいだろうが、この時代、バーンスタインという二つの条件にはかなわなそう。昔みた『旋法ってなに?』のテキストはドビュッシー『海』だったが、終わり際、「今日はみなさんよく聴けましたね。この曲は子どもには少し退屈かと思ったのですが」といった一言に教育者としての資質が集約されている。
25話あるそうで全部みたいが、クラシカ・ジャパンというのは何とも高過ぎ。

8月8日視聴 クラシカ・ジャパンで収録

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暫定名たぬきのトンボに秋のはじまり

2005-08-22 11:00:09 | 週間日記
15~21日分です。カテゴリ名を週間日記にしました。

15日(月):高校時代からの友人K宅へ。KがMP3オーディオを買うのにつきあう
16日(火):夕、市内のH酒店で、クリフサイドに代わる正缶ビアテイストドリンクに選ばれた「キリンのどごし生」と日本酒吉乃川購入。福引の末等が当たり、発泡酒を2缶もらい、さらにレジ係とのじゃんけんでお試し缶2缶も。めったにないツキ。夜、R大哲学科にいる塾OBのI現る。ハイデガー、ヘーゲル、現象学、構造主義など書生談義の後ラーメン
17日(水):夕、たれ目の診察。帰りに隣町のH酒店に寄ったのでスコッチ、オールドブリッジ購入。ここでもじゃんけんでキッチンペーパーをもらう。グー出し続けで不敗神話続く。先週末から始まった英国プレミアリーグ。明朝、ライブ8収録などで遅れたが、やっとアーセナル:ニューカッスル観戦
18日(木):夜、阪神:横浜観戦、矢野サヨナラ打
19日(金):前夜から夕方まで寝る以外ずっと原稿
20日(土):夕、競馬的中なし。夜、塾準OBのM現れサッカーの話など
21日(日):昼、撮影の仕事。買っておいた馬券は的中なし。夕、例によって天ぷら。疲れたので酔って寝ていると、同居の姉の次男帰還。こやつは月曜から自衛隊に入隊が決まっていることもあり、さらに揚げてやる。その後、中途半端に目だけさえたので、とりためた『ファイト』1週間分みる。

今週はずっと原稿。来週も続く。涼しくなってきてたれ目も楽そうで、週末には診察に。新こねこ3頭、三毛、白黒、黒はアナログレコード棚下を占拠。春生まれこねこ、よくちょっかい出す。よくセミを捕まえてくる暫定名たぬき、トンボを持ってくる。飛んでいるより先にねこの捕まえたのをみるとは。それも秋のはじまり。
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『パンチドランク・ラブ』~“合わない笑い”をどうするか

2005-08-21 02:40:10 | 映画
【introduction】
『マグノリア』のP・T・アンダーソン監督の最新作。アダム・サンドラー演ずる、多くのうるさい姉に囲まれたさえない、しかし時々怒りを抑えられなくなる男が、エミリー・ワトソン演ずる姉の友だちに恋して、という風変わりなラブストーリーです。
アンダーソン監督は年齢の割りにやけに緻密。『マグノリア』はそれがいい方向に出て嫌いではありませんが、こっちはどうにも笑いの感覚についていけません。きっと好きな人は好きなのでしょう。
エミリー・ワトソンは、今までみた中でもっともなまめかしくてこのあたりはアンダーソンの力量か。

【review】
世間の評価が高くてもどうにも合わないという表現者がいる。私の場合、そんな映画人の1人がロバート・アルトマンなのだが、調べるとアンダーソン監督は大のアルトマンファンなのだという。納得。
これはまったく個人的なものだが、問題はギャグのあり方だと思う。保坂和志著『世界を肯定する哲学』の中でもっともひざを打ったのは「ユーモアの感覚が合うかどうかというのは人間関係にとってかなり重要(手元にないため不正確)」というフレーズ。劇中のサンドラーとワトソンも、合うかどうかを探り合っていた。
ハーモニウム、変態兄弟などはまあいいが、トイレで暴れるサンドラーなどをみると、こんなので何かおもしろいのだろうかと思ってしまう。
私は最近のお笑い芸人がみていられない。わかるやつだけに向けられた笑いは、どうにも疎外感ばかりが感じられてしまうのだ。
と思って同じ週、バスター・キートンをみる。こっちはわははと笑った。笑いの普遍性は、今表現者が考えなければならないテーマかも知れない。
とはいえ、ハワイのシーンの古い映画のパロディのような絵づくりなどみるべき点は多。変にひねらず、トッド・ヘインズの『エデンの彼方に』のような直球勝負がみてみたい気もするが、それはお門違いか。

