小林真 ブログ―カロンタンのいない部屋から since 2006

2006年開設の雑記ブログを2022年1月に市議当選でタイトル更新しました。カロンタンは40歳の時に飼い始めたねこです

もう日が短くなり始めたなんて納得行かずに

2006-06-28 15:12:26 | 週間日記
今週は水曜午後に先週日記です。

19日(月)晩、同級生M君宅に。しかし前夜の深酒がたたり、冷やし中華も完食できぬ体たらく
20日(火)ここ数ヶ月の胃の変調に思いあまって病院へ。触診ではとくに異常なく、「市の健康診断に行ってみれば」ということで薬もらう
21日(水)24時間アルコール抜きで復活し、大いに働く
22日(木)仕事「投資」一段落。次の仕事「サッカー」の資料探しに図書館に行き、写真関係の人々と飲み放題・食べ放題で、我を忘れたように飲み、歌う
23日(金)やはり起きて苦しい。シャワー後もトマトジュースでやり過ごし、晩は国済寺・増田屋でもりそば。塾後復活し、スペイン戦にはドラフトワン夏色缶を飲むまでに
24日(土)昼は仕事と当らぬ競馬。夕は新じゃが掘って蒸かし、同級生M君宅のN君一家との飲み会に持って行く
25日(日)写真整理作業頼まれ市ヶ谷へ。重馬場のディープインパクトやJ-WAVE、クリス・ペプラー、小林克也のビートルズ特集や休日出勤編集者との会話で充実穏かな一日。胃も晩までは食えずもそばをと思って外に出るとつけ麺も食べられそうで、初めて入るじょんのびに。店に入るとラーメンも食べられそうで結局ラーメン食と回復急。最終帰深で葡蘭20分で力尽き、起きてシャワー後観了.なおこの日は電車で眠れず、バッグ残留組の2冊、速水敏彦『他人を見下す若者たち』、遠藤周作『ほんとうの私を求めて』読了

もちろんテレビはW杯三昧。
胃が痛むので、ディスカウントストアで1缶30円台の清涼飲料を買ったりで、こういう新たな展開もまたおつ。
ねこどもでは、いったんどっか行ったかにみえた銀にゃん子ねこ、西物置で確認。座るとからだにのる部屋のやつらもいいですが、近づくと振り向きながらぱらぱら逃げるやつらとのコミュニケーションもまた一興。
太陽は隠れてばかりでも、じゃがいもだのきゅうりだのなすだのはぐんぐん。もう日が短くなり始めたなんて納得行かずに

(写真は2つ前の記事と同じくCD山で寝るやつら。プラスティックが冷たいのか。BGVは今大会最高候補のスペイン:フランス戦のスカパー再放送。後ほどレビューを)
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サッカーにとって“エキサイティング”とはどういうことか

2006-06-26 13:50:51 | スポーツ
週明けですが、今日は決勝TMも半分が終わりいよいよ佳境のW杯。まだまだテレビの前に釘づけの日は続きます。

すばらしいのはアルゼンチンとスペイン。
メキシコ戦ではやっと待望の、はじけるメッシ、剛のテベス、柔のアイマールという自己命名、相手が真っ白になる“光の前線3原色”が実現。これぞサッカーというあふれるパスセンスに酔いました。すまん、サビオラ。
スペインはホアキン。日韓のアルゼンチン戦がベッカムのリベンジだったように、大活躍の韓国戦でPKを外したアンダルシアの英雄は、今大会もっとも活躍してほしかったプレイヤーの1人です。

勝ってはいるもののイングランドはよくない。ずっと心配だったジェラードとランパードの関係はじめ問題噴出。ルーニー下がり過ぎでFW不在だった今日のシステムは考えなおしてほしい。オーウェンが帰ったなら、なぜ17歳を使わないんだ。このままではスキャンダルだけが残るぞエリクソン。よくなくても何とかできるベッカムは、もうおしもおされもしない名選手です。

それにしてもポルトガル:オランダ。実はブックメイカーで初めて配当獲得の記念すべきゲームだったのですが、1回戦屈指の好カードがこんなかたちに終わったのは残念です。
なんでこれがカードだよといちいちいってもしかたありませんが、「主審にイエローカードを」とブラッター会長にいわれてもしかたないジャッジ。多くのファンが楽しみにしていたイングランド対デコが実現しなかったのが何より悲しい。

ブログで個人批判するのは好きではありませんが、NHKの実況陣もよくなかった。何度も名前を間違えるアナ氏に、中学生でもわかることしかいわない解説氏もひどい。ロスタイム6分に、「まだ時間はありますね」とは何だ。
こういう解説をきく時、いつもお気に入りの信藤健仁氏なら、WOWOWの柄沢晃弘アナならこういうだろうと、架空の実況に翻訳してしまう。
柄沢氏が「ロスタイムはあと6分! この6分の間にポルトガルが考えなければならないことはなんですか信藤さん」、信藤氏「見てください。オランダの攻撃陣ももう足が止まっています。けれどもポルトガルも、右サイドのミゲルをはじめもうそれを止める力は残っていない。こうなるとディフェンスラインのコントロールなんて効きませんから、1対1の力と力の勝負。あと6分、何が起こるかわかりませんよ」。

サッカーにとって“エキサイティング”とはどういうことか。
肩書きなど、放送局の都合などどうでもいい。みたいのは、神々に選ばれしアスリートのすべてがベンチでゲームを見守ることなくピッチを燃え尽きるまで走り回る姿であり、期待するのはそうして生まれる興奮をこれ以上ないかたちでテレビの前に届けてくれるプロの仕事なのだ。

+今朝、もっともさびしかったのは生粋のストライカー、ルート・ファンニステルローイ。どこに行くか知らんが、今年のシーズンに期待しよう

(BGMはこんな時期に昨日WOWOWでやっていたビートルズ特集から『バングラディッシュ』。ジョージの白いストラトがかっこいい)
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"A cat can wait (and sleep anytime)."~ブログ1周年に

