先日仕事の研修会で
という長野市内にある納豆やさんの工場見学に行ってきました。
昨年、村田商店さんの見学会に誘われ、行きたかったのですが、仕事で行けず
今回は研修会として私が企画し、社長さんにお願いして見学させていただきました。
まずは工場見学
洗浄、浸漬された大豆が蒸しあがった豆をいただいたのですが、大豆のねっとり感と甘味と本当においしいお豆でした
大豆にかける納豆菌も飲ませていただきましたが、無色透明で納豆の味はもちろんせず、発酵の過程であの納豆の味になるんだと実感。
↓の三角形の納豆は経木に入っているのですが、経木を手作業で折りたたみ、そこへ煮豆を充填している作業を見させていただきました。
手作業で行われていることに感激しました
←経木入りの納豆
そのあと発酵室で温度管理するのですが、これもただ機械まかせではなく、季節などにより温度を変えたり、職人技を感じました。
工場見学の後は、大豆保管倉庫を見せていただきました。
大豆は安曇野の浜農場のもので、原料大豆の厳選も、社長さんが大豆農家さんとコミュニケーションをとりながら作り上げてきたそうでです。
一通り見学させていただいた後は、お話を聞いたり、質問をさせていただきました。
今回見学の狙いは、発酵食品そのもののよさと、地産地消を通した食育ということです。
3月まで子供の施設で働いており、食育に取り組んできましたが、まずはしっかり食べようというところからで、食材へのこだわりというところまでいきませんでした。
特に子供には安心、安全なものを食べさせてたいと思っても、学校給食を含め、栄養士1人でがんばっても、給食費は削られ、人件費を考えても、安心、安全と思って子供たちに食べさせることができるものは本当に少ないと思います。
食育と叫ばれている中であっても、行政、施設運営にとって、食に関する費用は削減されていく気がします。
これは家庭においてもいえることで、雑誌でも食費をいかにやすくするかということが取り上げられますが、無駄なく節約はわかりますが、大量生産でただ安いものだけ買い、その一方で安いからとたくさん買って無駄にするというこがあるんじゃないかなと思います。
実は村田商店さんの納豆は我が家ではずっと食べていて、大ファンなのです
今回見学させていただき、社長さんの大豆からのこだわり、そしててまひまかけて作られている様子を見させていただき、大豆1粒無駄にはできないと心からそう思うことができました。
そして我が家の子どもたちにはまず伝えました。
てまひまかけて作ったものを無駄にはできないという気持ちを子供たちに伝えていけたらなあと今回の見学を通して感じました。
←いつも食べてます
そして良い食品つくりの会についてのお話があり
良い食品の4条件
1なにより安全
2おいしい
3適正な価格
4ごまかしがない
良い食品を作るための4原則
1良い原料
2清潔な工場
3優秀な技術
4経営者の良心
とあり、村田商店さんはこの会員だそうです。
ほんとうに良い食品を作ってくれる会社が増えてくれるように、私も自分のできることを少しづつしていきたいと思います。
今回長時間にわたり、見学そして説明してくださった社長さんはじめ村田商店の皆様に感謝です。
栄養士としても、個人的にもとても有意義な1日となりました
どうもありがとうございました