ポール・トーマス・アンダーソン監督 2002アメリカ 95m WOWOWで収録 8月1日
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Go! アーセナル~プレミアリーグ開幕

2005-08-20 03:05:19 | スポーツ
先週末プレミアリーグ開幕。プロ野球は阪神、メジャーリーグはヤンキース、NBAはニックスを愛する私が、もっとも好きな欧州クラブチームはロンドンのアーセナルです。
実をいうと、プレミアなんてもうどうでもいい。勝ってほしいのはチャンピオンズリーグなのですが、まずは先週ざっと3ゲーム半みた今年の有力クラブを競馬風に。

◎アーセナル:不動の◎だが、49 unbeaten の昨年同時期よりチーム力ダウン。何といってもヴィエラの放出が痛い。あのフィールドの自陣4分の1をセンターサークルにしてしまうプレーは、ワンタッチ連続のアーセナルでこそ。がちがちの今のユヴェントスでは活きそうにない。補強もそれほどでもないが、セスク、ファン・ペルシなど若手の伸びしろに期待。「アーセナルのサッカーはつまらない」といったスカパー粕谷氏が悔やむようなシーズンを。なお、やはり粕谷氏曰く「やめてほしいなあ」のえんじのジャージは今時ない色でけっこう気に入った。
○マンチェスターU:あまり好きでないファーガソンだが、V・D・サール、パクといった補強は効果的。怒れ、洒落者C・ロナウド。
▲リバプール:CL制覇はうまくいき過ぎだったが、シセほか続出の故障者が帰ってくれば戦力は十分。なかなか好きなシソッコは初戦やりにくそうだったが、スペインでの経験が活きそう。オーウェンには復帰、復讐してほしい。
△チェルシー:強いのは十分承知でも買いたくない、というチーム。初戦の勝ち方もさすがにいやらしい。う~ん。クレスポ、S・W・フィリップスがいれば得点力もアップで磐石。しかし昨年のアーセナルも……
△ニューカッスル:シアラー現役続行はいいが、昨年ベンチをみているだけでうれしかったベンチ大将クライフェルトがいなくなって魅力減。

と、こんなところです。アーセナルに勝ってもらいたいのはもちろんですが、勝ち負け以上にビューティホーなサッカー、シュペ~ルなプレイをみせてほしいのが正直なところ。タン、タン、タンとボールが回って今年も現役の10番がちょいと決めて、決して大げさには喜ばず小走りに走って……というシーンを何度もみたい。いや、アーセナルの場合、ボールが回っているのをみるだけで幸せかも。
初めてアーセナルをみる、たれ目もきっと応援するでしょう。まずは今週末チェルシーに一泡。
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たれ目との隔離生活さらに順延、さらなるこねこは

2005-08-19 01:55:56 | ねこ
水曜に病院に行きましたが、今回もたれ目の抜糸は見送り。ずいぶん乾いたかに見えましたが、H先生によればまだ十分ではないそうです。たれ目との隔離生活まだ続くことになりましたが、最近は夜が涼しいのでまあ平気です。
また昨日からか、食事の時には必ず現れるカミーラが来ません。ずいぶんお腹が大きくなっていましたが、室内がいっぱいなので来るといらいらしていました。どこかで産んでしまったのかも知れません。まだ未確認ですが、朝になったら探してみましょう。

と思ったら、先ほどゴミ捨てに行ったらどこに行っていたかカミーラが登場。まだ産んではいなくて大きなお腹でした。どうにも、前に産んだように思えるのにまだ子どもは姿を現さないオディールも、だんだんお腹が大きくなってきました。
カロンタンの娘のうちキャサリンはまだのようなので、いよいよ避妊手術に行かねばなりません。それにしても、4月に産んでまだこの間までお乳をやっていたのに、こんなに早く次を産むものなのでしょうか。何とも驚きです。
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残暑のお盆ウィーク