2006-06-24 13:32:52 | Weblog
おかげさまで6月16日、本ブログも開設1周年を迎えることができました。
もともと、ホームページをはじめたいからおしえてくれという退職後趣味の暮らしを続けるI叔父に頼まれ、ではブログというのがいいのではないかと自分でやってみたのがきっかけですが、今は自分の中でも大きな位置を占めるようになっています。何より、多くの人々とこれがなければの出会いがあったのが嬉しい。

それで今回、ずっと使ってきたテンプレート「クール ブルー」はじめ、周辺を多少リニューアルします。こういうものをコロコロ換えるのは大人気ないなと思っていましたが、それはそれ。
なお、goo ユーザーの方はおわかりでしょうが、goo メールのアドレスも書いておきますので、人々の目に触れるコメントはちょっとという方はご利用下さい。

内容としては、「スポーツ」の記事が増えるなど当初と変わっています。
主な目的だった「猫」はいつも書いている気がしますが、最近では「週間日記」で書いているだけになっています。
その「週間日記」は絶妙のチョイスの各界著名人が登場する毎日新聞金曜夕刊『ウィークリー日誌』にヒントを得たものですが、とくに近辺読者を中心に外食、というかラーメン記録が話題。なのでこれについては以前にコメントで書いたように、ほったらかしの「食べ物・飲み物」として充実させる構えです。

「猫」とともに主目的だった「読書」「音楽」「映画」の「ひとごと」記録は、充実してはいるのですがとても全部は書ききれず、半年前のものを後追いで書きつつ、今も下書きファイルには待機作が大勢といった状況。
もうこれは収拾がつかないので、新ルールとして、とくに重要な作品以外の書けなかった分は1ヶ月ごとにまとめて1行で感想を書くということにします。
こういったカルチャーの話は、急がずと思っているとつい遅れがち。スポーツの話はそうはいかず、それは反対にカルチャーのよさと思います。
大のスポーツファンでもある翻訳家・評論家、芝山幹郎氏のすばらしいタイトルを引用させていただけば『A movie can wait 映画は待ってくれる』。
W杯開幕以来、映画はみていません。

ともかく、ブログが1年経ったように、私の中でも1年が過ぎています。
年に一度自分の生まれた日を思い出すように、これからもこのブログの誕生日を思い出せれば幸せと思います。
な、前の畑のカロンタン、(ニャ)。

(写真はパソコン脇、CD山脈の上で寝る2月生まれ暫定名ふくめん0か1のどっちか。この角度では判別不能。BGMは、この後やつが移動したので、やつが頭を載せていたブラジルの歌姫マリーサ・モンチ00年作 "memories, chronicles and declarations of love" 。色っぽヴォイス、大人度大の佳作。新作もほしくなります)
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すずしく・あつい・つゆの・なかやすみ

2006-06-21 13:30:37 | 週間日記
自己記録11日連続更新の後、1週間開きました。やっとの水曜昼に先週日記です。

12日(月)田所町・餃子一番でラーメン・チャーハン+餃子。満足
13日(火)原郷・キムラヤで20年振りのスタミナ焼肉定食。こういうものだったかと感慨に
14日(水)原稿~塾ハシゴと忙しくブログ更新ストップ
15日(木)川本・美華でラーメン+餃子。やっと食べられた
16日(金)「競馬」仕事打上で新宿へ。楽しかったが、最終で帰還するも寝過ごして高崎へ。始発まで笑笑で待ち、上るも一度過ぎて北本に行くという久しぶりのピンポン乗車
17日(土)昼、撮影で少し寝過ごす。暑く夕は上柴・正田庵でもりそば。夜、最近競馬好調のOB・T君ご祝儀のビール持って登場
18日(日)競馬今週も当らず。ナスができたので天ぷら製作。その後、日本:クロアチアをみながらB叔父と飲む

サッカーW杯はさすがにみきれないほどで、何ゲームみるか記録する計画は断念。
この1週間で嬉しかったのは、メッシ、テベスのアルゼンチン若手に、ホアキン、ラウルのスペイン勢の活躍。行くぞ、ホアキン。
心配なのは初戦と同じチームかと思ったチェコと、結果が出ないフランス。とくに負傷者の多いチェコ。ここは1位と2位では大違いだ。
と、昼間の仕事中、見きれなかったW杯のすきにNBAファイナルも少し。結局、今年もファイナルだけの観戦ではおもしろさをわかるまでいかないが、パット・ライリーってのはやっぱりベンチ映えするなとか、シャックも最近はフリースロー入るんだなとか思ってる間に終結で、まあしょうがない。みたいスポーツが多過ぎる贅沢な悩み。
ねこは小さいやつが1頭死んでしまったけれど、金曜には物置で銀にゃんの子4頭を発見。けっこうでかくなって元気だったが、今週になってみてないからまた引っ越したのか。
昨日はたまらず、ついに自宅エアコンをオン。暑いと思えば夜はひんやりとして、ドイツでは熱いゲームが続く。すずしく・あつい・つゆの・なかやすみ、は夏至の一日。

(写真は曇った庭の手前ヒダリとオディール母ねこ2頭。おば・めいの関係)
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丁寧に人間関係が描かれた後でいい表情と音楽があれば~『歓びを歌にのせて』

2006-06-13 23:31:42 | 映画
昨夜の日本:オーストラリアには驚きましたが、川口はじめ日本DF陣はよくやっていたと思います。放送では、こんな時期に何をしているのかと周囲のファンの間で待望論も出ていた早野氏がJ-WAVE解説で驚き、NHKでは穏かな井原氏が興奮しているのを初めてみてほほえましくなり、ハーフタイムと終了後の岡田氏の的確なコメントに唸りました。私は日韓大会時、「日本代表がヨーロッパや南米のチームと真剣に試合してもらえるのはW杯しかないんですから」という、一般人の目を覚まさせる現場ならではの声が耳にこびりついて離れません。
しかし私としては、日本戦よりロシツキのミドル2発、コレル、ゴール後負傷退場も3戦目からOKなど、充実チェコの印象の方が強い4日目でした。それにしてもあのボールはそんなにすごいのか。

