プカプカプク日記 ~Life is Trip~

週末の食べ歩きや国内・海外旅行記など
お出かけ日記を中心に気ままにお届けいたします 
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護られなかった者たちへ

2021-09-01 | プクニの本棚
『護られなかった者たちへ』中山七里/NHK出版(2018/1)

仙台市の保健福祉事務所課長・三雲忠勝が、
手足や口の自由を奪われた状態の餓死死体で発見された。
三雲は公私ともに人格者として知られ怨恨が理由とは考えにくい。
一方、物盗りによる犯行の可能性も低く、捜査は暗礁に乗り上げる。
三雲の死体発見から遡ること数日、一人の模範囚が出所していた。
男は過去に起きたある出来事の関係者を追っている。
男の目的は何か? 
なぜ、三雲はこんな無残な殺され方をしたのか?

誰が被害者で、誰が加害者なのか──。
怒り、哀しみ、憤り、葛藤、正義……
この国の制度に翻弄される当事者たちの感情がぶつかり合い、読者の胸を打つ!

第三の被害者は誰なのか?
殺害された彼らの接点とは?
第三の被害者は?
本当に“護られるべき者”とは誰なのか?

“どんでん返しの帝王”中山七里が、日本の社会福祉制度の限界に挑んだ問題作!~作品紹介より


コウノトリ様のブログで文庫本の紹介を見て、
図書館に直ぐに予約をいれると、
50人待ちでしたが、単行本の方は案外早く回ってきました~。
次の予約者様もいるので延長は出来ない為、素早く読了。

こちら、映画化も決まって、
宝島社文庫より文庫本も出ております。

  

私、中山七里さんのご本は読むのお初でした。
どんでん返しの帝王でいらっしゃったのですね。
社会派ミステリーと言うことで、
この本は生活保護の貧困や前科者を題材にした内容です。
途中では辛くて読み進めるのが無理かも。。
特に”貧困の匂い”って言う表現にグラグラ。。。しつつも読了。
作者の中山七里さんが、
「あなたにこの物語の犯人はわからない」と作品紹介で言われてますが、そうですね。
大どんでん返しが待っています。
でもね、登場人物が少ないので、犯人自体は直ぐ解るんじゃないかな?
ただ、そこにそう繋がるとはな、展開です。

今年の秋に映画化公開です。(10/1~)
内容が内容なだけに、超リアルな映画になりそうです。
配役もピッタリな感じ。

いったい誰を護るべきものなのか、
税金をどのように使うべきなのか、
深く考えさせられる本でした。

コロナ禍で生活保護申請数も増えているニュースを見ました。
社会福祉事務所のケースワーカーさんが悪い訳ではなく、
不正受給者が一番悪いのですよね。
それと、予算と?


さて、作者の中山七里さん、
この作者さんのご本もこれから読んでいきたい。


今日から9月ですね~。
早いわ。
2021年が後4ヶ月だなんて。。。
そして、今月誕生月で、
とうとう50代最後の年齢に←あ、年バレ・笑





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