2005-08-15 13:03:44 | 週間日記
先週のただの日記です

8日(月):自宅で映画『東京暗黒街 竹の家』。夜、塾OGのSさんと友人Jさん登場。『アストロ球団』第1球
9日(火):昼、猫のティー出産。夕、たれ目の診察
10日(水):夜、取材兼食事。帰って録画の中日:阪神
11日(木):自宅で映画『かげろう』。夜、中学校の同級生M宅へ。ウルトラセブンを3本、帰って録画の中日:阪神
13日(土):昼、祖父の初盆でおじ・おばども集まる。夕、競馬1レース的中、ちょい浮き。夜、TV巨人:阪神、友人Kに頼まれてパソコンを取りに行く
14日(日):午後から仕事で、その後仕事先の人たちと飲みに。帰って競馬を確認すると的中なし

今週は原稿がたまっています。ティーのこねこは1頭死んでしまいましたが、3頭元気で2度室内で引越し。たれ目の抜糸は何とかなるでしょう。
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『ミリオンダラー・ベイビー』~端正な名作。しかし何かが足りない

2005-08-14 02:42:17 | 映画
【introduction】
ブログ開設以来初めて劇場でみた作品で、もはや説明の必要もない今年度アカデミー作品賞受賞作。あえてストーリーを紹介すると、イーストウッド演じる老トレーナーが強引に入門してきた女性ボクサーを育てるスポーツ・ヒューマンドラマです。

【review】
端正な作品。
イーストウッド、スワンク、フリーマンという芸達者たちが、常にこう撮るのがベストといわんばかりのイーストウッドのタクトのもと完璧な演技を見せる。冒頭イーストウッドの「誰もいってやらないから俺がいってやる」、フリーマンの「誰もが一度は負ける」など、意味深いほとんどのセリフがやがて収束されていく脚本も実に見事だ。
論議を呼んだ結末については、私としてはこれが作者のメッセージと受けとめるだけ。どっちとすぐに答えが出せる問題ではないだろう。後味は『ミスティック・リバー』よりこっちの方がずっとよかったというにとどめたい。
それにしても、この歳でどんどん作風を広げるということ、しかもこれだけの作品を短期間で撮り上げるということに恐れ入る。そういえば『ピアノ・ブルース』というドキュメンタリーも新味があった。
極端に音数を絞った音楽も圧巻。音数と効果の比ということでは、今までにきいたことがないほど効果的な映画音楽と思う。
もちろん俳優としてのイーストウッドも十分堪能。個人的なベストショットはマギーがゲス家族に家を買ってやったのに失望させられるシーンで、静かに手を広げてひどい場面を見守る端正な佇まいにうならされた。それにしても非道な人間の描き方にかけて、イーストウッドの右に出るものがいるだろうか。
だが帰り道、一緒に行った若手Yがいった「いいんだけど何か足りない」に同感。『夕陽のガンマン』のところでも書いたが、10年後にあげるイーストウッドの好きな作品はやはり『ホワイトハンター・ブラックハート』や『ブロンコ・ビリー』だと思う。

クリント・イーストウッド監督 2004年アメリカ 133分 7月7日MOVIXにて
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『僕のスウィング』~“マヌーシュ・スウィング”と甘酸っぱい10代の恋の幸福な共演

2005-08-13 03:21:27 | 映画
【introduction】
ロマ(ジプシー)の文化をドキュメンタルな手法で描いてきたトニー・ガトリフ監督が、10代の恋を綴る。
シリアスな復讐劇『ベンゴ』は大好きでサントラも持っているほどですが、こうしたせつないけれど幸福な映画がつくれるとは意外。他作に比べてユーモアの感覚があるのも作品の風通しをよくしています。北部フランスの美しい風景の中の甘酸っぱい恋の話は、残暑の午後によく合うでしょう。
名前だけ出てくるジャンゴ・ラインハルトは、W・アレン、S・ペンの『ギター弾きの恋』にも登場。その魂を受け継ぐ、ジャズとジプシーミュージックが融合した“マヌーシュ・スウィング”も楽しめます。