このところW杯の話ばかりだったので今日は2月にみたのにレビューを忘れていた映画です。

【introduction】
本国スウェーデンで大ヒットして、05年アカデミー外国語映画賞にもノミネート作。
故郷の田舎に帰ってきた天才指揮者が、地元の聖歌隊を何とかするというストーリーです。

【review】
思えばスウェーデン映画には、好きな作品が多い。
世界映画史の至宝ベルイマンの他では真似できない奇妙な作品群をはじめ、アメリカでも成功している『マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ』『ギルバート・グレイプ』のハルストレム、そして『ショー・ミー・ラヴ』『リリア・4-ever』の若手注目株ルーカス・ムーディソンがいる。ベルイマンのまったく普通に思える人々が抱く狂気とそれが展開する奇跡は別格としても、美しい田舎の風景にどうしようもない影を落とすハルストレム作、そして地方にいるからこそ見る夢が連れてきてしまう悲劇とそれを突き抜ける喜びが浮き沈むムーディソン作。いずれもめずらしくない人々の暮らしを丹念に描いて、映画でしか味わえない珠玉の世界を創造してすばらしい。
本作にしても、都市の生活に疲れ果てた有名人が純朴だが現代的な問題を抱える人々との交流を通して自分を取り戻していくというプロットはめずらしいものではない。
本作が人々の心を打つのは、やはりその音楽があってこそだろう。
『スウィング・ガール』は未観だが、“つたない音楽”を武器にした名作は古今少なくない。バンド映画の最高作と信じるA・パーカー『コミットメンツ』や、つたないとはいえないが味のある素人演奏が見事な効果を産んでいたマーク・ハーマン『ブラス!』などが思い出される。多分『スウィング・ガール』の元ネタと思うが、テレビでも数年前にみた小曽根真が高校生のジャズバンドを指導する日本テレビのドキュメントもそんな感じだった。一方、上質なエンターテインメントが売り物のアメリカ映画では、つたなさが魅力にはなりにくいのだろう。
本作にしても、DVや子どもの頃の人間関係といったエピソードはどちらかというと映画からきこえてくる音楽のために語られているといっていい。ちょうどひとりひとりの歌声を重ねていくように。
ダンス映画やスポーツ映画が肉体がついてしまう嘘を覆い隠すためにCGに走るのに比べ、つたなさも味になる音楽は映画向きに思える。ダンス映画も、例えば『ベルリンフィルと子どもたち』のようなドキュメントではリアリティがあるから、理由はほかにあるのかも知れないけれども。
そして本作のラストシーン。丁寧に人間関係が描かれた後でいい表情と音楽があれば、それだけでいい映画になるということが、登場人物の歌声と同様高らかに、そして力強く歌われる。

2月2日 伊勢崎MOVIXでOB・Y君と

(BGVは韓国:トーゴ。韓国力強い。そういえば、スウェーデンはサッカーも強いが、あのメンバーで点が取れなかったのが心配)
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梅雨寒の毎日も、おだやかな熱気にあふれて

2006-06-12 16:37:32 | 週間日記
先週日記で10日連続の自己新記録達成。
今夜はあまり関心のない日本代表の出番ですが、ずっと応援しているのは小野と柳沢です。

5日(月)よく働く
6日(火)夕、深谷・餃子一番に行くが終わり、餃子食べたいので、川本・美華に行くが休みで、では味噌ラーメンと大麻生・ちんちん亭に行くも休み。以前にも火曜にこのコースをたどった気も。憶えておこう「火曜は南に下るな」。結局、川本・福家というので凡庸な味噌ラーメン。大雷に濡れなかったのは幸い
7日(水)朝にフジロック05漸く見終わる。塾内紛失で延び延びだった塾集金袋をエクセルでつくるも、プリントうまくいかず結局ダイソーで見つけた既製品を購入
8日(木)朝からよく働き、合間ブックメイカー登録に尽力。夕、中継業者からたどたどしい日本語の電話あり、見事入金成功。思わず右手上げる
9日(金)夕、上柴・喜楽でタンメン。前週28万馬券を当てたOB・T君登場。甥が帰還
10日(土)昼、撮影。中学校勤務時代の者どもに多数会い楽しく仕事。晩、同級生M君宅へ
11日(日)昼、撮影。競馬は全然当らなくなってしまった。夕、クロネコヤマトに行き、餃子が食べたくなって餃子一番~美華とやっていなかったので藤沢・かどいちでラーメン+餃子、む。塾に行って作業、OB・M君が来る

W杯につきサッカー観戦記録はよくわからなくなった。ちゃんとみたゲームは少なく、ドイツ50%、イングランド100%、スウェーデン10%、アルゼンチン60%、オランダ50%、ポルトガル60%。HDにたまったのをもういいかというところまでみて次のゲームに移り、残りは仕事の後ろでというパターンが発生しそう。

ねこでは、8日(木)朝に近所を通った同級生M君から家の前でねこがひかれていたというメールあり。みに行くも1時間くらいというのに見つからず、白いねこというので何度かブログにも登場のはちのじかも。その前夜は寝てるところに来て、ちょっとなでて寝返りのため動いてもらった記憶あり。確かめようはないが、帰って来るといいのだけれど。
と思ってたら、またしてもお腹が大きくなっていたティーが、子ども咥えて机下に引越し。げっ。
ちょうちょ母子その他もいて過密状態の机下は、梅雨寒の毎日も、おだやかな熱気にあふれて。

(写真は単に箱の上で寛ぐギャオスの如き1歳タヌーと春生まれ暫定名かおまる。確か母子ではない。BGVはオランダ:セルビア・モンテネグロ)
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イングランド、アルゼンチン登場のワールドカップ2日目レビュー

