墨汁日記

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平成マシンガンズを読んで 124

2006-11-11 18:49:14 | 

「ものすごくキチンと細かく分け方のルールを決めれば、なんだか、なんだって分けられそうな気分になってくる。それが学問だ。分け方のルールに従って分別すれば、誰もが同じ答えに導かれる大系、それが学問なのだ。
 ところが、学問って、分け方のルールがあまりに多すぎてルールを全て覚えきれない。それで多くの人は学問は難しいと勘違いする。安心しろ、学問は難しくない。分からないあんたの記憶容量が足りないだけだ。

 分け方のルールが特に理路整然としているのが、数学や物理などだ。ルールさえ覚えれば必ず誰もが同じように分ける。
 数学なんて簡単だ。全ての記号の意味を間違いなく理解して、ルールにのっとりさえすれば必ず正解にたどりつく。
 だが、数学の記号の意味やルールを覚え込むまでが大変なんだよね。
 俺なんか九九を丸暗記すんので精一杯だ。

 学生は、記号の意味やルールを疑ってはいけない。
 もちろん、新たな数学の仕方を創ろうとしている数学者なら別だろうけど。

 でもさぁ、所詮はルールだからさぁ。
 なんでだよとつい思っちゃうのよ。

 例えば『0×5=0』。
 ゼロは無い事じゃん。無いモノを5回かけるってどういう事なのと思わない。ひとつも無いミカンが5列ありますってどういう状況なんだよって思わないか?

 でさ『5×0=0』。
 5個のミカンが0列ありますって、そんな状況ありえるかっ。ちゅーかもうミカンが無いなら無いとハッキリ言ってくれってかんじだ!

 かけ算を、ミカンやリンゴの列として考えるからいけないんだろうけど、そういう風に教わったんだもの仕方ないじゃんか。
 その上に、俺は疑り深くて記憶力が悪い。
 生まれ変わったら素直で記憶力が良い人間になりたい」