【review】
「スウィング」はヒロインのロマの女の子の名。主人公の恋する10歳の少年は裕福なフランス人だから、当然スウィングに引っ張り回させることになる。
何といっても、ワイルドに美しいスウィングが魅力的。神秘的という言葉では言い足りない、少年マックスにも私たちみる者にも絶対に見えないものが見えると感じさせるよう。その魅力と一緒だと見慣れたあぜ道や川がまったく違ったものになるはず。ドキュメント風の映像は、みる者をマックスの視点に近づけるのに役立っているが、いつもより劇映画らしいのが反対に途中のドキュメント風の演奏シーンを盛り上げている。
そうえいばパレスティナが舞台の佳作『三つの宝石の物語』にも、スウィングのような感じのロマの少女が出ていた。

トニー・ガトリフ監督 2002年 フランス 90分 イマジカにて収録
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たれ目との隔離生活まだ続く、こねこまたも増える

2005-08-09 23:35:49 | ねこ
猫の話です。

今日の午後、約2週間ぶりに診察に出かけたたれ目。すでに車も4度目なので、車内でもすっかり寛いでいました。
4時過ぎに病院へ。受付にいたSさんも「けっこうよさそうじゃないですか、大きくなりましたね」と喜んでいました。
これで無事抜糸となればよかったのですが、担当のH先生は慎重に「まだちょっと目やにが出ますから何かに感染してます。右目と同じくらいに乾いてから抜糸した方がいいですね。あと一週間くらいしてまたきてください」。
しかたありません。もっともよい状態で抜糸するために、もう一週間はたれ目との隔離生活は続くことになりました。最近夜は少し涼しくなってきたのが、せめてもの救いです。たれ目本体は、帰りも余裕でバッグの上に乗っていました。

それはいいとして、病院に出かける前、ねこどもに大きなニュースが発生。カロンタンの娘の一頭ティーが、またも子どもを産んだのです。
春の出産は3月半ばと考えられています。早く避妊しなければ、もっと増えてしまうと恐れていはいましたが、最近まで母乳をやっていたのでいつ連れていくかと思っていたところ、たれ目のこともあって対応が遅れていたら2週間あたり前から急激にお腹が大きくなり、げげっと思っているうちに今日もう産みました。
産まれてしまったのはしかたありません。今のところ3頭は確認されました。これだけいると三頭くらい変わらないと思ってしまいますが、先週仕事先でやはり7頭のねこと数頭の犬を飼うOさんに「そんなことはないですよ」といわれ、少し目が覚めました。そのOさんは自分の高校生の娘が、この間こねこを1頭拾ってきて7頭目になったそうです。
それにしても、春はテレビの裏でこっそりと産み、数週間姿を見せなかったティーのやつですが、今回は自分が母カロンタンに産んでもらった白い棚の中で出産。それはそれで、暑い夏なのにぽっとした気分になります。わずか1年半前なのに、ずいぶん前のことのよう。人間の何倍もの速さで流れる、ねこ時間に合ってしまったのでしょうか。
ひとまず他にカミーラも産みそう。まだ産みそうもないメスを早く避妊手術しないと大変なことになりそうです。
しかしこれも、最初にカロンタンの避妊手術を断った自分の判断から始まったこと。3度目になりますが、しかたありません。
春のこねこもすでに情が移っていますが、ちょっと里親探しもしないと。
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暑くも平和な一週間

2005-08-08 16:12:31 | 週間日記
先週の日記です。

1日(月)
自宅で映画『パンチドランク・ラブ』
2日(火)
自宅で映画『マイケル・コリンズ』
3日(水)
夜、中学の同級生M宅でサッカー日本:中国戦 代表デビューの田中達活躍はよかった。Mは最近ウルトラセブン最終回を見直したらしく、その話で暑い夜はさらにヒートアップ
4日(木)
自宅で映画『夜行列車』
5日(金)
塾生で野球から退いた高3F宅に行き、もらったというパソコンを設置。
6日(土)
昼:仕事の結婚式スナップ撮影で、高校の先輩Yさんと中学校勤務時代に一緒だったK先生に会う。こういうのはうれしい。
夜:昨年結婚した塾OGとその夫、N夫妻塾に現る。お土産の桃を1個塾生Mくんと食べ、残り1個は大好物というMくんのお土産に。
7日(日)
昼は競馬。プラスだった先週に続き今週もと意気込んだが的中なし。はくぼ開催で長く楽しめるのは、いいような金額が増えてよくないような。
夜はやはり天ぷらと父親がつくった枝豆がデビュー。天ぷらには裏の裏の裏の親戚からもらったインゲンも加わる。枝豆は何もしないに関わらず、虫もいず豆も肉厚。