2006-06-11 23:55:11 | スポーツ
ついに9日連続更新のタイ記録達成。
今日も2日目でイングランド、アルゼンチンが登場したW杯です。

2日目のカードは全部みたかったがそうもいかず、イングランドだけ生、スウェーデンはちょっとだけ録画をみて仕事に出かけて結果をきき、アルゼンチンはオランダ戦を生でやっている現在つけてます。

まず、同級生M君宅でみたイングランド。
やっぱりベッカムというのは魅力的で、M君奥方Yさんも「やっぱりカッコイイ」と大喜び。シーズンの終盤あまりよくなかった感じだったので心配だったが、やはり7番を背負うと違う。何とも楽しそうにプレーしているのがほほえましく、こういうのをかわいい男というのだなと改めて納得。オウンゴールからベッカムのゴールになったというのは、いい判定と思う。開始3分でドイツの7倍500円は露と消えたが、破ったのがベッカムなら惜しくない。
どうも遠慮がちなジェラード、ランパードもどんどんミドルを打ってよし。あとはルーニー待ちで、若造秘密兵器はどこで使うのか。
ただ、ブラジル、イタリアのような息の抜き方をしない点は心配。まあ、そこがいいところなんだけれど。

今前半が終わったところのアルゼンチンは、何といってもサビオラがゴールしたのが嬉しい。苦労の甲斐があったなウサギ君。
とはいっても、リケルメに頼り過ぎの展開は苦しい。リケルメ自身はビジャレアルで慣れてるだろうけど、欧州のしっかりしたDFに囲まれてどうか。絶対アイマールを活かしてほしい。
万全でないメッシはもうちょっと待つとして、やはりテベスがみたい。それにしても前線はすごいあまりようだ。
さらにキャプテン、ソリンはやっぱりおもしろい。ビジャレアルでも代表でもやりことは変わらないが、彼のプレーをみて“レフトリベロ”という概念を思いついた。

なお、昨日いったんエクセルからつくったのをテキストにコピーしたがうまく反映されなかったので、テキストで打ち直した予想TM表を以下に。

今、アルゼンチン:コートジボアール、後半がスタート。やっぱりアイマール、テベスはいないぞ。

GER\               /ENG
  GER            ENG
SWE/ \          /  \POL
    ARG       ENG
ARG\ /  \     /  \ /POR
  ARG            POR
MEX/      [winner]      \NED
       ARG-ENG-ENG
CZE\              /BRA
  CZE            BRA
CRO/ \  /     \  / \ITA
    CZE       BRA
FRA\ /          \  /ESP
  FRA            ESP
UKR/               \TOG

追記)やっぱりずれたけど、わかるからOK
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ワールドカップを予想する。Final は ENG:ARG

2006-06-10 10:28:11 | スポーツ
ついにW杯開幕で8日連続更新。クローゼってのも、なかなかやるものだ。
今日は各方面に提出した予想です。プレイヤープレビューはまた後ほど。

関係事務所のトトに参加。ここはポイントをつけて勝つと加算されるルールです。
上位16は、

32イングランド、31アルゼンチン、30チェコ、29ブラジル、28フランス、27スペイン、26ポルトガル、25ドイツ、24オランダ、23スウェーデン、22イタリア、21メキシコ、20クロアチア、19ポーランド、18ウクライナ、17トーゴ

基本応援する順。ブラジル4位は「強いといわれる時ほど勝てない」というジンクスと、やはり多少メリハリをつけないとほかの人には勝てないということで。

ほか、直前にやっと、初めてブックメイカーに送金でき、イングランドとアルゼンチンに2000円ずつ、チェコに1000円、優勝でベット。ほかにカン違いで500円入れたドイツの「fastest goal」。6分だったので一週間楽しめます。

決勝はイングランドと、アルゼンチンかチェコで。

(BGMはもっとも英国らしいミュージシャンということでポール・ウェラー "as is now" 。でもサッカーに関する発言は読んだことがない)
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ドイツ大会直前に8年前に思い至った“ワールドカップ実存主義”について記す

2006-06-09 08:45:06 | スポーツ
快調に更新を重ねこれで7日連続。達成感とともに調べると7日間はこれまでに2度あり、最高記録は9日間でした。こういう記録調べも、ちょっとW杯のようです。

“ワールドカップ実存主義”とは、8年前の98年、フランス大会の終了時にたどり着いた個人史で重要な“感覚”のこと。この時を境に私の毎日は、ほんの少しだけ変わりました。
またとてもくだらない話ですが、おそらく今日が、記すのにもっともふさわしい日ですので。

憶えていてよさそうなのはマリオ・ケンペス大活躍の78年アルゼンチン大会からだが、ディープ関東平野の農村に暮らす中3だった当時、野球や、洋楽ポピュラー、日本のフォーク、『宇宙戦艦ヤマト』などで満ち足りていた私は、地球の裏側でそんなことが行われていたとはまったく知らなかった。
82年スペイン大会は浪人生。ほとんどサッカーはわからなかったが、心ある周囲の者どもが騒ぐので、「レ・ミゼラブル!」の名実況で知られ、史上ベストゲームの呼び声高い西ドイツ:フランス戦はみた記憶があるものの、選手についてはジーコやプラティニくらいしかまだわかっていなかった。
マラドーナのための86年メキシコ大会は大学4年。教育実習で実家に帰っていたダメ学生になっていた私は、毎晩朝まで飲む日々から突然、いつもは寝る時間から中学生の朝練習につき合ったり午後もノックをしたりという一般の子どもまみれの毎日で、とても“神の子”をおがむ余裕などなかった。自転車で田んぼ道を帰りながら、ニュースで少しみただけの地球の裏のビッグイベントについて、中1男子と少し話した記憶だけある。
そして90年イタリア大会。臨時採用教員として中学校に勤めていた私は何もわからぬサッカー部の顧問になっていた。もちろん『サッカーマガジン』などを愛読する者どもと前夜のゲームについて話をしたり彼らにビデオを貸したりすることはあっても、マラドーナの指図にPK戦で敗れたイタリア同様、翌月に控えた自校開催の公式戦に向け、テレビの中の芝とは様子の違うそこらの土のピッチで、後のナカタと同年代で将来のW杯を夢見る坊主頭どもがボールを蹴るのにつき合って笛を吹いたりしていた。
だから、いまのようにW杯が楽しめるようになったのは94年のアメリカ大会が最初である。すでに零細塾自営+編集・執筆生活に入っていたため、昼間“リベロ”という立場と、弟と屋根に登ってマウントしたパラボラアンテナを最大限に利用して、決勝TMはほぼ全ゲームをみるほど。なおある物品雑誌のユニフォーム特集で仕事をやらせてもらったこともあり、この大会ではプレイヤーの名前もずいぶん知るようになっていた。
とはいってもこの頃までサッカーは、私にとってフィギュアスケートや柔道のようなもの。4年に1回の特別な季節だけ燃え上がって、あとは遠い世界だった。
だが、Jリーグやフジ+ジョン・カビラの『セリエAダイジェスト』などが始まり、塾のサッカー少年たちとストイチコフやフリット、バティステュータらの話もする機会も増えてきた。
そして、『ラ・マルセイエーズ』が響き渡った98年フランス大会。ジダン、ロナウドはいうに及ばず、4年越しのPKを決めたバッジョの溜飲、4年後の宿題を自らに課したベッカムのラフプレー、大統領になるのかチラベルト、そして史上屈指のオルテガの狼藉……。忘れられぬマロニエの季節の彩り。

さて、選手たちが次のW杯に向けて動き始めた時、経験したことのなかった愉しさに酔いしれながら35歳になろうとしていた私は、4年後の日韓に思いをめぐらしこう感じた。
「いったいあと何回W杯をみられるのだろう」

マラドーナ大会の前年にくも膜下出血で死んだ母は当時48歳。何の根拠もないが、人生80年時代といわれる中、母と同じくらいで命が終わることは十分考えられる。
では、大雑把に50歳で死ぬとしよう。とすれば63年生まれの私が生きるのは2113年頃まで。2006年のドイツは大丈夫だろうし、当時まだ決定していなかった2010年の南アフリカもOKか、しかしその次はわからないではないか。
その時の驚きといったらなかった。だらだらと続くかと思っていたさえない私の一生も、あとW杯3回か4回でなくなるかも知れない。アメリカからフランスまでの時間を考えると、W杯3、4回なんてあっという間だ。

一生が短く思えたのはこれが初めてである。それまでもポール・マッカートニーよろしく "Life is very short" と歌うことはあっても、それがリアルになったことはなかったと気づいた。
そして思った。こりゃおちおちしてられない。例えば、この本はもっと後になって読もうとかいってると生きている間に読めないかも知れぬ。人生にくだらぬ時間を生きている暇なんかないんだ。うっかりしてた。いやー、気づいてよかった。

とその時、ハイデガーの「時間は投射するものであり、同時に投射されるもの」という一節が頭に浮かんだ。そうかこれだったのか、80歳までと思って生きるより、50歳で終わると思って生きる方がずっといい。実存主義とはこういうことだったのか。
まったくの誤読かも知れないがそれはそれ。この時まで実存主義にしても、ただわかったような気がしていただけだったのだ。
マルティン・ハイデガーもドイツ人、今回のドイツ代表キャプテン、ミヒャエル・バラックもハイデガーも、何と偶然にも私と同じ誕生日である。もっともこっちは日本人だが。

はっきりいってこの時までの私は、自分がいつまでも死なないでいると思っている子ども同然だった。もちろんいつか死ぬと知ってはいたが、からだで実感はしていなかったのだ。最近小浜逸郎が「大人とは自分がそのうち死ぬことをわかっている存在」と書いているのを読んだが、その通りだと思う。

この、あとW杯3、4回という考えは自分のものとなり、古い友人と酒を飲む時に話したり、わけのわからぬことを抜かす若人どもに時々、「おめえら、自分がずっと生きてると思ってんだろう」とまくしたてたりしている。やつらもそんなことをいわれて困るだろうが、こういうことはいわないよりいっておいた方がずっといい。
そして、学生時代にK君がいっていたのの影響で老後にと思っていた三島の『豊穣の海』四部作をすぐ買いに行ったし、映画はその作家の重要な作品からみるようになった。そんな小さなことだが、私にとっては大きな変化だ。

いよいよ日本時間の今夜、フランス以降2回目のW杯が始まる。
詳しいことはまた後ほど。この地上最大の祭典を彩る神々の恵みについて、書きたいことは山ほどある。
今はまず、無事06年ドイツ大会をテレビの前で迎えられることを喜びたい。
そしてこの1ヶ月、本当はいつまでもいてほしいチームがピッチを去っていくのを、感謝の気持ちとともに見送る愛しき日々をじっくりと味わいたい。
生きることは愛するものを失うことであり、つまり私の“ワールドカップ実存主義”とは、失いつつ愛することを愛し生きることである。

(BGMは98年の発表のものを探し、私にとって97年の radiohead "OK, computer" と並ぶ90年代最重要アルバム、ブラジル・バイーヤ出身 carlinhos brown "omelete man"。これをきいた時の衝撃からもう8年とまた驚く。radiohead の英との決勝がみたい。カテゴリーは「身のまわり」のような気もするが、W杯なので「スポーツ」に)
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「冷静」という意味でクール~フランツ・フェルディナント2nd

2006-06-08 12:52:48 | 音楽
よし、6日連続更新。半年前シリーズ、今日は音楽です。

Franz Ferdinand "You Could Have It So Much Better"

【introduction】
1stが売れに売れた英期待の若手の2nd。
いきなり武道館単独で今年のフジではDAY1のメインだそう。J-WAVEの日曜では1位にもなりました。