たれ目の左目は順調のよう。明日あたり診察に行きます。
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『新人生論ノート』~「わからないこと」の強烈な光

2005-08-06 01:40:26 | 読書
「読書」もずいぶん間が開きました。仕事の資料を含め読んでいる文字数はけっこうあると思いますが、個人的に読み終わった本が少ない。まずいことです。

『新人生論ノート』木田元著・2005年集英社新書

【introduction】
ハイデガー研究の第一人者である日本哲学の重鎮が、もはや古典といえる三木清『人生論ノート』の方法論で書く。むしろ人間味あふれるエッセーの趣き。こういう風に歳をとれたら、とは思う。

【review】
木田さんは難しいと思っていた事柄をいつでもオセロの駒をひっくり返すように明確に言い表してくれ、まさに蒙を啓かれている思いを味わえる刺激の多い読書時間となる。どこかで、わからないことをわからないという姿勢を貫く哲学者という紹介を読んだ記憶があるが、この明確さの秘密はどうやら氏の“わかり方”より“わからな方”にありそうだ。
たとえば「理性について」。欧米の理性について私たち日本人は本当にわかることはできず、「長年苦労した」といい、わかったような顔をする自らを含めた国内の哲学の徒に疑問の目を向ける。プラトンのイデアも同様だ。
ソクラテスの無知の知に似ているが、それだけではない。「わかること」と「わからないこと」では、普通は「わかること」が光で「わからないこと」が影と考えるだろう。しかし氏の書くものでは「わからないこと」が強烈に光を放ち、「わかること」という影を明確にしているように感じられる。
明確さでは影は光に負けない。影の「わかること」が明確で不思議はないだろう。
と、いつものように抽象的な話になった。きっと自分が何をわかっていないのかさえ明確でないからに違いない。そのことはわかっても、うまく言い表すのは難しい。
本家三木清のねじれた人格については向井敏『文章読本』でも読んだが、これを読んで再確認。いい歳のとり方もいいけれど、これはこれで。
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"Chronicles / Steve Winwood" ~愛し憎しの80年代サウンド

2005-08-05 02:32:29 | 音楽
音楽もちょっと開きましたが、今回は中古購入の旧譜です。

【introduction】
うなるオルガンプレイと頭の高いところに響き渡るハイトーンボイス。もはや元トラフィックというべきかどうかのスティーヴ・ウィンウッド、ソロ、1977-86のベスト盤です。
スペンサー・デイヴィス・グループ、トラフィック、ブラインド・フェイス、ソロなどある程度はきいていましたが、やはり03年の個人的ベスト3入りした About Time がすばらしく、フジロックでお姿も拝見しました。
悪くはないけど、初めての人にはやはり About Time かトラフィック時代をすすめます。

【review】
まず一聴。やはり80年代サウンドにやや辟易してしまう。なんかこう、パワーステーションみたいなスネアの音だなという感じ。
大ヒットした Higher Love も当時はまあいいと思ってきいていた。ロバート・パーマーをよくきいていたから、パワーステーションも嫌いではなかった。けれどもこうやって自分が学生時代を過ごした80年代サウンドをきいて、うーん、やっぱり魅力ない音だったなあと思ってしまい、それは悲しい。80sブームというが、リアルタイムできかなかった若い人には新鮮かもしれないものの、当時新しい音としてきいていた世代には、少し古臭くきこえてしまうのだ。
理由は、普遍性を持たないリッチさに違いない。例えばビートルズも当時のロックサウンドをリッチなものに変えたが、普遍性備えたサウンドは今後も古びることはないだろう。
普遍性があるかどうかはその時代ではわからない。そしてCG全盛の最近のヒット映画も、20年経つと80年代サウンドと同じような古び方をするように思える。
とはいえ、バックがどんなサウンドになろうとも、ウィンウッドの歌声やプレイぶりに変わりはない。何度かきいてそのことを確認すると、この「ヒャッヒャッ」とか「ズダン」「カンカン」といった音がなくなると、こういう風になるはず、とバーチャルな楽しみ方もできるようになったのは収穫。

O01 1987リリース disk Union で中古盤購入。
コメント (4)
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