【review】
名前は知らんが、何度かテレビでみたヴォーカルの顔が思い出されてしまう。やたらとさわやかニコニコ顔で、首を振り振り歌い上げ。いまどきみないタイプだ。
確か「若い子がダンスしたくなるような音楽がやりたい」などと発言していたと読んだが、なんかこうすべてが計算され尽くした若手アーティストといった印象がある。
おなじみの歴史の教科書で有名なオーストリアの皇太子からとったグループ名、1stから一貫したスリーブデザイン、そして過去のポップ遺産からいいとこ取りという印象のサウンド。さわやかで明るくバカらしいのに、なぜだか息詰まるかっちり感がある。
やってることは1stとほとんど変わらない。学生時代はロック研所属で米ミクスチャー好きのOB・R君も愛聴しているらしく、若手にもうけがいいのだろう。
だが、何度きいても記憶に残るものは少なく、さてどういう曲があったんだっけと思いつつ、たまにきくとああこの曲だった、かっこいいじゃねえか、よくできてるなあと思い出し、きき終わったら、さてどんな曲だっけの繰り返し。
くろやぎさんとしろやぎさんのようなこういうきかれ方をポップスというのなら、ある意味一流のポップスなのだろう。最近よく使われる「かっこいい」という意味でなく、「冷静」という意味でクールにつくられた一流のポップス。
大概こういう策士は3枚目で大きく変わるものだが、あんまり変わらないようにも思うのでラジオできいてよかったら買おう。

05年11月5日聴。アマゾン、マーケットプレイスで個人の方から購入
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世界は“戻れる”か~藤田紘一郎『パラサイトの教え』

2006-06-07 10:40:12 | 読書
原稿も書かねばですが、ラピッドライティングのトレーニングに5日連続更新。これまた半年前の読書です。

【introduction】
寄生虫学の立場から「超清潔思向」に真っ向から食ってかかる著者の発言は、新聞などで読んで注目していました。著書は初めて。

【review】
たまたまブックオフで見つけたので買った文庫版だが、茂木健一郎氏の著書に続き選択ミス。おもしろくなくはないが、インドネシアにばかり焦点が当てられていて著者の全体的な考えには触れられなかった。

とはいえ、第2次世界大戦直後の日本人の大部分には回虫がいたとか、寄生虫がいなくなったからアトピーなんかも出てきたんだという部分には納得。もしそうなら、生き物というのは何と不思議なものだろう。

世に少なくない「はだしの教育」のようなものも、きっと著者のような思想も取り入れられているのだろうが、ひょっとしたら私たち現代日本人もさまざまな“自己選択”の1カテゴリーとして、「きれいにするかどうか」を選ぶべき時代にたどり着いたのかもしれない。
もし寄生虫が本当にアレルギーに有効なら、乱暴なようだが学区に関係なく小学校を選ぶように、健康のために“きれいでない環境”に入るという選択が考えられていいのではないだろうか。臨床データがあればぜひみたい。

ここでも、世界は“戻れる”か、という問題を考えなければいけなくなる。
先行きの見えない時代でノスタルジックな共同体再生論もよくきくが、“進んで”しまった世界を人間は戻すことが可能なのだろうか。

不確かな根拠ながら、私は世界はもとのかたちには戻らないと思っている。養老孟司氏がいうよう社会が脳によってつくられたものなら、脳が戻るのでなくあるものの上に積み重なっていくことのアナロジーとして、世界は決してもとと同じには戻らないだろう。
だとすれば、もとのかたちをもう一度つくるか、ヒトにとってふさわしいまったく新しいかたちをつくり出すしかない。共同体にしても、身体環境にしても。

とはいいつつ、これだけ清潔化した社会の一部に不潔を築くということ、つまり“人工的な不潔社会”が、具体的にどういうことかはまったくイメージできないのだけれど。ビオトープとか、テーマパークみたいになってしまうのだろうか。

05年11月17日読了 ブックオフで購入

(BGMは「不潔」といって思いあたった90年代のグランジの名盤、ニルヴァーナ "never mind" 。この前、WOWOW のリーガ・エスパニョーラ総集編できいたヒップホップ版もよかったが、"smells like teen spirit" というのはやはり名曲。といって、ほかの曲はほとんどきかないのだが。ところで、アルバムタイトルはどういう意味だろう)
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“わかりようのなさ”と“わからないようのなさ”の間で~アン・リー『ブロークバック・マウンテン』

2006-06-06 10:17:40 | 映画
快調に4日連続更新。今日は4月にみた映画です。

【introduction】
アン・リー監督が05アカデミー監督賞を受賞。同性愛の純愛ストーリーということで話題になりました。

【review】
一体この映画は10年経つと、どんな風に語られるのだろう。
作品賞の『クラッシュ』が時間とともにつまらない映画に思えてきたのに対して、本作は思い出すほどに美しくなっていく。いい映画とはつまり、そういう作品なのだと思う。
もともと隅々にまで気が行き渡るアン・リー作品は好きだった。
やはり同性愛もので、カルチャーギャップを仄かな笑いで包み心温まる家族ものに変化させる過程が見事な『チャイニーズ・バンケット』、やはりカルチャーギャップが老いらくの恋の複線として効果的で,活劇にまで広がった構成がおもしろい『推主』、なんか事情の違う『グリーン・ディスティニー』さえ、もののけ姫が実写になったようなチャン・ツィイーの扱い方はチャン・イーモウのアクションよりずっとよかった。
アン・リーの視点には微妙な対象に向かいながら近づき過ぎず批評眼がぶれないでいる、抱きかかえつつ突き放すというすぐれた映画監督の資質そのものといえる。
そうした手法で描かれる1960年代アメリカ片田舎の同性愛。60年代生まれの日本人には時代背景にわからない部分はあっても、テーマそのものが普遍的だからわからないようがない。
多くの観客は性別に関わらず、主人公らの妻たちの立場で本作をみるのではないか。
そこで良識からは外れつつこの世でもっとも美しい世界を生きる主人公たちのブロークバックバック・マウンテンに嫉妬しながら、イニスの釣り道具に思いをぶつけるアルマの苛立ち、暮らしがすさむとともに見かけだけ華やかになっていくジャックの妻ラリーのさみしさを体験する。
そしてそんな風にリアルな彼女たちの良識のシーンが消えると、ズーチャッチャ、チャーン、チャーン、チャラチャーン、とワルツに乗って画面上に広がるブロークバック・マウンテン。「ウィスキーの川が流れていて……」というラリーのセリフはパラダイスに決して行くことのなかった悲しみに満ちていて、同時に見守る観客には画面の上でそれを目にはできるという映画というスタイルの奇妙をまざまざとみせてくれて見事だ。
そしてブロークバック・マウンテンの二人の、観客にはどうしてもわかりようがない気持ちのぶつけ合いの数々。それは観客の単純な共感を遠ざけ、映画的な謎を謎として残したまま、ズーチャッチャ、チャーン……と美しい稜線だけを心に刻むことになる。
“わかりようのなさ”と“わからないようのなさ”。その間で揺れ、心にブロークバック・マウンテンがほしくなる、どこまでも映画らしい2時間ちょっとの夢。

4月13日 伊勢崎MOVIXにて
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梅雨がこんな日ばかりなら少しは雨も

2006-06-05 17:51:24 | 週間日記
今週は早くもの先週日記です。

29日(月)深谷・餃子一番でラーメン+チャーハン~中学生テスト勉強~夜、OB・I君がTOEIC勉強をしているというので思いついたNHK『英会話徹底トレーニング』というのをテキスト買って聴。けっこうおもしろい
30日(火)朝、新譜CD、Iron & Wine, Calexico "in the reins" 初聴。実に“らしい”コラボレーション。昼、仕事。夜、同級生M君宅で大飲み
31日(水)朝、新譜CD、The Flaming Lips "At War with the Mystics" 初聴。やっぱりいいバンド。昼、仕事。夜、塾にOG・Sさん現る。OB・F君もパソコン代を払いに
6月:
1日(木)午前から池袋に取材出張。終了後、同街・屯ちんでラーメン。完成度は高いと思うが、好きかどうかといわれれば。その後、映画『隠された記憶』をみに渋谷にいくも、愚かにも映画館を間違え間に合わず帰る。早かったので陽のあたる冷房の高崎線で睡眠。いい眠りだった
2日(金)朝から仕事、夕、同級生M君と高崎シネマテークでクローネンバーグ『ヒストリー・オブ・バイオレンス』。なかなか。よく確認していかなかったのでなかなかたどり着かず。前日と合わせ、下調べの甘さ露呈。帰りはM君宅で少し飲みM君製作の牛スネ肉カレー
3日(土)昼、撮影。塾OG・Sさんとお母さんに久々に会う
4日(日)昼、撮影。帰りは空腹で籠原・福龍大盛醤油ラーメン。競馬今週も当らず

阪神戦をBSでよくやっていたのでみましたが、やっぱりおもしろい。海の向こうの縦じまが、55番のケガでみられなくなっているだけにこの充実ぶりはうれしい。
サッカーは昨夜スカパー無料放送でチェコ、ブラジル、オランダなどを少しずつ。しばらくぶりにみるとやっぱりサッカーおもしろい。
いかに相手がぬるいとはいえ、チェコのワンタッチプレーの連続に驚嘆。やはり優勝候補上位か。

先週は暑い日が続きましたが、今日は晴れているのにからっとした秋のような一日。過ごしやすいのはいいけれど、おかしな天気続きです。
梅雨がこんな日ばかりなら少しは雨もこいしくなるのかも知れません。

(写真は涼しいのか室内最高点、棚上、昔のシングル盤が詰まったキリンビール箱上で眠る暫定名かおひろ。顔がひろいのはともかく、からだも昨年生まれのやつらでも最大になっています。BGMは先月購入の3枚でもっとも気に入っているフレーミングリップスの新譜。懐かしい感じのシンセ多様の音は分厚いのに、なぜかきき心地は苦しいくらい涼やか。ビーチボーイズみたいになってきました)
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ユア・“ネ”ヴァー・チェンジング・ムーズ~ポール・ウェラー"As Is Now"

2006-06-04 22:13:13 | 音楽
今日は昼間疲れたので、シャワーを浴びてこれでいったん寝てから原稿に。
上原:西口のヒートピッチングに打たれ、録画の阪神:ソフトバンクには現実を思い出させられ、なぜか眠れないので書きかけだった半年以上前のCDレビューを。
そんなに前にきいた音楽についというのもへんですが、ルール無用の虎の穴を見習ってまあ書きました。

【introduction】
元・ジャム、スタイル・カウンシルというのが適当かどうかの、英国ロック最重要人物の一人、ひと呼んで“ウェラー兄い”が発表した集大成アルバムということで、『ミュージックマガジン』05年英ロック1位ほか大いに話題に。キャリアベストの声が多。

【review】
すみません。まずは個人的愚か者時代の話から。
スタイル・カウンシルの1stが出た20歳そこそこのその冬、私はジャケットのウェラーよろしく、ステンカラーコートにジーパン、革靴という組み合わせで過ごしていた。
さすがにシルクのスカーフを巻くまではできなかったけれど、くだらぬ毎日を過ごす貧乏学生に、パンクスピリットを忘れたと轟々の非難を浴びたロンドンのロック貴公子がニセモノ感たっぷりだけれど豊かで楽しさに満ちたサウンドでおしえてくれたのは、本当にかっこいいとはどういうことかとか、磨かれたセンスがあれば空気さえ美しく香るとかいうこと。調子に乗った愚か者は、"my ever changing moods" の歌詞を書いてアパートの壁に貼り、maj7 進行の曲をつくったことさえあった。

それからのスタイル・カウンシルは限りなくソウルミュージックに近づき、ソロになってからはいろいろやっているように見えて彼なりの“硬派”サウンドを中心に置いてきたように思う。そしてその核になるのは偉大な先達への真っ正直なリスペクトで、それこそがウェラー・ミュージックの真髄なのだ。

そして "As Is Now" 。このすばらしいタイトルに、もう一度ウェラー・サウンドの魅力は何なのかと考える。

とくに近年のウェラー・タイムはこうだ。ガガン、ガガーンとギターが鳴り、ウウウ~とウェラーが唸り、律儀なアルペジオがそれにからみつつ高まっていく。そういう時間を過ごすためにきいている、そんな気がしてならない。
"heavy soul, pt1" の荒くれるイントロ一発、"band new start" の今時珍しいヴォーカルパートと同じギターソロ、"wild wood" の硬派な高まりの後のセンチメンタルな完結コード、カーペンターズ+バカラック "close to you" の、レノン "don't let me down" の、あっけに取られるソウル消化など、いくつもの幸福なウェラー・モーメントが思い出される。
その魅力は、いってみれば目新しいことは何もないのに心つかまれる、阪神・濱中の内角打ちのようなものかも知れない。

この最新作はどうだろう。
新しい局面があるわけでなく、いつものウェラーがさまざまな角度からきけるだけ。そのあたりが同年代で同じように精力的な作品を発表し続けているのに、常に新しい面をきかせるエルヴィス・コステロとの違いにも思える。だが私には、そのどちらがいいとはいいかねる。

どこへ行くのかウェラー。
どんな音であろうと、あなたの音ならきっと魅力的で、ああ、やっぱりウェラーなのだと心震わされることだろう。
もうすぐ出るライブもきっと買ってしまうな。

おっとアマゾンでディスコグラフィーを見ていて思い出した。"home and abroad" のジャケ写。あの綿パンの折り返しは、“着こなし”ということのすべてを物語っていると思う。
そういえば、けっこう前の『ブルータス』映画特集で、甲斐よしひろがスタイル・カウンシル時代のポール・ウェラーのフレンチ・アイビーの出典はテレンス・マリック『天国の日々』のサム・シェパードではないかと語っていた。いろんな意味で意外。

05年10月28日聴 アマゾンにて購入
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からだを伸ばすくらいでやり過ごせればいい

2006-06-03 11:58:04 | 週間日記
忙しい日々で更新ならず。もうすっかり先々週日記です。

22日(月)夜、塾に大学生F君登場。パソコンが壊れたというので、ヤフーオークションで中古品入札
23日(火)打ち合わせで高田馬場出張。行く前、駅で天ぷらうどん。久しぶりに会う人々に初めて会う子どももいてなごやかな数時間。帰りに同街・純連で味噌ラーメン。札幌には行ったことがなく本店は知らぬが、味噌ラーメン特有の洗練しきれない何かをうまく活かしていてこれはよかった。中央進出で、そういう部分が失われる例は多いだろう。~帰って高校生R君のテスト勉強
24日(水)原稿~塾~原稿とよく働く。仕事しながらになったが、以前に上野駅内で買った500円2枚組CDジャンゴ・ラインハルト聴了。安かったが十分楽しめた
25日(木)朝から働いた後、夕は同級生M君と伊勢崎MOVIXで『アンジェラ』『ブロークン・フラワーズ』の2本立て。後者はおもしろかった。間、同街・風っ子大将で雷ラーメン2番。いつもながらやまと芋は見事
26日(金)散髪に行き、美容師IさんとW杯の話。塾でゆっくり新聞など読み、原稿も進める。帰り、ベルク水タンク忘れとねこどものえさがなくなったので、2度行ったり来りの体たらく
27日(土)朝、red hot chili peppers "stadium arcadium" 聴了
昼、撮影~山田うどんで天ぷらうどん+たきこみご飯。後者はまずかった~夕、中学生のテスト勉強~夜、原稿とよく働く
28日(日)昼は買い物後に競馬。エイシンテンリュー不発で四捨五入含む万馬券ラッシュ4週で終了。夕、電話取材~テスト勉強~帰って力尽きたか早々寝てしまう

火曜だったか、かなり巨大化していたちょうちょがついに出産。たんすを開けて服の上を占拠していたのでこれは大変と出しました。そのためか、母ちょうちょ、少しの間世話しなくなり1頭死んでしまい埋葬。むう。
これまで机下にいたヒダリ母子引越ししたので、そこにちょうちょ母子住みつきました。ちょうちょ、自分以外の子も、何名かをなぜか外にいると基地に連行。前にタヌーもそうでしたが、脱出してはまた咥えて基地入りの繰り返しは、何やら一所懸命でみてて飽きません。

サッカーが終わり、W杯前の親善試合も時間がよくわからないのであまりみず。
おかげで阪神戦は録画してよくみるし、風呂上りは買ったCDを下したり、HDに長く入りっぱなしでそのままだったライブ音源、たとえばフジロックを“消化”したりバラエティに富んだ活動が可能。やはり、来シーズンはもう少しサッカー観戦を控えるべきか、とも思ってしまいます。

おかしな天気続きですが、今週は暑い日も何日か。ねこどもも、からだを伸ばして対応しています。
まだ車の他は冷房は使っていませんが、本当は人間も暑さを、からだを伸ばすくらいでやり過ごせればいいのですが。

(写真は棚の上、部屋内人気ナンバーワンポジションのオディールと、2月ティートリオの1名暫定名さん。オディールが振るしっぽに暫定名さんがからんでいます。
BGMはようやく3日目の半分近くまでみた、フジロック05の録画で今はブンブンサテライツ。本当に途切れ途切れでよく憶えていませんが、こんなかたちで復活のポーグス、こんなことをやっていたのかのジュリエット・ルイス、こんなやっぱりいい曲だったの『東京』がきけたくるりなどが印象に。ソウルフラワー・もののけもよかったな。夏が近づき、2年休んだので今年はフジロックに行こうと決意する梅雨の始まり)
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